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J@Dの備忘録

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【閉店】今日のランチ(海鮮ピザ@築地魚河岸トミーナ)

2016年04月30日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。昨日吹いていた強い北風は深夜に再び吹き荒れたようだが、朝には止んだ。風で雲がすべて流されたのか、上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、朝日が燦々と陽光を降り注いでいる。朝の気温は10℃で、空気がヒンヤリと感じられる。
ゴールデンウィーク2日目の今日は出勤である。平日と同じように家を出て職場に向かった。朝の電車は行楽客で比較的混んでいる。築地市場の内外も朝からごった返していた。観光客で市場業務にも支障が出ているということで、何らかの対応が必要である。

日中も良く晴れて気温も上昇した。風向きが北風から南風に変わり、暖かい空気が入ってきて昼間の最高気温は21℃まで上昇した。午後は南風が強く吹いて、湿度も少し高くなったようだ。昨日に比べると比較的気温も高くなって過ごしやすい陽気である。
昼過ぎに仕事を終えると、お昼を食べて帰ることにした。職場を出ると場内の魚がし横丁に足を運ぶ。土曜日はどこも混んでいるが、平日ほど時間に制約はないので気長に待つことにした。それでも既にラストオーダーを迎えている店もあり、当初お昼を食べようとした店には行けなかった。

結局、入ることにしたのはイタリアンレストラン「魚河岸トミーナ」である。


この店も、入店待ちの行列ができていたが、意を決して待つことにした。外で待っていると、注文を取りに来たので、あわててメニューを眺めて料理を注文する。注文したのは「海鮮ピザ」である。これまではいつもパスタを注文していたが、今回はあえてピザを注文してみることにした。注文を済ませ、30分ほど待って店の中に入ることができた。
空いているカウンター席に案内されて席に座る。店内は男性客が自分一人だけで、他は全て女性客である。なんだか違和感を感じつつ、出してもらったお冷やを飲んだ。

ピザにもサラダとドリンクがつく。ドリンクはアイスコーヒーとし、ピザと一緒に持ってきてもらうことにした。
最初にサラダが出された。


サラダにはちぎったレタスにカットトマトが1切れ、カイワレ、千切りにしたダイコンとニンジン、スライスキュウリ、ムラサキレタスが盛られていて、ドレッシングがかけられている。


いつもならピザとアイスコーヒーが揃うまで待つことにしていたが、今日は店内がかなり混んでいる上に店の外で待っている客もいるので、あまりゆっくり過ごしているわけにもいかない気配である。ということで、先にサラダを食べてしまうことにした。
シャキシャキとしたレタスに酸味のあるドレッシングが食欲をそそる。上着を着ていたこともあり、ちょっと暑かったことも加わってサラダがなにげに美味しかった。サラダの皿を空にしてカウンターに戻す。

しばらく待っていると「海鮮ピザ」と紙おしぼりが出された。皿に載せられた焼きたてのピザは直径20cmほどもあろうか。チーズが載せられたピザの表面には焦げ目がついていて、焦げたチーズの香ばしさが再び食欲をそそる。既に6等分にカットされていて、湯気を上げていた。


アイスコーヒーも出されて、さっそく食べることにした。
まずはアイスコーヒーにストローを差して少し飲む。苦みの強いアイスコーヒーは冷たくて美味しい。


海鮮ピザを食べる。なかなか分厚なピザは生地の上にトマトソースを塗り、タマネギを散らした上に海鮮の具をのせ、チーズを重ねて焼かれている。表面のチーズはトロトロになっていて、ヤバイくらいに美味しい。
ピザに載せられている海鮮の具はエビとタコ、イカ、ホタテ、ズワイガニとのことで、なかなか充実している。それぞれの具材は食感を残していて、熱が入ったことで旨みが凝縮されている。そしてタマネギの旨みとコクがそれぞれの具とパイ生地を1つにまとめ上げていて、しかもジューシーさを与えている。


