
今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて星が瞬いていたが、東の空には雲がたなびくように浮かんでいて、東の地平線近くがうっすらと赤く染まっている。今朝の気温は8℃で弱い西よりの風が吹いていて、ベランダの外に出てみると、空気が凜として冷たく感じられた。寝起きの頭がスッキリとするような早朝の空気に、目が覚めるようである。
今日は1日テレワークである。朝、いつもと同じ時間に起床するとコーヒーを淹れて、簡単に朝食を摂った。その後、顔を洗い、モーニングコーヒーを飲みながら、朝刊を読んで朝の時間を過ごす。定時よりも少し前の時間になって、職場から持ってきた端末に電源を入れると、業務を開始した。
日中はほぼ快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は22℃で、眩しいばかりに日射しが燦々と降り注いでいて、穏やかな陽気となった。午前中に吹いていた北よりの風は午後になって南よりの風に変わった。上空には雲が出てきて、時折日が陰る時間帯もあったものの、昨日に引き続き、小春日和の陽気となった。
時計の針が12時を廻ったところで、お昼を食べに行くことにする。今日は2年以上も前に「天丼合せ重」を食べた蕎麦屋「中清 日野駅前店」の隣にある焼肉店「しろやま」に入店することにした。
店に入る。店内は正面奥に厨房があり、右手に4人掛けのテーブル席が3卓、左手に6人掛けのテーブル席が2卓配されている。奥から出てきた女将さんに案内されて奥の4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。テーブルの中央にはコンロが設置されていて、中には炭が入っている。卓上にはコチュジャンの入った容器と楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている。女将さんが冷たいおしぼりを運んできた。
ランチメニューはAランチ(焼肉)とBランチ(焼肉)のみとなっている。Aランチ(焼肉)は牛カルビ、Bランチ(焼肉)は牛カルビと牛ロースとなっていて、全品ライス、ワカメスープ、サラダ、キムチが付いている。
注文したのはBランチ(焼肉)である。ライスの大盛は有料となるが、ライス大盛で注文した。料理を注文すると、最初に焼き肉用のトングと焼肉のタレ、箸、冷水が運ばれてきた。更に手指の消毒を勧められて、手を差し出すとその上に消毒液を適量垂らしてくれる。消毒液を手指に擦り込むようにして両手を揉み手すると、お冷やを飲みながら料理が出来るのを待った。
テーブルの中央のコンロには火が付けられて、排煙ダクトが伸ばされた。ダクトの風量が強いのか、火が強く感じられる。炭が炎で赤く染まっていて、コンロの周囲が暖かく感じられるが、コンロの熱も全て排煙ダクトで吸い取られているようだ。
しばらくして料理が一式卓上に並べられた。肉の載った皿は左手に牛ロースが3枚、右手に牛カルビが5枚載せられていて、ネギとパセリ、サラダ菜が添えられている。
最初に運ばれてきた焼き肉のタレは小皿に適量入れられている。
サラダはサラダは刻みキャベツにフレンチドレッシングがかけられていて、パセリがトッピングされている。
キムチはカクテキを千切りにした物をキュウリで挟んだものである。
ライスはお碗に盛られている。米粒が艶々としていて美味しそうである。
ワカメスープはスープの下にワカメが沈んでいて、刻みネギと白ゴマが浮かんでいる。
さっそく箸を取って食べることにする。最初にワカメスープを少し飲んだ。スープはピリ辛で美味しい。空腹の胃袋を適度に刺激するようである。
続いてサラダを食べる。シャキシャキとした食感のキャベツは、フレンチドレッシングの酸味が適度に効いていて美味しかった。
いよいよ、肉を焼く。まずはトングで牛カルビを2枚鉄網の上に載せた。薄い牛カルビ肉は大きく、鉄網を覆うように広がった。赤身と脂身の割合は7:3くらいで、すぐに肉に火が通った。
