
今日は曇り時々晴れまたは雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は21℃で湿度が高く、北よりの風が吹いている。昨日降った雨で路面はしっとりと濡れていて、風が涼しく感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。今日は6時前に起床すると、インスタントコーヒーを淹れて、簡単に朝食を摂った。その後、髭を剃って顔を洗うと、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れて業務を開始した。
自宅で仕事をしていると、雲の合間から青空が広がってきて、日が射して来た。10時をすぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をカバンに入れると、出勤の支度をして家を出た。上空には大小の雲が浮かんでいるものの、青空が広がって強い日射しが降り注いでいる。乾いた北よりの風が吹いていて、風が爽やかに感じられる。秋晴れといった空模様である。
電車に乗って新宿駅に到着する頃には風向きは南よりの風に変わっていた。次第に雲の量が増してきて、日が陰ってきた。昼間の最高気温は27℃で、都心では3日連続の夏日となった。湿度が高く、ムシムシと感じられる陽気である。
時計の針は昼前を示している。職場に行く前にお昼を食べていくことにして、先日お昼を食べた新宿NSビルに向かう。涼しいビルの中に入ると、ホッとする。展望エレベーターで29階のレストランフロアに上がった。
今日は台湾料理屋「台湾創菜酒家 台北夜市 新宿NSビル店」に入店することにした。この店は、先日「うな重とウニとろろ」を食べた居酒屋「築地食堂源ちゃん 新宿NSビル店」の隣にある。
店に入り、出てきた店員に1人であることを告げると、店の入口近くのテーブル席に案内された。卓上には小さい湯呑みが重ねて置かれている他、お冷やのポットと割り箸、楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている。メニューは通常のメニューの他にランチメニューがラミネートされて用意されていた。
湯呑みからお冷やを注いでまずは1杯飲み干す。お冷やは冷たい中国茶である。立て続けに2杯飲んで喉を潤すと、少し落ち着いた。再び湯呑みに冷茶を注ぐと、ランチメニューを眺める。
ランチメニューは「今週おすすめ定食」「ラーメンセット」「お粥セット」「丼・飯セット」「数量限定」のカテゴリーに分かれていて、「今週おすすめ定食」は「豚肉と野菜スタミナ炒め」「八宝菜」「若鶏と油淋ソースかけ」「酢豚」「エビと季節野菜炒め」、「ラーメンセット」は「台湾ラーメン」「担々麺」「ネギチャーシューラーメン」「五目ラーメン」「台湾パイコー麺」、「お粥セット」は「野菜入りお粥」「チャーシュー入りお粥」「鶏肉入りお粥」「アワビ入りお粥」「海鮮入りお粥」、「丼・飯セット」は「麻婆豆腐丼」「中華丼」「台湾風豚角煮丼」「エビ入りチャーハン」「台湾焼きそば」、「数量限定」は「台湾風辛い肉みそ和えそば」「本場つけ麺(みそ味、ごま味)」で構成されている他、ランチドリンク等で構成されている。また、ランチメニューを注文するとサラダバーの料理が全て食べ放題となっている。
壁に取り付けられたコールボタンを押して店員を呼ぶと、料理を注文する。注文したのは「台湾ラーメン」である。このランチセットにはお新香とデザートが付くのだが、やはり、ライスが欲しいところである。そこで、ライスを単品で別に注文することにした。
料理を注文すると、お冷やの冷中国茶を飲む。ふと、サラダバーのことを思い出した。サラダバーは店の入口を入ってすぐ左手の棚にあり、料理が並べられている。料理を取りに行こうとして、料理がトレーに乗せられて運ばれてきた。トレーの上には「台湾ラーメン」と単品で注文した「ライス」、お新香、デザートと紙おしぼり、レンゲが載せられている。
あらためて、サラダバーに向かう。サラダバーに並べられた料理は「サラダ」以外に「冷製蒸し鶏」「豆腐のラー油のせ」「春雨の辛み炒め」「辛モヤシ」「水餃子」「豆かん」「揚げ春巻」がそれぞれ大皿に載せられている。サラダの脇にはマヨネーズと醤油ドレッシングの容器が、「水餃子」の脇には餃子のタレが入った容器が置かれている。
大皿の料理が並べられた隣にはスープの鍋とタピオカの入った液状の杏仁豆腐の容器が置かれている。鍋の中にはチンゲンサイがたっぷりと入った玉子スープが入っている。