ピザの生地のもっちりとした食感に海鮮の具材のさまざまな食感が合わさり、まるで口の中でシンフォニーを奏でているようである。最後のひと切れをたべ終わる頃には結構、お腹もいっぱいになった。やはり魚河岸のピザだけあって、ボリュームがあって美味しかった。
最後にアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れ、アイスコーヒーを飲む。ピザを食べて火照った体に冷たいアイスコーヒーが染み入るように美味しい。

最後にお冷やも飲み干して完食。席を立ち、入り口のレジで代金を払って店を出ると、所用で一旦職場に戻った。その後、仕事をして夕方、帰宅の途についた。
電車に乗り、自宅に到着する。昨日1日は休みでほとんど寝ていたものの、今日も疲れてしまって、家についたら思わずウトウトしてしまった。明日はゆっくりと休みたいところである。

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【閉店】今日のランチ(黒ムツ煮付@かとう)

2016年04月19日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い青空が広がっていて、東の空に昇ってきた太陽から陽光が燦々と降り注いでいる。朝の気温は13℃で昨日よりは低いが、むしろ心地よいくらいの陽気である。暖かくなってきたせいか、朝の通勤電車が先週よりも混んできた。
日中もよく晴れて青空が広がった。昼前になって暖かい空気を伴った南よりの風が強く吹き始めてくると気温も上昇してきて、日中の最高気温は22℃となった。日射しが燦々と降り注いでいて、日なたに出ると上着が不要なくらい過ごしやすい陽気である。

今日のお昼は気分転換を兼ねて外で食べることにした。先日の土曜日に敗退した和食屋「和食かとう」に入店する。今日は先日の土曜日と打って変わって、かなり空いている。というか店内には先客が1名いるだけである。いつもこれくらい空いていると、ありがたいのだが…。


席に座るとすぐに料理を注文する。注文したのは「黒ムツ煮付」定食である。ご飯を大盛りで注文した。
黒ムツのムツは「むつこい」「むつい」などと脂っぽいという意味の言葉がなまったものということで、非常に脂を多く含んだ魚である。基本的に深海魚で目が大きい。この魚の旬は晩秋から冬にかけての時期なので、今は完全に旬をはずしているが、通年水揚げがあり、夏場でも十分脂がのっているとのことである。

料理を注文すると緑茶の入った湯飲みが出された。出されたお茶を飲みながらしばらく待っていると、料理が運ばれてきた。
メインの黒ムツの煮付けは頭の部分の半身を甘辛い煮汁で煮つけられていて、豆腐が添えられ九条ネギが散らされている。


定食には小鉢とお新香がつくのだが、今回は小鉢を一品サービスしてもらった。小鉢の一つは里芋とインゲン、ワカメの煮付けである。


もう一品はイカの塩辛を頂いた。


お新香はナスとダイコン、キュウリの浅漬けである。


味噌汁にはほうれん草、油揚げ、ダイスカットされた木綿豆腐と高野豆腐が入っている。


大盛りにしたご飯は盛りが良い。コシヒカリの艶々とした米粒が食欲をそそる。


まずは味噌汁をひと口飲んで、小鉢に盛られたおかずでご飯を食べる。最初にイカの塩辛でご飯を食べる。イカの塩辛といっても市販されているイカの塩辛と全く異なる。刺身にしても美味しいであろうイカの切り身を塩辛にしているのである。その食感といい歯ごたえといい極上のイカの塩辛で美味しい。しかもそれほど塩辛くなく、イカの風味が鼻腔に広がって、これだけでもご飯が進んでしまいそうである。
なんとかイカの塩辛を片づけると、続いて里芋の煮付けを食べる。ツルンとした食感の里芋はホクホクとしていて美味しい。味はしつこくなく、野菜の甘みや食感を引き立てているようである。

