今日は雨のち曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、昨夕から降り始めた雨は、今朝はまとまった雨となって降っている。朝の気温は10℃で強い北風が吹いていて、湿った空気がヒンヤリと感じられた。雨脚はそれほど強くないが、風にのって吹き付けるように雨が降っていて、出勤時にだいぶ濡れてしまった。
雨は昼前に止んだ。日中も上空一面を厚い雲が覆っていて、北風が吹いている。昼間の最高気温は12℃と朝からあまり気温が上がらず、路面はしっとりと濡れていて、湿った空気がヒンヤリと感じられた。
今日も1日事務室で仕事をした後、夜になって帰宅の途につく。まだ水曜日だが、今週は日曜日から仕事をしているということも手伝って、かなり疲れが溜まっている。どこかで休みを取りたい気分だが、それも今月は厳しそうである。
今日は夕食を食べて帰ることにした。とはいっても、簡単に済ませて早く帰りたい気分である。電車が立川駅に到着したところで、ホームを歩いていると、目の前に立ち食い蕎麦屋「清流そば立川5・6番線ホーム店」が現れた。今日はここで食べることにしよう。
店内に入る。入口を入って右手にタッチ式の券売機があって、ここで食券を購入する。メニューは温かいそばとうどん、冷たいそばとうどんを基本メニューとして各種トッピングを載せた「そば・うどん」、ミニ丼・ミニカレーとの「セットメニュー」、各種トッピングその他で構成されている。
購入した食券を手に奥の注文カウンターに進み、食券を並べた。店内は入口から見て正面奥に厨房があり、その中央に注文カウンターがある。厨房の手前側のスペースの中央と左右の壁際に立ち食い用のカウンターが設けられている。
注文したのは季節限定メニュー「鬼おろし海苔つけ蕎麦」「大盛り」と「カレーライス」である。店員に「生玉子が1個サービスで付けられます」と言われて、生玉子を付けてもらうことにした。
注文カウンターの右脇にはコショウとカラシ、ワサビの容器が置かれていて、その右手奥に給水器がある。給水器脇にはコップが並べられているので、コップを1つ手にとって、給水器でコップに冷水を注いだ。注文口でトレーに載せられた「鬼おろし海苔つけ蕎麦」を受け取り、壁際のカウンター卓に運ぶ。「カレーライス」は後から受け取った。
カウンター卓の上には七味とすりごま、箸、楊枝、紙ナプキン、台ふきんが置かれている。
トレーの上には「鬼おろし海苔つけ蕎麦」の料理が並べられている。
黒い器に盛られたもりそばは大盛りにしたので、並盛りの麺の量の2倍の蕎麦が盛られている。
「鬼おろしをたっぷりと入れたピリ辛つゆ」と表記されているそばつゆは海苔と刻みネギ、ダイコンおろし、胡麻がたっぷりと入っている。
生玉子は小さい器に入れられてトレーの上に載せられた。
「カレーライス」はトレーの上に載りきらなかったので、後から受け取った。
まずお冷やを飲んで少し喉を潤すと、カレーライスから食べることにする。深めの平皿に盛られたカレーライスは、皿の中央にライスが軽めに盛られていて、その半分くらいにカレールーがかけられている。カレールーにはジャガイモの小さなカットと細切れのニンジンや豚肉が入っていて、カレールーのかかっていないライスの脇に福神漬けが添えられている。
カレーの皿を左手で持ち上げ、添えられたスプーンでカレーを掻き込むようにして食べる。カレーは万人受けする甘口のカレーでやや固い豚肉が食感のアクセントになっている。ニンジンはほとんど存在感が感じられず、彩りのアクセントになっているくらいである。カレーライスを食べていると、福神漬けもいつの間にかカレーに混ざって口の中に入ってきて、食感のアクセント程度に楽しめた。
カレーを食べると、少し落ち着いた。続いて蕎麦を食べる。まずは黒い器に盛られた蕎麦を適量そばつゆに浸けて口に運んだ。
ピリ辛のそばつゆにはラー油が入っているようである。冷たいダシにラー油とさまざまな薬味が加わり、蕎麦に絡まって口の中に入ってくる。水分を切った蕎麦はやや硬めで、シコシコとした食感が美味しい。ピリ辛のそばつゆは濃いめで、海苔の風味にダシの旨みが加わって美味しい。
