今日は曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い寒々しい空模様の朝となった。今朝の気温は3℃で、季節が逆戻りしたかのような陽気となった。弱い北風が吹いていて、空気が冷え冷えと感じられる。今週の週初めは春めいた暖かい陽気だったので、モッズコートやハーフコートを着て仕事に行っていたのだが、今日は再びダウンコートを着て出勤した。
日中も雲の合間から青空がほんの僅かに見えるものの、上空にはどんよりとした雲が広がる空模様となった。日中の最高気温は7℃で朝からあまり気温が上がらず、真冬のような寒さである。北風が吹いていて、空気の冷たさが肌を刺すような陽気である。
今日も1日事務所で仕事をした後、夜も更けてきたところで、仕事にひと区切りをつけて帰ることにした。
今日は夕食を食べて帰ることにした。職場を出ると新宿駅西口に出て、地下道「メトロプロムナード」を歩いて新宿駅東口に出た。地下道から地下街「新宿サブナード」に抜けると、7番出口から地上に出て、靖国通り沿いに新宿三丁目方面に進む。すると左手に黒地に白地で「十割そば」「わかめ無料」と書かれた看板が見える。今日はこの蕎麦屋「嵯峨谷 歌舞伎町店」に入店することにした。
入口を入るとすぐ右手に券売機が2台設置されていて、ここで食券を購入する。メニュー構成は先日「小滝橋通り店」で食べた時と同じである。食券を買うと、店の奥に進んだ。間口の狭い店は奥行きが合って左手の壁際には22席のカウンター席が並び、右手には6席のカウンター席が並ぶ。券売機とカウンター席の間に給水器が設置されている。店の中程の右手には厨房があり、注文口がある。ここで購入した食券を並べた。
注文したのは「にしんそば温」「大盛り」「単品炭火親子丼(大)」である。先日に引き続いて、一人前の「炭火親子丼」を注文するため、全て単品で注文することにした。
料理を注文して食券の半券を受け取ると、給水器のところまで行って給水器の隣に重ねられているコップを1つ手に取り、給水器で冷水をコップに注いだ。冷水の入ったコップを手に取り、カウンター席の1つに腰を下ろした。
カウンターの卓上にはワカメの壷が置かれている他、卓の上に設けられた棚の上には箸と楊枝、紙ナプキン、七味が置かれている。お冷やを飲むか飲まないかのところで、半券の番号が呼ばれたので、注文口まで行った。注文口の前には料理の載ったトレーが置かれているので、トレーを受け取ってカウンター席に運ぶ。
ちなみに注文口の脇にレンゲやワカメの壷、そば湯の入ったポットが置かれていたのだが、食事を終えるまで全く気付かなかった。注文口の奥に食器の返却口があって、初めて気付いたが、とりあえず、食事をするのに支障も無かったので良しとしよう。
トレーを卓上に載せると、まずはお冷やを少し飲んで喉を潤した。まずは「にしんそば温」を食べることにする。関東の濃いダシに浸かっている蕎麦は太麺で、麺の上にはにしんの甘露煮が1切れと刻みネギ、ミツバが載せられている。
卓上に置かれている壷を開けると、ワカメがたっぷりと詰まっている。壷に添えられたトングでワカメをたっぷりと盛った。
まずはにしんの甘露煮を少しずらして蕎麦を食べる。十割蕎麦はもちもちとした食感でツルツルとした喉越しが美味しい。麺を食べていると刻みネギやワカメ、ミツバが蕎麦に絡んで口の中に入ってくる。ネギのシャキシャキとした食感に柔らかいワカメの粘り気が美味しい。
麺を食べながらにしんの甘露煮を少しずつ食べた。濃い味わいのニシンは口の中でホロホロと崩れるように柔らかく、骨まで柔らかい。ニシンの味が蕎麦の味わいのアクセントになっているようである。
蕎麦を食べながら「炭火親子丼」を食べる。「炭火親子丼」は大きな丼の上に盛られたご飯の上に炭火で焼かれた小さい鶏肉が8切れ載せられていて、玉子でとじられており、その上には刻み海苔がトッピングされている。
鶏肉は香ばしく、ジューシーで美味しい。玉子の甘みにダシの旨みが美味しくて、ご飯を一気にかき込んでしまった。炭火で焼かれた鶏肉はその旨みが閉じこめられているように感じる。ただ、もう少し肉片が大きいと良いような気がした。
