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中国ドラマのクリフハンガー

2022-05-20 | 映画・TV(中国)
BSで『如懿伝』の放送がまた始まったので、2周目いってます。
如懿(Ru2yi4) が本当に素敵

わたしの中で中国ドラマの双璧をなすのは『三国志』と『如懿伝』です。
このふたつは揺るぎないポジションです。
それに次ぐ、は言い過ぎかもしれないけど、面白いドラマを最近見終えました。

『慶余年~麒麟児、現る~』
歴史を学ぶ現代の大学生の書いた小説の中の物語。
その大学生が、物語の中の過去の乱世に現代の記憶を持ったまま産まれ、
宮中の権力闘争に巻き込まれながらも、数々の謎の核心に迫っていくというストーリー。
コメディ要素もあり、お決まりの功夫もあり。



主人公の范閑(ファン・シエン)役の張若昀(チャン・ルオユン)が、
V6のイノッチの若い頃みたいな感じで、
めちゃくちゃイケメンというわけではないのですが
( ´ω`)Σ⊂(゚Д゚ )オイ!
笑顔がとてもチャーミングで、回を追うごとにお気に入り度大幅アップ
范閑(ファン・シエン)
正直、第一話の大学生イノッチを見たときは、こんなにはまるとは思いませんでしたw

范閑が一目惚れした許嫁、林婉児(リン・ワンアル)役の李沁(リー・チン)は
『如懿伝』ではウイグルから連れてこられた非常にノーブルな美しさの容妃役で、
わたしの中でひときわ印象に残っていましたが、
今回の林婉児のとても愛らしい姿に、また胸を射抜かれてしまいました
林婉児(リン・ワンアル)

他にも『如懿伝』に出ていた辛芷蕾(シン・ジーレイ)や、
「世界で最もハンサムな俳優」に選ばれた『陳情令』に出ている肖戦(シャオ・ジャン)など。
(『陳情令』はイケメン揃いと評判が高いので見てみたのですが、
 なんと2話目で寝落ちしてしまいました……イケメンが苦手なわたしですw)
海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)
言氷雲(イエン・ビンユン)

このドラマ、実はおじさま達ベテラン演員がしっかりと脇を固めてくれています。
たとえば皇帝役の陳 道明(チェン・ダオミン)の乱れ髪w
南慶の皇帝
怖い人なのか良い人なのか、イマイチわからない鑑査院院長役、吴刚(ウー・ガン)。
陳萍萍(チェンビンビン)
この方がたスタッフロールでは“特別主演”となっていて、
中国芸能界において国に最高と認められた “国家一級演員”だそうです。


最終回は、!!!!!!!!!!!!!!!な展開で、
壮大なクリフハンガー、びっくりしました。
第二季の撮影はコロナ禍で中断しているとも聞かれます、どうなんでしょう。
はやく続きが見たいです。

その食べ方はどうなの

2022-02-17 | 映画・TV(中国)
昨日のカーリング女子米国戦、勝てて良かったですね!
今日のスイスは強豪なので難しいかもしれないけど、なんとか予選通過してほしいです。

さてワタクシ、相変わらずカーリングの試合を見ながらひまわりの種を食べています。
あかん、どっちもクセになりすぎ。

親友で中国語学習の大先輩に「種食べる?」って聞いたら、
「中国に行ったとき、そこかしこに殻をぺっぺと吐き出しているのを見てトラウマに」
だそうで。あー、なるほど。


先日アップした「君、花海棠の紅にあらず」でも食べています。
どんな風に食べているか見てみましょう。

お皿いっぱいのひまわりの種。
何味なのかしらw

商細蕊が食べています。
カリっ

殻、テーブルにポイしてますね。
テーブルから落ちてるのもあるよね


二旦那はどんな風に食べてますか。
指輪がごっついですw

口に入れてカリっと。
おちょぼ口w

手に持ってる殻をポイっと投げます。
二旦那もポイするんだ

あっ!ぺっぺしました。
二旦那・・ぺっぺしちゃいましたか
これがデフォの食べ方みたいですね。( ̄▽ ̄;)


ひまわりの種は中国の庶民のおやつかと思ったら、昔から貴賤に関わらず食べていたようです。
街中で食べれば道路にポイ、電車やバスの中でもポイ。
そういえば中国の電車の中がゴミだらけの画像を見たことがあります。
そういう文化だとしか言いようがないですけどね。
北京や上海は大都会なので清潔なエリアもあるでしょう。
昔香港に行ったときは、そんなに汚いと思った記憶がないんですが。
ほかの場所ではまだそんな場所もあるかもしれません。
日本も昔は川にゴミを流していたような時代もありました。
意識を変えていくことで改善されるていくといいですね。


調べたら、他にもロシアや米国でもひまわりの種は食べられているようです。
メジャーリーガーがベンチで食べて、殻はぺっぺしているそうで。ベンチを汚すのは、それを掃除する人の仕事を奪ってはいけないから、だとか。ほんまか?
わたし?ぺっぺしません。だって自分で掃除しなきゃならないからw



眼福だけど切ない

2022-02-15 | 映画・TV(中国)
中国ドラマの中では「三国志」や「大明皇妃」といった歴史ものが好きです。
今見ている「君、花海棠の紅にあらず」は歴史ものではありませんが、とても魅力的。
天才京劇役者と豪商の、男性二人の絆と運命のドラマです。
「君、花海棠の紅にあらず」


京劇の美しい衣装は眼福だし、芝居も本物は見たことはないけど、舞台のシーンではドラマの中の人たちと一緒に思わず「好(ハオ)!」と拍手したくなることもw
是非本物を見てみたくなりました。

