
今日は曇りときどき晴れまたは雨。今朝は上空に雲が広がっているものの、雲を透かすようにして青空が広がって、朝日が射し込んでいる。今朝の気温は9℃で、弱い北よりの風が吹いている。ヒンヤリとした空気が心地よく感じられた。
今日は朝2時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもと同じ時間に起床してみたものの、眠くて、少し朝寝坊をした。定時より1時間ほど前に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませる。その後、髭を剃って顔を洗い、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。
日が昇るにつれて次第に雲の厚みが増してきて、日も陰ってきた。メールのチェックや資料の確認をしている内に2時間が経過したので、テレワークの業務を終了する。端末をビジネスリュックサックに入れ、出勤することにした。
日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かう。車内は決して混んではいなかったが、席は全て埋まっていた。荷物を網棚に載せて、吊革に掴まったものの、立川駅で座ることができた。シートに腰を下ろしてうとうととしていると、電車は新宿駅に到着するところだった。
新宿駅で下車して、改札を抜けた。上空を見上げると、雲が多いものの青空が広がって日が射している。昼間の最高気温は19℃で湿度が低く、強い南よりの風が吹いていた。日射しがポカポカと暖かくて汗ばむほどの陽気となったが、乾いた風が心地よく感じられた。
今日はお昼を簡単に済ませて職場に急行する。午後は夜までデスクワークした後、定時を廻ったところで机上を整理して帰ることにした。来週月曜日はテレワークの予定は無いが、週末に備えて端末を持って帰ることにして、ビジネスリュックサックの中に端末を入れると、職場を後にした。
建物の外に出る。一見すると雨は降っていなかったが、冷たい水滴のようなものが額に当たる。路面は乾いていたが、雨が降った後のように、空気が湿っぽく感じられた。少し早足で、地下道に入って駅に向かった。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿で食べても良いのだが、知っている人に会う可能性も考えると、立川あたりで食べる方が良さそうに思えた。もっとも立川市もまん延防止等重点措置適用区域なので、飲食店の営業は夜8時までとなっている。7時までには店を決めて、入店したいところである。
中央線快速電車に乗ろうとして、中野駅で起きた人身事故や神田駅で起きたガラス破損事故でダイヤが乱れていることを知る。夕食を立川で食べるというアイデアは失敗だったかと思いつつも、なんとか快速電車に乗り込んだ。通勤快速電車をやり過ごして乗った快速電車だったが、時間が原因なのか、ダイヤ乱れが原因なのか分からないが、電車の車内は混み合っている。なんとか武蔵小金井駅で座ることができたが、電車はあっという間に立川駅に着いてしまったので、寝ているヒマも無かった。
立川駅で下車すると、改札を抜けて駅南口に出てペデストリアンデッキからすずらん通りに降りた。カフェ「ドトールコーヒーショップ 立川南口駅前店」の隣にから揚げ専門店「から好し 立川駅南口店」がある。店内は比較的空いているように見えた。そこで、今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、その前に3席のカウンター席と5席のカウンター席が向かい合うように配されている他、右手の壁際にも6席のカウンター席が配されている。店の正面にあるカウンター席は消毒液専用台になっていて、消毒液が置かれていた。店員に手指の消毒をするように案内されて消毒を済ませると、店の奥に進んだ。
カウンター卓は各席毎に仕切板が設けられている。卓上にはマヨネーズとゴマドレッシング、カットしたタクアンの入った壺の他、楊枝と紙ナプキンが置かれていて、メニューが載せられている。席に座ると、お冷やが出された。
お冷やを飲みながらメニューを見る。
メニューを開くと、1枚のラミネートされた期間限定メニューが挟まれていた。メニューの見開きは定番メニューとサイドメニューが掲載されている。
更に開くと大判から揚げや各種定食メニュー、丼、カレーが掲載されている。
裏面はドリンク類が掲載されていた。
もう少し早い時間に店に入れば、夕食を食べる前に1杯軽く飲みながら、から揚げをつまんでも良かったのだが、既に時計の針は7時を廻っていて、アルコールの注文はできない。そこでさっそく料理を注文することにした。注文したのは「油淋鶏定食」である。から揚げの個数が4個または6個のどちらかを選べるので、から揚げ6個で料理を注文する。ちなみにライスは大盛無料となっているので、ライス大盛りで注文する。
料理を注文した後にお冷やを飲んでいると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。メインの皿の上には千切りキャベツが盛られていて、油淋鶏のから揚げが6個載せられている。から揚げには醤油ベースのタレをかけられていて、刻みネギとショウガがトッピングされている。
最初に味噌汁を飲む。味噌汁はワカメの味噌汁で刻みネギが浮かんでいる。
ワカメの味噌汁は、ダシの旨みが空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。ワカメのボリューム感も加わって、なかなか美味しかった。
味噌汁を半分くらい飲んでしまうと、さっそくから揚げを食べることにした。最初に刻みキャベツを片付けてしまおうと思ったのだが、から揚げの魅惑から逃れられず、から揚げを1個味わうことにしたのである。
大盛のライスは米粒が艶々としていて、ほのかに湯気が立ち上っている。
このライスの上にから揚げを1個載せてみた。
から揚げは1個でなかなかのボリュームである。衣にタレが染みこんでいて、見るからに美味そうである。
箸で割ってみる。箸で切れるはずもないとたかをくくっていたのだが、予想に反して箸で切れてしまった。衣が薄く、肉は軟らかい。箸で切ると、鶏肉の断面から肉汁が染み出してきた。もう我慢が出来ない。
から揚げを頬張り、ご飯をかき込む。サクサクとした軽い食感の薄い衣の中に詰まった鶏モモ肉はジューシーで美味しい。鶏肉は柔らかく、鶏の淡泊な旨味と醤油ベースのタレの旨味が絡み合う。さっぱりとした味わいのタレで、唐揚げの油も全くしつこくなく、むしろ鶏肉の旨味が強調されているようだ。刻みネギとショウガのシャキシャキとした食感とショウガ清涼感がアクセントになっている。
夢中でから揚げを1個食べてしまうと、我に返って、刻みキャベツを片付けることにした、刻みキャベツにはゴマドレッシングをかけて食べる。ふんわりとした絹のような食感の千切りキャベツは、シャキシャキとした食感で美味しい。キャベツを片付けると、改めて、から揚げを食べながらご飯を食べる。
あとはもう夢中でから揚げとライスを交互に食べた。から揚げのボリュームに比して、ご飯の量が少なすぎる。もう1杯ご飯を頼むかどうか悩むところだが、今回は自制した。ご飯を食べ終えた後に残ったから揚げを堪能した後、お椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
最後にお冷やを飲み干すと、伝票を持って席を立った。
入口脇のレジで代金を払って店を出る。食事を終えて熱くなった体に夜風が心地よく感じられた。8時前の立川駅南口はまん延防止等重点措置適用区域とは思えないほどに混んでいる。人混みを避けるようにして駅に向かうと、改札を抜けて中央線下りホームに降りた。
電車に乗って日野駅に移動する。改札を抜けて駅西口前のロータリーに出た。上空を見上げると、一面に雲が覆っていて、空が白っぽく見える。雨は降っていなかった。