「炭火親子丼」の丼が空になってしまうと、再び「にしんそば温」を食べる。蕎麦もおおかた無くなり、最後にダシを飲み干して完食。美味かった。満腹である。
最後にコップに残っていたお冷やを飲み干すと、食器を返却台に運び、コートを着て店を出た。
夕食を食べて体が少し温まったところで帰宅の途につく。冷たい夜風が却って気持ちよく感じられた。
今日は曇りのち晴れ。今朝は上空にどんよりとした雲が一面に広がっていて、暗い朝となった。朝の気温は4℃で弱い北風が吹いている。外に出ると空気が冷たく感じられるものの、どこかスッキリと感じられる寒さに却って気分をしゃんとさせてくれるように感じる。ただ、日射しの無いこともあって、どこか寒々しく感じられる朝である。
日中は雲の合間から青空が広がってきて、日も射してきた。昼間の最高気温は11℃まで上昇したものの、次第に風も強まってきた。気温は高くなったが、風も強くなって気温ほどには暖かく感じない。日射しの温もりを感じられる一方で、風が冷たく感じられた。
今日は1日仕事をした後、夕食を食べて帰ることにした。地下道「メトロプロムナード」を歩いて新宿駅東口に出ると、地下道から新宿アルタに入って、ビルの裏側から新宿モア4番街に出た。靖国通りを渡る交差点角のビルから新宿駅側に3軒目のビルの地下1階にうどん屋「はなまる 新宿東口モア街店」がある。今日はこの店に入店することにした。
階段を下りて地下に降り、扉を開けて店内に入る。店内は奥に厨房があって、まずは厨房に進んだ。トレーを1枚取り、天ぷら用の小皿を載せた。まずは天ぷらのコーナーがあり、ここで小皿に「いか天」を載せて先に進んだ。
天ぷらのコーナーの隣に注文口があり、ここでうどんを注文する。注文したのは「塩豚ねぎうどん大」である。更にミニ丼の「塩豚丼」を注文することにした。料理を一式トレーの上に載せてもらったのだが、一緒にゆずコショウの小袋も付けられた。
レジに進んで勘定をする。レジ前でスマホのはなまるのアプリを立ち上げて、画面を店員に提示し、天ぷらを1個サービスしてもらうことにして、代金を払った。
レジと通路を挟んで薬味台がある。薬味台には天かすと天玉、おろし生姜、白胡麻、塩、ソース、小分けにされたおろしワサビが置かれている他、冷水器とコップ、2種類の小皿、レンゲが置かれている。
トレーを薬味台に置くと、コップに冷水を注ぎ入れてトレーの上に置いた。更に小皿を1枚取り、その上に天かすと天玉、おろし生姜を適量載せて、それもトレーの上に載せた。
店内は厨房と入口の間にカウンター席が全部で44席配されている他、4人掛けのテーブル席が2卓配されている。大盛のうどんに小丼、天ぷら等の載ったトレーはかなり重い。トレーがたわんで、両手でないと持てない。奥のカウンター席に注意深くトレーを運んだ。カウンターテーブルの上には棚があって、はなまる醤油と七味唐辛子、箸、楊枝、紙ナプキンが置かれている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、まずは「塩豚ねぎうどん大」を食べることにした。「塩豚ねぎうどん」は大きな丼に盛られたうどんがたっぷりのかけだしに浸かっていて、うどんの上に塩麹で味付けがされた薄切りの豚肉と刻みネギがたっぷりと載せられ、黒コショウが振られている。
まずはレンゲでダシを掬って飲んでみる。豚肉の脂と塩麹がかけだしに溶けていて美味しい。塩味が微妙に強くきいているが、ダシの旨みに麹の旨みが加わって、旨みが増しているようである。
肉をかきわけてうどんをすする。極太のうどんはもちもちとした食感で、うどんに塩麹が溶けたカケダシが絡んで美味しい。うどんを食べていると、ダシに浮かんだ刻みネギや豚肉がうどんに絡んで口の中に入ってくる。脂がダシに溶けた豚肉はあっさりとした食感で、塩麹で肉の旨みが増しているかのようである。
うどんをしばらく食べていたが、半分くらい食べたところで「塩豚丼」を食べることにする。「塩豚丼」は小さめの丼にご飯が盛られていて、その上に「塩豚ねぎうどん」と同じ塩麹で味付けがされた薄切りの豚肉と刻みネギがたっぷりと載せられ、更に胡麻と黒胡椒がかけられていて、カットレモンが1切れ載せられている。
