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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日のランチ(三代目打上亭花火丼と冷鶏天そば@けいの家 日野駅前店)

2021年07月28日 | 食べ歩き


今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に雲が広がっていたが、雲にはいくつも穴が空いていて、そこから陽光がこぼれ落ちるように日が射し込んでいる。今朝の気温は24℃で湿度が高く、北西の風が吹いていた。外に出てみると、湿った空気がシメシメと感じられる。風が涼しく感じられた。
今日は先日(23日)の休日出勤の代休で、1日お休みである。寝不足感があって、もう少し寝るつもりで布団に入ったのがいけなかった。ハッと気が付いて目が覚めたのは午前7時過ぎである。窓の外を見ると、上空の所々に薄い雲がかかっていて、薄日が射している。気温は次第に上がってきていて、ベランダに出てみると、空気が蒸すように感じられた。

日中は晴れて、上空には青空が広がった。所々に綿雲が浮かんでいる他、彼方には入道雲のような大きな雲が浮かんでいるものの、強い日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は33℃で、再び真夏日となった。昼前から南よりの風が吹いてきていて、湿度も高めで、蒸し暑い陽気である。街路樹の木陰からはセミが鳴く音がうるさいくらいに感じられた。
今日のお昼は外で食べることにした。とはいっても既に時計の針は午後1時を廻っている。そこで、久しぶりに日野駅前の飲食店でお昼を食べることにして家を出た。外に出ると、風が熱風のように感じられる。歩き出してしばらくすると、全身から汗が噴き出してきた。

家を出て日野駅まで行くと、改札を通らずに甲州街道沿いを東に進む。昨年お昼を食べた居酒屋「農耕民族×狩猟民族」が先月22日にリニューアルオープンして居酒屋「けいの家 日野駅前店」となった。今日はこの店に入ることにした。


階段を上がって、2階に上る。


入口の扉を開けると、店内に入った。


店内は前と変わらず、入口から見て正面奥にカウンター席が4席設けられている他、その手前と道路に面したスペースに6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が5卓配されている他、左手に掘り炬燵形式の座敷があり、この座敷には4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が4卓配されている。
店員に案内されて6人掛けのテーブル席に座った。卓上には塩と生醤油、一味唐辛子といった調味料と箸、楊枝、メニュー、紙ナプキン、手指除菌スプレーが置かれており、テーブルの中央にはラミネートされたランチメニューが置かれている。

席に座ると空の湯呑みと冷麦茶の入ったポット、冷たいおしぼりが運ばれてきた。
あまりにも暑かったので、空の湯呑みにポットから冷麦茶を注ぐと、まずは1杯飲み干した。更に湯呑みに冷麦茶を注いで、飲み干す。やっと落ち着いたところで、3杯目の冷麦茶を飲みながら、メニューを眺めた。

ランチメニューは各種定食・丼の他、単品メニュー、ドリンク、甘味で構成されている。なお、定食及び丼のごはん大盛りまたはおかわり1杯が無料となっている。


本日の百花繚ランチ、日替わり定食、焼魚定食、日替り日野産野菜小鉢は別紙に記載されている。


注文したのは本日の百花繚ランチ「三代目打上亭花火丼と冷鶏天そば」である。丼のごはん大盛りは無料ということなので、ご飯大盛りで注文する。そばの大盛りは別途料金が必要になるが、お腹も空いているので、そばも大盛りで注文した。
しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「三代目打上亭花火丼」と「冷鶏天そば」、お新香が載せられている。「店員から味噌汁を付けますか」と聞かれた。通常は付けていないが、サービスで付けられますとのこと。さっそくお願いした。すると奥の厨房から味噌汁が運ばれてきた。


まずはおしぼりで手と顔を拭き、スッキリしたところで、醤油小皿に醤油を垂らした。


更に紙ナプキンを1枚取ると、あらためて冷麦茶を飲んで喉を潤した。続いて、味噌汁を飲む。味噌汁は魚のアラ汁で、刻みネギとトサカノリが浮かべられている。


少しとろみがかかった味噌汁は、魚の旨味が染み出しているように思われて美味しい。味噌汁に入っている魚のアラは丁寧に骨が取り除かれていて、細かい魚の身が味噌汁にボリューム感を与えている。ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
続いて「冷鶏天そば」を食べる。「冷鶏天そば」の蕎麦は田舎蕎麦で、濃い関東風の冷たいダシに浸かっている。蕎麦の上には特大の鶏天が2個と刻みネギが載せられていて、おろしワサビが添えられている。


おろしワサビをダシに溶かしながら、蕎麦をすすった。太めで弾力のある歯応えの蕎麦はツルツルとして美味しい。蕎麦の風味が感じられる味わいに、濃いダシの旨みが絡まって口の中に入ってくる。刻みネギがシャキシャキとした食感でアクセントを与えている。ワサビのツンとした辛味が食欲をそそった。
蕎麦を食べながら、鶏天を食べる。ダシを吸った衣の中には詰まっている鶏肉は柔らかく、ジューシーで美味しい。鶏肉の旨味にダシの旨みが絡まって、なかなかの食べ応えである。衣にもダシが染みこんで、鶏肉の旨味を引き立てている。

鶏天にかぶりつきながら蕎麦をすする。あっという間に蕎麦と鶏天が無くなってしまった。最後にダシを飲み干す。
次に食べるのは「三代目打上亭花火丼」である。「三代目打上亭花火丼」は丼に酢飯をぎっしりと詰め、その上にカンパチとシマアジが4切れずつと、インドマグロの赤身が4切れずつ並べられている他、大葉を1枚敷き、その上にガリとおろしワサビを載せている。その脇にはインドマグロの中落ちとネギトロが載せられていて、その上に特大の赤エビがトッピングされている。ネギトロには刻みネギが散らされている。


