悪い種子 地獄へ行くぞ!大吾郎!

エロ満賀道雄がお送りする少し面白い話とマンガの話とか。なぜ? それは暇だからです。

『ビアティチュード』

2008年10月31日 06時47分00秒 | マンガ
やまだないと先生の『ビアティチュード』1巻が発売されました。
モーニング・ツーでの連載に気付いたのが既に第3話くらいだったので、第1話が読みたくて読みたくて単行本を心待ちにしていたんですがやっと読めました。感無量。

お話は昭和30年代の東京、漫画家の卵が集うアパートが舞台……となると思い出すのは偉大なるコミック叙情詩『まんが道』ですが、こちらの舞台はトキワ荘ならぬトキオ荘です。そして主人公となるのは満賀と才野、ではなく、花森ショータローとクボヅカフジオ、石森氏と赤塚氏です。シヨータローはアフロ、フジオちゃんは美少年です。『ファイヤー』の水野英子先生なんか自分の事を「ボク」というボーイッシュな美少女です。その他お馴染みの面々ももちろん登場、藤子不二雄にいたっては二人で一人じゃなくてはハナから一人(既に原稿落して干され中)。我らがテラさんはなぜか藤竜也似です。なんか凄い!

1巻を読んだ限りではまだ全体の流れのさわりの部分にも来ていない感じですが、やはり石ノ森メインで話が進めば夭折するお姉さんとの交流が描かれて行くのでしょう。予想するだけで既に悲しいです。
また現在少女漫画を描いているフジオちゃんがギャグ開眼するのもどういう風に描かれるか楽しみです。「嫌々少女漫画描いてる」という表現だと思うんですが、少女を惨殺する絵(ヘンリー・ダーガー調)を人知れず描いているクボヅカ氏の今後が気になってしょうがないです。
そういえばテヅカ先生の登場も楽しみですが出るんでしょうか。出ないはずはないですね。


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裸がユニホーム

2008年10月23日 23時30分44秒 | 架空AVレビュー
YouTubeで懐かしめのアニメソングを観ていたら『アパッチ野球軍』のオープニングを見つけたんですが、なんか凄い歌でした。
冒頭、「おれたちゃ裸がユニフォーム!」という歌い出しで、なんとも異形としか言いようのない面々が画面奥から走り込んできます。普通のアニメなら悪役確実の面構えです。
サビで「ファイトひとつが財産さ!」と言いますが確かに「身一つ感」丸出しで、聴いてるこちらも潔い気分になります。僕もファイトひとつを財産にしよう、少しそう思えました。
なんだかんだで名曲ではないでしょうか。


さて久しぶりのレビューになってしまいましたが、今回は『アパッチ野球軍』で思い出したこの人の作品を紹介します。
花登こばこ『こばこアカンタービレ』です。
そう、以前の作品で、
「わたしは裸が制服みたいなもの」
と言っていた彼女こそセクシーアパッチ野球軍と言えましょう。根性ひとつが財産ですよ!
今作では親の破産のせいでホームレスにまで身を落とすお嬢様を好演しています。
ライバル会社の罠のせいで父親の経営するメリヤス工場が破綻しすべてを失うこばこはホームレスとなりながらも健気に生活をします。そんな彼女にホームレスの厳しさを叩きこむのは、ふとした事で彼女を助けたホームレス、後白河ゆい(!!)演じる銭女神です。ホームレスをしながらも本当は大富豪である、という銭女神をさすがの貫録で演じる後白河ゆいですが主役を食いそうな存在感で、両方のファンである僕としては複雑な気分になります。もちろん嬉しいんですが。
銭女神とのホームレス生活の中で、虫も殺せぬお嬢様だったこばこも一人前のホームレスになっていきます。厳しくも温かい銭女神(でもドケチ)に憧れるこばこの前にかつて父を陥れたライバル会社の男が現れ、銭女神の会社まで破産させます。復讐を誓うこばこの運命は如何に……。
みどころはやはり花登こばこと後白河ゆいの共演ですが、二人とも非常に演技が上手くAVを観ている事を忘れてしまう程でした。個人的に印象に残ったシーンは後白河が花登に、
「何で泣くんだ?」
と聞いた時に花登が一瞬顔を上げつつも、返事もせずにまた泣いた所です。物憂げな表情が……ってこれじゃただのファンの与太ですね。