カットレモンを搾り、添えられたゆず胡椒を半分くらい入れて、かき混ぜるようにして食べた。豚肉は脂身が少なく、さっぱりとしていて美味しい。豚肉の塩味に香ばしさが加わってご飯が進んだ。
豚肉が無くなると、ここにうどんのかけだしをレンゲで少しかけ、更に、2種類の天かすとおろし生姜を少し投入して、雑炊風にして食べる。ゆず胡椒の辛味がきいて、二度美味しいといった感じである。
「塩豚丼」を食べてしまうと、再びうどんを食べる。うどんにも残ったゆず胡椒を入れて食べることにした。ゆず胡椒の辛味がかけだしに適度に混ざると、さっぱりとした味わいになる。
うどんを食べながら「いか天」を食べる。一応、塩を天ぷらの皿に少し盛っておいたので、まずは塩を付けて食べた。サクサクとした衣をまとったイカは細長く、柔らかい。身厚なイカの身は淡泊な旨さで、塩によってその旨みが凝縮されているようである。
半分くらい食べたところで、今度はうどんに載せて食べる。ついでに残った2種類の天かすとおろし生姜も全部投入してうどんを食べた。「いか天」の衣にダシが染み込み、ジューシーな味わいである。ダシの旨みをまとったイカはふんわりとした食感で、また異なった味わいが楽しめた。
「いか天」とうどんが無くなると、丼を傾けてダシを飲む。ゆず胡椒の風味におろし生姜が加わって、なかなかまたこれが美味しい。ダシを飲み干すと満腹感が襲ってきた。
コップに残ったお冷やも飲み干すと、席を立って食器を返却台に戻し、店を出た。
帰宅途中、ふと空を見上げると半月よりも膨らんできた月が雲の向こうから淡い光を放っているのが見えた。上空にはうろこ状の薄雲が広がっている。夜になって風が弱くなってきた。
3連休最終日の今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ暗い空が広がっていて、日の出前の空が明るくなってきている。朝の気温は0℃を下回り、再び冬日となった。弱い北風が吹いていて、氷点下の空気が冷え冷えと身に沁みるようである。
今日は職場の清掃の立ち会いで出勤する。先日と同様、いつもより早めに家を出た。空気は冷たかったが、東の空に昇ってきた太陽から日射しが降り注いで、次第に気温が上昇してきた。
日中は晴れて上空に雲が一つ二つ浮かんでいるものの、青空が広がった。昼間の最高気温は10℃を下回るくらいで、南風が強く吹いている。日射しの温もりが感じられる一方で風が冷たく、空気がヒンヤリと感じられた。
立ち会いは午前中に終わり、その後は職場で少し仕事をしてから帰ることにした。昼過ぎに仕事にひと区切りをつけて帰宅することにする。遅いお昼を食べて帰ることにしたのだが、ついでに本屋にも足を運ぶことにして、新宿駅東口に出ることにした。
職場のあるビルを出ると、甲州街道を歩いて跨線橋を渡って新宿駅東口に出た。新宿四丁目交差点を左に折れて明治通りに入る。新宿三丁目交差点の角に立つ京王フレンテ新宿三丁目ビルの北側にあるビルの地下1階にうどん屋「丸亀製麺 新宿3丁目店」がある。
今日もうどん屋「丸亀製麺」の割引クーポンを持っているということもあり、この店に入店することにした。ビルの地下に向かう階段を下りて行くと店の入口がある。扉を開けて店内に入った。
入口を入るとすぐ右手に厨房兼注文カウンターがあり、奥にテーブル席とカウンター席が配されている。まず入口の注文カウンターでうどんを注文する。注文したのは「釜玉明太うどん」「得盛」である。玉子を生玉子にするか温玉にするか聞かれて、とっさに生玉子と答えてしまった。後で考えれば温玉でも良かったような気がする。
「うどんを茹でるのに時間がかかる」と言われて、札を受け取ると、トレーを1枚取ってその上に札を載せた。更に天ぷら用の皿を1枚載せ、先に進む。注文カウンターの脇のおむすびが並んでいるコーナーを通り過ぎ、天ぷらコーナーに進んだ。天ぷらコーナーでは「メンチカツ」を1個、天ぷら皿に載せて、レジに進んだ。レジで「天丼用白ごはん」を注文すると、割引クーポンを利用して代金を精算した。