適当なところで肉をひっくり返す。脂身からは肉汁が滴るように炭に落ちて、炭が時折はぜた。基本的に肉は良く火を通して食べることにしているが、肉が薄いこともあってすぐに火が通る。すぐに肉を鉄網の脇に退避させて、その内の1枚を食べることにした。
焼いた牛カルビ肉を焼き肉のタレにたっぷりと浸して口に運ぶ。牛カルビの焼肉はジューシーで、脂が甘くて美味しい。肉の旨味に甘辛いタレがたっぷりと絡んで、ご飯が進む。肉でご飯を巻くようにして食べてしまった。あっという間に2枚の牛カルビの焼肉を食べてしまうと、再び2枚の牛カルビを焼く。同様にして、ご飯を焼いた牛カルビで巻くようにして食べる。これは美味い。
次に牛ロースである。牛ロースは牛カルビに比べてやや小さく見えるものの、厚みがある。脂身は入っておらず、100%赤身である。鉄網の上に広げるようにして、肉を焼いた。
その間にカクテキでご飯を食べる。キュウリに挟まれたカクテキは程よい辛さで美味しい。キュウリがカクテキの辛さを緩和しているようである。キュウリごとカクテキを口に入れると、ご飯をかき込む。シャキシャキとした食感のカクテキはジューシーで、キュウリの水分と合わさって、適度な辛さで美味しい。これだけでもご飯が進みそうだ。
そうこうするうちに、牛ロースが焼けてきた。焼いた面を上面にしてひっくり返すと、更に牛ロースを焼く。肉がジュウジュウと焼けてきたところで、網の端に肉を退避させると、1枚の牛ロース肉を焼肉のタレにたっぷりと浸けて口に運んだ。
厚みのある牛ロース肉は噛むほどに肉汁が口の中に溢れるように美味しい。柔らかく、肉の旨味が口の中に広がった。牛ロース肉を食べながらライスを頬張る。甘辛い焼肉のタレをまとった牛ロース肉は、ライスとよく合う。
2枚の牛ロース肉を食べてしまうと、皿には牛カルビと牛ロース、3種類の野菜が残っている。これらを全部網の上に載せて焼いた。最初に野菜を食べる。ちょっと炙ったつもりが、パセリは少し葉先が焦げてしまった。これに卓上のコチュジャンを載せて口に運ぶ。コチュジャンの辛味と炙った野菜の組み合わせは自分で考えたものだが、なかなか美味しい。シャキシャキとした食感のネギに、柔らかい食感のサラダ菜もまた美味しかった。
肉は焼肉のタレに浸し、更にコチュジャンを肉に載せて丸めるようにして口に運ぶ。肉の旨味をコチュジャンの辛味が引き立てるように美味しい。牛カルビの脂の甘さに牛ロースの赤身の旨さがそれぞれその存在を誇示しているかのようだ。肉を食べてしまうと、お碗の中のご飯も無くなってしまった。
最後にワカメスープを飲み干して完食。美味かった。満足である。
コップの中に残った冷水も飲み干すと、口の中もサッパリした。お手拭きで口と手を拭くと、店の中程にあるカウンターで代金を払う。支払いは現金のみとなっている。
帰り支度をすると店を出た。いい気分になって帰宅する。
家に着くと、部屋の窓を開けて空気の入れ換えをした。爽やかな空気に吹かれて午後の業務の準備をする。午後1時前に窓を閉めて端末の電源を再投入すると、午後の業務を開始した。午後になって風が強く吹いてきたようだ。団地の前庭の木々から落ち葉がハラハラと舞い落ちて、木々の根元が落ち葉の絨毯のように黄色く染まる。木々の影が絨毯の上に映り、日が傾くに従って、影が次第に延びてきた。
まだ定時前だというのに、日が沈むと、外は急速に暗くなる。昼間は日射しがポカポカと暖かかったが、仕事を終える頃には室内が少し冷えてきて、暖房をつけた。定時を廻って、仕事にひと区切りをつけたところで、職場に業務終了の連絡メールを送信して業務を終了した。
仕事を終えると、所用で立川に出かける。日が沈むと、北よりの風が吹いてきたが、昼間の暖かさの余韻が残っているのか、それほど気温も下がらず、上着無しでも過ごしやすい陽気である。湿度が高くて、少し蒸し暑いくらいに感じられた。
夜になって、帰宅する。上空には暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。気温も下がってきたようである。