今日は晴れときどき曇り。今朝は上空の所々に小さい薄い雲が浮かんでいるものの、青空が広がっているが、東の空には入道雲のような大きな雲がかかっている。雲の縁が朝日でオレンジ色に染まって、日射しが無いものの、次第に空は明るくなってきた。今朝の気温は25℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。蒸し暑い陽気だが、風が一抹の涼気をもたらしてくれているようだ。
今日は朝から出勤する。電車に乗って新宿駅に到着すると、上空の大部分を灰色の雲が覆っていて、湿った南よりの風が吹いていた。通り雨が降ったらしく、路面がわずかに湿っているようである。湿度が高くて、かなり蒸し暑い。街路樹からはセミの鳴く音が盛大に聞こえていた。
日中は雲が多いものの青空が広がって、眩しいほどに日射しが降り注ぐ厳しい残暑の1日となった。昼間の最高気温は34℃と 日連続の真夏日となった。朝よりは湿度が下がってきたものの、外に出ると蒸し暑くて、南から吹く風が熱風のように思えた。
夜、仕事を終えた後も、職場に残って机上の整理などをする。来週の月曜日は久しぶりに1日テレワークの予定を入れていたのだが、それが霧消して朝から出勤する羽目になった。集中して資料の作成をするつもりでいたので、当てが外れた気分である。精神的にもかなり疲労を感じたので、適当なところで職場を後にした。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿駅から電車に乗って立川駅で途中下車した。明日は土曜日でお休みということもあるし、たまには少し酒でも飲んで憂さを晴らしたい気もする。改札を抜けて駅北口に出ると、駅前のロータリーから線路沿いの柳通りを国立方面に向かって歩いていく。前に「タンタン麺」を食べたラーメン屋「揚州商人 立川店」のあるビルの左隣のビルの1階に居酒屋「庄や 立川北口店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店内に入ると、奥から店員が出てきて、店の中程にある厨房の前のカウンター席に案内された。カウンターの卓上には2席毎に透明な仕切り板が置かれていて、卓上にはアルコール消毒液とメニューが置かれている。席に着くと紙のコースターと箸、取り皿、冷たいおしぼりが置かれた。
さっそくメニューを眺める。メニューは各種刺身、逸品、肴、焼き海鮮、焼とり、焼とん、揚物、焼炒、サラダ、ピザ、食事メニュー、釜飯、デザート、ビール、日本酒、サワー、ハイボール、ホッピー、ウイスキー、焼酎、カクテル、ワイン、果実酒、ソフトドリンクで構成されている他、日替わりのメニューとして、名物こぼれ寿司、生もぎ枝豆、おまかせ鮮魚三種盛り、アオリイカ刺、海鮮山かけ又は納豆、鶏唐サラダ、長芋千切り、野菜炒め、自家製厚揚げ、抹茶わらび餅があった。
まずは黒ホッピーのセットを注文した。するとまもなく、黒ホッピーの瓶と焼酎が入ったグラスが運ばれてきた。グラスには氷がたっぷりと入っていて、しかもキンキンに冷えている。黒ホッピーの瓶もよく冷えていた。
続いてお通しが運ばれてきた。お通しは「茄子とキュウリの梅肉和え」である。
まずはグラスに黒ホッピーを入れる。
紙おしぼりで手と指を拭き、添えられたマドラーで少しグラスの中の焼酎をかき混ぜると、まずは独り乾杯。久しぶりに飲む黒ホッピーの味は少々苦く感じられたが、それが胃袋を逆に刺激して、腹が減ったと脳に働きかけるようである。さっそく箸を取ってお通しの「茄子とキュウリの梅肉和え」を食べることにした。
茄子とキュウリは大きめにカットされていて、歯応えがあって美味しい。梅肉ソースのほんのりとした酸味が茄子とキュウリにからみあって、さっぱりとした味わいである。お通しを食べてしまうと、メニューを眺めた。店員を呼んで追加の料理を注文する。注文したのは「おまかせ鮮魚三種盛」と「焼きとり盛り合わせ」である。焼きとりは塩で焼いてもらうことにした。
しばらくして「おまかせ鮮魚三種盛」が運ばれてきた。刺身には空の醤油小皿と醤油差しが添えられている。
醤油小皿に醤油を注いだ。醤油もキンキンに冷えている。
刺身は日替わりで、「マグロの赤身」「サーモン」「カンパチ」の刺身が3切れずつ、大根のツマの上に敷かれた大葉の上に載せられている。「カンパチ」の刺身の上には食用菊が添えられている他、2色のトサカノリとおろしワサビが皿に載せられている。
おろしワサビを醤油に溶かしながら刺身を食べる。厚めにカットされた「カンパチ」はもちもちとした食感で、白身の魚の旨みが口に広がった。ワサビのツンとした風味がアクセントになっていて、食べ応えがあって美味しい。「サーモン」はトロリとした食感で、脂身は少ない分、サッパリとした味わいである。サーモンの濃厚な旨みが感じられた。「マグロの赤身」はやや筋があるものの柔らかく、濃厚な味わいが美味しい。
刺身を食べてしまうと、大葉で大根のツマを巻くようにして、醤油に浸けて食べる。ダイコンのシャキシャキとした食感がみずみずしく、大葉の風味がアクセントになっている。トサカノリを食べ、食用菊も食べてしまった。食用菊の苦みが口の中に広がり、それをホッピーで洗い流すようにして飲むと、グラスの中が空になってしまった。