鬼おろしとは大根おろしのおろし器の名称で、このおろし器でおろしたダイコンおろしはザクザクとした食感のダイコンおろしとなる。ただ、食べる頃にはそばつゆを吸って、ダイコンおろしの姿は見えなくなってしまっている。
蕎麦を半分くらい食べたところで、そばつゆに生玉子を投入した。軽く生玉子を崩して、再び蕎麦を食べる。ピリ辛のそばつゆは生玉子を入れたことで、玉子の甘みが加わってまろやかになった。玉子の甘みが加わって、また別の味が楽しめる。
蕎麦を食べてしまったところで、そば湯がもらえるか、店員に聞いてみたのだが、そば湯の用意は無いとのこと。ただのお湯なら出せると言われて、引き下がった。駅そばでもりそばは珍しいと思ったのだが、そば湯はさすがに無かったか。
結局、残ったそばつゆを一気に飲み干し、コップに残ったお冷やも飲み干して完食。まあ、美味しかったし、お腹も満腹になったので、これで良しとするか。
食器を返却し、店を出る。ちょうど目の前に八王子行きの電車が停まっていたので、この電車に乗って帰宅の途に着いた。
家に着くと、ぐっと疲れが襲ってきた。
今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い青空が広がっていて、朝日がまぶしい。朝の気温は6℃で風は無く、ヒンヤリとした空気が清々しく感じられた。
昨日は1日自宅で荷造りに励んだこともあり、家の中はだいぶ片付いた。パソコンや食器などを除いて、荷物はほとんど無くなり、段ボールの山が出来ている。がらんとした感じの部屋はなんだか新鮮に感じる。
午前中に強い南風が吹いてきて、気温も上昇してきた。日中も晴れて、上空には青空が広がっていたが、西の方から雲が広がってきた。昼間の最高気温は20℃で、上着無しでは少し涼しいくらいの陽気だが、日射しも燦々と降り注いでいて、気持ちがいい。
今日のお昼は外で食べることにした。職場のあるビルを出て京王プラザホテルの東側を南北に延びる東通りを南に歩いて甲州街道に出ると、道路を渡らずに歩道を甲州街道沿いに新宿駅方面に歩いていく。2つの信号を渡り、なおも進んでいくと、左手にドラッグストア「マツモトキヨシ」の看板が見えてくるが、そのビルの地下1階にうどん屋「はなまるうどん 新宿甲州街道店」がある。今日はこの店に入店することにした。
ビルの階段を下りていくと、右手に店の入口がある。入口の正面は厨房だが、入口から見て右手にトレーが重ねられており、その先に天ぷら売場がある。トレーを1枚取り、天ぷら売場の正面に進むと、皿を1枚取って「ちくわ磯辺揚げ」を皿に載せて順路を進んだ。
天ぷら売場の隣はおにぎりやいなり寿司が並べられたコーナーがあり、その隣に注文口がある。注文したのは「牛肉温玉ぶっかけ大」である。店員に「温かいうどんと冷たいうどんのどちらにするか」と聞かれて、「冷たいうどん」を注文することにした。更にミニ丼の「牛肉ごはん」を注文する。
次は注文口の隣にあるレジに進んで勘定をするのだが、レジ前でスマホのはなまるのアプリを立ち上げて、画面を店員に提示し、天ぷらを1個サービスしてもらうことにして、代金を払った。
レジの斜め後方には薬味台がある。薬味台には天かすと天玉、おろし生姜、白ごま、醤油、七味、小袋に入ったおろしワサビが置かれている。薬味が置かれている棚の隣には給水器が2台設置され、給水器と給水器の間に湯呑みとコップが置かれている。
トレーを薬味台に置くと、コップと湯呑みを1つずつ手に取り、コップには冷水を注ぎ入れ、小碗に天玉と天かす、おろし生姜を入れて、トレーの上に置いた。
店内は入口から見て左手奥の壁際にカウンター席が合計で15席設けられている他、正面に仕切板を設けてカウンター席とした10人掛けのテーブルと8人掛けのテーブル、7人掛けのテーブル席が1卓ずつ配されている。奥の方には4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が2卓ずつ設置されている。
