７月初日の今日は曇りときどき雨。昨夜降っていた雨は、一旦、朝には止んだ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い空模様となった。今朝の気温は25℃で強い南よりの風が吹いている。外に出てみると、昨夜の雨で濡れた路面は既に所々乾いていた。湿度が高く、ムシムシとした陽気で、風が生ぬるく感じられた。
今日は１日テレワークである。出勤する日と同じ時間に起きると、コーヒーを淹れて朝食を摂る。それから玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出し、新聞の記事に目を走らせた。定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れると、業務を開始した。
暦の上では、今日は雑節の一つである半夏生である。この頃から梅雨が明けるとされているが、今日も梅雨らしい陽気である。梅雨明けまでは、まだ、しばらくかかりそうだ。
日中は上空に灰色の雲が低く垂れ込めていたが、雨は止んでいた。昼間の最高気温は27℃で昨日に引き続き、夏日となった。湿度が高く、蒸し暑い陽気である。ただ、日射しが無いことに加えて、強い南風が吹いているので、それほど暑くは感じられなかった。
時計の針が12時を廻ったところで、傘を持って外出する。今日は雨が降っているので、お昼を家で食べようかとも思ったのだが、生憎何の用意もしていない。昨夜、帰るときに駅前のコンビニでパンでも買ってくれば良かったのだが、そこまで頭がまわらなかった。そこで、コンビニに買い物に行こうと思ったのだが、考えてみれば今日からコンビニのレジ袋は有料となる。しかも、帰りは荷物を持って帰宅することになる。ならば、駅前の飲食店でお昼を食べた方が楽だ、という考えに至った。
先日「ねばとろごはんととり天の定食」を食べた定食屋「やよい軒 日野店」に行った時、以前、独り呑みをした居酒屋「豊後高田とり酒場 日野駅前店」でランチ営業しているのを見かけた。そこで、この店に行ってみると、店は閉まっている。緊急事態宣言終了に伴い、ランチ営業も止めてしまったらしい。
ちょっと困って周囲を見渡す。残された時間を考え、適当なファーストフードでランチを食べてしまうことにした。日野駅東口の横断歩道を渡った正面にハンバーガーチェーン店「フレッシュネスバーガー 日野店」がある。
今日はこの店に入ることにした。
ここの店に入るのは久しぶりである。入口を入ってすぐ右手に厨房兼注文口があるので、ここで料理を注文する。久しぶりにフレッシュネスバーガーでハンバーガーを食べるので、ちょっと奮発することにした。注文したのは「クラシックＷＷバーガー」「コールスローサラダセット」である。ドリンクはアイスブレンドコーヒーとした。
食べタイムのクーポン券を提示して代金割引のサービスを受けると、代金をクレジットカードで支払う。精算を済ませると、店員から「ハンバーガーは後からお持ちします」と言われて「コールスローサラダ」と「アイスブレンドコーヒー」の載ったトレーを受け取った。
店内は１階席と２階席がある。１階は奥の壁に面したカウンター席が５席配されてる他、４人掛けのテーブル席が１卓と２人掛けのテーブル席が10卓配されている。２階席は窓際にカウンター席が８席配されている他、４人掛けのテーブル席が２卓と２人掛けのテーブル席が14卓配されている。見晴らしが良いので、２階のカウンター席に座ることにした。
階段の上がった場所の脇には冷水のポットが置かれて、その横に紙コップが重ねて置かれている他、ストロー、木製のマドラー、スティックシュガー、ガムシロップ、ミルク、トマトケチャップ、マスタードが置かれている。テーブルの上には紙ナプキン入れが所々に置かれている。
ストローとガムシロップ、ミルクを席に運んできて、まもなく、「クラシックＷＷバーガー」が運ばれてきた。「クラシックＷＷバーガー」は籠に入っている。
時間も無いので、すぐに食べることにする。まずはアイスコーヒーにストローを挿して飲むことにした。
氷を浮かべたアイスコーヒーは冷たく、軽い苦みが美味しい。アイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れ、ストローでかき混ぜると、甘くなったアイスコーヒーを味わう。それから「コールスローサラダ」を食べる。
「コールスローサラダ」はキャベツの千切りにスイートコーンをトッピングし、マヨネーズ系のドレッシングをかけてある。
キャベツの千切りは細くカットされていて、それぞれが絡み合って、１つの塊のようである。しかもこの塊はドレッシングをたっぷりと含んでいて、ジューシーで美味しい。スイートコーンの甘みがアクセントになっている。
「コールスローサラダ」を食べてしまうと、「クラシックＷＷバーガー」を食べることにした。「クラシックＷＷバーガー」はパンズの上にクォーターパウンドパティのビーフパティを１枚載せて、厚切りスライスのレッドチェダーチーズを１枚重ね、再びビーフパティとレッドチェダーチーズを１枚ずつ交互に重ねた上に、輪切りにしたオニオン、刻んだピクルス、カットトマト、グリーンカールを順に重ね、ゴマ付パンズでサンドしたボリューム満点のバーガーである。
「クラシックＷＷバーガー」にはマスタードとトマトケチャップが添えられている。
２種類のソースをどうかけるか悩むが、大胆にも上からマスタードとトマトケチャップを絞ってみた。
「コールスローサラダ」に添えられていたフォークでハンバーガーの側面の一部に塗りたくってみた後、そのままハンバーガーにかぶりつく。
クォーターパウンドパティは約113gあるということなので、２枚で226ｇあるということになる。それだけでもなかなかのボリュームだが、そのビーフパティをしっかりと受け止めるパンズやチーズ、野菜が加わって、ハンバーガーを持ち上げると、ずっしりと重い。これに容赦なくかぶりついた。
ビーフパティはジューシーで、口の中に肉汁が溢れてくる。肉の旨みに濃厚なチーズのコク、オニオンの旨みが加わって美味しい。ピクルスの食感がアクセントになっている。マスタードとトマトケチャップが肉の旨みに絡み合い、更にパンズがそれらを１つにまとめている。
夢中になって食べていると、肉汁が滴り落ちてきた。残念ながら、下には皿が無く、肉汁が右手に伝わるのをただ黙って見逃しながら、それでも滴る肉汁をこれ以上増やすまいと、ひたすらハンバーガーを食べる。ハンバーガーを食べ終えると、トイレの洗面器で手を洗った。
最後にアイスコーヒーを飲んで、肉汁まみれになった口の中をアイスコーヒーで洗い流しながら、ハンバーガーの余韻を噛みしめる。美味しかったが、あの肉汁は勿体なかった。なんとか肉汁を余さずに食べられる方法は無いものだろうか。
アイスコーヒーを飲み干し、完食。時計を見ると、お昼休みもあと僅かである。食器トレーを返却台に載せると、店を出た。外は少し小雨がぱらついている。持参した傘を差して自宅まで歩いて行った。
家に到着すると、エアコンを除湿モードで運転して涼を取りながら、午後の仕事の準備をする。午後１時前に端末の電源を再投入すると、午後の業務を開始した。午後は雨はほとんど降らなかったものの、上空はどんよりとした厚い雲で覆われていて、強い南よりの風が吹いている。日射しが無くて、薄暗い空模様である。
夕方、定時を過ぎた頃に予定していた仕事を終えると、職場に業務終了の連絡メールを送信して業務を終了した。夕刊を取りに外に出てみると、西の空の一角が夕日で明るくなっている。空気が湿っぽく感じられて、風が少し涼しく感じられた。
日が沈んでまもなく、再び雨が降ってきた。
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