25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

決心する

2016年12月27日 | 日記

 もう年の瀬の頃、歯医者さんも明日くらいで休みとなるだろう。歯がグラグラして半年経つが、昨日腹が立ってきて、自分で引っこ抜いてやろうと激痛を我慢して二度試みた。失敗であった。

 翌日、歯医者にいくか、止めておくか、決めかねた。正月、こどもたちも帰ってくる。美味しいものも食べたい。ええい、と抜いてもらおう、と歯医者い9さんに行った。これが案外痛かった。終わってからも痛かった。かの有名なロキソニンを処方してくれた。必ず5時間間隔をおいてください、と事務員が言った。

 血止めだと脱脂綿のようなものをいれられ、噛んだ状態で一時間いてください。痛みが止まらないようであれば、明日もやっていますから、と医者は言った。

 歯の治療ももう少し簡単にいかないものだろうか。1本無くなっていくたびに、死に近づいていくような気がする。いっそのこと全部歯を一度で抜けて、一度にインプラントでも新しい何かでも一度にポンと植え替えられないものだろうか。歯の種のようなものでもよいのだが、もう一度歯が生えてくるとか。

 こういうことと多くの老人は格闘してきた。何事もないかのように入れ歯をしているが、何度も困ったおとだと思ったことだろう。

 なんとも気分が落ち込む1時間だったが、痛みもとれると、すっかりなんともなかったように買い物をし、本などを読んでいる。あっ、そうだ今週の「サンデー毎日」を買わなくちゃ。「ドアホノミクス」の特集である。

 この前読んだ「アホノミクスに備えろ」という本の中で地方銀行が危ない、と言っていた。すると本当に昨日尾鷲の中京銀行が来年3月で閉鎖されると聞いた。早速今度はどこか、と人は噂している。市場しか向いていない現政府。いずれにしろ、日本の破綻は必ず起きる。起きるはずがないと能天気でいると、スーパーインフレが起きるか、統制経済が起きる。1000万円以上の貯金は国債に回される。だから今、金庫が大売れだという。歯の話と全く関係ないが。