25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

日露首脳会談 

2016年12月17日 | 社会・経済・政治

 にわかに北方領土のことが盛り上がってきて、急にしぼんで、また日常のニュースから消えていく。北方領土にいた元島民の人数は6641人となっていて、超高齢化している。そして今は国内で暮らしている。

 ロシアと日本間で、このような問題があるのも、戦争が原因であることは言うまでもない。

 テレビや新聞などで、誰も言わないので、ぼくが代弁者とはいわないが、この問題に興味ある人は少ないのではないか。ぼくなどは、むしろ、北方領土を放棄して、ロシア平和友好条約を締結し、仲良くやるのがいいと思う。日米同盟も見直し、どの国とも対等に付き合うのがよい。

 アメリカはいろいろと日本に注文をつけてくる。大国にはペコペコ外交、発展途上国にはお金バラまく。独自外交ができない。

 日米同盟が絶対の前提みたいな言い方を多くの識者は言う。

 領土問題で疑心暗鬼になるよりは、互いに戦争はしませんと約束したほうがいい。

 おそらくこの問題はやがて立ち消えになってしまうにちがいないと思うが、多くの人は黙っている。あと5年もすればたぶんそうなる。元島民の人にはしっかり賠償して、日本はロシアとも、アメリカとも、中国とも対等にやればよい。謝るべきことは謝ればよい。それが屈辱的なことなどと思わない。それの方が潔い。

 このぼくのような意見は少数なのだろうか。

 プーチン大統領が3時間遅刻しても笑顔で迎えることなどはやめた方がよい。待機していた地元の住民もあきれたことだろう。苦言のひとつも言った方がよい。

 戦後レジュームからの脱却と言っていたが、外交問題においてはちっとも脱却していない。まるで、アメリカとロシアが会談をやっているようだった。

 若い年齢層の人が2000時間も働いて日本の経済成長率は0.5%。1300時間ほどの労働時間であるEU経済成長率は日本の3倍強。アメリカは倍である。外交もなにか一所懸命で小馬鹿されているように、日本人んお働き過ぎの割には成長しないというのも、摩訶不思議なことである。



コンピュータの創始者

2016年12月17日 | 社会・経済・政治

 だんだんと寒くなってきて、着る衣類も多くなってきた。今年の買い物で重宝しているのが、「毛玉取り機」である。髭そり機みたいなもので、着たままで、セーターなどの毛玉が面白いほど取れる。

 これなどは小さな発明品であるが、と思ってマックで遠い空を見上げた。今この時にも、100年先の技術の基礎となるようなことを思いついてはいる人がいるのかもしれないなあ、と思ったのだった。

 ビクトリア朝時代の詩人バイロンの娘エイダは、情熱をもって、微積分学について、自分のことにも触れている。

  神経系がどこか特異なせいで、私はものに対してほかの人にはない感じ方をします。-----隠れているもの-----目や耳やふつうの感覚器官から隠れているもの-------に対する直感的な知覚です。これだけではほとんど役に立ちませんが、ほかに私には、計り知れない論理的思考能力と集中力があります。(Stevenn Johnson  世界をつくった6つの革命の物語から抜粋)

 19世紀半ば、エイダは架空の「解析機関」の設計図をえがいているチャールズ-バベッジと出会う。そして、バベッジの目的と計画のために、利用する価値があるなら、自分の頭脳はバベッジのものだ、といい放ち、二人はコンピュータの歴史を創始する。

 僕の手元に、保水性の素材をつくるレシピがある。完全な無機質である。これは日本では役立たない。砂漠がないからだ。また井戸水が豊富だからだ。

 ところが、砂漠でこれによってできる材料を使えば、砂漠を農地化することができる。重金属のでる井戸水や汚染された水もこの材料を使えば、気化した湿気から、温度差を調節することで、露から水にすることができる。つまり空中井戸が作れる。

 「出会い」はまだ訪れない。日本で実証するには難しく、砂漠でその素材の効果をみせなければならない。ぼくの生活中でまだ機は熟していないのだろう。そんなこよまで、今日の青い空をみていて思ってしまった。

 人は金のためにするだけじゃない。そうでない人もいる。自分のもてる能力を燃焼させたい。歴史はそういう人によって牽引されていく、と言っても過言ではない。