人生は邂逅なり

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★壱岐(長崎県)へのちょっと急ぎ旅

2018年03月12日 | 旅行

娘の帰国に合わせ、女房の里でもある壱岐へ墓参りがてら孫をつれ遊びに行ってきました。
日帰りで、唐津(長崎県)を10時30分出港で帰りが壱岐を15時30分と急ぎ旅です。


孫は初めてのフェリーに大喜びです。本日はべたなぎの海で、船釣りには最高の日和で、このフェリーの航路近くにいると思われる釣り仲間の釣果が気になり、つい電話をしてみます。


2便ということもあってか日曜日というのに貸し切り状態です。


壱岐の印通寺に近づくとミサゴが空に舞っています。港には毎回のことながら女房の親戚が迎えてくれます。毎回のお世話に感謝です。


まずは郷ノ浦港の入口近くににある塞(さい)神社にお参りしました。


祀られているのは日本神話の「岩戸隠れ」伝説に登場する神様で、エロティックな動作で踊って八百万の神々を大笑いさせ、天岩戸に隠れていた天照大神を引き出し、再び世界に光が戻ったとされる、芸能の女神天宇受売命(あめのうずめのみこと)です。


郷ノ浦で一番の繁華街である「ふれ愛通り」のはずですが、日曜日というのに閑散とした通りとなっています。


お昼は塞神社横の、親戚マサヨくんおすすめの「海岸」という和食のお店です。


和食といってもステーキから刺身までバラエティなメニューで、観光でのご当地グルメというより、地元の方の食堂といった感じです。


わたしが注文した海岸定食1,680円です。刺身はヒラスにオアリイカと鮮度・味ともに間違いなし、天ぷらも・茶碗蒸し・味噌汁も絶品です。


お土産はすぐ近くの長田(オサダ)商店で、対馬藩主が参勤交代の折、道中で食べたのが始まりといわれている「かすまき」などを息子たちのために買い求めます。
ちよっと高いのですが壱岐のウニはきれいな海で豊富な海藻に育てられ絶品です。しかし、旬まであと1か月ということもあり汐ウニは我慢します。


1-2時間で一周できる小さな島ですが、壱岐は弥生時代に中国の史書「魏志倭人伝」に一支国として紹介され、古代から日本と大陸を結ぶ文化交流の要衝の地でした。
また、島なのに長崎県で諫早平野に次ぐ二番目に大きい穀倉地帯でもあります。
この麦を使い、中国から伝わった焼酎製法を活かし、壱岐独特の麦での焼酎を生み出しました。この麦焼酎発祥はWTO(世界貿易機関)の協定に基づく産地指定銘柄の1つだそうです。麦焼酎のお土産に「玄海酒造」に立ち寄りました。


ここの蔵は女房が生まれ育った実家のすぐ近所にあります。
飲めない酒なのに、長男と鹿児島の兄貴に4本買い求めます。


これまたすぐ近所の、大変お世話になっていて可愛がってくれる、女房の叔父さんのところへご挨拶に行きます。


話は尽きませんが、そろそろ帰りのフェリーの時間が近づいてきました。港には出港10分前に到着慌てて乗船します。
わざわざのお見送りありがとうございます。


釣りでは始終訪れている壱岐ですが、陸地へは年に1回程度の訪問です。


帰りの便も貸し切り状態です。


唐津城(からつじょう)が近づき、そろそろ95分の船旅も終わりとなります。