そういえばYouTubeで観れる『アパッチ野球軍』の曲はエンディングもあるのですが、こちらも濃いーので是非聴いてみてください。
聴かないと……発破かけるぜぇ~♪


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カラテカ

2008年10月17日 18時56分13秒 | 架空AVレビュー
ビッグコミックオリジナルに連載中の藤子不二雄A先生の自伝的漫画『愛…しりそめし頃に…』の最新話に、なんと大山倍達をモデルにしたと思しき空手家が登場し一部で話題騒然となっています。しかも主人公満賀道雄にマス大山を引き合わせたのが空手マンガ、心霊マンガのパイオニア、ジロ角田ことつのだじろう先生。
「今度空手マンガを描こうと思っているんだ」
とノリノリのつのだ氏は満賀氏も大山道場(風の空手道場ですが)に体験入門させます。しかし普段マンガばかり描いている二人は初稽古でヒーヒーのフーフーです。まあ仕方ありませんね。
からて道とまんが道、今回は空手の勝利のようです。


AV女優の中にも空手経験者がたまにいます。プロフィールに書いている程度だったり、企画として空手の腕前を披露したり様々ですが、今回はガチンコで試合をしている作品を紹介します。梶原いつき『人間凶器』です。
あひる口で愛嬌のある見た目と裏腹に空手有段者だという彼女、男優数人相手に真剣勝負をする事になります。試合は5分1ラウンドの勝ち抜き戦、打撃・投げ・サブミッション有りルールです。
梶原選手、まず瓦の試割りをして相手を威嚇しますが敵もさる者、かなりのクセモノ揃いです。因みに出場者ラインナップは……

【1回戦】VS戸川夏也(アマレス)
【2回戦】VS清水健(ナンパ)
【3回戦】VS花岡じった(相撲)
【4回戦】VS島袋浩(ヌードマン)
【5回戦】VS加藤鷹(AV男優)

という豪華なものとなっています。しかしアマレス、相撲はまだ解りますがナンパやヌードマンで空手とやりあえるのでしょうか。しかも梶原選手、「当てに行く」とシュート発言をしているのです。頑張れベテラン男優陣!
試合は勝ち抜き戦ですが負けた時点で男優達の餌食に、という今までにもあったパターンです。ここは何人勝ち抜けるかが気になるところですね。
1回戦から好勝負が続き(シミケン以外)、本当の総合格闘技の試合にも引けを取らない緊張感です。そしてあれよあれよと言う間にヌードマン島袋まで勝ち抜いてしまいます。因みにヌードマンのファイトスタイルはプロレス風でした。
「なるほど、加藤鷹に負けちゃうわけね?」と展開を読んでいると……なんと加藤鷹にも勝利する梶原選手、決まり手は三角蹴りでのKOでした。強い!
しかしそうなると男優がいない、という事になります。個人的にはここで終わっても面白いと思ったんですがやはりそこはAV、ファンが黙っていないでしょう。という事で、早い段階でギブアップした為ほぼ無傷だったシミケンが選ばれるのでした。タナボタ!
でもまさか全勝するとは思わなかったです。そう、空手はAVにも勝つのです。今後も戦い続けて欲しいですね。


因みに『愛しり』に出てきたマス大山がモデルの空手家、大岩鉄厳という名前でした。『カラテ地獄変』チックなネーミングではないですか。嬉しくなりますね!