先ほど醤油を垂らした醤油小皿におろしワサビを溶かし、ワサビ醤油を作ると、まずは赤エビを食べることにした。大きな赤エビの尾を指で取ると、身をたっぷりとワサビ醤油に浸けて口に運ぶ。プリプリとした身は甘くて美味しい。弾力のある歯応えにワサビ醤油のツンとした辛味がアクセントになっている。頭の中に詰まった海老味噌は濃厚でトロリとして美味しかった。
赤エビの殻を蕎麦の入っていたお椀に入れると、箸を取って花火丼を食べる。まずはカンパチをたっぷりとワサビ醤油に浸けて口に運んだ。カンパチだけでなく、マグロの赤身もシマアジも厚くカットされていて、1枚1枚がボリュームがある。透明感のあるカンパチは刺身はもちもちとした食感で、白身の魚の旨みが口に広がった。歯応えもあり、淡泊で濃厚な旨みが美味しい。透明感のある白身のシマアジは、ぷりぷりとした食感で淡泊な味わいである。ねっとりと舌に絡みつくような歯応えで、上品な味わいが美味しい。

マグロは赤身とネギトロ、中落ちが載っているが、全てインドマグロとのこと。赤身は少し筋があるが、もっちりとした歯応えに濃厚な味わいで、舌の上でトロリと溶けるように感じられる。厚めにカットされているので、ボリューム感もあり、なかなか楽しめた。
赤身を食べてしまうと、箸休めにガリと大葉を食べる。ガリがジューシーで甘くて美味しい。大葉の風味が爽やかに感じられた。

次に、醤油皿に醤油を足し、中落ちとネギトロにワサビ醤油を廻し入れた。残ったご飯をネギトロと中落ちでかき込むようにして食べる。ねっとりとした舌触りのマグロの中落ちは脂がのっていて美味しい。赤身に比べるとさっぱりとした味わいである。 脂のたっぷりと乗ったネギトロは舌触り滑らかで、マグロの濃厚な味わいと共に脂の甘さが味わえる。ワサビの風味がマグロの旨味を引き立てているようで美味しい。
丼をかき込みながら、お新香を食べる、お新香は白菜の浅漬けで、ニンジンの千切りが彩りを添えている。


ジューシーな白菜の浅漬けは、よい箸休めである。硬いニンジンの歯応えがアクセントになっている。白菜の浅漬けを片付けると、一気に丼をかき込んでしまった。空の丼を置き、最後にお椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
最後に湯呑みに残った冷麦茶を飲み干すと、席を立った。店の入口脇に設けられたレジで代金を払って店を出る。

外に出ると、強い日照りに頭がクラクラとするようだ。熱気が身体を包んで、まるでサウナの中に入ったかのような気分である。全身から汗が噴き出して、額から汗が滴り落ちる。日射しを避けながら帰宅の途についた。
家に着くと、エアコンを点けて氷水を飲む。ようやく汗もひいて、落ち着いてきた。午後は自宅で写真の整理をしたりしていると、次第に日も傾いてきた。時計の針が5時を過ぎてもまだ空は明るかったが、早めに風呂に入って汗を流すことにした。

日が沈んで、窓の外から雷の音が聞こえてきた。上空には厚い雲が広がっていたが、雨は降らなかった。
夜、ゴミを出すために外に出た。上空の雲は透けるように薄くなっていて、雲の合間から暗い空が広がっていた。


今日のランチ(プロウンラクサ&シンガポールチキンライス ハーフ@ヤクンカヤトースト 新宿住友ビル店)

2021年07月07日 | 食べ歩き


七夕の今日は曇り時々雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、霧雨のような雨が降っていた。今朝の気温は23℃で、弱い北よりの風が吹いている。家の前の道路はしっとりと濡れていて、遠くの建物が霧に隠れたように、靄がかっていた。ベランダの外に出てみると、空気がムシムシとしていて、不快な陽気である。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。いつもより少し遅い時間に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませる。その後、髭を剃って顔を洗うと、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。

雨は9時半頃には止んだ。薄日が射して、空が明るくなってきた。団地の前庭の木々の茂みの中から鳥がさえずる声が聞こえている。10時になったところで、テレワークを終了すると、職場にテレワーク終了のメールを送付し、端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、さっそく出勤の準備をして家を出る。
外は南よりの風が吹いていて、空を見上げると雲が切れて青空が見えている。路面はだいぶ乾いてきていたが、湿度が高くて、かなり蒸し暑い。日野駅に着いて、ホームで電車を待っていると、ホームを通り抜けていく風が涼しく感じられた。

ホームに滑り込んできた中央線特別快速電車に乗って、新宿に向かう。車内は混んではいなかったが、席はほとんど埋まっていた。辛うじて席に座ると、ビジネスリュックサックの中から読み物を取りだして、記事を読み始めた。電車が新宿駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。
二十四節気「小暑」となる。この頃から暑さが本格的になってくるとのことだが、今日の最高気温は30℃で、28日ぶりの真夏日となった。上空に広がっている雲が切れて、青空が顔を出している。湿度が高く、弱い北よりの風が吹いているが、風はシメシメとしていて、不快なことこの上ない。