二品の小鉢を片づけたところで、黒ムツの煮付けに箸をつけた。脂ののった柔らかい身はホクホクとして美味しく、淡泊な甘みの中に旨みが詰まっていて美味しい。目玉はトロンとした食感で舌の上でとろけるような味わいである。
黒ムツに添えられた豆腐は煮汁を吸って、味が染み込んでいる。ボリュームもあって美味い。

煮付けをほぼ食べ終わったところで、皿に溜まっている特製の煮汁をご飯の上にかけて、サラサラとご飯をかきこむ。煮汁には黒ムツの上品なダシがたっぷりと出ている。これを食べずにはいられない。しかも煮汁とご飯の組み合わせは最強で、正直、もう1杯ご飯を食べたいところである。
ご飯を食べ終わると、味噌汁を飲み干して完食。夢中で食べてしまった。満腹である。

最後に湯飲みに残ったお茶を飲み干し、勘定を済ませて店を出た。
午後は職場で夜まで仕事である。夕方になって風の向きが南よりから北よりに変わった。次第に雲が広がってきたが、東京では大きな天気の崩れは無かったようだ。

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【閉店】今日のランチ(大エビ穴子天丼@天房)

2016年04月07日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は曇り時々雨。今朝は昨日の天気が嘘だったかのように再び上空を厚い雲が覆っていて、薄暗い朝となった。今朝、起きたときは雨は降っていなかったが、出勤する頃には雨が降り始めた。朝の気温は14℃だったが雨が降り始めると次第に気温が下がってきた。
昼前に本降りの雨となって、気温も12℃くらいまで下がった。この雨では週末に満開だった桜もかなり散ってしまうに違いない。花散りの雨となりそうだ。

今日のお昼は気分転換に外で食べることにした。まとまった雨が降っているので、観光客の客足も鈍ったようだ。築地市場内のうおがし横丁は今年になってからひどい混みようだったが、今日は長い行列のできている店は比較的少ないように見える。ということで、今日は久しぶりに天ぷら屋「天房」に入店することにした。天ぷら屋「天房」に入るのは実に2年ぶりだったりする。
店に入り、空いているカウンター席に座る。注文したのはおすすめメニューの「大エビ穴子天丼」「大盛り」である。更に「築地ぐるめ」に掲載されているクーポン券を印刷した物を渡して「季節の小鉢一品」をサービスしてもらうことにした。料理の注文を済ませると、緑茶の入った湯飲みが運ばれてきたので、お茶を飲みながら料理ができるのを待った。

しばらくしてトレーに「大エビ穴子天丼」とお新香が載せられて運ばれてきた。更にやや間をおいて「季節の小鉢一品」が運ばれてきた。
「大エビ穴子天丼」は丼にご飯が盛られ、穴子が1本と大エビの天ぷらが2尾、海苔の天ぷらが1切れ載せられている。


前回は「季節の小鉢」はマグロぶつだったが、今日は売り切れということで、季節の天ぷらの盛り合わせを頂いた。網に紙を敷き、その上に稚アユと海苔、芝エビの天ぷらが載せられている。天ぷらは「塩で食べてください」とのことである。


お新香は刻みタクアンとキュウリの漬物である。


さっそく「大エビ穴子天丼」を食べることにする。この店の天丼はカツオやサバ、イワシなどの削り節でダシを取った甘辛のタレをご飯にかけて、大豆油とゴマ油をブレンドした油で揚げた天ぷらを載せている。天ぷらは揚げた直後にタレの中に漬け、更に丼に盛った後にタレをかけているので、たっぷりとタレがかけられている。
まずは大エビ天を口に運んだ。これだけタレをたっぷりとかけているのに天ぷらの衣はサクサクとした食感で、ごま油の香りが食欲をそそる。香ばしく軽やかな衣はプリプリとしたエビの食感をそのまま封じ込め、更に旨味を凝縮している。エビは頭から尾までサクサクとした食感で余すところ無く全て食べられてしまう。これだけ大きなエビなのに、香ばしくてやばいくらいに美味しい。