隣の棚に重ねられた小皿を2枚取ると、料理を少しずつ載せてテーブル席に運ぶ。今回はタピオカ入りの杏仁豆腐と玉子スープは見送ることにした。
料理を持って席に戻ったところで、まずは紙おしぼりで手を拭き、「台湾ラーメン」を食べることにする。「台湾ラーメン」の麺は中太の縮れ麺で茶褐色のスープに浸かっている。麺の上には半個分の味玉と豚バラチャーシューを刻んだもの、揚げネギ、モヤシ、ニラが載せられている。
添えられたレンゲでまずはスープを掬って口に運んだ。魚介系のさまざまな旨みが詰まったスープは、旨みが重層的に混ざり合っていて美味しい。あっさりとした味わいながらも、なかなかの飲み応えである。
今度は箸を取って麺をすすった。麺はもちもちとした食感でなかなかのボリュームが感じられる。つるつるとした喉越しの麺にはたっぷりのスープや揚げネギが絡まって口の中に入ってきた。スープを吸った揚げネギはジューシーな味わいながらも、サクサクとした食感が少し残っていて、香ばしくて美味しい。スープに染み出した油が、スープにコクを与えているようである。モヤシはシャキシャキとした食感で、ジューシーなニラの歯応えに刻んだ豚バラチャーシューの旨みが絡まって美味しい。味玉の黄身はトロリとして、濃厚な味わいである。
麺をあらかた食べ終えたところで、サラダバーから運んできた料理でライスを食べることにした。ライスは小さめのお碗に盛られている。
サラダバーから運んできた料理は2皿に分けて盛り付けた。片方には「サラダ」と「水餃子」「豆腐のラー油のせ」「春雨の辛み炒め」を載せた。
もう片方には「冷製蒸し鶏」「辛モヤシ」「豆かん」「揚げ春巻」を載せている。
最初にサラダを食べる。「サラダ」はレタスとキュウリ、ニンジン、ダイコン、ムラサキキャベツをそれぞれ刻んだもので、マヨネーズを少しかけてある。シャキシャキとした食感の生野菜はみずみずしくて美味しい。熱いラーメンを食べた後なので、ちょっとした箸休めになった。「水餃子」は皮が厚くて、もっちりとした食感である。皮の中には豚挽き肉の餡が入っていて、ジューシーな味わいで美味しい。「豆腐のラー油のせ」は豆腐にピリ辛のラー油が載せられている。「春雨の辛み炒め」はつるつるとした食感で、ライスも進んだ。
「冷製蒸し鶏」はジューシーな味わいで、なかなかのボリューム感がある。「揚げ春巻」は半分にカットされていて、サクサクとした食感が美味しい。「辛モヤシ」はシャキシャキとした食感で程良く辛く、これまたライスが進む。
お新香はザーサイである。
残ったライスはザーサイで食べてしまった。
ここでラーメン丼に残っているスープを飲み干す。台湾ラーメンというと以前、国分寺駅前のラーメン屋「ふうみどう」で食べた「台湾ラーメン」を思い出す。あのラーメンよりは辛くない分、旨みが詰まっていて美味しかった。
スープを飲み干すと、サラダバーから運んできた「豆かん」を食べる。小豆で作ったらしい「豆かん」はほんのりとした甘味に豆の風味が感じられる。熱くなった体をヒートダウンしてくれるようである。
最後にデザートの杏仁豆腐を食べる。陶製の小さめのお碗に入っている杏仁豆腐の表面にはクコの実が1粒載せられていて、白地に赤い彩りを添えている。
杏仁豆腐に添えられたスプーンを使って杏仁豆腐を食べる。ほんのりとした甘味の杏仁豆腐は舌触りが滑らかで、プルプルとした食感が美味しい。杏仁豆腐を食べ終えると、もう満腹である。少々ベルトがきつく感じられた。
湯呑みに残った冷中国茶を飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って、入口のレジに向かう。支払いは現金のみとなっている。精算を済ませると店を出た。
NSビルを出ると、上空には雲が再び広がっていて、日射しが無くなってしまっていた。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行く。
午後はデスクワークである。仕事に没頭していると、窓の外はいつの間にか暗くなっていた。時計を見ると、定時を廻ってずいぶんと経っている。席の周囲を見ると、職場も少し閑散としていた。
仕事にひと区切りを入れたところで、帰宅することにした。都心は雨が降っていなかったが、新宿駅から電車に乗って日野駅まで来ると、大粒の雨がパラパラと降っている。駅からは傘を差して、帰宅した。
雨はその後も断続的に降ったようだが、深夜には止んだようである。