
今日は晴れ。今朝は東の空に薄い雲が広がっていて、朝焼けで雲が赤く染まっているのが見えた。今朝の気温は5℃で湿度が高く、西よりの風が吹いている。出勤のために外に出ると、湿った風がヒンヤリと感じられて、肌寒さを感じるくらいに涼しい。遠くからウグイスが鳴いているのが聞こえた。上空にはスズメやツバメ、ムクドリ、カラスが飛んでいて、なかなかに賑やかである。駅まで歩いて行くと、建物の合間から朝日が昇ってくるのが見えた。
日野駅から電車に乗って都心に向かう。新宿駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出ると、地下道を歩いて職場に向かう。
地下道を出て、都庁第一庁舎と第二庁舎の間にあるふれあい広場に出ると、広場のサクラは満開になっていた。
先日は第一庁舎側のサクラはまだあまり花をつけていなかったが、今日は枝いっぱいに花がみっしりと付いていて、枝がその重みに耐えかねてたわんでいるように見えた。
近くに寄ってみると、淡いピンク色の花が咲き誇っている。花の中心部は紅色に染まっていて、可憐に感じられた。既に花びらが散ったものも多くあって、今週末までに満開のサクラが楽しめるかどうか、少し気になるところである。
広場の通り沿いにあるアートワーク「水の神殿」には水が溜まっていて、その表面には散った桜の花弁が無数に浮かんでいる。その上を桜の花を付けた枝が重なり合うように広がっていた。
朝日を浴びた桜の花はまた昼間とは異なった色合いを見せる。黄金色を浴びた桜の花は色鮮やかに見えた。
職場に着いて西側の窓から外を見渡す。都心の上空には青空が広がっているものの、西側の空には薄い雲が広がっている。雲の下には関東山地の淡いシルエットが横たわっていた。
日中は雲が多いものの晴れて、上空には霞んだような青空が広がった。昼間の最高気温は20℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。お昼休みに外に出てみると、柔らかい日射しが燦々と降り注いでいて、空気が少しヒンヤリと感じられた。風が涼しくて、心地よい陽気である。
広場の周囲に植わっているサクラの木の枝が風に揺れていていた。よく見ると、メジロの群れが飛来していて、サクラの木の枝に止まり、花の蜜を吸っている。風に吹かれてサクラの花びらがはらはらと舞い落ちていた。
別の木にはスズメが止まっていた。スズメも盛んに花をついばんでは、その奥にある蜜を吸い、花びらを落としていく。桜の木の下には落ちた花弁や花が降り積もるように広がっていた。
夜、仕事を終えると帰宅の途につく。地下道を歩いて新宿駅に到着すると、駅ホームに停まっている電車に飛び乗った。乗り込んだ電車は高尾行きの快速電車だった。1本後に通勤快速電車が来るらしい。三鷹駅で待合せをすることを告げる車内アナウンスを聞きながら、ビジネスカバンを網棚の上に載せて、文庫本を開く。やがて荻窪駅で目の前のシートが空くと、席に腰を下ろした。心地よい眠気が襲ってくるのを感じて、瞼を閉じる。気が付くと電車は武蔵境駅を発車するところだった。
日野駅に到着すると、電車を降りて駅の外に出た。上空には暗い空が広がっていて薄い雲が天頂付近にかかっている。雲の一隅がぼうっと明るくなっていて、雲を空かすように月が煌々と光っているのが見えた。昼間の陽気を引きずったかのように風が涼しく感じられる。遠くから高速道路を走る車の音が聞こえていた。