トレーの上に「天丼用白ごはん」が載せられると、レジの斜め正面に設置されている薬味台に進んだ。薬味台の上には天かすとおろし生姜、刻みネギ、天だれ、擂り胡麻、小分けにされたおろしワサビといった薬味が並んでいるほか、レンゲと小皿が置かれている。薬味台の脇にはコップが並べられていて、給水器が端に置かれている。
トレーを薬味台の上に載せると、小皿を1つ手にとって天かすと刻みネギ、おろし生姜をたっぷりとトレーの上に置いた。
レンゲも1つトレーの上に載せると、更にコップを1つ手に取り、給水器で冷水をコップに注ぐと、これもトレーの上に置いて店の奥に進んだ。
店内は注文台の正面にカウンター席が5席配されているほか、奥の壁際にもカウンター席が7席配されている。店の中央には中央に仕切り板が立てられた12人掛けの長いテーブル席が2卓配されていて、その周囲に4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。
壁に面したカウンター席に座り、トレーをテーブルに置いた。このタイミングで店員が「釜玉明太うどん」「得盛」を運んできた。
卓上にはだしソースとだししょうゆ、七味、やきしおといった調味料の他に箸と楊枝、紙ナプキンが置かれている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、うどんを食べることにした。「釜玉明太うどん」「得盛」は茹でられたうどんが口縁の広い丼に盛られていて、その上に明太子が2玉、生玉子が2個載せられており、その脇に刻み海苔が盛られている。
まずは箸でうどんをかき混ぜた。釜玉ならここにだししょうゆを廻し入れるところだが、今回は明太子があるので、醤油を入れるのは止めた。よくかき混ぜると、玉子にも熱が入ってくる。明太子も満遍なくうどんに絡まり、うどんが少し濃い赤みがかって見える。
薬味を入れるかどうかも悩んだのだが、今回はこのままで食べることにした。よくうどんを混ぜたところで口に運ぶ。もちもちとした極太のうどんを食べると、うどんに絡まった玉子の甘みに明太子の辛味が加わって、適度な刺激と甘みが美味しい。夢中で食べてしまった。
うどんを全部食べてしまうと、丼の底には、うどんに絡まりきらなかった玉子と明太子の混ざり合ったタレが溜まっている。ここに天丼用白ごはんを全部入れて、レンゲでよくかき混ぜた。
更にこれに薬味台で持ってきた3種類の薬味を投入し、更にかき混ぜる。
最後はメンチカツである。
メンチカツをご飯の上に載せて、だししょうゆを垂らす。うどんの後のお楽しみのご飯である。
最初にメンチカツにかぶりついた。すっかりと冷めてしまったメンチカツは、しかし、ジューシーで美味しい。サクサクとした食感の衣の中にはタマネギのみじん切りの入った豚肉と牛肉の合い挽き肉が詰まっている。ボリュームがあって美味しい。衣に染み込んだだししょうゆが肉の旨みを引き立てているかのようである。
メンチカツを食べながらご飯を食べる。サクサクとした天かすにシャキシャキとした刻みネギが加わって、食感も楽しい。おろししょうがと明太子の辛味に玉子の甘みが加わり、口の中はさまざまな食感と味わいが楽しめる。ボリュームもあって美味しい。
メンチカツを食べてしまうと、レンゲでご飯を口にかき込んで完食。美味かった。お腹もいっぱいである。
最後にお冷やを飲み干すと、食器を返却台に戻して店を出た。
今日は祝日で新宿通りは歩行者天国となっている。通りを歩いて書店に寄ると、小一時間ほど本を探した。その後は新宿駅に出て、電車に乗って帰宅の途につく。
日が沈むと次第に気温も下がってきた。風向きも南よりの風から北よりの風に変わったようである。
今日は晴れときどき曇り。今朝は南の空に雲が浮かんでいるのが見えるものの、上空には澄んだ暗い空が見えていて、白々と明るくなってきた。今朝の気温は1℃で冷たい北風がやや強く吹いていて、体温を容赦なく奪っていくかのように感じられる。次第に雲が広がってきて日射しも無くなり、寒気が増してきた。