海苔の天ぷらも香ばしくて美味しい。濃厚な磯の香りが鼻腔に広がって、ご飯が進んでしまう。
エビを2尾夢中で食べてしまった。穴子を食べる前にサービスしてもらった天ぷらの盛り合わせを食べることにしよう。紙の上に塩を少し盛り、天ぷらに塩をつけて食べる。

まずは海苔の天ぷらである。先ほどはタレにつけこんだ天ぷらを食べたが、今回はシンプルに塩だけをつけて食べる。軽やかな衣にごま油の香りと海苔の磯の香りがストレートに感じられてますます食欲がそそってしまう。罪作りな一品である。
芝エビの天ぷらは2尾をまとめて揚げている。頭から尾までサクサクとした食感で香ばしく美味しい。稚アユの天ぷらは衣が薄く揚げられていてアユの香り高い風味を味わいながら食べた。この時期しか食べられない稚アユの天ぷらは頭から尾まで柔らかく、内臓の苦みが春の訪れを告げているようだ。美味いの一言に尽きる。

天ぷらを食べた後はお新香も片づけてしまった。最後に残ったのは穴子の天ぷらである。カリカリの衣をまとう絶品の穴子はしつこさの少ない若い穴子を使っているということである。ホクホクと柔らかくて美味しい。ボリュームもあって、大満足である。穴子を食べていたらご飯が先に無くなってしまった。仕方ないので、穴子の天ぷらを味わうように堪能する。

最後に天丼の余韻を楽しむようにしてお茶を味わった。お茶も飲み干してしまうと、代金を精算して店を出た。
午後は職場に戻って仕事に励む。夕方になって雨は止んだ。次第に厚い雲の合間から青空が広がってきて、明るくなってきた。

少し遅くまで仕事をして帰宅の途につく。暖かい空気を伴った南寄りの風が吹いてきて、気温も上昇してきた。日が暮れてから20℃を超えて、ちょっと蒸し暑くなったが、再び気温が下がってきた。
上空は雲の合間から暗い空が見える。明日は天気が回復しそうである。

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【移転】今日のカレー(あいがけ@中栄)

2016年03月30日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は晴れのち曇り。今朝は上空に青空が広がっているものの薄い雲がたなびいていて、朝日の陽光が柔らかく降り注いでいる。朝の気温は9℃と昨日よりも上昇した。
今日の最高気温は昨日よりも更に上昇するという天気予報に、コートを脱いで出勤することにした。やや湿度が高く空気がヒンヤリとしているが、却って心地よいくらいの陽気である。朝晩と日中の寒暖の差が大きいので、まだ冬物のスーツを着ているが、来週あたりからは春物のスーツに衣替えをした方が良さそうだ。

日中は雲が出てきて日射しが弱々しくなったが、暖かい空気を伴った南風が強く吹いて、気温はグングンと上がった。昼間の最高気温は20℃で4月下旬並みの陽気となったとのことである。
お昼は外で食べることにした。今日は水曜日だが、階市日なので築地市場の場内は人と車でごった返している。ここに観光客が押し寄せて、とんでもないくらいに混み合っている。学生が春休みに入ったこともあって、場内はガイドブックを片手に歩き回る観光客であふれていて、市場というよりはテーマパークとみまごうばかりの有様である。

人混みの中をかき分けるようにして築地市場の場内の1号館の中ほどにあるカレー屋「中栄」に入店する。この店は自分が一昨年4月に築地市場に着任してすぐに「印度カレー」を食べたカレー店である。空いているカウンター席に座るとすぐにお冷やを出してくれた。お冷やを飲む前に早々に料理を注文する。
注文したのはビーフカレーとハヤシの「合いがけ」。そもそも「合いがけ」は築地市場の名物メニューで、基本メニューである「印度カレー」「ビーフカレー」「ハヤシ」の中から2種類を選んでライスにかけてもらうハーフ&ハーフカレーである。前回はライスの量を大盛りで注文したが、今回はライスの量を特盛にしてもらうことにした。