新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。新宿副都心4号街路地下道を抜けて中央通りに出ると、新宿住友ビルに入った。エスカレーターで地下に降り、先日「14種類の骨付きチキンのスープカレー」を食べたカレー専門店「カレー食堂 心 西新宿店」と通路を挟んで真向かいにあるシンガポールのカヤトースト専門店「ヤクンカヤトースト(Ya Kun Kaya Toast) 新宿住友ビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入ると右手の丸テーブルに消毒用のアルコールが置かれていて、ここで手指の消毒をした。左手には厨房があり、その前のカウンターで料理を注文する。メニューは上部のパネルに掲示されている他、カウンターテーブルの上にも置かれている。
上部のパネルは4枚あって、一番左手には各種「ホットドリンク」「アイスドリンク」とヤクンおすすめアイスドリンクが掲載されている。


その右のパネルには看板メニューの各種「カヤトーストメニュー」が掲載されている。


その右のパネルには各種サイドメニューと「トーストウィッチ」が掲載されている。


一番右のパネルには各種「アジアンフード」が掲載されている。


カウンター上にもメニューが置かれている。一番左端には「お得なセットメニュー」として「カヤトーストバターハーフ」と「シンガポールチキンライスハーフ」にドリンクの付いたセットが紹介されていた。


その隣には各種「アジアンフード」「カヤトーストメニュー」、サイドメニュー、「トーストウィッチ」のメニューが置かれている。


左端には各種「ホットドリンク」「アイスドリンク」とセットドリンクのメニューが置かれている。


看板メニューは店の名前にもなっている「カヤトースト」だが、このメニューはシンガポールの代表的な朝食メニューで、トーストしたパンでカヤジャムと呼ばれるペーストをサンドしたソウルフードの一種とのこと。お昼に食べるにはちょっと物足りない。そこで、「アジアンフード」から「プロウンラクサ」と「シンガポールチキンライス ハーフ」を注文することにした。
ちなみに「プロウンラクサ」とよく似た料理に「プロウンヌードル」があるが、この違いはココナッツミルクベースのドライチリスープか海老だしのスープの違いとのこと。今回は興味に駆られて、「プロウンラクサ」を注文することにした。

料理を注文し、代金を払うと、電子札をもらう。これを持って、カウンターの奥に向かった。カウンターの上には冷水の入ったポットが3個ほど置かれ、その脇にはコップを重ねた山4つほど並べられている。コップを1つ手に取ると冷水を注ぎ、電子札と一緒に店の奥のテーブル席に座る。
店内は広く、店内の手前には長いソファが4本設置されていて、20卓の丸テーブルがソファに面して置かれていて、1人掛けのテーブル席となっている他、正面奥と右手奥に6人掛けのテーブル席が5卓と4人掛けのテーブル席が10卓、2人掛けのテーブル席が1卓配されている。入口に近い1人掛けのテーブルは消毒用のアルコール置き場になっていて、使用することはできない。

席に座ってお冷を飲んでいると、手元の電子札が鳴動した。電子札を持って、店の厨房を囲むように配されたカウンターの奥に設けられた配膳口に向かう。電子札を店員に渡し、料理を受け取った。トレーの上には料理が一式載せられている。
配膳口の脇にはライトソイソース(しょっぱめ)、ダークソイソース(甘め)という2つのソースとホワイトペッパーといった調味料の他、プラスチック製の箸と割り箸、楊枝、レンゲ、スプーン、フォーク、紙ナプキン、紙おしぼり、紙エプロン、スティックシュガー、マドラーが所狭しと置かれている。

箸なども一緒に持っていこうとしたが、ちょっとトレーの上に載りきらないと判断して、まずは料理の載ったトレーを確保したテーブル席に運んだ。


あらためて、配膳口に行き、紙ナプキン、紙おしぼり、箸、レンゲを持ってテーブルに戻る。紙おしぼりで手を拭き、あらためてお冷で喉を潤すと、まずは「プロウンラクサ」を食べることにした。
添加物を一切使わず、厳選材料で作ったという「プロウンラクサ」はココナッツミルクベースのドライチリを使ったエスニックスープに中くらいの太さの米麺が浸っていて、麺の上には海老が2尾と焼きカマボコが3切れ、焼き豆腐のカットが1個、半分にカットした茹で玉子、モヤシが載せられ、ちぎったサニーレタスがトッピングされて、ラクサリーフというハーブを細かくカットしたものが散らされている。


スープはほとんど無く、麺に絡んでいる。箸を取って麺を食べた。中くらいの太さのストレート米麺は柔らかく、モチモチとしている。全く辛くなく、ココナツミルクのあっさりとした味わいにチリソースのほのかな辛味が感じられるくらいである。なんだか味が薄くてパンチに欠けるような味わいである。
配膳口の脇に2種類のソースがあったことを思い出して、お好みによりあのソースを入れれば良かったかとも思ったが、初めての料理に初めてのソースを入れることに自信が無かったので、そのまま食べることにした。海老は香ばしく焼かれていて、海老の身は熱が入りすぎてやや固かったが殻まで美味しかった。

玉子にココナッツミルクの甘さとラクサリーフの香りがあわさってアジアそのものを感じさせてくれる。表面に散らされたラクサリーフは爽やかな独特の香りが感じられて、優しい味わいの料理だが、インパクトが無くて少し物足りない気がした。
スープは麺に絡まって口の中に入ってくる。モヤシのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、焼きカマボコや焼き豆腐を食べながら麺を食べた。麺を食べ終えると、スープもほとんど無くなってしまった。
「プロウンラクサ」を片付けたところで、「シンガポールチキンライス ハーフ」を食べる。「シンガポールチキンライス ハーフ」はチキンスープで固めに炊いたインディカ米を八角形の器にドーム状に盛り、その上にフライドオニオンをトッピングしている。


チキンライスには一口大の茹でた鶏モモ肉が5切れ添えられている。鶏肉にはスライスしたキュウリが2枚とパクチーが添えらえている。


「シンガポールチキンライス ハーフ」には黒、白、赤とカラフルな3種類のタレが添えられている。一番左は中国醤油、中央はおろしショウガに刻みネギをトッピングしたジンジャーソース、一番右は唐辛子を使用したレッドチリソースである。