店員を呼んでホッピーのナカを注文する。
運ばれてきた焼酎もまたキンキンに冷えたグラスに入っていて、氷がたっぷりと浮かんでいる。
これに瓶の中の黒ホッピーを全て注いだ。ちょうどホッピーの瓶1本でグラス2杯分楽しめる。
ホッピーに口を付けるか付けないかといったところで、「焼きとり盛り合わせ」が運ばれてきた。「焼きとり盛り合わせ」は底の浅い長方形の升に盛られている。左からなんこつ串、つくね串、もも串、ねぎ間串、ぼんじり串の順に並べられていて、カットレモンが添えられている。
カットレモンを搾ると、さっそく焼き鳥を食べながらホッピーを飲むことにした。なんこつ串は5切れほどが串に刺さっている。コリコリとした食感のなんこつは塩が旨みを引き出してるように思われて美味しい。注文して今更だが、なんこつはあまり好きでは無かったが、今日は格別に美味しかった。
つくねはふんわりとした食感で旨みと香ばしさが味わえた。もも肉はジューシーで鶏の旨みが美味しい。ホッピーもグングンと進んだ。ねぎ間は鶏肉の歯応えにネギがジューシーな味わいで美味しい。口に入れるとネギの香ばしさが鼻腔に広がって、それだけでホッピーが進む。最後にぼんじりを食べる。プリプリとした食感のぼんじりは淡泊な味わいで、塩がその旨みを引き立てている。ぼんじりの旨みを味わいながら、ホッピーを飲んだ。
お通しを入れると3品の料理だったが、ずいぶんと食べた気がした。ホッピーもあと僅かである。ここで〆のご飯ものを注文する。注文したのは月替わりの釜飯である。8月は「うなぎ」の釜飯とのことなので、これを注文することにした。ちなみにご飯の大盛は出来るか聞いてみたところ、「それはできません」とのことだった。
料理を注文してまもなく釜飯とお新香、お椀としゃもじが運ばれてきた。釜飯は小さい鉄釜が民芸コンロに載せられている。「コンロの中の火が消えたら、良くかき混ぜてお食べください」とのことである。
火が消えたところで、釜の蓋を開けた。中にはご飯の上にうなぎの小片が6切れほどとミツバ、レンコンが散らされている。
しゃもじでかき混ぜて、釜飯を茶碗によそった。釜飯の中のご飯は茶碗2杯分くらいのご飯がある。
ご飯を食べる。
国産米を使用しているという釜飯は、ご飯が艶々としていて美味しい。炊きたてのご飯にうなぎの淡泊な旨みが絡まって、なかなかの食べ応えである。ウッカリしていたのは汁物が無いことだった。味噌汁をあわせて注文すれば良かったのだが、もういいかという気になっていた。1杯目の釜飯を食べてしまうと、お新香で、残ったホッピーを飲むことにした。
お新香は浅漬けのキュウリとダイコンが2切れずつとニンジンが1切れである。
口に入れると、みずみずしい浅漬けの野菜はパリパリとした食感で美味しい。ほんのりと塩味がきいた浅漬けはそれだけでしっかりと酒の肴になる。ホッピーを飲み干す頃にはお新香は無くなってしまっていた。
釜の中の釜飯をお椀に全てよそうと、釜飯をかき込むようにして食べて完食。美味かった。満腹、満足である。
店員を呼んで会計をすることを伝えると、荷物を持って入口脇のレジに進む。しばらく外で酒を飲むのを控えていたこともあって、だいぶ酔ってしまったようだ。足が千鳥足になっているのを感じて、少し慎重に歩く。レジで代金をクレジットカードで精算すると、店を出た。
南の空には少し膨らんだ半月が明るい光を放っているのが見えた。立川駅から電車に乗ろうとすると、中央線は吉祥寺駅での人身事故で運転を見合わせているところだった。ホームで電車を待っていたが、とにかく蒸し暑くて汗が額から噴き出すように暑い。しかも酒を飲んだ後ということもあって、頭が痛いほどである。
しばらくして、下りの電車がホームに滑り込んできた。電車に乗って隣駅の日野駅に向かう。日野駅から家まで歩いてくると、風呂に入る気にもならずに、そのまま寝てしまった。
今日は晴れ時々曇り。今朝は上空に薄く綿を広げたような雲が広がっていて、雲の向こうから照りつける朝日が柔らかく感じられる。今朝の気温は25℃を若干下回る位で湿度が高く、弱い北寄りの風が吹いている。空気はシメシメとしていて、少し涼しい陽気である。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。朝5時過ぎに起きると、インスタントコーヒーを淹れた。ドアポストに投函されている朝刊を読みながら簡単に朝食を摂る。その後、髭を剃り、顔を洗って出かける準備をした後、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始した。
午前中は日が昇るに従って、次第に青空の領域が広がり、強い日射しが降り注ぐ空模様となった。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とす。端末をカバンに入れると、出勤の支度をして家を出た。