日中は再び雲の合間から青空が広がってきて、日も射してきた。昼間の最高気温は8℃で日中は強い南よりの風が吹いて、風が冷たく、凍えるような寒さとなった。
今日のお昼はひさしぶりに外で食べることにした。職場のあるビルを出て都庁第一庁舎と第二庁舎の間を新宿西口に至るふれあい通りを新宿駅方面に歩いて行く。やがて、西新宿一丁目商店街の中央通りに入り、更に駅方面に歩いていくと、右手に3年前に「サーロインステーキ定食」を食べたステーキ店「ステーキの神様 ル・モンド 新宿店」が見えてくる。その店のあるビルの隣のビルの1階に生そば・讃岐うどん屋「かのや 新宿西口店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店の入口から店内に入るとすぐ左手に券売機が2台並んでいて、ここで食券を購入する。メニューは温物のそば・うどん各種と冷物のそば・うどん各種、各種セット、アルコール類、一品料理、トッピング、いなり等で構成されている。
食券を買うと、店の奥に進んだ。店内は店の一番奥に厨房があり、厨房のカウンターの左側に注文台がある。注文台の右脇には天ぷらなどが並んでいて、その脇に給水器があり、コップが並べられている。給水器は店の中程にもあり、ここにもコップが並べられていた。
注文台で食券を店員に渡す。注文したのは「特選かのやそば」「特盛(2.0倍)」「カレーライス」である。並盛の蕎麦では足りないと特盛にした上で、単品でカレーライスを注文してしまった。もっともセットのご飯物はすべてミニ丼なので、通常の丼やカレーを食べようとするには単品で注文するしかないのである。
料理を注文すると、カウンター脇の給水器の隣に重ねられたコップを1つ手に取り、給水器で冷水をコップに注いだ。ちなみにこの店の水は体にやさしいπウォーター(生体水)を使っているとのことである。
店内には入口から見て左手の壁際にカウンター席が12席直線上に配されている他、右手奥の壁際に4人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が3卓、入口近くの右手壁際に2人掛けのテーブル席が2卓配されている。
右手奥の2人掛けのテーブル席を確保すると、料理ができるのを待った。卓上には一味唐辛子と白ごま、箸立てが置かれている。
やがて、食券に書かれた番号が呼ばれて、料理を取りに行く。トレーには「特選かのやそば」の丼と「カレーライス」の丸皿が載せられているが、両方の器が大きくてトレーの収まりが悪い。セットなら「カレーライス」が小さいのでちょうど良いのだろうが、単品で注文したので、2食分をトレーの上に無理矢理載せているような感じになってしまった。
食券の半券を渡して、料理が一式載せられたトレーを受け取ると、テーブル席まで料理を運ぶ。「特選かのやそば」の丼が重くて、トレーがしなっているような感覚である。注意深く、料理を運んだ。
席に着き、お冷やを少し飲んで喉を潤すと、まずは「特選かのやそば」を食べることにする。丼に入れられた特盛の蕎麦は太めの麺で、関東風の濃いダシに浸かっている。麺の上にはカマボコが1枚と昆布、ワカメ、刻んだ油揚げ、刻みネギ、天かす、ホウレンソウが盛られ、丼の中央にとろろ昆布がトッピングされている。天かすはダシを吸って、ドロリとしてしまっている。
まずは丼を持ち上げて、少しダシを飲んでみた。本カツオ節、ソーダカツオ節、サバ節からとったというダシは旨味の中に甘みが感じられる美味しいダシである。特盛ということで並盛の2倍の量はあるという麺は柔らかく、弾力があって美味しい。麺を食べていると、麺に載せられたさまざまな具が麺に絡まって口の中に入ってきた。
蕎麦を半分くらいまで食べたところで「カレーライス」を食べることにする。円形の皿に盛られたカレーライスは、皿の半分くらいにご飯が盛られ、もう半分にカレールーが注がれている。ライスの上には福神漬けが載せられている。