まずは茹で鶏を1つ箸で取る。茹で鶏は大きめにカットされていて、なかなかのボリュームである。


茹で鶏を中国醤油にたっぷりと浸けた。


そのまま口に運ぶ。甘い醤油はトロリとしていて、旨味が濃くて美味しい。鶏肉はさっぱりとした味わいで、醤油の旨味が鶏肉の旨味を引き立てている。
次はジンジャーソースである。ソースに浸けた鶏肉におろしショウガを載せて口に運ぶ。


ショウガの清涼感に塩味が効いているのか、鶏肉の旨味が重なり合い、なかなかの食べ応えである。鶏肉を食べながらチキンライスをほおばった。
レッドチリソースにも鶏肉を浸けた。粗く砕いたトマトを鶏肉に載せて口に運ぶ。


思ったほど辛くない。トマトの酸味と唐辛子の辛味が絶妙に絡んで、鶏肉がサッパリと美味しい。これはクセになりそうだ。鶏肉にかぶりつきながらチキンライスを箸で食べた。
スライスキュウリは何も味が付いておらず、そのまま食べても良かったのだが、中国醤油に浸けて食べてしまった。これがなかなか美味しい。サッパリとしたキュウリに中国醤油の旨味がまた合う。残った2切れの鶏肉はジンジャーソースとレッドチリソースに浸けて食べてしまった。

最後にパクチーを残ったチキンライスの上に全部投入し、残った3種類のタレをその上から注ぎ入れる。これをレンゲで軽くかき混ぜながらライスを食べた。甘味と旨味、辛味が一体となったライスはなかなか食べ応えがあって美味しい。ショウガの清涼感とパクチーの風味がアクセントになっている。
ひたすら食べたところで、器の中はあっという間に空になった。

最後にコップに残った冷水を飲み干して完食。もう満腹である。
食器を返却台に戻すと、ビジネスリュックサックを持って店を出た。お昼時ということもあって、店内は混んできた。客層は若い女性が多いようだが、年配の男性もいる。

店を出ると、職場に行く前に売店に寄って、アイスコーヒーを買って行った。
外に出ると、空気がムシムシとしている。日中は雲が切れて青空も見えたものの、昼過ぎには再び厚い雲が広がってきた。職場に着く頃には汗だくになってしまった。
やがて、時計の針が午後1時にさしかかろうというところで、午後の仕事を開始した。午後になって再び薄日が射してくると、窓の外が明るくなってきた。しかし、東よりの風が吹いてきて次第に雲の厚みが増し、日射しが無くなってきた。

午後はデスクワークで、ひたすら業務をこなす。ふと、目を上げると、時計の針は既に5時を廻っていて、定時を過ぎていた。
夕方になって再び、風は北よりの風に変わった。窓から外を見ると、低く垂れこめた厚い雲は切れてきたものの、上空の高い空には薄い雲が広がっていて、薄日が射している。東の空は、薄い雲が着れて青空も見えていた。

今日はいつもより、少し早めに仕事に区切りが付いたので、早々に帰宅することにした。職場を後にすると、地下道を歩いて新宿駅に向かう。中央線下りホームは、帰宅客が電車が待っていたが、それほど混んでいないように思えた。混み合う中央線通勤快速電車を避けて、1本前の快速電車に乗りこむ。それでも席に座れたのは電車が三鷹駅に到着する頃である。
日野駅に到着すると、電車を降りて歩き出した。上空には暗い空が広がっていたが、雲が広がっているのか、星も見えない。夜になっても気温は高く、ムシムシとしている。汗でワイシャツがぐっしょりと濡れてしまった。家に着くと、ようやくホッとした気分である。


今日のランチ(鮭いくら丼@ごだいご 新宿NSビル店)

2021年07月01日 | 食べ歩き


7月初日の今日は雨ときどき曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、本降りの雨が降っていた。今朝の気温は20℃で、風はほとんど無く、空気がシメシメとしている。窓の外は日射しが無いことも手伝って、薄暗く見えた。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。いつもより少し遅い時間に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませた。その後、髭を剃って顔を洗うと、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。

業務を始めてから、しばらくメールのチェックをしたり、資料の確認をしていると、どこからか鳥のさえずる声が聞こえてきた。木々の茂みの中にいるのだろうか。窓の外を眺めると、雨がしとしとと降っているのが見えるだけである。ふと、時計を見ると、もう時計の針が10時を廻ろうとしているの気付いた。
仕事に区切りを付けて職場にテレワーク終了のメールを職場に送付すると、端末の電源を落とした。端末をビジネスリュックサックに入れると、さっそく出勤の準備をして家を出た。

日野駅から電車に乗って新宿駅に到着すると、改札を抜けて外に出た。日中の最高気温は23℃で、朝からあまり気温が上がらず、南東から湿った風が吹いている。昼前に雨は一旦、止んだものの、上空一面を厚い雲が覆っていて日射しも無く、涼しい陽気である。空気がシメシメとしていて、外を歩いていると、心なしかワイシャツがうっすらと湿っぽく感じられた。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。新宿NSビルに入ると、展望エレベーターで29階のレストランフロアに上がった。

