世界に向けて これから残して伝えていきたいテーマ
最後の手紙
作曲家 三枝成章作曲
六本木男性合唱団倶楽部 結成11周年記念公演
指揮 大友直人
管弦楽 東京交響楽団
眞木 準 追悼公演
私が生まれる10年ほど前、第2次世界大戦で 若くして亡くなられた人達の声 が
14曲構成で
歌われていました。
世界中 多くの命を奪った戦争。 奪ってしまった恋人や家族との楽しかったろう日々。
世界12カ国の手紙、手記が 合唱曲となり発表されました。
もう少し戦争が長引いていたら、私はこの世に生を受けなかったかもしれない。
20歳の頃 イギリス、などで 戦争で亡くなった方の墓碑を多く見て、
日本では見なかった光景で、心に焼き付いたが、
それから、36年、あまりにも鮮明に音楽の形によって新たに体感。
身の震える思いだった。
男声合唱だからこそ、 平均年齢 50代 最高齢104歳
だからこその響き、
無念の死を遂げねばならなかった人々、信念のもとに戦い命を落とされた方々
魂を 無駄にはしない。 無駄にしてはいけない。
母、ママ、の存在。
コーラスで 30分舞台に立つのは至難の業、
それを、この難曲を 休憩なしで 2時間余り 歌いきってしまう、
六男
爆弾より、 原子爆弾より 力強く魂で歌っていた。