京劇の天才、商細蕊(シャン・シールイ)役の尹正(イン・ジェン)は、歌は吹き替えだろうけど、スッピンの笑顔は可愛くて、女役の舞台化粧をするとスゴイ美人!
他にも女役の人が舞台に立つけれど、観客が「漂亮 Piàoliang (綺麗)!」と褒めるとおり、彼が誰よりも一番美しいです。

豪商の程鳳台(チョン・フォンタイ)通称”二旦那”役の黄暁明(ホアン・シャオミン)は、さすがトップスター、めちゃくちゃカッコイイ!
単にカッコイイだけじゃなくて、役の上での彼の生い立ちにも関係するんだろうけど、とにかく心が温かい。惚れてまうやろ、ですw

ほかにも「瓔珞」嫻妃の佘詩曼(カーメイン・シェー)が二旦那の奥様役で、「司馬懿 軍師連盟」の檀健次(タン・ジェンツー)が商細蕊のライバルの京劇役者で出てきます。

当時の地味な庶民の暮らしぶりとは対照的な、上流階層のファッションやモダンなお屋敷を眺めるのも楽しいです。
「君、花海棠の紅にあらず」
 ↑ クリックで画像拡大


歌がまた、素敵なのです。ドラマの様子がわかるこちらのビデオでどうぞ。




ついに盧溝橋事件が起こって、この先、抗日エピが多くなってくるのでしょうか。
中国が舵取りを誤っていく時代のドラマだと思うと、切ない気持ちです。

年末年始も中国ドラマ

2021-12-29 | 映画・TV(中国)
今年見た海外ドラマは、ほとんどが中国ドラマでした。
友人にも「三国志」をお勧めしたり、読んだ本も中国関連のものだったりと、華流にハマり続けた一年でした。
そして友達に、これは運命じゃない?と言われたのが、コレ。
見る角度を変えると、清朝の乾隆帝と慧賢皇貴妃のふたりが見えるコースター。
乾隆帝と慧賢皇貴妃のコースター上が乾隆帝、下が皇貴妃

慧賢皇貴妃というのは、ドラマ「如懿伝」で、皇后から子供が授からなくなる秘薬を仕込まれた腕輪を如懿と一緒にもらってた高氏です。
相方の会社のお土産を私がもらい受けたものなのですが、「如懿伝」にどっぷりハマった私がもらい受けるよう運命づけられたコースターだと。そうかもしれないw



現在は、BS12で放送中の「大明皇妃」を視聴中。



主役のタン・ウェイ(湯唯)は、普通にかわいい。
朱瞻基役のチュウ・ヤーウェン(朱亜文)は、ちょっと不思議な色気があります。「孫子兵法」にも出ているので要チェック。
まだ序盤なのですが、歴史ものが好きなので、62話も苦にならないと思います。
(と言いながら、「秀麗伝」は主人公が若い時代で録画をほったらかし・・・・その理由→



そして今日から再放送スタートしたのが「君、花海棠の紅にあらず」。



京劇の世界を描いた波乱万丈のヒューマンドラマということで、これも楽しみです。
京劇といえば、テレビ朝日「博士ちゃん」に小5の女の子が変面師博士ちゃんとして出ていて、その技は国家機密だと言っていました。
たぶんアレをああしてこうすれば変面できると思うんだけど、国家機密なのかw
ドラマでは、中国の伝統芸能として堪能できたらと思います。


さ、年末年始も華流で行きますよ!

你呢って言うベイビーが可愛かった

2021-11-06 | 映画・TV(中国)
「アジアで最も美しい」と称される美女、アンジェラベイビー(楊穎)主演の現代ミステリードラマ。
別にベイビー推しってわけじゃなく、そろそろ歴史ドラマじゃないものを見ようかと思っただけ。
でも、2話見終わって(今ここ)、ナニコレチョットオモシロイカモ?!


警備員との会話の中でベイビーが「あなたは?」ってさりげなく問いかける場面があり、
それだけなんだけど、なんだかとても可愛かったのよね。
美人って何言っても可愛いから得よね。
若手刑事の中の人 ヤン・ズーシャン(楊子姍)も、とってもキュートで注目してます。





若づくりの「秀麗伝」は案の定、中断してます。脱落するかも)

痛い若づくり(おぃ)

2021-10-26 | 映画・TV(中国)
中国ドラマは、結局2周目にも「琅琊榜 弐」にも行かず、
「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」を観はじめました。(保険で録画してある)

主役のルビー・リン(林心如)が原作に惚れ込み、11年にドラマリメイク権を獲得、
自分のスタジオで制作、プロデューサーであり、芸術監督であり、主役という、
ルビー・リン肝いりのドラマのようです。

この作品のとき40歳。
“少女時代の陰麗華を演じてはしゃいでいる姿は、あまり見られたものではない” とか
“主役の女優だけ老けすぎだろ” とか、
ストーリーはともかく見た目についての厳しいレビューが多くて、なんだか気の毒です。
(若見えメイクはプロでも難しいってことかしらw)
確かに演技で少女らしさを出そうとして、それがかえってわざとらしい気がします。
陰麗華は相手役の劉秀より10歳年下なのに、どう頑張ってもそうは見えません。
むしろ年上に見えます。(実際だいぶ年上なんだからしゃーない)

可愛い系のお顔だと思うけど、さすがに40歳で15,6歳を演じるのは・・・・ねぇ。
回想シーンぐらいのちょっとだけの出番だったら没問題だったのかと。
それでも10代を演じる40歳、女優さんってスゴイ!(ちょっと棒読みw)