先日お昼を食べたビアホール「だん家 新宿NSビル店」の奥に和食料理店「ごだいご 新宿NSビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口手前左手に置かれた消毒液で手指を消毒すると、店内に入る。店内は正面に8人掛けのテーブル席が1卓と6人掛けのテーブル席が2卓、4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブルが6卓配されている他、左手にある半個室のブースには4人掛けのテーブル席が7卓と6人掛けのテーブル席が1卓配されている。奥の座敷席には掘りごたつ形式の8人掛けのテーブル席と4人掛けのテーブル席がそれぞれ3卓ずつ配されている。
店員に案内されて、正面の空間の隅にある2人掛けのテーブル席に座った。卓上には黒七味と粉山椒、醤油、塩といった調味料と楊枝、紙ナプキンが置かれている他、卓上にはメニューが置かれている。席に座ると冷麦茶の入ったコップと紙おしぼりが運ばれてきた。

冷麦茶を飲みながらメニューを見る。表にはお昼の献立が書かれている。ちなみに週替わり定食は「煮込みハンバーグ」、日替わり丼定食は「鮭いくら丼」、お魚定食は「鯖の味噌焼」とのことだった。


裏面には数量限定ごだいご厳選メニューが記載されている。


また、夏季限定メニューもある。


注文したのは日替わり丼定食の「鮭いくら丼」である。ご飯を大盛りで注文することにした。料理を注文すると、メニューが下げられた。お冷やを飲みながら料理が出来るのを待つ。
しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。


さっそく「鮭いくら丼」の丼と味噌汁のお椀の蓋を取る。


「鮭いくら丼」にはおろしワサビの載った醤油皿が添えられている。


冷や奴には鰹節がひとつまみ載せられている。


おろしワサビの載った醤油皿と冷や奴にはあらかじめ醤油を垂らす。
さっそく紙おしぼりで手指を拭くと、味噌汁を飲むことにした。味噌汁は赤だしの味噌汁で、中にはカットしたダイコンとニンジン、ゴボウといった根菜類の野菜がたっぷりと入っていて、油揚げが浮かんでいる。


味の濃い味噌汁は、空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。各種野菜は味が良く染みこんでいて、柔らかいながらも歯応えがあって、なかなかのボリュームである。ダシをたっぷりと吸った油揚げがジューシーで美味しかった。
味噌汁を半分くらい飲んだ後に、「鮭いくら丼」を食べることにする。「鮭いくら丼」は高台が高く口縁の広い丼に盛られていて、見た目は豪華そうだが、実はあまり量はない。丼に盛られたご飯の上には中央に温玉が落とされていて、その周囲に刻み海苔と白胡麻を散らし、鮭の切り身を5切れとイクラ、鮭フレークを載せて、刻みネギをトッピングしている。


醤油を垂らしたおろしワサビを崩して、「鮭いくら丼」に回し入れた。


「鮭いくら丼」の丼は持ち上げにくいので、添えられた木のスプーンで食べる。鮭は見た目は小さいが厚くカットされている。口に入れると、トロッとしていて、甘くて美味しい。醤油の旨味とおろしワサビのツンとした辛味がアクセントになって、ご飯が進む。イクラを口に入れると、プリプリとした赤い玉が割れて、濃い磯の風味と旨みのあるジュースが口の中に溢れ出す。鮭フレークはしっとりとしていて、ほどよい塩加減がご飯と良く合う。
丼を食べていると温玉が崩れてご飯に染みこんだ。これに醤油を少し垂らして、ご飯とかるくかき混ぜるようにして食べる。玉子の甘みに白胡麻のプチプチとした食感と刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。

丼を食べながら冷や奴に箸を付ける。


醤油を吸った鰹節と一緒に豆腐を食べると、豆腐の甘みに醤油と鰹節の旨味があわさって、ヒンヤリと美味しい。
小鉢は青菜の煮浸しである。青菜には刻んだ油揚げが絡められている。青菜と油揚げはそれぞれ異なったジューシーな歯応えで、あっさりとした旨味が美味しい。


冷や奴と小鉢を片付けると、残った「鮭いくら丼」をかき込んだ。最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
お冷やの冷麦茶も飲み干すと、ビジネスリュックサックと伝票を持って席を立った。入口脇のレジに進んで、代金を精算する。店内はかなり混み合っていた。雨のせいか、少し空気が湿っぽい感じがする。

店を出ると、職場に向かった。職場に行く途中で、売店でアイスコーヒーを買って行く。
午後は職場でデスクワークである。山と積まれた書類を処理し、大量に届いたメールをチェックする。あっという間に時計の針は夜8時にさしかかろうとしていた。

仕事を終えて職場を出ると、外は弱いながらも雨が降っていた。地下道を歩いて新宿駅に行き、中央線快速電車に乗り込む。
電車が日野駅に到着すると、新宿よりも雨脚は強くなっていた。


今日のランチ(麻婆豆腐@元祖麻婆豆腐 新宿店)

2021年06月09日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い青空が広がっていて、東の空に昇ってきた朝日が眩しい。今朝の気温は19℃で風はほとんど無く、日陰に入ると、空気が少し涼しく感じられる。しかし、日の当たるところに出ると、強い日射しが降り注いでいて、これから暑くなることを予感させる陽気である。
今日は午前中2時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもより少し遅い時間にすると、湯を沸かしてドリップコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませる。その後、髭を剃って顔を洗うと、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。

仕事をしていると、団地の前庭にムクドリやカラスが飛んできて、土をほじくり返しては虫をついばんでいるのが見える。次第に日射しが強くなってきていて、前庭の木々の緑が鮮やかになり、影が濃くなってきた。
あっという間に2時間が経過して、テレワークを終了する。職場にテレワーク終了のメールを送付すると、出勤の準備をして家を出た。外に出ると頭がくらくらしそうな位に強い日射しが降り注いできた。乾いた北よりの風が吹いていて、風が涼しく感じられる。