しばらくしてカレーの盛られた平皿が出された。
逆舟形に盛られたライスは平皿の中心に盛られていて、その両側にカレールーがなみなみとかけられている。写真左側がビーフカレー、右側がハヤシである。奥側にキャベツの千切りが盛られている。さっそくカレーを食べることにする。


まずはビーフカレーである。ビーフカレーは甘口で牛肉の塊がゴロゴロと入っている。ドロッとしたカレーはコクのあって美味しい。


反対側にかかっているハヤシカレーも食べる。ハヤシはビーフカレーと比べるとやや赤みがかっていて、トマトの酸味がきいているカレーである。甘いカレーではあるが、どちらかというとトマトのフルーティーな甘みが鼻腔に広がるようである。


とにかくどちらも美味しい。更にビーフカレーとハヤシカレーが微妙に混ざり合い、それぞれの美味さをお互いに声高に主張せずに旨みだけが極まっているようで、言葉にできない美味しさである。
カレーを食べながら刻みキャベツを食べる。カレーが足りない分は福神漬けとソースで食べる。キャベツもソースで食べてしまった。結構な量だったが、ペロリと食べてしまった。結構、お腹もいっぱいである。卓上のコップの中に残っているお冷やを飲み干すと、代金を精算して店を出た。

午後も仕事。今日は帰るのが遅くなってしまった。
夜になってもあまり気温が下がらなかった。

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【閉店】今日のランチ(カキフライ定食&かきめし@磯野家)

2016年03月24日 | 【閉店】食べ歩き(築地市場場内)


今日は曇りときどき雨のち晴れ。今朝は上空に厚い灰色の雲がかかっていて、薄暗い朝となった。朝の気温は5℃で昨朝に比べて一段と冷え込んだ。所によっては細かい雨粒の雨が降っていて、寒々しい空模様である。
午前中は4℃まで更に気温が下がった。北よりの風が吹いていて冬に逆戻りしたかのような陽気である。日中も日射しは無く、防寒服を着て仕事をした。

今日のお昼は気分転換に外で食べることにした。築地市場の場内で食べることにした。昨日は行列ができるはずのない店まで混んでいて、場外で食べることになってしまったが、今日は幾分緩和されている。行列が無い店の中で、以前「生鮭バター焼き定食」を食べた定食屋「磯野家」に入店することにした。行列はできていなかったが、店内は満席でしばらく席が空くのを待つ羽目になった。
店は入口を入って階段を上がったところにあるが、階段を登り切った脇に掲げられているホワイトボードに「かきめし(大)」「かきめし(小)」「カキフライ定食」と書かれている。この店のカキフライ定食は食べたことがなかった。今日は「カキフライ定食」を注文することにしよう。ところで「かきめし」とは何だ?と思って、店員に聞くと「牡蠣の炊き込みご飯」とのことだった。それも美味そうだ。

席が空いて、店員に案内されてテーブルに付いた。空いた席は床から一段上がった畳敷きの上に座卓である。店員がおしぼりと緑茶の入った湯飲みを持ってきたので、料理を注文する。「かきめし」にするか「カキフライ定食」にするか迷っていると、店員が言うには「かきめし」は「単品での提供になる」とのこと。更に追加料金がかかるが、「カキフライ定食」の白米のご飯を「かきめし」にすることができるとのことだった。
それはいいと「カキフライ定食」「かきめし(大)」で注文する。料理を注文した後、おしぼりで顔と手を振き、緑茶を飲みながら料理を待った。
しばらく待っていると、料理が運ばれてきた。
最初に運ばれてきたのはカキフライである。大きな平皿の上には千切りキャベツとちぎったレタスが盛られ、大粒のカキフライが5個載せられている。


