奇形だった眼が肥大化して破裂したのか・・・・?
それとも、外敵に襲われた怪我の跡なのか・・・・?
・・・・定かではないが、今夜と明日の夜、旅立つはずの仔魚達が入る卵達を、彼は必死に守っていた・・・・。
そこには、人間が思うような「可愛い」だとか「優しい」だとかの甘っちょろい浮ついたものなどなく、
ただ、自分の子孫を生かせ繋げていく為にひたすら親が子供を守るというシンプルな自然の摂理があり、彼は、それを遂行する為に忍耐強く必死に守っていた・・・。
片眼になった彼を見ると、これから生き抜く事の厳しさは半端なものではない事は容易に予想出来る・・・・。
ただ、その用心深く、こちらを観察してくる様子や、そして片眼であるにも関わらず、卵を守る為に時に激しく攻撃してくる様子は感動的ですらあった・・・・。
僕らは、もちろん、生きている。
でも、僕らは、彼らほど必死で生きているのだろうか・・・・・。
そして、彼らほど輝いているのだろうか・・・。
注・モンツキカエルオの眼は奇形なのか病気なのか、大きく肥大する事があり、徐々に大きくなって破裂(?)する事があります。
その後、それらのモンツキカエルオ達は数日は見かけるのですが、知らないうちに見かけないようになります・・・・。
ダイブ・エスティバン
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