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ツイスト アンド シャウト

2008年10月13日 16時08分33秒 | テラさん
ブログを始めてさらにしばらく経ちましたが、こんな感じでいいのかしら?とまだまだ試行錯誤をしながら更新しています。AVの事ばかり書いてますが。
無人の荒野を走っているような、そんな気分です。かっこよく言い過ぎでしょうか。
「あいつは無限の風……雲を蹴散らす風……」
どこかで誰かがそう言ってくれているでしょうか。きっとそれは無いでしょう、自分でもわかっています。

「適当にやってみっか?」と始めた割に、結構必死になってしまっている自分に気付く時、寺さんに思いを馳せます。
寺さんは自分の理想とする児童漫画を描く為に、一切妥協しませんでした。そのせいでめまぐるしく変わる時代と折り合えなかったとも言えるんですが。結局断筆するんですよね。自分に厳格過ぎたのでしょう。

そんな寺さんもやはり人の子です。
ひねくれて、

と言ったり、

と叫んだりする事だってあったのです。
僕たちと同じように寺さんも嫉妬したり悩んだりしていたんですね。
きっと寺さんだって本心は売れたかったでしょう。理想と現実の葛藤は多かったはず。
僕も寺さんのように、時代にそぐわなくてもこのブログをやっていこう、理想の架空AVレビューを目指そうと思う次第です。

よし、トキワ荘荘歌でも歌うか!


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オススメ簡単レシピ

2008年10月13日 14時59分51秒 | 架空AVレビュー
食べる物にこだわり過ぎる男というのも鬱陶しくて嫌われますが、こだわり無く何でも美味いと言うのも文字通り味気ないものではないでしょうか。
まさに僕がそうです。
好き嫌いがないのは良い事です。しかし舌が貧しいのか食べ物の好みが雑なようで、それこそデートの時にも王将に行くほど食にこだわりがありません。というか王将はとても美味しいのですがこの場合、店をチョイスするセンスと女心の理解度の低さに問題アリ?うるせえでヤンスよ!それぐらいのヤボテンの方が母性本能をくすぐるのでは、なんて思ったりするのですが僕の勘違いでしょうか。

そんな味音痴な僕が子供の頃から食べ続けているメニューがあります。それはバターライスです。
小学生の時、母がありあわせで何気なく作ったのですが子供心に「ウマい!口の中に北海道があるようや!なんちゅうモンを食べさせてくれたんや……」と感激、土曜日の昼食には必ずリクエストするほどハマったのでした。ただし家族で食べてるのは殆ど僕だけ、弟などは別にチャーハンをリクエストしたりしていました。美味しいのに。
一人暮らしを始めてからは自分でも作るようになり、色々改良を加え今の味に落ち着きました。作り方はとっても簡単!
まず熱したフライパンでバターを溶かしとき卵を炒めます。卵がまだ半熟の頃に茶碗一杯分のご飯を加え、塩コショウ少々、ご飯にバターが馴染んだら出来上がりです。醤油をかけるとさらに美味しくなります。一度お試しあれ。
しかし我ながらやっぱり舌が貧乏かも、と思えてきました。


食べ物、といえば名前に食べ物名が付いている女優も結構います。
やれイチゴだのミルクだのミカンだのモモだのとパッと思い出すだけでもこれだけいますが、やはり親しみ易さを狙っての事でしょうか。そういえば「赤井トマト」なんて女優さんもいたような……なぜか青果店系が多いですね。
そう来ると今回はやはりフード系女優を、という事で辛井カレー『カレーなる一族・噂のシェフは美味しんぼパパ』をレビューしなければいけません。
しかし彼女の芸名、AV史上最高に色っぽくない名前ですね。トマトどころの騒ぎじゃありませんよ。ただ確かにオールタイム人気メニューであるカレーライスの名を冠した彼女、愛嬌があり親しみ易いルックスです。美女度82%(AV情報誌風)。
今作ではレストランの一人娘に扮し、味魔王率いる極悪コック軍団と勝負をするというストーリー仕立てとなっています。
天ぷら勝負やハンバーグ勝負を制して勝つ彼女ですが勝負の度に特訓を行います。もちろんAVなのでセクシーな特訓です。ヒュー!
最後にカレーの神様と呼ばれる料理人と勝負するのですが、ここで彼女は全裸になり自らの体にカレーライスを盛り付けるのです。曰く「直接体にルーを盛る事により、汗や皮脂が加わり絶妙な味わいのカレーが完成する!」と。
そんなカレー全く食べる気しませんが、カレーの神様は自身の負けを認め改心、二人で味魔王を倒すのでした。最後は仲良くブラックカレーを食べ二人倒錯の世界へ……。
エロと料理、やってみると食い合わせが悪かったかもしれません。
以前の職場で食事中にモニターでAVを観た事がありましたが、余り美味しく感じられなかったのを思い出しました。本能同士、相殺しあうのではないでしょうか。