外に出ると、もわっとした暖かい空気が全身を包んだ。日中は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、青空が広がって暴力的な日射しが容赦なく降り注いでいる。マスクをして駅まで歩いていると、マスクが呼気でほんのりと濡れて、息苦しくなってくる。時折、マスクを外し、タオルで汗を拭いながら日野駅に着いた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿に到着して、駅の外に出ると、クラクラするほどに強い日射しが降り注いでいて、熱風と化した南よりの風が吹いている。日中の最高気温は34℃と猛暑日にはならなかったものの湿度が高く、立っているだけで汗が額から滴り落ちるような陽気である。
日射しを避けながら職場の近くまで歩く。時計の針は昼前を示していたので、職場に行く前に、お昼を食べていくことにした。入店したのは、都庁都議会議事堂1階にあるレストラン「TOKYO都庁議事堂レストラン」である。
店の入口は都民広場側から見て、一番右手の自動扉を入り、すぐ左手に折れて進んだところにある。店に入ると、店員が出てきて、4人掛けのテーブル席に案内してくれた。店内は広く、4人掛けのテーブル席と2人掛けのテーブル席が何卓も配されている。各テーブルの上にはラミネートされたメニューと冷水のポットが置かれている。
席に座ると店員がお冷やと紙おしぼりを運んできた。お冷やを飲みながらメニューを眺める。ランチメニューは各種「うどん・そば」「ラーメン」「パスタ」「ミニ丼セット」「丼」「カレー」「定食」「飲み物」「甘味」で構成されている。また、期間限定で「肉骨茶ランチセット」が用意されていた。
店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは「鶏の唐揚げ定食」である。定食はごはん大盛り無料となっているので、ご飯を大盛りで注文した。ちなみにお替わりは出来ない。
料理を注文すると、空になったコップに冷水を注いで、再びお冷やを飲んだ。しばらくして、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には鶏唐揚げの載った皿と小鉢、漬物、ご飯、お椀が載せられている。
鶏の唐揚げは大きな皿に5個載せられていて、その脇にキャベツの千切りとサニーレタスを混ぜ合わせたものが盛られていて、カットレモンとマヨネーズが添えられている。
小鉢は鶏肉と豚肉のしぐれ煮に大葉と刻みネギ、鷹の爪、白ごまを合わせたものである。
漬物はキュウリの紫蘇漬けとタクアンが2切れずつ小皿に2切れずつ載せられている。
ご飯は円筒形のお椀に盛られている。
味噌汁は巻き麩とわかめが入っている。
まずは紙おしぼりで手を拭くと、箸を取って味噌汁を飲む。味噌汁のダシの旨味が空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。たっぷりとワカメが入った味噌汁に浮かべられた巻き麩がジューシーな味わいで、存在感を放っている。
続いて、唐揚げに添えられたカットレモンを鶏唐揚げにたっぷりと絞る。唐揚げは1個1個が大きく、なかなかのボリュームである。まずは1個の唐揚げを箸で持ち上げると、そのまま唐揚げにかぶりついた。
特製タレに漬け込んだという唐揚げはカリッとした食感の衣の中にジューシーな鶏肉が詰まっている。タレの旨味が鶏肉の旨味を引き立てていて、唐揚げ1個でご飯が一気に進む。ご飯が足りないほどである。
唐揚げを1個食べてしまうと、2個目の唐揚げに箸を付けたくなるのをこらえて、サニーレタスをマヨネーズに浸けて、口に運んだ。今日は暑いので、みずみずしい生野菜が美味しい。ふんわりとしたサニーレタスに刻みキャベツのシャキシャキとした歯応えがアクセントになっている。マヨネーズの酸味が生野菜を美味しく食べさせてくれる。
生野菜を食べてしまった後は、2個目の唐揚げにかぶりつきながらご飯を食べる。途中で小鉢のしぐれ煮を食べた。味が良く染みこんだ豚肉と鶏肉に大葉の風味と刻みネギ食感がアクセントになっている。味が濃くて、これだけでもご飯が進む。大盛りのご飯が物足りなくなってくるほどである。
しぐれ煮を片付けると、漬物を箸休めにご飯をかき込んだ。パリパリとした食感の漬物を食べながらご飯をかき込む。漬物を片付けると、再び唐揚げにかぶりつきながらご飯を食べる。
結局、ご飯が無くなる前に唐揚げが2個も残ってしまった。この唐揚げをじっくりと味わうようにして食べる。唐揚げを全部たいらげると、最後にお椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満腹かつ満足である。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干した。卓上に置かれた伝票を持って入口脇のレジで代金を払って店を出る。再び、眩しいほどに降り注ぐ日射しの中を職場に向かって歩いて行った。
午後は職場で夜までデスクワークである。仕事を終える頃には、既に日が沈んで西の空がほんのりと夕日で赤く染まっていた。その後も仕事に没頭していたが、ようやく仕事にひと区切りがついたところで、帰り支度をして職場を出る。