カレーライスに添えられたスプーンでカレーを食べる。ライスを崩して、カレールーに混ぜながら口に運んだ。豚肉の小片とタマネギ、ジャガイモが入っているカレーは万人受けする甘口のカレーである。北陸産コシヒカリライスはやや固めに炊かれていて、ライスにカレーを混ぜて食べると食べやすい。ドロリとしているカレールーはやや少なめで、少しカレールーを節約しながらカレーライスを食べた。
カレーライスを食べているとライスに添えられた福神漬けもカレールーに落ちて、それがライスと混ざって口の中に入ってくる。甘めの福神漬けはシャキシャキとしていて、食感のアクセントになっている。小カレーではなく、一人前のカレーにした割には、カレーはそれほどの量は無かった。
カレーライスを食べてしまうと、残りの蕎麦を食べる。蕎麦を食べていると、だんだんと体も温まってきた。
最後にダシを飲み干すと、かなりお腹も満たされた。満腹である。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干すと、食器の載ったトレーを店の奥のカウンターまで運び、注文口脇の返却口にトレーを載せて店を出た。
午後も職場で仕事に没頭する。昨日立ち会いとはいえ、職場に出たので、今週はどこかで休みを取りたい気分だが、それが許されない状況になっている。夜まで仕事をしていたが、集中力が途切れたところで帰宅することにした。
ビルの外にでると幾分風は収まったようだが、気温がぐっと下がって、吐く息が白かった。上空には澄んだ暗い空に星が瞬いている。明日は冷え込みそうである。
立春の今日は晴れ。今朝は上空に雲が多く浮かんでいて、その合間から暗い空が見えている。朝の気温は3℃で弱い北よりの風が吹いていて、空気がヒンヤリと冷たく感じられた。暦の上では今日から春というということで、寒いには寒いが、昨日よりは幾分寒さが和らいだ感がある。
今日は職場の清掃や工事の立ち会いで出勤する。いつもよりも早めに家を出た。日が昇ってくると次第に明るくなってきたが、太陽は雲越しに弱々しい陽光を降り注いでいた。
午前中は、日が昇るに従って次第に雲が減り、変わって青空が広がってきた。日中は風向きが南よりに変わり、昼間の最高気温は10℃に達しなかったが、日射しが降り注いで幾分過ごしやすい陽気となった。
立ち会いは昼前に終わった。その後、職場で片付けなどをしていたが、それも終えたところで職場を出た。お昼を食べて帰ることにしたのだが、先日うどん屋「丸亀製麺」の割引クーポン券を手に入れたこともあり、飲食店の新規開拓と散歩も兼ねて、職場から新宿駅とは反対側の西側に歩き始めた。
KDDIビルから西方向に延びる南通りを歩いて行き、山手通りを渡ると左手にロッテ本社ビルが角に建っているが、その南側に東京オペラシティがある。
このビルの2階にあるうどん屋「丸亀製麺 東京オペラシティ店」に入店することにした。
店内に入ると左手から正面にかけて逆L字形に厨房兼注文カウンターがあり、右手にテーブル席とカウンター席が配されている。まず、入口の注文カウンターでうどんを注文する。注文したのは季節限定メニュー「鴨ねぎうどん」「得盛」である。
トレーを1枚取り、その上に天ぷら用の皿を1枚載せて待っていると、店員が茹で上げたうどんだけを盛った器をトレーの上に置いた。レジのところでうどんに鴨肉を載せるとのことである。
注文カウンターの脇にはおむすびが並べられているコーナーがあり、更にその隣には天ぷらが並べられているコーナーがある。天ぷらコーナーでは「いか天」を1個、天ぷら皿に載せてレジに進んだ。レジでは「天丼用白ごはん」を注文すると、割引クーポンを利用して代金を精算した。
目の前の調理台では小さな片手鍋でうどんに載せる鴨肉を特製のだしで煮ている。やがて、トレーの上のうどんの上にダシごと鴨肉が盛りつけられた。更にトレーの上には「天丼用白ごはん」が載せられた。
レジの脇には給水器が設置され、その隣にコップが重ねられている。コップを1つ手に取り、給水器で冷水を注ぐとそれもトレーの上に載せた。
レジの正面には薬味台が設置されている。薬味台の上には天かすとおろし生姜、刻みネギ、天だれ、白ゴマ、小分けにされたおろしワサビといった薬味が並んでいる他、レンゲと小皿が置かれている。トレーを薬味台の上に載せると、小皿を1つ手にとって、天かすと刻みネギ、おろし生姜をたっぷりと入れてトレーの上に置いた。