そういえば僕はカレーも好きです。ラーメンもハンバーグも好きです。
味覚が小学生の時から進歩してないのかもしれません。


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ノーベル賞気分

2008年10月11日 13時09分49秒 | 架空AVレビュー
日本人がノーベル賞を取ったと言う事で俄かに盛り上がっていますが、内容については複雑なのでテレビではもっぱらキャラクター重視の報道が多いようです。でも物理、化学の分野に貢献されたという事は解るのでやはり誇らしい事ではないでしょうか。たまたまYOU TUBEで海外の戦時中の国策アニメを観たばかりだったので余計にそう思いました。
僕が観たのは『ポパイ対日本人』みたいな短編アニメでしたが、ホウレン草を食べたポパイがベトナムの民族衣装っぽい出で立ちの日本人をやっつける話でした。最後にポパイが日本の戦艦に乗り込んで暴れるとボロボロと簡単に船体が崩れ落ちるのですが、良く見ると「MADE IN JAPAN」の札が……そこまで日本をコケにしなくてもいいではないかと。竹槍で空を突きたい気分をこらえるのに大変でした。――余談が過ぎたようです。
こうしている間にもテレビでトミーズ雅が「ノーベル賞取ったのはうちの高校の先輩です!」等とはしゃいでいます。あなたが偉いわけではないでしょうに。
しかし存外素敵な朝かもしれません。


今回はAV界からのノーベル賞ノミネートを紹介します。伊佐波レイ『ノーベルエロいで賞・身の上に心配Rの二乗』です。
神々しい名前とは裏腹に「隣のお姉さん」的な親しみやすさのある彼女、こう見えて苦労人のようでインタビューでは自ら「家がド貧乏だった」と告白しています。高校を卒業後、コンビニでアルバイトをしながら専門学校へ行く為の学費を貯めていたそうですが生活費、学費、お小遣いをささやかなバイト代から賄うのは埒が明かぬ、と一念発起して業界に飛び込んだそうです。頑張れ!
そういった経緯から「NGなし、どんな要求にも応えます!」という姿勢で臨んでいるので、当然ながら内容はハードになるのですが笑顔を絶やさない伊佐波レイさんは立派ですね。却って散漫な態度の男優に腹が立つくらいです。特に日の丸のタトゥーを入れた男優は感じが悪く、こいつが出てるならもう観たくないと思う程です。女性に対する敬意が感じられないのがいけません。ダメですよ、もっとピースフルじゃないと。
しかし文句も言わずこれまでハード路線をこなしてきた彼女は懐が深いのではないでしょうか。それが認められ今回「ノーベルエロいで賞」受賞となったわけです。まあ勝手に言ってるんですが、何にしろ賞を貰うなんてなかなかある話ではありませんしめでたいではないですか。
簿記の専門学校の学費もそろそろ貯まるそうなので、もう少しの間彼女を応援しようと存じます。
余談になりますが昔観たAVで主演女優(多分有森麗、奇しくも同じ名前ですね)が「お金稼ぐならやっぱ金津(園)っしょ?」とタバコをふかしながら言っていたのには覚めました。目的は一緒なのに。スレ過ぎててムカつきますが、それぐらい笑って受け止められないようじゃ僕もまだまだ人間が練れてませんね。


そういえば以前何かの漫画で「ノーベル殺人賞」が出てきて笑った事があったんですが、あれなんて漫画だったかな?