日野駅に到着すると、ホームに昇った。上空には雲ひとつ無い青空が広がっていたが、日野駅のホームから西の方角を見渡すと、上空にはわたあめをちぎったような小さな雲が所々に浮かんでいるのが見える。
電車は思いの外、混んでいた。運よく座ることができたので、席に座ると少し瞼を閉じた。ふと気が付くと、電車は新宿駅に到着するところだった。あわてて電車を降りると、改札を抜けて外に出た。

日中は晴れて上空に青空が広がった所々に小さな雲が浮かんでいるものの、強烈な日射しが容赦なく照り付けている。昼間の最高気温は31℃で、2日連続の真夏日となった。湿度は低く、空気がカラリとしていて、風が心地よく感じられるものの、かなり暑い。ビジネスリュックサックの中から汗拭き用のタオルを取り出すと、汗を拭いながら外を歩いた。
職場に向かう前に、お昼を食べていくことにした。以前、「イベリコ豚カツカレー」を食べたカレー店「新宿カレー 西新宿1丁目店」の店があった場所の2階に中華料理店「元祖麻婆豆腐 新宿店」がある。今日はこの店に入ることにした。


ビルの向かって左手の階段を2階に上ると、店の入口がある。


入口手前右手に設置されたローテーブルの上に置かれた消毒液で手指を消毒して店内に入店した。店内は入口から見て左手に厨房があり、その前のスペースに6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が5卓置かれている。店員に促されて、4人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろした。
卓上には重ねられた小皿の上に箸が数膳分置かれている他、重ねられたコップが並べられていて、その脇に醤油と酢、ブラックペッパーグラウンドといった調味料と、楊枝、紙ナプキン、冷水のポットが置かれている。コップを1つ手に取ると、ポットから冷水を注いでまずは1杯飲んだ。ポットの中には氷が浮かべられていて、スライスレモンが沈んでいる。ほんのりとした柑橘系の酸味に爽快感が感じられる。

店員がメニューを差し出した。メニューは1枚の紙で、ラミネートされている。表面は定食メニューとなっている。定食メニューはご飯大盛り無料で、ご飯、水餃子、味玉、漬物が食べ放題となっている。


裏面は麺のメニューとなっている。


店員を呼んで料理を注文する。やはりここは店の名前にもなっている看板メニュー「麻婆豆腐」を注文するべきだろう。ご飯は大盛で注文することにした。すると、店員に辛さを聞かれた。壁を見ると辛さのレベルが書かれている。


麻婆豆腐は好きだが、もともと辛いのは苦手な上に、汗かきでもある。麻婆豆腐は「控目」「超控目」にはできないとのことなので、「普通」で注文した。
料理を注文すると、店員に食べ放題の水餃子と味玉、漬物が厨房の前のワゴンの上に用意されていることを告げられて、ワゴンの前に向かった。ワゴンの上には水餃子と味玉、漬物の他にラー油が入った金属製の容器が置かれており、その脇に重ねられた小皿が置かれている。漬物は茹でキャベツのナムルで、輪切りにされた唐辛子がトッピングされている。


ワゴンの右手にはスープの寸胴鍋とご飯の入った大きな炊飯器がカウンターに置かれている。


小皿を1枚取ると、その上に漬物と水餃子を2個、味玉を1個載せた。水餃子にはラー油を適量載せると、席に戻る。


席には既にご飯とスープが置かれていた。


まもなくして麻婆豆腐が運ばれてきた。


店員が紙ナプキンを差し出してくれたので紙エプロンを着けると、箸を取ってさっそく食べることにした。


まずはスープを飲む。スープはかき玉汁でワカメと千切りにしたニンジンが入っている。とろみのあるスープは優しい味わいで、玉子の甘さにワカメがボリューム感を与えている。


続いて麻婆豆腐を食べる。麻婆豆腐は深めの鉄鍋にたっぷりと入っていて、グツグツと音を立てている。この麻婆豆腐は四川から仕入れた豆板醤、麻椒、唐辛子など十数種類の本場香辛料と、食べごたえのある木綿豆腐を使用しているとのこと。トロトロになるまで煮込んだ豆腐にはたっぷりの自家製の肉みそが絡められていて、ネギが散らされて、赤い麻婆豆腐に彩りを添えている。


麻婆豆腐に添えられたスプーンで麻婆豆腐を掬って口に運んだ。一口食べて、最初は肉味噌の旨味と豆腐の優しい味わいが感じられた直後に舌がしびれるような辛さを感じる。シャリシャリとした歯応えは唐辛子か、「普通」の辛さなのにかなり辛い。
麻婆豆腐をライスで食べることにする。お碗に盛られた大盛りのライスは盛りがいい。米粒が艶々として美味しそうだ。


このライスの上にスプーンで掬った麻婆豆腐を載せて食べる。麻婆豆腐の載ったライスは辛くて美味い。ひたすら麻婆豆腐をライスにかけて食べていると、次第に舌が麻痺していくかのような感覚に陥った。唐辛子をたっぷりと纏った米粒は、唐辛子のシャリシャリとした歯触りがして、まるでご飯では無く、麻婆豆腐の一部と化したような食べ物になっている。
食べている内に、尋常ではないくらいの汗が額から滴り落ちてきた。ビジネスリュックサックの中から汗拭き用のタオルを取り出すと、汗を拭いながら麻婆豆腐を食べる。逃げ場の無い辛さから逃れるように、味玉を箸で持ち上げてかぶりついた。ヒンヤリとした味玉の白身の甘さと濃い黄身の味わいにひと息つきつつ、再び麻婆豆腐と格闘する。ライスが無くなる頃には鉄鍋に入った麻婆豆腐も半減したようである。

