25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

暗雲

2016年08月24日 | 日記

  母親は鉄の胃をしていて、よく食べる。この20日で91歳になった。交通事故で九死に一生を経てからも食欲は落ちない。五年ほど前から血液検査をするといつもやや腎臓の検査のところが赤字であった。先の日曜日、母から電話がかかり、「尿がでない、病院に行きたい」という。様子を伺いにいき、紅茶を飲ませ、利尿剤をのませた。夜、盃二杯ほどの尿が出たという。水分は十分にとっていた。次の日はデイケアにいく日なので、おしっこにいく回数と量を報告をしてもらうことにした。二回トイレに行ったそうだが、今度は「雀の涙」くらいの量だと言う。昨日、大丈夫か、というと、大丈夫だ、というので、今日のデイケアでの様子を見て、病院に連れていこうかを決めようと考えている。腎臓は解毒やホルモン、ビタミンDなどと関係する。尿を作れないのだから、腎不全に陥ってしまう可能性もある。尿がでなくなって、腎機能が終わる前に薄い尿が大量に出るという。

 母を看取ることが人生の最大事のことだと思い、自分の役割も終わると思っているので、さあ、いよいよかと思ったり、より強力な薬で立ち直ったりするのかもしれない。

 暗雲が立ち始めたともいうのだろうか。