『おれは魔物とくらしてる』

2008年10月08日 17時30分56秒 | マンガ
ルノアール兄弟の最新単行本『おれは魔物とくらしてる ルノアール兄弟作品集』を読みました。6月くらいに『大童貞』が出たばかりだったので結構ハイペースな刊行ですがファンとしては嬉しいところです。
今回は装丁がかっこいいと評判のようです。確かにおしゃれですが『大童貞』だってかなりかっこよかったですよ!ドーン!


今までに様々な媒体に発表されたルノアール兄弟の作品を集めていますが、現在ヤングマガジンで連載中の『セクシーDANSU☆GAI ユビキタス大和』にも登場する八戸流星の実録シリーズが特に圧巻です。いや、一話ごと読んでた時も面白かったんですが、まとめて読むと妙な迫力があります。孤高のジャーナリストから路上で雑誌を売る人にまで派手にジョブチェンジする八戸流星先生ですが、一貫してハードボイルドで自信に満ち溢れています。作中、本人役として登場するルノアール兄弟を五流以下扱いです。惚れ申した!

「プロレスのこちら側」という作品では、新時代の漫画家になる為にプロレスラーを志したルノアール兄弟をムキムキの手塚治虫がボッコボコにするという、若手にも容赦しない黒手塚を描ききっています。怖ぇー!

クリエイターをテーマにした「武蔵野最高クリエイター学院」はデザイン系専門学校の本質を捉えていると言って過言ではなく、実際に某専門学校を卒業した僕から見てもクリエイターとは大体こんな感じでした。
(C)ルノアール兄弟
(余談になりますが安達哲の『さくらの唄』終盤で主人公が描いた絵を海外の芸術家が絶賛するんですが、それを聞いた芸大の学長だったかが「芸術家の言う事はよく解らん」と言うシーンがあります。アートとは得てしてそういうものではないでしょうか)

この作品集を読んだ後に今までの作品を読むとルノアール兄弟をより立体的に理解できるのではないかと思います。理解したからどうなのか、と言われたらこう言い返そうと決めています。
「ルノアール兄弟の理解も出来んで…マンガファンと言えるんですかのう!?」



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ゴチャゴチャ言わんと誰が一番面白いか決めたらええんや!

2008年10月06日 14時52分49秒 | 架空AVレビュー
コント日本一を決める「キングオブコント2008」でバッファロー吾郎が優勝しましたね。今年芸歴19年、今まで賞レースに無縁だった彼らの檜舞台でしたが見事結果を残しました。バッファロー吾郎はずっと好きだったので優勝は凄く嬉しかったです。決勝に残っていた他の芸人さんも皆面白かったですが、今回はやっぱりバッファロー吾郎でしょう。優勝おめでとうございます。

しかし番組終了後すぐからネット上で番組に対する批判、中傷が始まり、関係者のブログが炎上するという残念な出来事がすでに起こってしまいました。批判の内容は概ね番組の進行や運営方法、審査方法に対する不信といったものでしたが、それがエスカレートして悪意ある誹謗中傷になっていました。まったく、誰も得しないよ。
世の中目立つと足を引っ張られるというか、今までバッファロー吾郎に対して批判的文言に触れた事がなかったので実際少し驚きました。これに限らず、ネット上での誹謗中傷は今に始まった事ではありませんが、標的が決まればすぐに反映されるのがネット社会の気持ち悪さですね。