今まだ5話目、しばらく少女時代なので若干きついですw
脱落しないように頑張ってます。


ルビー・リン、どこかで見たような気がしたら、
「三国志 Three Kingdoms」で、劉備に嫁いだけど阿斗を人質に逃げ帰った孫権の妹の孫尚香でした。
あのときは違和感なかったのにね。

リアルでは、「如懿伝」の乾隆帝の中の人、ウォレス・フォ(霍建華)の奥さんだそうです。
だいぶ姉さん女房だよね(大きなお世話じゃw)


他にも
「三国志 Secret of Three Kingdoms」の劉平の中の人、マー・ティエンユー(馬天宇)
「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」の瓔珞の中の人、ウー・ジンイェン(呉謹言)
が出ていました。


中国史上最高の賢后の呼び声高い光烈皇后と
中国史上屈指の名君と名高い後漢の高祖、光武帝(劉秀)との実話をもとにしたラブストーリー。
光武帝は、能力だけでなく人格も素晴らしかったそうで、ドラマ初っ端からその雰囲気が出ています。
しかし陰麗華は3話目で、傷心の嫁ぐ従姉を案じてのこととはいえ、
自分の侍女を嫌がっているのに従姉に送り、自分本位な感じでちょっと嫌いになりました。
ウー・ジンイェンが侍女の役だったので、これで退場ってことなのかしら?

置かれた立場が賢后を作るということもあるでしょうから、先を見守ろうと思いますが、
わたくしラブストーリーが苦手なので、
そしてこの痛い若づくりに、どこまで耐えられるでしょうか。
乞うご期待w



ボートを漕ごう 人生はただの夢

2021-10-12 | 映画・TV(中国)
「琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」見終わりました。
「鬼谷子」のどんよりを救うどころか、すっかり“ろうやぼう”沼で



こんな歌を口ずさむという(おぃw)


宮廷復讐時代劇ということでしたが、全然ドロドロではなく、真実を明らかにして無念を晴らそうと画策する男たちの熱い54話。
最初の3話ぐらいは登場人物の関係性や背景がわかりにくいので、正直、脱落しないように頑張って見ていたようなところがありましたが
わかってくるにつれ、次の展開を早く知りたくて、アマプラで見ているのでついつい時間を忘れて目が(;3_3)こんなになるまで見てしまうという・・・・アホです。
ド迫力の悪役ジジイたちが、これでもかってくらい胸糞悪い奴らだし、
また猜疑心の塊の梁帝に猛烈に腹立つわけで、
だからワタクシ、靖王と梅長蘇にめちゃめちゃ肩入れして見てるので、すごく疲れますw


最終回は、心響く挿入歌に泣かされました。(おばちゃんは涙腺が弱い
林殊(梅長蘇)と霓凰が、愛する想いを振り切って国を守るために別れ行く場面。

「縁は来世に続く 来世は普通の民として生まれ穏やかな生涯を送ろう」
身体弱いのに馬なんか乗って大丈夫か

「その誓いを来世でも覚えていて」
こんな可愛くてめっちゃ強いんやで!


ここで流れるは、靖王の中の人ワン・カイ(王凯)の歌でした。


赤血長殷

黒ずんだあの壁 かつての景色
  草木は無情 憂いは解けず
突然の烽火(ほうか) すべて焼き尽くす
  白衣をまとい故人を祀(まつ)る 旧情忘れがたき 
光風霽月(せいげつ)たる男 琅琊榜のいただきに立つ
  誰の記憶に残る 馬上の颯爽たる姿 
瞬く間に過ぎた歳月 幾度も夢で蘇る 
  風雅な出で立ち 無数の魂を背負う

策を巡らせ裏をかく 残るは勝者と敗者のみ
独り歩むこのいばらの道 情は捨て去った 
使命を果たした今 往時 思い起こすも
その眼に天下は映らず

皇宮の壁は高く 人心 測りがたし
  善悪に大義なく 殺りくに理由なし
権力を巡る駆け引き 袖に妙計を忍ばす
  その手で天下を翻弄(ほんろう)するは ひと樽の酒を飲むごとし
病を負った身 すでに備えあり
  心中の策謀を 幾人 見抜けよう
命永らえずとも 一生求め続ける
  かつての戦場 再び下り立つ

秘められた覚悟と誓い 骨身砕けようとも
再度 赤焔軍を従える 我が故郷を守るために 
悲しみを戦意に変え この余生を捧ぐ
今もたぎる血 収まらぬ激情 

秘められた覚悟と誓い 骨身砕けようとも
再度 赤焔軍を従える 我が故郷を守るために 
悲しみを戦意に変え この余生を捧ぐ
今もたぎる血 収まらぬ激情 
永久の情義 梅嶺の雪に 刻まれ続ける





そして霓凰が林殊のことを想う場面で今までも幾度か流れていたこの歌。
リウ・タオ(劉濤)が切ない想いいっぱいに歌っています。上手すぎておばちゃんは涙が出ます。



紅顔旧

西風 夜を渡り 寒山(かんざん)に雨降る
  夢で見た故郷の残像 
会えぬほど恋しく思う
  耐えるしかない別れの悲しみ 
戦いの狼煙(のろし)が消えれば
  勝者も敗者もいずれ去り行く
残り火に涙は枯れず 
  世が変わらずも想い人の面影なし 

離れたくなくとも これが運命
南へ飛び立つ鳥よ 心を伝えて
歳月が過ぎても 愛は変わらない
いつまでも色あせることなく





終盤、火寒の毒に侵されて全身白い毛に覆われた珍獣になってしまった赤焔軍生き残りの聶鋒が見つかって、あまりのありえなさに笑ったけど
(林殊もその状態から過酷な治療を経て今がある・・・その設定もちょっと引く
それ以外は、ワイヤーアクションもそんなに気にならなかったし
中国で大人気のフー・ゴー(胡歌)様も素敵だったし、本当に最高に面白かった!