ここでライスをお替わり。お碗を持って立ち上がろうとすると、素早く店員が来て、お碗にご飯をよそってテーブルの上に置いてくれた。


麻婆豆腐との再戦の前に、水餃子を食べる。厚い皮に包まれた水餃子の中には豚挽き肉にたっぷりの刻んだニラを練り込んで作った餡が閉じ込められている。モチモチとした食感の皮のボリュームに餡のジューシーな食感が美味しい。水餃子にかけたラー油は香ばしくて美味しい。
水餃子を食べてしまうと、再び、麻婆豆腐を食べる。ここで、麻婆豆腐の入った鉄鍋に、ライスを全て投入した。スプーンでライスと麻婆豆腐をかき混ぜ、麻婆豆腐丼として食べることにした。


ライスをひたすら口に運ぶ。口の中ではカプサイシンが暴れまくっていて、まるで灼熱地獄を味わうような食事となった。ひたすら無心にライスを口に運んでいると、鼻の奥から花椒の香りが抜けていく。全身の毛穴が開いて、尋常では無いほどの汗をかきながら、麻婆豆腐を食べた。
途中で漬物を食べる。キャベツのナムルはシャキシャキとした食感にごま油の香ばしさが美味しい。辛くは無いが、塩気が強くて、麻婆豆腐の辛さとダブルパンチで胃袋にボディーブローを喰らわされているような気がする。思わず、お冷やで漬物を胃袋に流し込むと、最後の麻婆豆腐を掬って口に運んだ。

空になった鉄鍋を見下ろして、達成感を覚えた。麻婆豆腐を制覇したこの高揚感に浸りながら、お碗に残ったスープを飲み干した。水餃子や味玉をもう少し食べたい気もしたが、もう胃袋がそれを受け付けてくれなさそうだ。最後にお冷やを飲み干して完食。
美味かった。しかも満腹である。しかし、辛さで胃袋が少々痛む気がする。卓上の紙ナプキンで口を拭うと、唇が痛い。辛さとは痛さである。頭では分かっていたが、それを実感出来る辛さだった。

紙エプロンを外し、入口脇のレジで代金を払うと店を出た。外は暑かったが、麻婆豆腐を食べて熱くなった体にはむしろ涼しく感じられる。汗拭き用のタオルでひたすら額と首筋を拭いながら職場に向かう。途中の売店でアイスコーヒーを買っていった。
午後は夜まで仕事である。日中は打合せ等でほとんど席を温めているヒマも無かった。夕方になってようやく自席に戻ると、机上には書類の山がうずたかく積み上げられ、パソコンのメールボックスは未読のメールで溢れかえっている。それらを処理していると、時間は刻々と過ぎていって、外はいつの間にか暗くなっていた。

夜、仕事を終えると、職場を後にする。地下道を歩いて新宿駅に着いた。中央線下りホームに昇ると、電車を待っている乗客でホームは混み合っている。混雑を避けて乗った中央線快速電車も、それほど混んではいなかったが、それでも吊革に掴まるのがやっとだった。
電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて甲州街道沿いを歩き出した。上空には雲ひとつ無い暗い空が広がっている。天頂付近には星が瞬いていた。


今日のランチ(満腹マーボー豆腐定食@渋谷餃子 新宿西口店)

2021年05月14日 | 食べ歩き


今日は曇りときどき晴れ。昨日と打って変わって、今朝は上空にほぼ雲ひとつ無い青空が広がっていて、強い朝日が射し込んでいる。今朝の気温は16℃で、弱い西よりの風が吹いていた。昨日降った雨で濡れた路面はほぼ乾いているが、まだ所々、濡れた部分がまだら模様に残っている。湿度が高く、朝から少しムシムシと感じられた。
今日は朝2時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもより少し遅い時間に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませた後、髭を剃って顔を洗い、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。

仕事をしていると、窓の外からは鳥がさえずる声が聞こえてくるものの、木々の枝の茂みの中にいるらしく、姿は見えない。やがて、上空には雲が広がってきて、日射しが弱々しくなってきた。
メールのチェックや資料の確認をいると、あっという間に2時間が経過する。テレワークの業務を終了して職場に連絡を入れると、端末をビジネスリュックサックに入れて家を出た。

日野駅に到着すると、いつも乗る中央線特別快速電車の1本前の電車に乗ることができた。ちょうど席が1つ空いていたので、シートに腰を下ろす。新宿駅に到着すると改札を抜けて外に出た。
日中は上空を薄いベールのような雲が覆っているものの、雲を通して強い日射しが降り注いだ。昼間の最高気温は27℃で夏日となった。湿度があるせいか、少し蒸し暑く感じられる。午後になって南よりの風が強く吹いてきた。

職場に向かう前に、お昼を食べていくことにした。昨年、ラーメンを食べたラーメン屋「天下一品 新宿西口店」のあるビルの2階に餃子専門店「薄皮餃子専門 渋谷餃子 新宿西口店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


ラーメン屋「天下一品 新宿西口店」の脇のビルの入口を入ると、エレベーターで2階に上がる。エレベーターを降りてすぐ右手に店の入口がある。


店内は入口からみて正面に厨房があり、その右手に4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が4卓配されている。左手の窓際には4人掛けのテーブル席が7卓配されている他、厨房の周りを囲むようにL字形にカウンター席が10席配されているが、その多くは配膳用に使われていて、食事ができるのは2席のみとなっている。店員に案内されて、奥のカウンター席に腰を下ろした。
卓上には醤油とラー油、お酢といった調味料の他、箸と紙ナプキン、冷水のポットが置かれていて、メニューが置かれている。また、各席ごとに小皿とコップ、紙おしぼりが置かれていて、ランチメニューが卓上に広げられていた。

