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Go West そして、西へ 4章国道2号編

2007-11-26 00:54:00 | ドライブ・旅行
 広島から下関へ向かう途中、一旦西広島バイパスを降りてカー用品店へ。そして再度鈴が峰からバイパスへ復帰し、廿日市方面へ進みます。途中で寄り道をしたりして、時間は大幅に遅くなり、広島市中心部を出発してからここまで1時間。下関まで4時間程度と予想していたが、あまりにもスタートから予想が外れる・・・・。外も暗くなってきていて、ますます画像は見えなくなるが、ご了承を。

 
 R2西広島バイパス西行き鈴が峰付近。

 全長20kmの西広島バイパスはまだまだ西へ延びる。現段階だと廿日市市平良までの区間が連続高架となっている。自専道であり、看板は青看板ではなく、高速道路と同じ緑看板である(高速道路だから看板が緑なのではなく、自専道だから緑色なのである。但し、愛知県の西知多産業道路は自専道なのに、青看板だったりするので、そこまで明確に区別されていない。)。
 廿日市から西はしばらく現道か、現道拡幅の平面道路となるようだ。もちろん、高架構造のバイパスと比べると時間がかかる。広島から離れるにつれて、車も減ってくるとは思うが、スタートしていきなり時間もかかっており、更に遅くなるのはどうかと悩む。この先も岩国や徳山などの市街地が続くし、帰りに錦帯橋は明るい時間に行きたいので、この付近は山陽道でパスしてもいいかもしれない。この先バイパスの終点近くにちょうど廿日市インターもあるので、今回はまずは廿日市までR2で進む。いきなり予定変更だが、こういう悩みも楽しいものである。


 
 西広島バイパスにはサービスエリアも設置されている。
 

 R2は姫路バイパスの別所にもサービスエリアが設置されているが、高速道路にあれだけ高密度に休憩ポイントが設置されているのに、一般道ではほとんど設置されていない。信号がある区間であれば、途中にコンビニ等があるが、順調に走行してるときはなかなか入りにくい。逆に田舎になればなるほど道の駅が乱立するが、こういう都市部が続くバイパス路線にはなかなか道の駅もなく、休憩ポイントが少なくて困る事もある。愛知県のR23の場合、港区宝神のコンビニ以東は、上りの場合岡崎バイパスの終点部まで40km以上沿線にコンビニがない。平面部も一部残ってるが、ガソスタはあってもコンビニはないのである。現在岡崎バイパスの幸田町内に道の駅を建設する計画があるが、刈谷~安城付近にもあってもいいと思う。ただし、高架構造のバイパスなので、PAを建設する土地はないのかもしれない。
 R1の場合、愛知県内はずっと平面道路の為、豊橋市東部までは休憩に困らないが、潮見からバイパスがしばらく続く。浜松バイパスは平面道路の為、この区間にはコンビニもガソスタも何軒かある。その後磐田バイパスは有料時は簡易休憩ポイントがあったが、無料化時に廃止された。袋井バイパスもバイパスの東側は現道拡幅区間なので、ここも沿道にお店は多い。袋井に繋がる掛川バイパスには近年道の駅掛川ができて便利になった。ファミリーマートもあり、駐車場も広い。このように静岡県内のR1は平面部と高架部が混在しているので、これらをうまく組み合わせれば休憩ポイントに困る事は少ない。掛川以東も、岡部バイパス・富士由比バイパスには道の駅があり、静清バイパス以外の区間はどこかに必ず休憩ポイントはある。
 
 但し、これは僕が何度もこの区間を利用してきたからわかるものであり、初めて利用する人にはこの先何キロ走れば休憩できるのか困る事も多いと思う。高速道路上には、直近3箇所の休憩施設を所々で案内してくれるが(東名・名神などは空車情報も)、一般道ではさすがにそこまでの情報はない。例えば名四ならば、豊明インターでR1とR23が分岐する付近に「この先R23方面、しばらく休憩ポイントなし」とでも案内してくれれば、近くのインターで降りてコンビニを探すということもできる。高速道路と違って無料なのだから、インターで降りても料金がかかることはない。知立バイパス区間であれば、まだまだ都市部にあるので、コンビニも多いだろう。これが岡崎バイパスの西尾以東になれば、なかなかコンビニは少ない。そういうソフト面が改良されれば更に便利になるだろうに・・・・。

 
 
 R2西広島バイパス皆賀出口付近。
 
 通過車両も多いが、短距離移動の車も多い。下り波出石出口付近。


 五日市もこの付近の大きな拠点のようで、多くの車が降りていく。この日は土曜だったこともあり、広島への買い物客なども多かったのだろう。予想以上に通過車両は少ない。こういった部分も一回走ってみないとなかなかわからない部分である。また、前述のように、バイパスと現道が近接して並行しているので、相互に利用がしやすい。目的地のかなり近いところまでバイパスで行って、現道へ復帰するということもできる。バイパスは現道と離れて建設されるところが多いが、可能な限り近接する場所へ造るべきだろう。