最終回のサブタイトルが「さらば、梅長蘇」とあり、戦死したと思わせる場面が出てきたけれど、
個人的には、「梅長蘇」はいなくなっても「林殊」は密かに生きていると思いたい!
だって、飛流が常に側にいただろうし、藺晨は神医だからね!
こんな未公開シーンもあったそうなので。


評価:★★★★★

只今、琅琊榜ロス、フー・ゴーロス状態です。
2周目行くか、「琅琊榜 弐」に行くか、それが問題。
(ちょっと休めw)


あ、「鬼谷子」も面白かったです。
当時、変法を進める相当な困難は想像するに難くないので、それをやり遂げた王禅を見られて満足。
でも最終回は、お話を纏める説明が多かったのが残念。
そして残酷すぎるシーンが多かったので(陰湿陰険や、ぶった斬られて血を流すのは全然大丈夫だけど、精神的にきつい残虐なシーンが本当に多かった)
ということで、私は2周目はありません。

どんよりを救えるか

2021-09-23 | 映画・TV(中国)
華流沼からこんにちは ♪ こんばんは ♪
「鬼谷子」があまりにも残酷な展開になってきて、1話見るとどんよりしてしまいます。
でも止めるという選択肢はないわけで(∵すごく続きが気になる)
それならば、他のドラマを挟んでみればイイじゃないの?


ということで、「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」を見始めました。
えっと、正しくは第1話をずいぶん前に見たのですが、
中国拳法とかクンフー(功夫)っていうんですかね、
中国ドラマにありがちなワイヤーつかったありえないようなアクション、
ビューンと屋根まで飛ぶとか、宙に浮いてぐるぐる横回転しながら戦うとか
それがちょっと苦手で1話で挫折したんですけど、
とても面白いという評判を信じて、もう一度見てみることにしました。

リウ・タオは綺麗だけどちょっと男勝りな役が似合う
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やっぱりアクションシーンは笑えるんだけど、そこはまあ目をつぶるとして
ストーリーは面白そう。次の展開が気になってきました。

「ミーユエ」「司馬懿 軍師連盟」に出ていたリウ・タオ(劉濤)が、霓凰(げいおう)郡主の役。
可愛いお顔だけどこういう男勝りな役が似合いますね。
霓凰(げいおう)郡主

誉王の中の人ビクター・ホァン(黄維徳)、どこかで見たと思ったら
「三国志 Three Kingdoms」の英雄、周瑜でした。 いかにもやり手の顔っていうかw
誉王

フー・ゴー(胡歌)演じる梅長蘇は、諸葛亮を超えるといわれる策士だからなのか、
どこか「三国志 Three Kingdoms」の諸葛亮を思わせる面持ちなのです。
あの諸葛亮(ルー・イー(陸毅))ファンだったので嬉しい♡
梅長蘇

そしてウー・レイ(呉磊)の演じる飛流がとっても可愛いんです。
飛流



これは歴史ドラマではなく、南北朝時代をモデルにした架空の国の宮廷復讐時代劇です。
宮廷復讐?ワクワクしますね~w
さて「琅琊榜」は「鬼谷子」のどんより感を払拭することができるでしょうか。
あるいはドロドロ共倒れになるのでしょうか。



【公式】「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」予告編



 

鬼谷子

2021-09-13 | 映画・TV(中国)
やっぱり中国の歴史ドラマは面白い。
恋愛系とかワイヤーアクション系は苦手なので、なんでも見るわけではないが、
今はまっているのは『鬼谷子 -聖なる謀-』。
中国戦国時代、謀略家・縦横家の祖として伝説的な人物の鬼谷子・王禅が、
その類稀なる知略で光と闇の乱世を治めるべく立ち上がるドラマだ。

鬼谷子
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鬼谷子とは諸子百家*1のひとつだが、あまりその記録が残っていない。
書物は鬼谷子の撰とも後世の人が作りだしたとも言われる。
「史記*2」によれば、ドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』に出ていた張儀*3の師と言われているが、よくわかっていない。

*1 春秋戦国時代の学者・学派の総称
*2 司馬遷によって編纂された歴史書
*3 秦の宰相として秦の拡大に貢献した



さて、ドラマのほうは、全52話中、第34話を見終わった。
王禅の掲げる魏の変法は行き詰まり、魏を脅かす楚の変法を阻止するために魏を追われたようにひと芝居うち、楚に入ったところ。
まだこれから過酷な展開が待っていそうで目が離せない。
後宮ドラマのような煌びやかなところはないうえに、残酷な場面が結構あるので、好みが分かれるところかも。
そして後でも触れるが、イケメンは殆ど出てこない。
私はこのほうが好きなのだが、目の保養にと思う人には向かない。


主人公の王禅は、はじめはあんまり好きなタイプじゃなかったが(聞いてないって?w)
魏の宰相になる少し前あたりから、なんだかとっても素敵になっていくのである♡
中の人ドアン・イーホン(段奕宏)は、『項羽と劉邦 King's War』の韓信役だそうで、
またどこかで配信してくれるの希望。

