25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

情報の判断

2016年12月11日 | 文学 思想

 お恥ずかしい話だが、コーヒーに入れるスキンミルクは植物油と人工なんとかでできているということを知ってびっくりした。情報源はトランス脂肪酸発生を警告している。はた、と考える。毎日飲んでいるコーヒーにスキンミルクを入れるのを止めるか、と。でもやっぱりやめないだろう。

 あれこれと神経を使うほうがよほど体に悪いとおもっている。これはダメ、あれもダメなどといちいち気にすることは自分でつくるストレスである。ぼくは、自分で作るストレスにも良いものもあるが悪い物もあって、悪いものはとっても悪い物だと思っている。根拠はない。

 ネット情報のなかには「嘘」「迷信」もあることが話題になっている。だいたいが、新聞や雑誌、テレビのコマーシャルも、コマーシャルという名を装った嘘っぱちなものもある。誇大広告、意味深広告、回避広告だらけのような気もする。バナナダイエットがでれば、もう数年後にはバナナは糖質が多くて悪い、という。脂肪は良くないといえば、今は脂肪酸よりも糖質が悪いという。だが筋肉を維持し、ゾウキョウするにも糖質がいる。糖質を制限すれば、筋肉が減ることも知っておくべきである。 

 情報の判断というのはむずかしいものだ。確かなものなんてないような、あり得ないような気もしてくる。せいぜいできることは自分の中で吟味して、自分で濾過して、自分の言葉で書くしかないのではないか。