ネットといえば、AV界のしょこたん(自称)こと凱夏楠翔子(がいなっくすしょうこ)の『えろまんが大王』をレビューしたいと思います。
大のしょこたんファンだそうですが、だからって芸名に同じ名前を使う感覚は熊田曜子ファンの放火魔を思い出さなくもありません。いや、いいんですが。こちらのしょこたん、『エヴァンゲリオン』ファンでもあるらしく名字はエヴァを製作したガイナックスからとっています。ネットにも造詣が深いようです。オタクですね、友達になれそうです。

インタビューではかなりのアニメファンぶりを披露、またかつて自身のブログに間違って友達へのメールを投稿してしまい、瞬く間に炎上してしまった事を話しています。今回の作品はこの時の事をヒントに悪質な書き込みをするファンを誘き出してお仕置きしようという趣向になっています。なかなか画期的ですね。
ただ、こういった掲示板荒らしをするような輩が簡単に尻尾を出すはずもなく企画は難航するのですが、そこは我らがしょこたん、ブログに上手く餌を仕掛けとうとう一人釣り上げます。待ち合わせ場所に現れた荒らし君は普通のサラリーマン風の男でした。スタッフに囲まれ出演交渉を受ける彼氏、完全に怯えています。結局顔を出さない事を条件に出演を承諾するのですが(エロい気持ちに負けたんですね)、この後ブルース・リーのコスプレ(黄色のトラックスーツ)をしたしょこたんに全裸にされていたぶられます。非常に楽しい場面でした。「名前が出なきゃ何書いてもいいのかよ!」と荒らし君を難詰する彼女には僕も大いに同意したいと思います。
その他にもアニメコスプレを披露するしょこたん、本家に負けず美少女といっていい顔立ちですが口を開くとオタク丸出しで人によっては気持ちが萎えてしまうかもしれません。しかしタレント性は高いので人気は出るのではないでしょうか。
アニメ、マンガが好きなバッファロー吾郎にも観てもらい溜飲を下げて頂きたいです。


実際にモノを作っている人たちは自分が何をしているか自分で解っているのでネット上の中傷なんかには負けないでしょうが、出来れば嫌な書き込みなんかは無い方がいいですね。関係ない僕が涙目になる程酷い事書いてますから。でもなくならないんだろうなあ。

フランケン、フランケン!

2008年10月05日 03時54分24秒 | 架空AVレビュー
『フランケンシュタイン』ににまつわる怖い話というのをテレビで観ました。
元々この小説は、作者メアリー・シェリーとその友人達が別荘で余暇を過ごしている時に退屈しのぎに各々小説を書いてみようという事で書かれた話だそうです。結局小説を書き上げたのはメアリー一人だったのですが、その後、夫も含むその時の友人達が一人ずつ不幸な死を迎えたのでした。『フランケンシュタイン』の呪い、という事でもないんでしょうが不吉な話ですね。しかしためになるなあ、『ビーバップ・ハイヒール』。
フランケン、というとあの怪物の姿を思い出す人も多いかもしれませんが、実際は怪物の生みの親、フランケンシュタイン博士の事なのです。でも怪物の名前として浸透してますよね。怪物くんのお供の3人組にもいるし。その他、映画や漫画などにも多く登場しています。最も有名なモンスターの一人ではないでしょうか。
また、フランケン博士には実在のモデルがいるという説もあります。『フランケンシュタインの日記』( ヒューバート・ヴェナブルズ編 )という本もありますが、これはフェイクドキュメンタリーだ、とあとがきで読んだ記憶があります。手元に無いので確認出来ないのが残念ですが、これは偽史のようなものではないかと思います。このブログを書くのにも参考になりそうです。