『三国志 Three Kingdoms』の司馬懿役で素晴らしいジジイっぷりを見せたニー・ダーホン(倪大紅)は、女など人とは思わないような残忍な野心家の楚王役。
憎たらしいジジイ役をやらせたら、右に出るものはいないんじゃないかと思う。

王禅に想いを寄せるも男女の駆け引きをせざるを得ない韓の公主・今淑(きんしゅく)は、
普段のメイクはどぎついんだけど、ときおり見せる素の顔がとっても可愛くて大好き。
王禅と両想いの姮娥(こうが)より可愛いと思うんだけどな。
この先辛い局面に向き合うんだろうなと思うと、おばちゃんは今から胸が痛んで仕方ないのだ。
中の人チー・ウェイ(戚薇)は、映画『マンハント』で福山雅治と共演しているとか。見てみたい。




   

先にも書いたが、イケメンはいないが面白い(個人的にツボっている)キャストが結構揃っている。
★『鬼谷子』のキャスト相関図はコチラ

周の天子さまは、女芸人アジアンの細い方の人にそっくりである。
そして目の下のクマがすごくて、メイクなの?小さい目を大きく見せようとしてんの?と出て来る度にツッコミを入れている。
あんなすごいクマは、アメリカ大リーグの選手か天子さまぐらいだと思われる。
そういえば、周の皇宮に間者として送られている田青もクマが酷い。彼は激務なのだろう。

今淑公主の兄・韓王が、脱税騒ぎで干されたお笑い芸人のアノ人に似てるとずっと思ってる。
だらしのない暮らしだとか、もう奴が出てくると、それにしか見えなくて困るw

秦王は、右から左へ受け流す~♪の人に似ている。名前が出てこない、スマヌ。

魏王は、梅宮辰夫のお面をかぶるお笑い芸人に見えることがある。
そして古琴を奏でるため、右手の爪をめっちゃ伸ばしている。
昔は箏爪なんかなかったからだろうが、気になりだすとそこばっかり見てしまうwww


まあとにかく、かなり面白いのである。
華流沼、万歳!


やっぱり老獪ジジイ

2021-08-11 | 映画・TV(中国)
やっと『三国志 ~司馬懿 軍師連盟~』見終わりました。
吉川三国志など普通の三国志では諸葛亮が神格化されていて、
司馬懿は中年期以降に諸葛亮のライバルとして出てくるのがほとんど。
「軍師連盟」では若いころの司馬懿とその家族を見ることができて、
史実はどうであれ、とても面白かったです。
『三国志 Three Kingdoms』で私が抱いていた、憎たらしい老獪ジジイのイメージも
だいぶ和らぎましたw
老練と言うべきかもしれませんが、でもやっぱり基本(私の中では)“老獪”なので、
最後の方、コイツ腹の中で何考えてるかわからんわ!っていうのはありました。
仲達がただのイイ人であるはずがないwww
あ、これ褒めてますw

最後、司馬家のまわりからひとり去りふたり去り寂しくなっていくというに、
さらにあんなにたたみかけるように色んな人を死なせなくてもいいと思うわ。
侯吉と小沅の婚礼はコミカルな演出が全然効かないくらい哀しかったですよ。(ノω・、)



惜しむらくは、司馬懿の死後、息子たちの活躍は三国志でほとんど語られないので、
司馬一族が晋を建国、三国を統一するまでを、もう少し描いてくれていたらと思います。

とても優秀だったという司馬師。
隻眼になってセクシーさアップしたよねぇ♡

司馬昭は、仲達の残虐な部分を引き継いだのか。
中の人はアイドルグループのメンバーです!
これ絶対、兄ちゃんは俺を殺さないってわかってやってるよね。狡猾な奴。
(中の人は『三国志 Secret of Three Kingdoms』で屈折した曹丕を演じています。
 こういう役上手いわあ)

三国を統一した後は司馬一族は尻すぼみになって、晋はたったの31年で終わってしまうので
それは見たくないですよね。
「死せる孔明生ける仲達を走らす」が、“ビビりの子孫は大したことない”と皮肉られたら、
さすがの仲達も血ィ吐いてしまうでしょうからw



事ヲ謀ルハ人、事ヲ成スハ天

2021-08-06 | 映画・TV(中国)
『三国志 ~司馬懿 軍師連盟~』
諸葛亮が亡くなってしまうのがもったいなくて、ゆっくり見ていますw

第61話「上方谷の戦い」~第62話「孔明からの贈り物」のちょっと気になったこと。
これはドラマなので、「正史」や「演義」に書いていないことを演出しても
全然かわまないんだけどね。


上方谷の戦いというのは、
吉川英治『三国志』でも、ドラマ『三国志 Three Kingdoms』でも、
上方谷に蜀軍の食糧庫があることを知った司馬懿が襲撃計画を立て、
司馬師、司馬昭を率いて乗り込むとそこは火薬で満たされていて、
まんまと諸葛亮の罠にはまり、火の海のなか我ら一族これまでかというところ、
突然の大雨に助けられる、という話。


気になったこと その1)
『軍師連盟』では、司馬昭が軍令を無視して上方谷に踏み行ったことが引き金になっている。
司馬懿じゃなくて、司馬昭トリガー。


気になったこと その2)
それから、上方谷の入り口で退却する魏延のあとを斥候に追わせ、
蜀軍の伏兵がいないことを確認して、司馬昭は食糧庫があると確信するだけ。
そのまま隘路を進む司馬昭に追いついた司馬懿が、撤退せよと言うが早いか、
蜀軍が断崖の上から油を投げ込み火矢を放つという攻撃が開始、
まんまと諸葛亮の罠にはまり(以下同じ)
んー、なんだろな、これはちょっとモヤるわ。