空いているカウンター席の1つにトレーを置く。卓上にははなまる醤油と七味、箸、楊枝、紙ナプキンが置かれている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、まずは「牛肉温玉ぶっかけ(冷)大」を食べることにした。「牛肉温玉ぶっかけ(冷)大」は大きな丼に盛られた冷たいうどんの上に刻みネギと甘辛く煮られた薄切りの牛肉が載せられていて、温玉が1個うどんの上に落とされている。
小碗に入れた薬味を全てうどんに投入すると、丼の底に溜まっているつけダシと全ての薬味がうどんにまんべんなく絡まるようにかき回した。うどんがほのかに茶褐色に染まり、薬味類がうどんに均等に混ざり合った頃合いでうどんを食べる。
極太のうどんはコシがあり、もちもちとした食感でつるつるとした喉越しが美味しい。1本1本のうどんはボリューミーで、うどんに絡まった天玉のサクサクとした食感がアクセントになっている。温玉の甘みが絡まった甘辛い牛肉の旨味とつけダシの旨味がうどんに絡まり、食べ応えのある味わいである。夢中で食べてしまう。
うどんを食べながら「牛肉ごはん」を食べる。「牛肉ごはん」はお碗に盛られたご飯の上に「牛肉温玉ぶっかけ」と同様、甘辛く煮られた薄切りの牛肉と刻みネギが載せられている。
さっそく「牛肉ごはん」を食べる。「牛肉ごはん」に載せられた牛バラ肉はやや固めに煮られている。牛肉の旨みにご飯が進む。ただ、肉の量はあまり無く、ご飯が半分くらい残ってしまった。
とりあえず、ご飯を残したままで、続いて「ちくわ磯辺揚げ」を食べることにする。讃岐うどん定番の「ちくわ磯辺揚げ」は1本のちくわを縦半分に割った半身をのりを衣に用いて揚げたものである。うどんのツケだしに浸けて食べることにした。
磯の風味豊かな衣はサックリとした食感で中のちくわは、素材の甘さにツケだしの旨味が加わって食べ応えがある。「ちくわ磯辺揚げ」にかぶりつきながらうどんを食べた。なかなか食べ応えがあって美味しかった。
「ちくわ磯辺揚げ」を食べてしまった後は残ったうどんを食べる。うどんを食べてしまうと丼の底に温玉の黄身とツケだし、天かすなどの薬味がまざりあったものが溜まっている。
これにさきほど残した「牛肉ごはん」のご飯を全て投入。ご飯と温玉の黄身、ツケだしを軽くかき混ぜて、かき込むようにして食べた。これがなかなか美味しい。正直言うと、ツケだしを少しもらいたいところだが、それは無理そうだ。ご飯を食べてしまうと、丼も綺麗に空になった。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。旨かった。お腹もいっぱいである。
食事を終えると席を立って、食器を返却し、店を出た。
今週は引越のため、水曜日から3日間有休を取った。そのため、今日と明日は出来る限り仕事を進めなくてはいけない。
夜まで仕事をした後、帰宅の途につく。夜になって北風が吹いてきた。
今日は晴れときどき曇り。今朝は上空に薄い雲が浮かんでいるが、青空が広がっていて朝日が射し込んでいる。朝の気温は9℃で昨日の暖気が残っているのか、空気に冷たさは無く、暖かい朝となった。風はほとんど無く、湿度が高めで、幾分蒸すような陽気である。今日はコートを脱いで出勤した。
日中は午後から強い南風が吹いてくると、少し雲が広がってきて日射しも幾分弱くなった。昼間の最高気温は22℃で、昨日に引き続き、上着を着て外に出ると、汗ばむくらいの陽気である。日射しが無いので比較的過ごしやすかったが、強い風に乗って花粉がかなり飛んでいるらしく、マスクは手放せなかった。
今日は夜、写真部の例会があるため、遅れてしまったが、これに出席する。例会の後は、一人で夕食を食べて帰ることにした。
新宿駅西口広場からメトロ食堂街に入った。先日「肉天そば」を食べた蕎麦屋「永坂更科布屋太兵衛 新宿地下鉄ビル店立ち食いスペース」の裏手にある蕎麦屋「永坂更科布屋太兵衛 新宿地下鉄ビル店」のイートインスペースに入店することにした。