という事で今回はフランケンづくし、不乱剣らん『フランケンシュタインの女』を紹介します。
細見で長身の不乱剣らんクン、モデルの様な美しさですが芸名に不満はないのでしょうか。この作品以外もこの名前でフランケンシリーズを?確かにバリエーションは多くありそうですが。『花嫁』とか『対地底怪獣』とか。
さて作品は子供時代の回想から始まります。もちろんAVの常、子供時代も今の本人が演じますが、女優はまだしも男優は厳しいですね。
子供の頃、幼馴染の男の子と「フランケンごっこ」(フランケンのマスクをかぶって追いかけ合うというシュールな遊び)をしていた彼女は、その遊びの途中に幼馴染が事故に遭い死んでしまった事がトラウマになり普通の男性と付き合えなくなっていました。「自分は他人を愛せないのか?」と思い悩む彼女は自暴自棄に行きずりの男に体を任せますが、ふとした事で男を殺してしまいます。暗い話!
逃走する彼女を警官が追うのですが、何故か彼女はこの時フランケンのマスクをかぶっています。心理描写なんでしょうが謎すぎます。そして警官隊に取り押さえられますがここで群衆から「フランケン」コールが起こるのも謎です。
留置所の中、彼女の妄想にフランケンのマスクをかぶった幼馴染が現れ「フランケン、フランケン!ウォー!」と叫びながら始まる最後の絡みは、観ているこちらも叫び出してしまいそうな不条理オーラをまき散らしていました。何か覗いてはいけないものを観てしまった気分です。このような作品の登場はメアリー・シェリーも予想だにしなかったでしょう。


僕も機会に恵まれれば人生で一度くらい「フランケン、ウオォー!!」とか叫んでみたいです。
意外に冠婚葬祭にあいそうじゃないですか?

ネットリテラシー

2008年10月03日 06時02分50秒 | テラさん
ブログを始めてしばらく経ちましたが、こんな感じでいいのかしら?とまだまだ試行錯誤をしながら更新しています。AVの話しか書いてませんが。
トラックバックの意味も最近知った程ネット関係に対するリテラシーが低いのです。これからの時代そんな事ではいけませんね。

ところでリテラシーと聞くといつも寺さんを思い出します。寺さんとはご存知漫画家の寺田ヒロオ先生の愛称です。
なぜ思い出すかというと答えは単純、言葉の響きが似ているからです。似ていない?そんな事はありません、そっくりです。
ローマ字で書いてみるとよく解ります。
【RITERASII】(リテラシー)
TERASAN】(寺さん)

如何でしょうか。文字数にして5文字、「TERAS」という部分が完全に一致しています。概算して約60%以上が同じなのです。
似ているといって差し支えないでしょう。

このように、ある分野の知識不足を嘆く時、すぐそばに寺さんがいてくれると思えば少し心強くはならないでしょうか。


わあ、怒られたあ!


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小米朝改め

2008年10月03日 04時29分29秒 | 架空AVレビュー
昨日ワイドショーをぼんやり眺めていたら恒例のホストクラブネタをやってました。ナンバーワンが経営に専念する為に引退し、目をかけている部下に源氏名を譲ろうというのですが候補が二人いる、と。この二人に売上を競わせて次月給料の多い方に屋号を襲名させよう、とドラマチックに人心掌握する様をドキュメントしていました。ホストの世界でも名前の継承なんてあるんですね。ワタクシ浅学にて存じ上げませんでした。
名前の継承といえば、近く桂小米朝が米團治を襲名するんですよね。楽太郎も円楽を襲名するみたいだし、落語家システムが他分野にも影響を与えているんでしょうか。