やっぱり、食糧庫に着いて、そこの様子がおかしいこと
本来ならば「火気厳禁」のはずの倉庫の附近に、燃えやすい枯れ柴などがあることに気付いて、
(『三国志 Three Kingdoms』では司馬懿が兵糧を食べて、油臭いのに気付く)
諸葛亮の罠を見やぶる、さすが司馬懿、というのが見せ場だと思うんだけど。
(まあ、気付いたところで遅し、火の海になっちゃうんだけどね)
『軍師連盟』では、ただ隘路に引き込まれて待ち伏せにあっただけっていう感じで残念。


気になったこと その3)
その1)と関連してるんだけど、
司馬昭は軍令を無視したので斬首のところ、
将軍や兵士たちの懇願のおかげで減刑され命びろいしている。
あらららら・・・
諸葛亮は「泣いて馬謖を斬」ったのに、
司馬懿は懇願されたとはいえ鞭打ちに減刑して息子の命救っちゃうわけだ。
まあ、ここで司馬昭を斬って死なれちゃおかしなことになるから仕方ないか。
でもなあ・・・
さらに、鞭打ち200回を延々見せられるのはあまりいい気持ちではないわけで。
おそらくは、子を思う親の気持ちを演出したんだろうけど、
わたし的には、あんまり好きではなかったわ。





それにしても、ようやく漢の復興を望めたと思った諸葛亮が
突然の大雨で悲嘆に暮れるのが、ほんとに見ていて辛い。
このとき諸葛亮が言ったとされるのが、
『事ヲ謀ルハ人、事ヲ成スハ天』
哀しいかな、どんなに頑張っても、どうにもならないこともあるよね。

泣いて馬謖を斬る

2021-08-04 | 映画・TV(中国)
あいもかわらず『三国志 ~司馬懿 軍師連盟~』を見ています。
ようやく諸葛亮登場!司馬懿目線だと、なかなか登場しなくて焦れましたw
まあ、所謂”諸葛亮”のイメージどおりです
『三国志 Three Kingdoms』の諸葛亮の中の人 ルー・イー氏と堀内賢雄氏の声がステキすぎたから、
それ以上を望んではいけませんね♡

ドラマのストーリーが街亭の戦いに進むと、この先の諸葛亮の悲しみを思い、
わたしの胸まで痛んできます。
このときすでに劉備は没しており、アホの劉禅を支えつつも遠く北伐に出かけ、
こんなにまで漢の復興を願ってやまず尽力する諸葛亮に、あのアホの馬謖が!
そう思うと、王平に「もっと言っておやんなさい!」と心中で活を入れたりして
ドラマ見てるだけで血圧が上がってしまいますw

「泣いて馬謖を斬る」という故事成語、これは一般に
「規律を保つために、たとえ優秀な者でも違反者は厳しく処分する」という意味で使います。
しかし実は二つの意味があって、
「正史」では「諸葛亮は愛弟子馬謖のために涙を流した」
「演義」では「馬謖のためではなく自分の不明を嘆き泣いた」となっています。
ドラマは「演義」をもとにしているので、諸葛亮は自らの不明を恥じて泣きます。
こちらのほうが、わたしには諸葛亮らしく感じます。


さて、すぅーまーいー(司馬懿)ですが、街亭の戦いのとき彼は49歳です。
先に『三国志 Three Kingdoms』を見たせいか、今まですぅーまーいーはジジイの設定でした。
『軍師連盟』の中で激昂した曹叡に宦官辟邪が
「曹真も司馬懿もじき齢50でくたばるから辛抱しろ」と言う場面があるので
(実際の司馬懿は72歳まで生きて、曹叡のほうが早く没する)
49歳というのはやっぱりジジイの域なのだと思いますが、
さすがに“中国で最もカッコイイおじさん”ウー・ショウポー氏は、
ジジイというより中年の色気なんかも感じさせて
リアルウー・ショウポー氏の不倫事件を彷彿とさせてしまうわけです。(おぃw)

ちょっと街亭の戦いのときのすぅーまーいーを比べてみましょう。
ウー・ショウポー氏のすぅーまーいー
柏夫人とイチャコラするようになってなおさら不倫事件が思い浮かんでしまうわけでw

ニー・ダーホン氏のすぅーまーいー
本当の司馬懿はこっちのような気がするんだよね

ニー・ダーホンのジジイっぷりは見事ですが、49歳でこれはちょっとどうなんだw
粥ばっかり食べてる時代だから、老化も早いんでしょうかw
ちなみに、ニー・ダーホン氏は『鬼谷子(きこくし) -聖なる謀-』の残忍な楚王役です。
憎たらしいジジイっぷりも変わりません。
『鏢門(ひょうもん)Great Protector』にも出ているので、後でチェックします。

さあ、この先のウーショウポーのすぅーまーいーがどんな感じに老けていくのか楽しみです。

すぅーまーいー

2021-07-25 | 映画・TV(中国)
テレビが軒並みオリンピック関連番組でつまらないので(普段も殆ど見ないけど)、華流沼に入り浸っております。

「宮廷の諍い女」の次に見るのは「宮廷女官 若曦」か「麗姫と始皇帝 」の予定が
ちょっと見たけどそんなに面白くなかったし(あくまでも個人の感想です)
宮廷ドラマはなんだかもうお腹いっぱいなので、「三国志 ~司馬懿 軍師連盟~ 」を見ています。
三国志というと劉備か曹操目線が多いですが、これは司馬懿目線の三国志、なかなか面白いです。
三国志 ~司馬懿 軍師連盟~