新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着すると、駅改札を抜けて家路を急いだ。
夜になってめっきりと涼しくなってきた。しかし湿度が高く、空気がシメシメとしていて、湿っぽく感じられる。上空の暗い空には、星が明るく光っていた。
今日は晴れのち曇り一時雨。今朝は上空に薄い雲がたなびいているが、青空が広がっていて、朝日が眩しい。今朝の気温は25℃で弱い西よりの風が吹いている。昨日降った雨で、路面の所々に雨の濡れた後がシミのように残っているが、道路はほとんど乾いていた。湿度が高く、空気がシメシメと感じられる。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。朝5時過ぎに起きると湯を沸かして、インスタントコーヒーを淹れる。ドアポストに投函されている朝刊を読みながら簡単に朝食を摂った。その後、髭を剃り、顔を洗って出かける準備をした後、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始した。
午前中に仕事をしていると、次第に青空の領域が広がってきて、強い日射しが降り注いできた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とす。端末をカバンに入れると、出勤の支度をして家を出た。
外に出るとムッとした熱気が体を包んだ。危険なくらいに強い日射しが照りつけている上に、熱風と化した風が吹いてきて、サウナの中を歩いているような陽気である。汗だくになりながら日野駅に到着すると、電車に乗って新宿に向かう。電車の車内は旅行出来ない人たちが都心に向かうのか、お盆だというのに比較的混んでいた。
新宿に到着すると、雲が広がっていて陽が陰っていた。湿った南よりの風が吹いていて、日射しが無い分、蒸し暑く感じられる。日中の最高気温は36℃で、都心部では4日連続の猛暑日となった。生命の危険を感じるほどに暑くて、外を歩く気にもならない。
時計の針は昼前を示していた。職場に行く前に、お昼を食べていくことにした。先日と同様、新宿駅西口の地下道から新宿エルタワービル地下2階にあるレストランフロアに入る。入店したのは居酒屋「北海道料理 ユック 北の海道 新宿エルタワー店」である。
店に入る。入口から見て右手にカウンターが見えたが、通されたのは奥のテーブル席が配されたスペースだった。テーブルは4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が5卓あり、その手前と奥に個室が設けられているようである。
卓上には紙ナプキンが置かれている。席に座ると湯呑みに入った冷たいウーロン茶とメニューが置かれた。ランチメニューは「海鮮贅沢丼」「お刺身五点盛り定食」「石狩弁当」「三色弁当」「海鮮丼」「鮭親子丼」「三色丼」「帆立石狩丼」「お刺身定食」「鰊(にしん)焼き」「鮭塩焼き」「真ほっけ焼き」と2種類の「焼き魚二点」、本日のおすすめとして「とりザンギ親子丼」で構成されている。
注文したのは「三色丼」である。ライスを大盛で注文することにした。注文を済ませると、冷ウーロン茶を飲みながら料理が出来るのを待つ。やがて、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「三色丼」と石狩汁、小鉢、漬物が載せられている。
「三色丼」は丼に盛られたご飯の上に海苔を1枚敷き、その上に錦糸玉子と蟹のほぐし身、鮭のフレークが敷き詰められて、3個の揚げたホタテととびこ、カイワレが載せられている。
石狩汁はダイコンと鮭の欠片が入っていた。
小鉢はポテトサラダである。ジャガイモとニンジンの入ったポテトサラダにはコーンとカイワレがトッピングされている。
漬物は野沢菜とダイコンの浅漬けを千切りにしたものを混ぜたものにタクアンを添えている。
あらためて、冷ウーロン茶で喉を潤すと、箸を取って石狩汁を飲むことにした。お椀の蓋を取り、石狩汁を飲む。油が浮かんだ石狩汁はまるでダイコンの味噌汁のようである。鮭の欠片は見過ごしてしまうほどに小さく、しかも1切れしか入っていない。ただ、味噌汁に鮭の旨味が加わって、少し甘く感じられる。石狩汁を少し飲んだ後、小鉢のポテトサラダを食べる。
ポテトサラダはゴロゴロとした食感のポテトにマヨネーズがクリーミーな食感と、さっぱりとした味わいで美味しい。ポテトサラダの中の赤いニンジンがトッピングされた黄色いコーンや緑のカイワレと一緒に彩りを添えている。
小鉢のポテトサラダを片付けると、いよいよ三色丼を食べる。丼を左手で持ち上げると、丼がずっしりと感じられた。大胆に丼をかき込むようにして食べる。最初に口に飛び込んできたのは鮭のフレークである。鮭のフレークは塩気があって、ご飯が進んだ。とびこが崩れて口の中に入ってくる。鮭のフレークの食感にとびこのプチプチとした食感がアクセントになっていて、なかなか楽しい。ちょっと鮭がぼろぼろとしているので、スプーンが欲しいところだ。
