テキストを風船のように膨らませたモデリング
今回は「smile」というテキストを風船のように膨張させた文字へ加工するというモデリングに挑戦した。結構難しくて3回目でやっと成功した。
今日のモデリングで考えておくポイントを羅列してみよう。
◎文字を膨らませるための箱(立方体)を用意する。◎テキストはメッシュに変換する。◎変換したメッシュを箱の中に収める。◎立方体とテキストにはそれぞれ物理演算をかける。◎そしてベイクする。◎再生して、文字の膨らんだ様子を確認したところで再生を止め、メッシュに変換をする。ここが一番難しいところだった。
こういう工程を経て作っていった。
まずテキストを入れた。
立方体を入れ、上面と底面を削除し厚みを付けておいた。そこの中にテキストをひと文字づつ入れた。わざと角度や大きさもランダムにした。
ここからが難しいところだ。透過表示にして、この文字を縦に伸ばし箱いっぱいぐらいにする。
ここから物理演算を使う。立方体には「コリジョン」、テキストには「クロス」をかけ、細かな設定をする。そのあとで「ベイク」をかける。
ベイクは時間がかかる。終わったら再生をする。パソコンがやる作業なのだが、不思議なことに、箱いっぱいに文字が膨張していくのである。
この後の作業に戸惑い、3回もやり直したのである。膨張するまでは良いのだが、「Smile」という文字が全く読み取れないほどのふくらみである。これを調整するコツがわからず、見当がつかなかった。3回めで、やっと発見した。
ここまで来たら後はスムーズに行けた。立方体はもう要らないので削除し、ライト設定とワールド設定をした。文字にも色を付けた。レンダーエンジンはCyclesにした。
文字が風船のように膨らんでいるでしょ。それもわざと整えない形にしたのである。最後にF12でレンダリングしたのが次の写真である。
調べながらBlenderを触っているが、毎回新しい設定やら操作方法が出てくるので、そのたびに苦労しながらやっているのであります。本当に奥が深くてそれだからこそ面白いところもあると思うのです。「沼にはまる」ってこんな感じなのだろうか・・・。