更にレンゲもトレーの上に置いた。
料理が一式載ったトレーを持って壁に面したカウンター席に運ぶ。店内は壁に面してカウンター席が6席直線上に配されている他、中央に仕切り板が立てられたテーブル席が5卓、店の中央に配されている。中央に仕切り板が立てられたテーブル席は14人掛けが1卓と12人掛けが2卓、10人掛けが1卓、4人掛けが1卓である。また窓際と店の端に中央に仕切り板のないテーブル席が配されている。テーブル席は4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が3卓ある。
卓上にはだしソースとやきしお、だししょうゆ、七味といった調味料と箸、楊枝、紙ナプキン、台布巾が置かれている。
まずはお冷やを少し飲んで喉を潤すと、うどんを食べることにした。「鴨ねぎうどん」「得盛」は口縁の広い丼に盛られている。うどんは油が少し浮いたダシに浸かっていて、うどんの上には鴨肉が12切れとカットされた長ねぎが6個、三つ葉が載せられていて、柚子が添えられている。
まずはうどんを食べる。最初にレンゲでダシを掬って口に運んだ。鰹節と昆布で取ったダシをベースにした特製のダシは鴨肉の甘さに合うようにいつものダシよりも濃いめにアレンジしているとのこと。鴨肉の油とネギの風味が溶けだしているというダシは甘く、柚子の爽やかな香りと鴨肉の上品な油がコクを与えている。
うどんを食べる。温かいうどんはもっちりとした食感で柔らかくて美味しい。うどんの上に載せられた鴨肉の厚い肉片は柔らかく弾力があって歯ごたえが感じられる。ダシに溶けだしたからか、脂身の少ない肉は甘く、さっぱりとした味わいで美味しい。大きめにカットされた長ねぎはちょっと生煮えで、もう少し煮てネギの甘みを出して欲しいところである。
うどんを半分くらい食べたところで、「いか天」を食べることにした。とはいえ、今回はうどんの上には既に鴨肉がたっぷりと載っている。そこで、「天丼用白ごはん」の上に「いか天」を載せた。「いか天」は一見すると細長く、「天丼用白ごはん」が盛られた器に収まらないのではないかと思ったが、ちゃんと器にはまるようにご飯の上に載った。
更にいつもなら天ぷらは塩で食べるところだが、今回はだしソースをかけて食べることにする。だしソースはウスターソースをベースにだしを加えている。ウスターソースであれば、サラサラとした食感のソースを想起するが、このだしソースはトロリとした食感で、「いか天」の上に載るような感じでかかっている。
だしソースのかかった「いか天」を口に運ぶ。サクサクとした衣の中に詰められたイカはふんわりと柔らかな食感で、イカの淡泊な旨みにだしソースの旨みと相まって美味しい。だしソースがかかったご飯も美味しい。「いか天」にかぶりつきながらご飯をかき込んだ。
「いか天」はボリュームがあるように見えて、しかしご飯の量に比べれば少なかった。「いか天」が無くなってもご飯の量は半分くらいにしか減らない。そこで、ここに持ってきた薬味の半分を載せ、更にレンゲで「鴨ねぎうどん」のだしを適量薬味の上からかけると、雑炊風にしてかき込んだ。サラサラとご飯をかき込むと、あっという間にご飯が無くなってしまった。
残った薬味を今度はうどんに投入。すると生姜の辛みがダシに広がって、また別の美味しさが味わえる。シャキシャキとした食感の刻みネギにサクサクとした食感の天かすが食感のアクセントになって、なかなかカオスな味わいである。
やがてうどんが無くなると、丼の底に沈んでいた最後の鴨肉をほおばり、丼を傾けてダシを飲み干して完食。満腹である。
コップに残ったお冷やも飲み干すと、席を立って食器を返却台に戻し、店を出た。
外は次第に雲が増えてきた。日射しも次第に弱まって、気温も下がってきた。夕方になると再び北風が吹いてきて、寒さが増してくる。今日はいつもより早めに家を出たこともあって、今頃になって疲れを感じた。
明日からまた通常通りの業務が始まる。今日は早めに帰って寝たいと、電車に乗って帰宅の途についた。