黄色い錦糸玉子は玉子の甘みにふんわりとした食感が美味しい。蟹のほぐし身は甘く、ほんのりとジューシーな味わいである。揚げたホタテは甘辛いタレを浸けている。弾力のある食感のホタテを包んだ衣にタレが染みこんで、ジューシーな味わいである。この丼の中で、まるで主役であるかのように存在感があって、ご飯も進んだ。
とはいえ、ご飯の上に載せられた具に比べてご飯の量が多かった。残ったご飯にお新香を全て投入して、タクアンをかじりながらご飯をかき込む。ジューシーな野沢菜にダイコンの浅漬けの塩気が絡む。タクアンのパリパリとした食感を楽しみながら残りのご飯を一気にかき込んだ。
ご飯が無くなったところで、石狩汁を飲み干し、完食。ちょっと物足りない気分もしたが、とにかくお腹も満たされた気分である。湯呑みに残ったウーロン茶を飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って、店の入口に進んだ。入口脇のレジでクレジットカードで代金を払うと、店を出る。
午後は職場でデスクワークである。午後になって日が傾いてくるに従って、次第に雲の厚みが増してきた。16時過ぎになって雨が降り出してきた。雨は30分ほどで止み、再び雲の合間から太陽が顔を出して日が射してきた。
定時を廻り、仕事を終えると早々に帰ることにした。明日は朝から出勤の予定なので、端末を持ち帰らなくても良い。それだけで、カバンが軽い気がする。夕方、職場を出ると、日が陰っていて、風が涼しく感じられる。雨で濡れた空気はシメシメとしていて、そよいできた風に一抹の涼気を感じた。
新宿駅から電車に乗って、帰宅の途につく。日野駅に着く頃には既に空は暗くなっていた。北よりの風が吹いていて、空気が湿っぽく感じられる。上空の雲は切れて、暗い空に星が瞬いていた。
今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に薄く綿を広げたような雲がかかっていて、東の空に昇ってきた朝日が雲を通して柔らかい日射しを降り注いでいる。今朝の気温は24℃を超えていて、湿度が高く蒸し暑い。しかし、西よりの風が吹いていて、少し涼しく感じられた。日が昇るにつれて、次第に日射しが強くなってくると、空が明るくなってきた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。朝5時過ぎに起きると湯を沸かして、インスタントコーヒーを淹れる。ドアポストに投函されている朝刊を読みながら簡単に朝食を摂った。その後、髭を剃り、顔を洗って出かける準備をした後、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始した。
10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とす。端末をカバンに入れると、出勤の支度をして家を出た。外に出ると、頭がクラクラするほどの強烈な日射しが降り注いでいる。既に気温は30℃を超えているらしく、涼しい室内から出てきた身には体に堪えるような暑さである。強い南よりの風が吹いていて、風が熱風のように感じられる。
日野駅から中央線快速電車に乗り、新宿駅に向かった。駅改札を出ると、上空には薄い煙のような雲が所々に浮かんでいるものの、青空が広がっていて真夏の太陽が容赦なく降り注いでいる。今日は立秋である。暦の上では秋が始まる日となるが、昼間の最高気温は35℃を超えて、今年初めての猛暑日となった。湿度はそれほど高くないとはいっても、全身の毛穴が開いて、汗が噴き出すような陽気である。カバンの中からタオルを取りだし、額の汗を拭いつつ、日陰を探して地下道に入った。
時計の針は昼前を示していた。職場に行く前に、お昼を食べていくことにして、新宿駅西口の地下道から新宿エルタワービル地下2階にあるレストランフロアに入った。こんなに暑いと、あっさりとしたものが食べたくなる。そこで、入店したのは居酒屋「地酒とそば・京風おでん 三間堂 新宿エルタワー店」である。
店に入ると店員が出てきて、手指の消毒をするように言われたので、店頭に置かれた消毒液で手を消毒する。最近はどの店も手指の消毒をしてから入店するようになっているので、そろそろ慣れなくてはいけないと思うのだが、ついウッカリ忘れてしまう。手指の消毒をしていると、非接触型の体温計で体温を測定されて、問題ないことを確認した上で、店内に進んだ。
店員の案内で、入口に近い4人掛けのテーブル席に座る。椅子に腰を下ろすと、冷たい麦茶の入った湯呑みとメニューが置かれた。お冷やの冷麦茶を飲みながらメニューを眺める。
メニューは「蕎麦と若鶏の唐揚げのお膳定食」「蕎麦と海老天ぷら丼のお膳定食」「蕎麦と三色海鮮ユッケ丼のお膳定食」「蕎麦とおでん盛りのお膳定食」「季節の蕎麦のお膳定食」といった各種蕎麦のお膳定食、「牛すき豆腐定食」「とんかつ定食」「若鶏の唐揚げ定食」といった各種定食、「季節のお蕎麦」「カレー南蛮そば」「彩り野菜の香味つけ蕎麦」「天ぷら蕎麦」といった各種単品の蕎麦、ランチビール、日本酒、サワー各種で構成されている他に「スタミナとろろ蕎麦と小うな丼定食」「うな丼と小温そば定食」がある。ちなみに「季節の蕎麦のお膳定食」は「香味つけ蕎麦うららか御膳」となっている。