店に入る。入口からみて右手に立ち食いスペースと共用の厨房があり、その前にレジが置かれている。左手手前には10人掛けの大きなテーブルがあり、左手奥の壁際と正面奥の壁際に6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が2卓、2人掛けのテーブル席が3卓配されている。
閉店間際でラストオーダーも近いということもあって、10人掛けのテーブル席に座った。着席するとすぐに店員がお冷やと紙おしぼり、箸を持ってきた。卓上には七味唐辛子と楊枝、メニューが置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
メニューは「野菜の小天丼セット」「天重セット」の2つのセットメニューと冷たいそば、温かいそば、飲み物、一品料理で構成されている。注文したのは太兵衛そばと天重がセットになった「天重セット」である。ちなみに太兵衛そばは温かいそばと冷たいそばが選べるということで、冷たいそばを注文した。
ちなみにご飯と蕎麦、両方とも大盛りにできるか聞いたところ、天重の大盛はできないが、蕎麦は大盛りにできるとのこと。そこで蕎麦を大盛りで注文する。
注文を済ませた後、お冷やを飲みながら料理ができるのを待っていると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。
大盛りにした蕎麦は二段重ねのやや小さめのセイロに盛られている。上段の蕎麦は山盛りに盛られていて、蕎麦の山の上には蒲鉾が1切れと水菜、刻み海苔が盛られている。
下段のセイロの蕎麦もなかなか盛りがよい。ただセイロが小さいので、あまり量は期待できなさそうだ。
天重はご飯の上に載せられた天ぷらのために蓋がきちんと閉まっていなかった。天重の蓋を取ると、お重の上に天ぷらがてんこ盛りに盛られている。天重は少し浅めのお重にご飯を盛り、その上に海老天と蟹足天、カボチャ天、ナス天、ししとう天が載せられていて、天ダレがかけられている。
お新香は野沢菜である。
蕎麦の薬味はおろしワサビと刻みネギで、そば猪口の上に載せられた薬味皿の上に盛られている。
そばつゆは「あま汁」と「から汁」の2種類あり、それぞれ専用のそば徳利に入れられて出された。
さっそく蕎麦から食べていくことにした。最初にそば猪口の上に載せられた薬味皿を下ろして、薬味皿の上に載せられた薬味を半分、そば猪口に入れ、「あま汁」を全部注いだ。お好みによって「あま汁」と「から汁」をブレンドして食べるようにはなっているようだが、それぞれのそばつゆの味わいを知らなければ、ブレンドはできない。それぞれ単品で味わってみたい。
上段のセイロの蕎麦を「あま汁」に浸けて食べる。太兵衛そばは蕎麦は石臼挽きのそば粉を使用した細打ちの蕎麦である。その蕎麦を浸けて食べる「あま汁」のつけ汁は艶のある口当たりの柔らかい濃厚なつゆである。つけ汁の中に蕎麦の上に載せられた刻み海苔と水菜を入れて蕎麦を食べると、蕎麦に絡んで刻み海苔と水菜が口の中に入ってくる。
喉越しの良い蕎麦はコシがあって、歯ごたえに弾力を感じて美味しい。水菜や刻みネギがシャキシャキとした食感でシコシコとした蕎麦の食感のアクセントになっている。蕎麦を浸けたつゆの中に濃厚なコクとほんのり甘さが感じられた。
1枚目のセイロの蕎麦が無くなりかけたところで、店員がそば湯を持ってきた。
1枚目のセイロの蕎麦が無くなったところで、そば猪口にそば湯を入れ、つけ汁を飲み干す。そば湯の甘さと旨みが加わった「あま汁」は飲み応えがあって美味しい。
2枚目のセイロの蕎麦を食べる前に天重を食べることにした。天重に載せられた天ぷらを食べながら天ぷらの下のご飯を食べる。最初に箸をつけたのはカボチャである。天ダレの染み込んだ天ぷらの衣はふんわりとした食感で、中に閉じこめられたスライスカボチャはやや歯ごたえがあって、甘く美味しい。