千切りキャベツにはフレンチドレッシングがかけられており、その脇にはマカロニサラダが添えられている。マカロニサラダにはスライスされたキュウリとニンジンが入っている。千切りキャベツの上にはパセリが、カキフライの上にカットレモンが1片載せられている。皿の周囲にはタルタルソース、マスタードがトッピングされていた。
続いて「かきめし(大)」と味噌汁、お新香が運ばれてきた。「かきめし(大)」は丼に牡蠣の炊き込みご飯が盛られていて、その表面には牡蠣が3粒載せられていて、柚子皮がトッピングされている。それと食べていて判明したのだが、中に2粒入っていた。ということで全部で5粒の牡蠣が「かきめし」に入っている。


味噌汁はアサリの味噌汁で、中に2粒のアサリが入っている。


お新香は白菜の浅漬けである。


料理が運ばれてきたところで、再びお茶を飲んで心を鎮めた。勢いというか、今日は牡蠣を思う存分堪能する注文をしてしまった。先日の小田保の「かきミックス定食」も美味かったが、それに劣らない料理である。
味噌汁を少し飲むと、まずは大胆に「かきめし」をほおばる。醤油ベースの炊き込みご飯は米粒1粒1粒がパラパラとしていて、艶々としている。炊き込みご飯に載せられた牡蠣はプリプリとした食感で、ふんわりとして柔らかく、ミルキーな美味しさである。柚子の皮が柑橘系のさっぱりとした風味を添えている。これは美味しい。

かきめしを夢中で食べていると、炊き込みご飯の中から牡蠣が2粒姿を現した。ご飯の中に牡蠣が埋まっているとは素晴らしい。途中、箸休めにお新香を食べてしまって、空いた皿に味噌汁のアサリの殻を待避させた。
今度はカキフライに箸を伸ばす。最初にカットレモンをカキフライの上から絞り、千切りキャベツ、レタス、マカロニサラダを順に片づけた。

いよいよカキフライである。ちなみに「かきめし」も「カキフライ」も広島産の牡蠣を使用しているとのこと。三陸産のシーズンはほぼ終了しつつあるということである。いずれも特大の牡蠣でボリュームがある。
添えられたタルタルソースをたっぷりとフライに漬けて、口に運んだ。外はカリカリとした衣をまとった大きなカキフライはふんわり柔らかな食感で、しかも中にジューシーな牡蠣が詰まっている。磯の香りのする牡蠣はミルキーな味わいで、しかも旨味が濃くて美味しい。

1個のカキフライでタルタルソースが無くなってしまったので、ソースをかけて食べようとして、ふと思いとどまった。本当は塩でもつけたいところだが、塩はないのでそのまま口に運ぶ。すると、何もつけない方がカキフライの旨味を堪能できることに気付いた。これは美味い。涙が出てくるくらいに美味しい。
カキフライを食べながらかきめしを食べる。こんなに牡蠣に満ちあふれた食事をしたことが無いくらいに、牡蠣を食べている。しかもいずれも特大の牡蠣である。夢中になって食べていたが、やがてかきめしは無くなり、カキフライも残すところあと1つになってしまった。そのカキフライを大事に味わいながら、食べ終わった後もその余韻をしばらく楽しむ。美味かった。大満足である。

最後に味噌汁を飲み干して完食。緑茶も飲み干すと席を立って、入口のレジで代金を払って店を出た。だいぶ食べてしまった。お腹も満腹になったので、午後は心おきなく仕事に打ち込めそうだ。
午後になって雲の合間から青空が顔を覗かせた。次第に青空の領域が広がってきて、明るくなってきた。気温も次第に上がってきて9℃を越えたが、昨日には及ばず、寒い1日となった。

夜になると上空の雲はすっかりと取れて中空には月が明るく輝きを放っていた。

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