店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「蕎麦と三色海鮮ユッケ丼のお膳定食」である。蕎麦は温かい蕎麦と冷たい蕎麦が選べるとのことで、冷たい蕎麦を注文することにして、蕎麦の大盛とユッケ丼のご飯大盛りで注文する。実を言うと、うな丼を使ったメニューにも心惹かれたのだが、うな丼とのセットは温そばとなっているし、もう一方の定食は小うな丼となっている。冷たい蕎麦との丼のご飯大盛りの丼とのセットを考えていたので、うな丼は選択肢にならなかった。
注文を済ませると、冷麦茶を飲みながら料理が出来るのを待つ。やがて、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「三色海鮮ユッケ丼」と味噌汁、もり蕎麦、そばつゆ、薬味、小鉢、漬物が載せられている。
「三色海鮮ユッケ丼」は大きな丼にご飯が盛られていて、その上にサーモンとマグロ、カンパチ、キュウリをそれぞれダイスカットにしたものとワカメを散らし、丼の中央に温泉玉子を載せてその脇に刻み海苔をひとつまみ盛り、白ゴマを散らしてある。
みそ汁はシジミのみそ汁でシジミが5個と巻き麩、刻みネギが入っている。
北海道のそば粉を丹念に石臼で挽いたというもり蕎麦は、中くらいの太さの蕎麦で、円形の器に敷かれたセイロの上に山盛りに盛られている。
そばつゆは蕎麦猪口に入っている。
薬味はおろしワサビと刻みネギである。
小鉢はゴボウと千切りのニンジン、緑豆、白豆、レンコンといった野菜のマヨネーズ和えで、白ゴマが散らされている。
漬物はキュウリの醤油漬けである。
トレーの上には紙おしぼりと箸が置かれている。後から伝票が卓上に載せられた。
まずは紙おしぼりで手を拭き、あらためて冷麦茶を少し飲んで喉を潤すと、蕎麦から食べることにした。最初はそばつゆに薬味を入れずに、蕎麦を味わうことにする。蕎麦をたっぷりとそばつゆに浸すと、口に運ぶ。
蕎麦を口に入れると、蕎麦本来の香りが鼻腔にほんのりと広がった。弾力のある歯応えに、つるつるとした喉越しが美味しい。そばつゆはサラリとした食感で、やや辛めのつゆである。そばつゆがたっぷりと蕎麦に絡み、口の中に入っていく。暑い夏には冷たい蕎麦が美味しい。
途中で薬味を全て投入して、再び蕎麦を食べる。おろしワサビのツンとした辛味に、刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、また異なった味わいが美味しい。蕎麦を食べていると、次第にそばつゆが足りなくなってきた。近くを通りかかった店員にそばつゆの追加をお願いする。
追加のそばつゆは新しい蕎麦猪口に入れて持ってきてくれた。更に新しい薬味も付けてくれた。
追加のそばつゆをこれまで食べていた蕎麦猪口に注ぎ入れ、更に新しい薬味をそばつゆに投入すると、蕎麦を食べる。大盛の蕎麦はあっという間に無くなってしまった。
また、店員を呼んでそば湯をお願いする。そば湯は黒い湯桶に入って出された。
湯桶の蓋を開けると、白濁したそば湯が盛んに湯気を上げている。
これをそばつゆに入れて箸で軽くかき混ぜると、そばつゆを飲んだ。そばつゆの旨みにそば湯の甘味が加わって、なかなか美味しい。蕎麦猪口の下に沈んでいた薬味が味や食感のアクセントになっている。
そばつゆを飲み干すと、今度は少しみそ汁を飲む。シジミの味噌汁はなかなかの具だくさんである。蕎麦を食べた胃袋を労るように、優しく胃袋に染み渡るように美味しい。シジミの旨みに刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。巻き麩が味噌汁にボリューム感を与えている。
味噌汁を半分くらいまで飲んでしまったところで、「三色海鮮ユッケ丼」を食べることにした。丼を左手で持ち上げると、箸でご飯をさまざまな具ごと、かき込むようにして食べる。ご飯大盛りにしたこともあって、丼はずっしりと重い。スプーンがあると良かったのだが、そうもいかない。
タレに漬けられた魚の切り身は、タレが魚の持つ本来の旨みを引き立てている。弾力のある歯応えで、それぞれが存在感を持っていながら、しかも一体感をもって口の中に入ってくる。いくらでもご飯が進んでしまう。サーモンのトロリとした味わいにマグロの濃厚な味わい、カンパチの白身の旨みが渾然一体となって、ご飯と絡まり、喉の奥に消えていく。ツルンとしたワカメは丼に載せられた具にボリューム感を与えている他、キュウリの食感がアクセントになっていて食べ応えがある。
途中で温泉玉子を割って軽く黄身をご飯や具に絡ませると、ご飯を頬張った。温泉玉子の黄身は甘く、しかも旨みが濃くて美味しい。海苔の風味と食感がアクセントになっている。どんどんご飯が減ってきた。
ただ、大盛のご飯に比べると、少々具の方が少なく思えた。そこで、ご飯の上の具を少し節約するつもりで、キュウリの醤油漬けでご飯を食べる。これがいい箸休めになった。パリパリとした食感の醤油漬けもまた、ご飯の友である。醤油漬けでご飯を食べると、「三色海鮮ユッケ丼」の具とご飯の量のバランスがちょうど釣り合ってきた。