席に着くと、まずはコップに冷水を注いで、1杯あおった。それから再び冷水を注ぎ、あらためてメニューを見る。最初に目に飛び込んできたのは「ご要望にお応えして満腹中華定食はじめました!」と書かれたメニューである。定番中華定食に餃子が3個付いて、しかもライスとスープが食べ放題となっている。


裏面には4種類の「満腹中華定食」が記載されている。「満腹ユーリンチー定食」「満腹マーボー豆腐定食」「満腹ホイコーロー定食」「満腹生姜焼き定食」がある。


ページをめくると「中華定食」メニューが記載されている。こちらには定番人気の「W餃子定食」が記載されている。


その裏面には更に「ワンコイン定食」「チャーハン餃子定食」「油そばセット」が加わって8種類のセットメニューが記載されていた。


またランチ限定メニューとして「ルーローハン+餃子(6個)セット」「ルーローハンセット」がある。


注文したのは「満腹マーボー豆腐定食」である。このセットメニューはランチとスープがお替り自由となっている。そこで、ライス大盛で注文することにした。料理を注文すると、店員に「餃子にニラとニンニクを入れて良いか」と聞かれた。これから仕事なので、ちょっと匂いが気にならないでもないが、マスクをしているのであまり気がつかれないかもしれないと考えて、両方入れてもらうことにした。
料理を注文すると、あらためてお冷を飲みながら、料理ができるのを待つ。しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上にはマーボー豆腐と餃子、モヤシのナムル、ライス、スープが載せられている。


さっそく箸と紙ナプキンを取り、小皿に醤油とラー油を垂らして餃子のタレを作った。


紙おしぼりで手を拭くと、まずはスープを飲むことにする。スープはワカメの中華スープで白ゴマと刻みネギが浮かんでいて、金属製のレンゲが添えられている。


熱々のスープは少し薄めの中華スープで、ワカメがスープにボリューム感を与えている。白ゴマのつぶつぶとした食感と刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。スープを半分くらい飲んだところで、レンゲを置いた。
最初に店の看板メニューでもある餃子を食べる。餃子は小皿に3個載せられている。一口サイズの餃子の表面にはこんがりとした焼き色が付いている。


餃子をタレにたっぷりと浸して口に運ぶ。


ツルンとした舌触りの皮の中には豚肉に刻んだキャベツ、ニラ、ニンニクを入れた餡が入っていて、ジューシーで美味しい。豚肉の旨味にニンニクの風味が食欲をそそる。
餃子を食べながらライスを食べる。大きなお碗に盛られたライスは山盛りである。


ライスは硬めに炊かれていて、しっかりとした歯応えがある。餃子を3つ一気に食べてしまうと、ライスの山も平坦になった。少し中央に窪みをつけると、マーボー豆腐を食べることにした。
マーボー豆腐はふんだんに入った豚挽き肉に大きめにカットされた豆腐が入っていて、カットしたアスパラガスで彩りを付けている。ちょっとオイリーな感じのするマーボー豆腐である。


まずはスープに添えられたレンゲでマーボー豆腐を一口食べてみた。一見すると、赤っぽい色のマーボー豆腐はそれほど辛くなく、各種香辛料のじんわりとした辛さに花椒の香りが鼻腔を抜けていく。
マーボー豆腐をライスにかけて食べる。豚挽き肉はちょっとボロボロとした感じの食感だが、存在感がある。マーボー豆腐の赤い餡をまとった米粒はほどよい辛味で口の中に入ってくる。豆腐の優しい甘みが香辛料の刺激的な味わいを緩和するかのようである。アスパラガスの食感がアクセントになっている。

マーボー豆腐を食べながら、箸休めにモヤシのナムルを食べた。


モヤシのナムルはジューシーで、ゴマ油が香ばしくて美味しい。ナムルを食べてしまうと、残りのライスを残ったマーボー豆腐で片付けてしまった。マーボー豆腐が無くなってしまったので、ライスのお替わりは出来ない。そこで、お碗に残ったスープを飲み干すと、店員を呼んでスープだけお替わりをした。
ランチの〆に熱々のスープを堪能する。


運ばれてきたスープを飲んでいると、口の中の油分が洗い流されていくかのようである。ワカメのふんわりとした食感を楽しみながらスープを飲み干して、完食。コップに残った冷水も飲み干すと、身支度を調えて席を立った。
卓上に置かれた伝票を持って入口脇のレジに進む。代金を支払うと店を出た。建物の外に出ると日射しが強くなっていて、食後の体も熱い。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行くことにした。

午後は職場でデスクワーク中心の業務をこなす。空は少し明るくなってきたが、上空には厚いベールのような雲が広がっていて、太陽は雲を通して陽光を降り注いでいる。窓の外を眺めると、上空に羽田空港に向かう旅客機が飛んでいた。
定時を廻った後も1時間ほど職場で仕事をしていたが、区切りが付いたところで帰ることにした。とはいえ、まだ窓の外も明るく、職場を出るのも気が引ける気分である。といって、いつまでも職場に残って仕事をするわけにもいかない。来週の月曜日は朝から出勤の予定だが、週末にメールの確認をするため、端末を持って帰宅の途についた。

新宿駅から乗った中央線快速電車は決して混んではいなかったが、結局立川駅まで座ることができなかった。今日も足がパンパンになって、少々辛く感じられる。日が沈み、空が薄暗くなってきた。
日野駅に到着すると、改札を抜けて甲州街道沿いに家路を急ぐ。空を見上げると、上空には暗い空が広がっていて、所々に薄い霞のような雲が広がっている。西の空に細い月が妖しく光っているのが見えた。