「三国志 Three Kingdoms」の司馬懿は、ちょっと変わり者で嫌い。
(∵諸葛亮孔明推しだったから♡)
でも「軍師連盟」の司馬懿は、とても素敵なイイ人ですw
「三国志 Three Kingdoms」の司馬懿の見た目がアレすぎたっていうこともあるかなあ
中の人ウー・ショウポーは、中国で“最もカッコイイおじさん”として人気を博していたのですが、
2019年不倫騒動以降の出演はありません。あーあ、残念です。
2013年の現代劇(純愛ドラマ)がアマプラにあるので、気が向いたら見てみようかな。


曹操の中の人ユー・ハーウェイは、「三国志 Three Kingdoms」で劉備玄徳を演じてました。
ユー・ハーウェイは1994年の「三国演義」でも趙雲を演じてます、すごいw
わたし的にはこの人格者的劉備玄徳があまり好きでなく(優柔不断な煮え切らないところが嫌い)
でも曹操の役になると、「三国志 Three Kingdoms」の曹操(チェン・ジェンビン)よりずっと好き。
ものすごく疑り深い曹操の、目つきとか物の言い方とか、
曹操は、そうそう、これこれ!って感じ。(ソウソウだけに おぃ)
劉備のときの眼と何ら変わらないけど、あのときは寝ぼけてんじゃねーよと思ってましたw
ユー・ハーウェイの演技力、凄い!


司馬懿の正室役で、リウ・タオが出ています。
クールビューティーです♡
「ミーユエ」で主人公ミーユエの腹違いの姉、羋姝を演じ、後半とても怖かったので、
いつか司馬懿もボロカスに言われるんじゃないかと案じてしまいますw


他にも「如懿伝(にょいでん)」の愉妃を演じたチャン・チュンニンが司馬懿の側室役、
「陸貞傳奇」「宮廷の諍い女」で意地悪役が嵌ってたタン・イーシンが曹丕の側室という、
今回なかなか良い役で出演しています。
リウ・タオ、チャン・チュンニン、そして曹丕の正室・甄宓(しんふく)の中の人チャン・ジーシー、
これだけの美人揃いのなかでタン・イーシンかぁ、と思う私は、どの口が言う!ですねぇ(汗)



今現在、全86話中25話目なので、まだまだ先は長いです。
荀彧(じゅんいく)と崔琰(さいえん)の最期のシーンでは、胸熱で涙がこぼれました。
史実(もしくは三国志演義)でことの成行きはわかっていても、ドラマの脚色が素晴らしく、しばしば泣かされます。



ところで司馬懿は、日本では「しばい」と言いますが、中国語では「すぅーまーいー」と言います。
字幕でドラマを見ると、流れるような中国語の音が耳に心地よいです。
ごくごく稀に、中国語が聞き取れたり、あ、この場面ではこう言うな、とわかることがあります。
中国語の発音やピンインを覚えるのは大変そうですが、セリフを聞き流し学習のようにするのも、ドラマの楽しみ方のひとつかなあと思います。


三国志 ~司馬懿 軍師連盟~



宮廷の諍い女

2021-07-16 | 映画・TV(中国)
中国宮廷ドラマ「宮廷の諍い女」、やっと見終わりました。
全76話、中国のドラマは長いので、結構疲れます。
スン・リーの眼力ときたら!
着物の半襟みたいな白い布「龍華」と言うらしいが、位が上がるにつれ刺繍が豪華になっていて、それを見るのも楽しい


「如懿伝」の前の時代、雍正帝の妃嬪たちの、これまたドロドロな権力争いのドラマ。
正直、あまりに残酷でやりきれない気持にもなるのですが、途中の純愛に助けられます。
終盤のストーリーは、「如懿伝」の序盤の、皇后・烏拉那拉(ウラナラ)氏と乾隆帝の養母・鈕祜禄(ニオフル)氏との確執に繋がります。
「諍い女」で如懿(青桜)は、感じの悪い娘として描かれてるのが、ちょっと悲しいです。ウラナラ氏一族だから仕方ないのかな。

お話も衣装も眼福のなか、ひとつ残念なのは、雍正帝の中の人( チェン・ジェンビン)がとてもむさくるしいオヤジであること。
密林のレビューでもフルボッコw
だってコレですよ。(これは宣材写真なのか、まだマシなほうw)
お腹も出てる風にしてるのか、ナチュラルに出てるのかは不明w
妃嬪たちがこのオッサンの寵愛を求めて争うというのは、さすがに無理があるような。
そこはかとないこのスケベ面は、宮廷画家の描いた雍正帝にそっくり。それで採用なのかw

「三国志 Three Kingdoms」の憎たらしい曹操役は、素晴らしいんですけどね。
私の中で曹操といえばチェン・ジェンビン一択

「諍い女」を演じたときのチェン・ジェンビンは40歳ぐらい。(「三国志」はその2年前!!!)
「瓔珞(エイラク)」の乾隆帝、ニエ・ユエンでさえオッサンだと思ったけど、同じく40歳ですよ。
「如懿伝」の乾隆帝、イケメンのウォレス・フォは39歳のとき。
うーーん、比べちゃダメw チェン・ジェンビンは老獪な役にはピッタリな顔つきなのよw