AV界もこの流れを受けたのか、往年の名女優の名前を冠する女優が登場しました。今回レビューするのはその二代目桜樹ルイのデビュー作、『ホジってください2008』です。
総勢50人(規模が微妙ですね)のオーディションから二代目桜樹ルイに選ばれた彼女ですが、唯一の素人からの応募でした。彼女以外はある程度キャリアのある企画単体女優(キカタン)でしたが、ツワモノ達に混ざってよく挫折せず頑張ったものです。感動した!もちろんAVのオーディションなので自己紹介以外は能天気で適度にエロなゲーム大会みたいなものなんですが。このオーディションの模様は別途2枚組DVDが発売されるそうなので参照されたし。因みに最終選考では三上翔子と競い合い、見事二代目を勝ち取るのです。
さてデビュー作ですが、まずタイトルが初代へのオマージュとなっていて往年のファンは嬉しいのではないでしょうか。誰も覚えてないかしら。
アイドル的ルックスで人気を博した初代に比べると、端正な顔立ちながらやはりまだ素人っぽさが残る(実際素人だし)二代目、それでもあまり物怖じしないのが今時の女の子らしいです。あっけらかんと裸になってしまうところなどは個人的にもう少し恥じらって欲しいと強く希望します。なぜなら僕はドSだからです。しかしそこは好みの問題、昨今のAV女優も概ねこの様な感じなので問題はないでしょう。
内容的には平均点かな……と思っているとラストで、初代桜樹ルイが率いていたバンド「チェリールイ」の『さわるんじゃねー』という曲を、世代的に知る由もない二代目がフルコーラス歌い切るというレアな映像が観れたので大変満足いたしました。余り歌が上手くないのも可愛らしかったです。ビッグネームの重圧に負けず頑張って欲しいですね。
これを真似て今後も二代目卑弥呼や二代目樹マリ子なんかが出るのではないでしょうか。出ないでしょうか。


そういえば僕も満賀道雄の名前を継ぐ者でした。思いっきり無断なんですが。
でもここに愛があると思いませんか?愛をしりそめし頃なのです。

お菓子

2008年10月02日 04時25分29秒 | 架空AVレビュー
スーパーで何気なく「おばあちゃんのぽたぽた焼」を買ったのですが、いつ以来に食べたでしょうか。甘辛くて美味しかったです。
個人差はあるでしょうが大人になると進んで菓子類を買う事が減ってしまいます。子供の頃は毎日母親に50円を貰い、それを握りしめて勇んでお菓子を買いに行っていたものですが今は何かのついでに買う程度です。美味しいのにね。大人になって嗜好が変わるんでしょうね。

お菓子、と言えばグラビアにはお菓子系というジャンルがあるという事は賢明な皆さんには周知の事実ですが、知らない方の為に説明しますと、いわゆるティーンのモデル、大昔にはブルセラモデルなどと呼ばれたヤングジェネレーション系モデルさんの事です。そういったモデルを擁した雑誌の誌名が『クリーム』や『ホイップ』、『ぼんち揚げ』といったお菓子の名前から多く取られていた事に由来するそうです。基礎教養として覚えて損はありません。


今回のレビューはそんなお菓子系モデルからAVへ転身した水前寺舞の引退作、『ファイナル・デスティネーション』です。
小柄で10代にしか見えない、と世の妹好き男性諸子に大人気だった彼女ですが、この引退作では赤裸々に本来の自分を出しています。インタビューでは妹系というよりはサッパリした姉御肌な部分が出ていて新しい魅力に気付かされます。個人的には地の彼女のキャラの方が好みです。とあるイベントに数人の女優と出演した時に、やる気のない某女優を三上翔子と一緒にシメたというエピソードは気の強さとプロ意識の高さを表しているでしょう。もっとこれまでの作品にその部分を出して欲しかったですが、今言っても詮の無い事。でもファン層が広がっていたかも、と思うと少し残念です。
インタビューで芸名の由来を明かしていましたが、本名が「タエコ」で子供の時から小さいタエコ、略して「チータ」と呼ばれていた事から付けられたとの事です。チータだからって水前寺って!
最後の撮影という事で、今までのロリっぽい彼女から、珍しいドSな彼女までが楽しめる作品となっています。まさにファイナル・デスティネーション。撮影終了後、涙を流していた彼女にこちとら胸キュンでしたよ!
因みに好きな映画は『エル・トポ』だそうです。なかなか素敵な趣味ですね。友達になりたいです。


この記事を書きながら気付けばぽたぽた焼を一袋食べてしまいました。
すんごい喉が渇きますね!