ここで箸休めに小鉢を食べる。野菜のマヨネーズ和えはサッパリとして美味しい。ゴボウやレンコンの根菜類の歯応えに豆類がボリューム感を与えている。
小鉢を食べてしまうと、残った「三色海鮮ユッケ丼」をかき込むようにして食べてしまった。最後に味噌汁を飲み干し、お椀の底に残ったシジミの身をほじくり出して食べて完食。美味かった。満腹、満足である。
温かいお茶がわりに蕎麦猪口にそば湯を注いで、そば湯を飲む。温かいそば湯は、満腹になった胃袋に染み渡るように美味しい。蕎麦湯の甘味にほんのりとする。ちょっと落ち着いたところで、湯呑みに残った冷麦茶を飲み干すと、テーブルの上に置かれた伝票を持ち、席を立って入口のレジに向かう。入口脇のレジで代金を払うと、店を出た。
店から職場まではなるべく地下道を歩いて行くつもりだったが、どうしても最後の300mほどは屋外を歩く。地下道から出ると、灼熱の太陽の光が眩しかった。一気に汗が額から噴き出して、タオルで汗を拭いながら職場に急ぐ。マスクを付けていると息苦しかったが、仕方ない。途中で人のいないところで、マスクを外して顔を拭くと、再びマスクを付けて職場に歩き出す。職場に行く途中でアイスコーヒーを買っていった。
午後は職場でデスクワークである。今日は夕方、所用があって、定時を1時間ほど過ぎたところで職場を出た。その後、所用を済ませて帰宅の途につく。
夕方になって上空に雲が広がってきた。日射しが弱くなってきたといっても、まだ気温も高く、しかも今日は荷物が重い。しかも夜になって湿度も高くなってきた。汗だくになっても、両手に荷物を持っているために、汗を拭うことが出来ない。汗を滴らせながら、電車に乗った。
通勤快速電車を避けて乗った快速電車の車内は、かなり混んでいた。なんとか吊革に掴まり、荷物を網棚に載せると、少しホッとする。電車は立川行きで、途中で、車内が空いてきたのは、せめてもの救いだ。目の前の席が空き、シートに座り込むと、急に睡魔が襲ってきた。ウトウトしていると、電車は立川駅に到着するところだった。
電車を乗り換えて日野駅に向かう。駅に着くと、まるでスチームサウナの中に入ったかのように蒸し暑い。ただ、北よりの風が吹いていて、風にいくばくかの涼気を感じた。空を見上げると、雲の切れ間から星が瞬いているのが見えた。
今日は曇りのち晴れ。今朝は上空一面を雲が覆っていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は25℃で、今年初めての熱帯夜となった。湿度が高く、弱い北よりの風が吹いていて、空気がシメシメと感じられる。日が射していないので、その分涼しくも感じられるが、昨日の暑さの余韻で温められた空気が生ぬるく感じられて、不快な陽気である。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。平日と同じ時間に起きるとヤカンで湯を沸かし、インスタントコーヒーを淹れて簡単に朝食を摂った。その後、髭を剃り、顔を洗って出かける準備をしてから、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始する。
自宅で仕事をしていると、次第に窓の外が明るくなってきた。カーテンを開けて空を見上げると、雲の合間から青空が広がってきて日が射して来ている。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とすと、出勤の準備を整えて家を出た。
外に出ると、温風のような東よりの風が吹いてきた。外は強い日射しが燦々と降り注いでいて、エアコンの効いた自宅に戻りたくなる衝撃に駆られる。そのアイデアを振り切るようにして、駅に向かった。駅に着く頃には、額に汗が浮かび、それをタオルで拭った。
新宿に着くと、強烈な日射しが容赦なく照りつけていて、熱風のような強い南よりの風が吹いている。昼間の最高気温は34℃と5日連続の真夏日となった。湿度が高く、耐え難いくらいに蒸し暑い。額から汗が滴り落ちてくるので、カバンからタオルを取り出して、汗を拭った。また、マスクをしていると、窒息しそうなくらいに息苦しかったので、人のいないところで、マスクを外すとタオルで顔を拭いた。
時計の針は昼前を示していた。職場に行く前に、お昼を食べていくことにして、新宿駅から新宿副都心4号街路の南側の地下道を歩いて行く。先週の金曜日に「うな丼(ダブル)」を食べた居酒屋「うおや一丁 新宿西口店」の入口の先に、居酒屋「炙り 火魚」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入ると店員が出てきて、タバコを吸うかどうか聞いてきたので、吸わない旨を伝える。すると、「お好きな席にどうぞ」というので、店の中央に設けられたカウンター席に腰を下ろした。店内はカウンター席の周囲に半個室や個室が設けられている。店の奥にも掘り炬燵形式の座敷の個室があるらしく、その部屋を喫煙席としているようである。