その後、ナス、シシトウと口に運ぶ。ナスはふんわりとした食感でジューシーで美味しい。シシトウはほんのりとした苦味が食欲をそそる。
ご飯の上に残っているのは蟹足天と海老天である。まずは蟹足天を箸に取った。蟹足天はほっくりとした食感で淡泊な味わいの中に蟹の旨みが感じられる。続いて海老天を口に運んだ。海老天はプリプリとした食感で、濃厚な味わいが美味しい。海老天は尾まで食べてしまった。尾は香ばしくて美味しかった。
海老天を食べ終える頃には、天重のご飯も無くなってしまった。ここでお新香を口に放り込み、野沢菜を食べてしまうと、そば猪口に残った薬味を全て投入し、今度は「から汁」をそば徳利からそそぎ入れた。「から汁」に二枚目のセイロの蕎麦を浸けて食べる。
サラサラとした食感の「から汁」は糖分を控えたサッパリとした味わいで醤油の風味が濃く感じられる。蕎麦を浸けて食べると、まろやかな「から汁」のコクが蕎麦とも相性が良く、美味しかった。
蕎麦を食べてしまうと、再びそば猪口にそば湯を注ぎ、これを飲み干して完食する。美味かった。お腹もいっぱいで満足である。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、帰り支度をした後に伝票を持って入口脇のレジに進んだ。代金を払って店を出る。
メトロ食堂街からJR新宿駅西口改札に抜けると、電車に乗って帰宅の途についた。夜になっても気温も高めで過ごしやすかったが、強い南風は止まず、花粉もかなり酷い状況である。マスクで口元が蒸れるので、マスクを外したかったが、マスクを外すと、すぐに鼻の奥がむず痒く感じた。急ぎ足で帰宅する。
この暖かさで神田川沿いの桜の蕾がほころんできたようである。
今日は曇りときどき晴れ。今日は平日よりも少し遅めに起きて、朝刊を取り出すために玄関の扉を開けると、新聞がビニル袋に入っていて、未明に雨が降ったことを知った。既に外は雨が止んでいて、路面は乾いている。
今日の日の出の時刻は6時である。上空には雲が広がっているが、雲と雲の合間から青空も顔を覗かせていて、薄日が射し込んでいる。朝の気温は4℃で北風が吹いていて、肌寒い陽気である。花粉もかなり飛んでいるらしく、鼻もむず痒かった。
日中は青空の領域も広がってきて、日も射し始めた。昼間の最高気温は11℃で弱い北よりの風が吹いている。空気が冷たく、ヒンヤリと感じられる。風が冷え冷えと身に沁みた。
今日は実家に顔を出しに行くついでに、実家近くの床屋に散髪をしに行くことにした。床屋には既に予約を取っていて、夕方に行くことにしている。そんなに急いでいくつもりは無いので、昼くらいに自宅を出ると、新宿駅から小田急線に乗って藤沢に向かった。
藤沢に着いたところで遅いお昼を食べに行くことにした。一旦、駅を出ると、藤沢駅の南口と北口を結ぶ地下道を歩いて北口方面に向かった。そのまま歩いていくと正面にビックカメラ藤沢店に到着するが、その手前に十字路があって、右手に行くとスルガ銀行藤沢支店が1階にある雑居ビルの地下に入る。その地下から美味そうなダシの匂いが漂ってきた。
ビルの地下には4店ほど店があるが、その一番奥に立ち食い蕎麦屋「新月」がある。この店は昔、地下道に面して店を設けていたが、いつの間にか移転していたようである。今日はこの店に入ることにした。
店に入るとすぐ右手に券売機があって、ここで食券を購入する。メニューは「かけ」「月見」「わかめ」「たぬき」「山菜」「とろろ」「天ぷら」「月見天ぷら」「カレー」「きつね」「おろし」「コロッケ」「とろろスペシャル」といった温かいそば・うどんと「もり」「ざる」「冷やしわかめ」「冷やしきつね」「冷やしたぬき」「冷やしとろろ」「冷やし山菜」「冷やしおろし」「冷やしとろろスペシャル」「冷やしミニ」といった冷たいそば・うどんに加えて各種丼やトッピング等で構成されている。
購入した食券を手に注文口に進み、注文口で食券を並べて、料理を注文した。注文したのは「月見天ぷら(かきあげ)そば」「大盛」と「ミニ煮込豚丼」である。店頭でメニューを見たときに小丼については「ミニしらす丼」を注文するつもりでいたのだが、券売機では売り切れとなっていた。