実を言うと、主人公演じるスン・リーは、あまり好きな女優じゃないんです。
眼力はスゴイけど、少女時代の演技はちょっとオーバーなくらいだし
「ミーユエ 王朝を照らす月」でも同じような演技で、
“なに演じてもキムタク”と同じ
そう思うと「如懿伝」のジョウ・シュンの押さえた演技は凄いなあと。
でも人気があるようなので、他の作品も見てみたいと思います。



次は「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」か「麗姫と始皇帝  月下の誓い」視聴予定です。


ドラマ「宮廷の諍い女」DVD予告編


こんなに泣いたのは久しぶり

2021-06-22 | 映画・TV(中国)
中国宮廷ドラマ「如懿伝(にょいでん)」、終わってしまった。
終盤ずっと涙して、最後の3回は具合が悪くなるほど泣いた。・゚゚ '゜(=TωT=) '゜゚゚・。

皇后になってからの如懿は気高く美しい

はじめは「瓔珞(エイラク)」との違いを楽しみながらだったのが、
上品で美しく、聡明で気高いヒロインの如懿に惹かれて、すっかり「如懿伝」贔屓。
さすが中国4大女優の1人、ジョウ・シュンのしっとりと落ち着いた演技が素晴らしい。



令妃が主役の「瓔珞」では、烏拉那拉(ウラナラ)如懿がラスボス的悪役だけど、
「如懿伝」では令妃が極悪非道
(アタシ的には3千回ぬっころしてもまだ足りないくらい)
そんなだから、もう「瓔珞」を見たいと思わないw

中国では悪女は美人と決まっているが、金氏も美人よね


ありえないくらいの極悪人に描かれている令妃だが、実際のところは、
乾隆帝はものすごく長生きだったので(享年89)
17人いた皇子のうち乾隆帝が退位するときに生きていたのはわずかに4人、
結局は令妃の産んだ皇十五子永琰(えいえん)が皇太子になったことで、
あの極悪令妃は孝儀純皇后ウェイギャ氏に追贈されてるの、腹立つわー!
(いやいや、ドラマだから落ちつけ自分w)


「瓔珞」と「如懿伝」は、ヒロインの描き方がまったく逆。
知恵でのし上がっていく瓔珞より、宮廷で生き延びることに徹した如懿のほうが好きだ。

凌雲徹も李玉もイケメンで誠実で、大好きだわ



「朝廷や後宮では権勢や寵愛を巡り争いが繰り広げられているが、
如懿は寵愛も権勢も皇后の位も、一切目もくれなかった。
ただ、陛下への情を貫き、善には善の、悪には悪の報いをと願った。
権勢のために躍起になっていた私と、良心を忘れなかった如懿
どちらが幸福なのだろうか」
86話で皇太后が乾隆帝に言って聞かせたことばが、胸を突く。

言われて少しは心を改めたかと思った乾隆帝だが
如懿のもとを訪れて、本人は歩み寄ったつもりだろうが
「苦労をかけた、だが過ぎたことは水に流せ。忘れよう」
はぁ?
まあね、天子様ですからね・・・
でも、ひとりの男として、夫として、それはどうなの。



如懿が乾隆帝に問うた『蘭因絮果”(ランインジョガ)』ということば。
その意味は、"咲き誇る花も散る、人の愛情も花と同じ”
言われて書いてみる乾隆帝 知らんかったのかw

「昔は悲しい言葉だと思っていたけど、今はよくわかる」
そう言って、昔を偲んで夫の背中を見送る場面、
如懿の心を想うと、切なくてやりきれなくて泣いたわ。・゚゚ '゜(=TωT=) '゜゚゚・。

緑梅の青桜(如懿の若いころ)が、とても愛らしい


大切なものを失ったことに、あとで気づいても遅いんですよ、クソ乾隆帝よ。
自分にもよく言い聞かせておくことにする。




音楽もとても素敵で、この曲は何度聞いても泣ける。
《如懿传(如懿伝)》オープニング主題曲 「沈香流年」

 ↑ youtubeで見てもらえると、概要欄に日本語訳があるので、しみじみとして欲しいw


《動画が見られなくなったので、日本語訳を載せます》

笙簫遠去燈火稀微 憶往昔竹馬青梅 蒼茫歲月舊事難追 用一生存真去偽
華やいだ日々も今は昔 胸に浮かぶは幼き頃の貴方 過ぎ去りし日々は戻らない

分不開這雙手捧淚 讓目光清澈相對 也許命中愛與願違 晨風難解宿醉
貴方への想いは変わらぬけれど 両手で瞼を覆い 涙を隠す

誰的淚暗紅了花蕊 蕭蕭風雨苦苦低垂 不願再獨自綻放 來日芳華 晨曦複斜陽
貴方と見つめ合いたいのに 結ばれぬ定めと分かっていても

什麼人深夜裡不寐 坐守秋風吹透宮帷 一縷執念鎖在情關 回首似夢如煙
諦めきれず 酔いを重ねる 落涙に滲む鮮血は 嵐に翻弄される花びらのよう

分不開這雙手捧淚 讓目光清澈相對 也許命中愛與願違 晨風難解宿醉
希望も喜びも見失ったまま 空しく歳月が流れた

誰的淚暗紅了花蕊 蕭蕭風雨苦苦低垂 不願再獨自綻放 來日芳華 晨曦複斜陽
独り寝の我が身を 冷たい秋風が吹き抜けて行く

什麼人深夜裡不寐 坐守秋風吹透宮帷 一縷執念鎖在情關 總是沉香流年
断ち切れぬ情を抱いたまま 空蝉の世を揺蕩うだけ

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