10月下旬、函館・・・。
山々は色づき始め、函館市街地から臼尻へ向かう車窓からは、日に日に染まりいく紅葉が僕らを楽しませてくれる・・・。
そして、海の中に入って行くと、豊かな海草の森に包まれ、生物達が新しく芽吹いた命達を育んでいる・・・。
函館・臼尻、海も山も、豊かで鮮やかだ・・・。
三年半前の春に訪れた時の事を思い出した・・・。
その半年後か一年後には、東側のダイビングポイント「神社前」と西側の「前浜」のどちらも潜れるようになったのだが、
その当時は、地元の一部の漁師の反対で、なかなか理解を得られず「神社前」しか潜れなかった。山々に囲まれた様な内湾ならともかく、
小さな半島の様に突き出たその場所では、1ヶ所しか潜れなければ、海況次第でクローズになる事も多くなる。
三日間滞在したその期間も、1日しか潜れず、その時に来ていた別のゲストも、潜れずに帰っていく事もあった・・・。
「前浜」側の穏やかな海を臨みながら、潜れない理由や、その事に対して解ってもらおうと何度も話し合っている事を僕に話してくれた彼に僕は、
「長明、腐るなよ・・・。」と言ったのだが、彼は「もう、腐りきってますよ・・・(^_^;)」っと言いながら明るく笑い飛ばしたものだった・・・。
今では、漁業者からも理解を得られ、彼らに対しても、彼が撮影した海の写真など交えスライドショーなどもやり、今後の臼尻の海の在り方に貢献し、ダイビングガイドの仕事も思う存分出来る。
長明を精一杯支えようとする奥方凡子(ナミコ)の頑張りも見ていて清々しく、その凡(ナミ)を気遣う長明も優しく、やはり、とても素敵な二人だった・・・。
お世話になった人達への感謝の気持ちを忘れず、己に課した約束を守り、自分の信念を貫き、正々堂々と根気強く戦った者達だけが知り残る・・・。
写真は、アイナメの卵・・・。
一体、何千個の卵を観察しただろう・・・(^_^;)・・・・・くぅ~、しかし、荷物に入れ忘れたクロ-ズアップレンズが欲しかった・・・、悔しいから、一枚目はスガモをフィルター代わりに・・・( ̄▽ ̄;)...。
ダイブ・エスティバン
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