席に座ると、お冷やの冷麦茶と紙おしぼり、ランチメニューが出された。ランチメニューは「焼き魚定食(みそ汁・小鉢付き)」「おすすめ丼(みそ汁・小鉢付き)」「日替わり煮魚定食(ご飯・味噌汁・小鉢付き)」「日替わり塩焼き定食(ご飯・味噌汁・小鉢付き)」と「ご飯おかわり」「半ライス」「ご飯大盛り」「生玉子」「追加大根おろし」「追加みそ汁」「ランチドリンク(ほっとコーヒー、アイスコーヒー)」といった各種サイドメニューで構成されている。
「焼き魚定食」は「焼き魚三種盛り」「サバ塩焼き」がある他、本日の「おすすめ丼」は「マグロ丼」、「日替わり塩焼き定食」は「ブリ大根煮」、「日替わり塩焼き定食」は「鶏の唐揚げ定食」となっている。店の名前が「火魚」なので、焼き魚定食を食べてみたいとは思っていたが、今日は暑いので、焼き魚定食を食べる気になれない。むしろ、「おすすめ丼」の「マグロ丼」が美味そうに見える。そこで、注文したのは「マグロ丼大盛り」である。料理を注文するとメニューは下げられてしまった。
料理を注文すると、冷麦茶を飲んで喉を潤した。卓上には冷麦茶のポットが置かれていて、空になったコップに冷麦茶を注ぐ。カウンター席は夜のメニューなどで席毎に簡単な仕切りを作っている。カウンターの上には楊枝と醤油が置かれている。
すぐに奥の厨房から料理が一式トレーに載せられて運ばれてきた。トレーの上には「マグロ丼」とみそ汁、お新香、小鉢、醤油皿が載せられている他、箸と伝票が載せられている。
「マグロ丼」は大きな丼にご飯が盛られ、その上にまぐろの切り身を敷き詰めるように7枚載せ、中央には刻んだニンジンと海苔、カットした水菜を載せて、白ゴマを振りかけている。
醤油皿にはおろしワサビが添えられている。
みそ汁は巻き麩とワカメが入っていて、刻みネギが浮かんでいる。
小鉢はきんぴらゴボウでニンジンと唐辛子が入っている。
香の物はキュウリのしそ漬けである。
まずは紙おしぼりで手を拭くと、改めて冷麦茶を飲んで喉を潤した。醤油皿に醤油を注ぐと、わさび醤油をつくる。
それからみそ汁を少し飲んだ。みそ汁のダシの旨みが胃袋に染み渡るように美味しい。ダシを吸った巻き麩がジューシーで美味しい上に、ワカメがみそ汁にボリューム感を与えている。刻みネギのほのかなシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
ワサビ醤油を「マグロ丼」に回し入れると、「マグロ丼」の丼を片手に丼をかき込んだ。丼にはご飯がぎっしりと詰められていて、かなりのボリュームである。ご飯の上に載せられているマグロの赤身は、透明感のある鮮やかな赤色で美味しそうだ。マグロを口の中に入れると、もっちりとした食感にマグロの濃厚な味わいが口の中に広がった。ワサビ醤油の旨みとワサビのツンとした辛味がマグロの旨みを引き立てている。少し薄めにカットされているものの、1枚の切り身は大きく、食べ応えがある。マグロを食べながらご飯をかき込んだ。
マグロ丼を食べながら、丼の中央に盛られた野菜を箸休めに食べる。水菜と千切りのニンジンのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、口の中に爽快感が広がった。ワサビ醤油が絡んだ刻み海苔が、ジューシーで美味しい。これだけでご飯をかき込むと、再びマグロにかぶりついた。
それにしてもマグロの量よりもご飯の量が圧倒的に多い。マグロがあっという間に無くなりそうだったので、途中で小鉢のきんぴらゴボウでご飯を食べる。きんぴらゴボウは味が良く染みこんでいて、ご飯が進んだ。歯応えのあるゴボウに唐辛子のピリリとした辛味がアクセントになっている。きんぴらゴボウを食べてしまうと、再び、マグロを食べながらご飯をかき込む。
今度はキュウリのしそ漬けで、ご飯を食べる。パリパリとした食感のキュウリは、いい箸休めになる。かなりあったご飯はあっという間にその量を減らしていく。最後は1枚残したマグロの切り身を楽しみながら、ご飯をかき込んだ。
お椀に残ったみそ汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。グラスに残った冷麦茶も飲み干すと、冷麦茶に浮かんでいた氷を口に含み、その冷たさを楽しんだ。氷が無くなると、伝票を持って席を立つ。
店の入口脇のレジで代金を払うと店を出た。空調の効いた店内から地下道に出ると、生温かい空気が身を包み、一気に不快感が襲ってくる。つい早足になって、職場に向かった。途中で、アイスコーヒーを買っていく。
午後は会議も無く、夜まで資料の読み込みに没頭した。ようやく、仕事に目処が付いたのは、日が沈んで、外が暗くなってしまった頃である。明日は朝から出勤の予定なので、端末は置いて帰ることにした。端末を入れていないカバンはとても軽い。
新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。今日は運悪く、立川駅まで座ることができなかった。日野駅に電車が到着すると、疲れ切った足を引きずるようにして家路を急ぐ。
東の空を見上げると、赤い月が浮かんでいる。南の空には星が瞬いていた。