料理を注文すると女将さんらしい方がトレーを注文口のカウンターに置いて、蕎麦を茹で始めた。大盛にすると蕎麦が2玉となるようである。茹で上がった蕎麦に天ぷらを手で載せ、その脇に生玉子を落とすと、ダシを注いでトレーの上に載せた。続いて「ミニ煮込豚丼」の丼も蕎麦の丼の脇に載せた。
注文口の右脇には天ぷらが盛られたケースが設置されていて、左脇には醤油、ソース、七味、ふりかけ、ごましお、やきしおといった調味料と福神漬け、紅ショウガ、たくあんといった薬味、箸と楊枝、そば湯のポットが置かれており、その左手に給水器と重ねられたコップが置かれていた。
トレーを受け取ると、コップを1つ手にとって、給水器で冷水を注いだ。お冷やのコップをトレーに載せて、店内のカウンター卓に運ぶ。店内は入口の正面の壁と、注文口と反対側の壁に立ち食い用のカウンターが設けられていて、入口脇にカウンター席が3席設けられている。
立ち食い用のカウンター卓にトレーを置いた。卓上には箸と楊枝、七味が置かれていた。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤した。まずは「月見天ぷら(かきあげ)そば」「大盛」を食べることにする。関東風の濃いダシに浸かっている自家製麺の蕎麦は平打ちの太麺で、蕎麦の上には大きなかきあげが載せられて、その脇に生玉子が落とされており、かきあげの上にはネギがひとつかみ載せられている。
まずはダシを飲んでみる。ダシは宗田、かつお、さば節で取ったダシと濃口のかえしを合わせた甘辛味で独特の酸味がするダシである。醤油系のキック力のある黒くて甘めのダシは旨みが口の中に広がって美味しい。続いて蕎麦を勢いよくすすった。ダシとよく絡んだ蕎麦は、弾力のある食感でシコシコと美味しい。
蕎麦を食べているとかき揚げの衣がダシを吸って、ふやけてくる。箸でかき揚げを持ち上げると、衣が崩れた。思い切ってかき揚げをダシに浸し、麺を食べると、崩れたかき揚げが麺に絡んで口の中に入ってくる。かき揚げにはニンジンと明日葉、ネギ、干エビが入っていて、さまざまな食感が口の中で味わえる。
蕎麦を食べていると生玉子もいつしか崩れて、黄身がダシに広がり始めた。黄身と混ざり合ったダシはダシの旨みに玉子の甘みが加わって、また異なった味わいとなった。そのダシが蕎麦に絡んで口の中に入ってくる。先ほどまでのダシは今度はふんわりと柔らかい口当たりで蕎麦を包み込んでいるかのようである。
蕎麦を食べるのを一旦中断して、「ミニ煮込豚丼」を食べる。「ミニ煮込豚丼」は小さな丼に盛られたご飯の上に豚肉としらたきを甘辛く煮たものを載せている。豚肉のすき焼き風ごはんといった感じである。
柔らかい食感の豚肉は煮汁が、ご飯に適度に染み込んでいて美味しい。しらたきの弾力のある歯ごたえが、食感のアクセントになっている。気が付けば、丼はあっという間に空になっていた。
「ミニ煮込豚丼」を食べてしまうと、再び蕎麦を食べる。蕎麦もおおかた無くなったところで、ダシを飲み干して完食。
美味かった。満腹である。
最後にコップに残っていたお冷やを飲み干すと、食器を返却台に運んで店を出た。
藤沢駅から再び小田急線に乗って隣の本鵠沼駅に着くと、そこから歩いて実家に向かう。実家に顔を出した後に、馴染みの床屋で短髪にカットしてもらった。既に暦は春先である。これからだんだんと暖かくなってくるに違いない。花粉も飛んでいるので、髪が短い方が調子がいい。
ただ、やはり今日は比較的寒い日ということもあって、頭がスースーとして少々寒い気がする。まあ、仕方ないか。
夜、藤沢から小田急線に乗って新宿に戻った。夜になって気温もぐっと下がってきた。
今日は曇りときどき雨。昨日から降っていた雨は朝には止んだが、深夜から未明にかけてかなり激しい雨が降ったらしく、路面はしっとりと濡れていて、所々に水たまりが出来ている。上空は厚い雲で覆われていて日射しは無かったが、暖かい空気を伴った南風が強く吹いていて、朝の気温は17℃と一気に気温が上昇した。湿度が高く、少し蒸すような陽気である。
今日は1日有休を取った。今週はなんだか疲れがひどくて、少しゆっくりと休みたい気分である。天気が良いと、どこかに出かけなくてはいけない気になってしまうのだが、今日みたいに天気が悪いと、却ってどこにも行く気にならなくなる。とはいえ、所用もあるので、最低限行かなくてはいけないところもあり、全く家に籠もりきりというわけにはいかない。
まずは朝風呂に入って、顔を洗って目を覚ますと、モーニングコーヒーを飲みながら朝刊に目を通した。今日は特に予定は無いが、飯田橋に行かなければいけない所用があって、それを済ませたいところである。しかし、外を見ると再び雨がぱらついてきたようである。雨が止んだら行こうと、それまでしばらく自宅で過ごすことにした。
日中も時折雨がぱらつく空模様となった。上空には厚い雲が一面に広がっていて、北風が強く吹いている。昼間の気温は11℃で朝よりも下がってきた。湿った空気がヒンヤリと感じられて、朝とは打って変わって、肌寒いくらいの陽気である。
雨は止まなかったが、せっかくの休みでもあるので、飯田橋に出かけることにした。午後過ぎたところで飯田橋に到着すると、所用を済ませる。ここで朝から何も食べていなかったことに気付いた。少し遅くなったが、お昼を食べることにした。
お昼はJR飯田橋駅東口から中央線線路沿いに水道橋方面に歩いていった所にあるホテルメトロポリタンエドモントの隣にある飯田橋アイガーデンテラスで食べることにした。ここは元は日本貨物鉄道の飯田町駅および周辺の引込線などだった土地を再開発した街区で、オフィスビル群とマンション・ホテル、付随商業施設「アイガーデンテラス」がある。
この飯田橋アイガーデンテラス1階に入ったところにうどん屋「丸亀製麺 アイガーデンテラス店」がある。今日はこの店でお昼を食べることにした。
入口を入るとすぐ右手に厨房兼注文カウンターがあり、左手にテーブル席をカウンター席が配されている。まず入口の注文カウンターでうどんを注文する。注文したのは「とろ玉うどん(温)」「得盛」である。更に「親子丼(小)」を注文した。丸亀製麺のホームページでは「親子丼」は「小」と「中」があるが、この店では「小」しかないとのことである。
トレーを1枚取り、その上に天ぷら用の皿を1枚載せる。注文カウンターで注文した「とろ玉うどん(温)」「得盛」が載せられて、更に「親子丼(小)」が載せられた。その先にある天ぷらコーナーに進んで天ぷらを品定めする。ところが食べたい天ぷらがほとんど売り切れで、どれにするか迷った。背後では天ぷらを揚げているようなので、しばらくすれば、新しい天ぷらが揚がりそうなのだが、後ろもつかえている。見ると、これまでに見たことのない「ウィンナー天」が目に入った。そこでこの「ウィンナー天」を皿に載せて、先に進んだ。
天ぷらコーナーの隣には手づくりいなりやおむすびが並べられているコーナーがあり、その先にレジがある。このレジで代金を精算すると、レジの正面に設けられている薬味台に進んだ。
薬味台の上には天かすとおろし生姜、刻みネギ、天だれ、天つゆ、擂り胡麻、小分けにされたおろしワサビといった薬味が並んでいる他、2種類のレンゲと小皿が置かれている。薬味台の端には給水器が2台設置されていて、2台の給水器の間にコップが並べられている。
トレーを薬味台の上に載せると、小皿を1つ手にとって、天かすと刻みネギ、おろし生姜をたっぷりと入れて、トレーの上に置いた。
レンゲも1つトレーの上に載せると、更にコップを1つ手に取り、給水器でコップに冷水を注いで、トレーの上に載せる。
店内は奥の壁際にカウンター席が5席配されている他、薬味台の背後にカウンター席が5席配されている。更に、店の中央には中央に仕切り板が立てられた10人掛けの長いテーブル席が3卓配されていて、店の左側の壁際に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が4卓配されている。
入り口に近い4人掛けのテーブル席を確保すると、トレーをテーブルの上に置いた。卓上にはだしソースとだししょうゆ、七味、やきしおといった調味料の他に箸と楊枝、紙ナプキンが置かれている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤した。今日は天気が悪いせいか、花粉があまり飛んでいないようにも思えるのだが、それでも喉がいがらっぽい気がする。風邪でもひいてしまったのだろうか。
まずはうどんを食べることにした。「とろ玉うどん(温)」「得盛」は茹でられたうどんが口縁の広い丼に盛られていて、温かい醤油ベースの濃いダシがかけられていて、うどんの上にとろろと温玉が2個載せられている。
箸で温玉を1個割ると、中から濃い黄身が流れ出してきた。薬味台で小皿に盛った天かすと刻みネギ、おろし生姜を全部「とろ玉うどん(温)」に投入し、適度にかき混ぜる。濃いダシに玉子とトロロが混ざり合い、うどんはふんわりとした泡状のダシに包まれた。ダシの上に割れていない温玉と刻みネギが浮かんでいる。
うどんを食べる。温かいうどんは柔らかくもちもちとした食感で美味しい。太いうどんはボリュームもあって、食べ応えがある。うどんを食べていると、ダシを吸った天かすや刻みネギが一緒に口の中に入ってくる。ダシの旨みに玉子の甘みが加わり、シャキシャキとした食感の刻みネギが食感のアクセントになっている。冷たいぶっかけうどんも美味しいが、温かいぶっかけうどんも美味しい。
「とろ玉うどん(温)」を半分くらいたべたところで「親子丼(小)」に箸をつけた。「親子丼(小)」はお碗にご飯を盛り、その上に鶏肉とタマネギを特製だしで煮たものを玉子でとじたものを載せている。その表面にはミツバを載せて彩りを添えている。
大胆に「親子丼(小)」をかきこむ。ご飯の上に載せられている鶏肉は6切れほどで細長く、柔らかい食感である。脂身の無い鶏肉は肉の旨みとダシの旨みが詰まっているようで美味しい。玉子はふわふわとしていて、玉子の甘さにダシの旨みが加わっている。タマネギの甘みと食感がアクセントになっている。
夢中で「親子丼」を食べていたのだが、ふと思いついたことがあって、ご飯を3分の1ほど残した。再び「とろ玉うどん(温)」を食べ始める。今度はうどんを食べながら「ウィンナー天」を食べることにした。「ウィンナー天」にはだし醤油をかけて食べる。
「ウィンナー天」は小さいウィンナーを3個串刺しにして、串ごと衣をつけて揚げてある。サクサクとした食感の衣の中に詰まったウィンナーは弾力のある食感であるが、天ぷらにしたウィンナーはウインナー以上でもなければそれ以下でもない。味も変わらず、失敗した感がある。
失意の内に「ウィンナー天」を片付けると、残りのうどんを食べる。うどんをあらかた食べ終わると、うどんの丼には玉子の黄身ととろろが混ざり合ったダシが溜まっていて、温玉が浮かんでいる。このダシを残しておいた「親子丼」のご飯の上にレンゲでかけた。
いつもなら、ご飯をうどんのダシに投入するところなのだが、今日は間違えてうどん用のレンゲを持ってきてしまったので、今回はご飯にダシをかけることにする。
温玉も一緒に「親子丼」のご飯の上にかけると、雑炊風になったご飯を箸でかき混ぜてサラサラとかき込んだ。食べていると温玉が崩れて黄身が流れ出し、ご飯に混ざり合う。ダシの旨みに玉子の甘みが加わって美味しい。最後は箸でご飯をかき込んだ。
更にうどんの丼にはダシがまだ少し溜まっている。これを飲み干して完食。美味かった。満腹である。
食器を返却して店を出た。外は雨が止んでいた。
久しぶりに神楽坂を少し歩いて帰宅の途につく。天気が悪くなければ、路地に入って写真でも撮るところなのだが、今日は生憎の空模様なので、表通りを歩くだけにとどめた。
家に帰り、しばらくパソコンを使って作業をしていると、外が暗くなってきた。再び雨も降ってきたようである。気温もぐっと下がってきたようだ。