 
 なんと五日市から下関までまだ185km!!遠すぎる。
 
 
 新幹線の中で地図を眺めているときに、「広島中心部から下関まではだいたい180kmくらいだろうな。名古屋から静岡くらいだな」などと思っていたのだが、西広島バイパスの終点近くでまだ185kmもあるとは。これは大幅に長い。市街から180kmならば、バイパスの終点部からは160kmくらいかな~と予想していたのだが、ここから185kmもあるとは。こういう自専道の20kmは200km近く走る際には数には入れないのが相場なのだが、ここから平面部を185kmも走るのはどれだけ時間がかかるか。この先の距離の長いバイパスは小郡バイパスくらいであり、いくら山口県と言っても、主要道路のR2では時間がかかりそうだ。しかも土曜の夕方であり、小さな都市でも渋滞する時間帯になる。やっぱり廿日市から山陽道でショートカットすべきだな。


 
 宮島へは海沿いを走る現道からアクセスする。
 
 
 バイパス終点近くの佐方にはSAが設置されている。


 五日市を過ぎると車はかなり少なくなる。のんびりと山陽路を西へ走る。佐方SAはサービスエリアと言いながらかなりこじんまりとしたものだが、先ほども述べたように高架区間が続くバイパスではかなり重宝できる。


 
 
 廿日市に入るとバイパスの終点も近い。ここからは平面区間となる。

  
 ここからしばらくは平面区間となり信号交差点もあるが、バイパス自体の終点は更に西へ4kmほど進んだ阿品付近となる。阿品でR2現道と合流する。ちなみに西向きの場合、阿品では現道方面へは進めない。合流後は岩国にかけて大部分が片側1車線の狭い道が続く。この区間については、九州からの帰りに通ったので、後半にまとめます。
 



R2西広島バイパス西行き廿日市市下平良付近。
 
 現在この平面区間の高架化事業が進められている。


 R2現道との合流点までの間に残る2kmの区間が廿日市高架化事業として進められていて、完成すれば観音本町~阿品間の完全立体化が完成する。しかしながら、前述の通り、阿品以西は一気に規格が低くなり、必要度としてはそちらの拡幅またはバイパス事業だと思われる。せっかく広島からここまでは自専道で快適に移動できるのに、この先の通過にはかなり時間がかかる。というわけで、高架化工事区間の途中にある廿日市インターから山陽道へ。


  
 高架化工事区間にはすでに橋脚が完成し、工事は順調に進んでいるようだ。


 なお、この廿日市インターは厳密には広島岩国道路のインターで山陽道ではない。広島岩国道路は「高速自動車国道に並行する一般有料道路」というわけのわからない扱いをされているのだが、要は予算が下りない地方に、より早く高速道路を作ろうと法律の隙間を使って編み出した方法により建設された道路の一種である。これもまたわかりにくい説明だが、高速道路(高速自動車国道)の建設は高速自動車国道法に基づき整備路線に指定される必要がある。これには長い時間がかかるので、少しでも建設を急がせる為に、将来並行して高速道路を造るが、暫定的にまずは一般有料道路として造りますよっというものである。とは言っても道路規格は高速道路そのものであり、並行して高速道路が造られることはまずないだろう。高速道路というのは実は法律でがんじがらめにされた非常に利権の絡むものなのである。


 この広島岩国道路も山陽道の廿日市JCT以東、岩国JCT以西と全く連続に利用でき、普通に走行していれば絶対に変化に気付かない。道路規格は第1種第3級なので制限速度は80kmに規制されるが、料金も一体となっているし、ETCの各種割引も行われる。一般有料道路なので路線ごとに償還時期が決められているが、償還完了後は山陽道に編入されて、無料化されることはまずないだろう。ちなみに正式名称は一般国道2号広島岩国道路であり、R2のバイパス扱いになっている。


 
 広島岩国道路廿日市インター料金所。


 廿日市インター~JCT間は1km程度で、ここより東側は山陽道、西側は広島岩国道路となる。山陽道と広島岩国道路の境界点なのでジャンクションという名称が付けられているが、山陽道~広島岩国道路間はスルー構造で、廿日市インターを利用する車だけがランプウェイを走る構造になっている。すなわち、少し出口までの距離が長いランプと思ったほうがわかりやすいだろう。

 
 広島岩国道路の本線に合流し、下関を目指す。


 さあ、どこまで行くか。さすがに下関まで高速を走るのはつまらない。どこかでR2へ降りようとは思うがどこまで行くか。下関まではまだまだ150km以上ある。一応通割適用時間帯なので100kmまでならば半額になるが、100kmも高速を走るのは微妙。ただ、夕暮れも近いので早めに少しでも距離を稼がなくては。
 岩国だと近すぎるし、小郡だと行きすぎ。徳山ぐらいがちょうどいいかもしれない。徳山東までだと60km、1,100円。ただ、この時間帯だと都市部は混むので、徳山西まで行った方がいいかもしれない。徳山西までだったら78km、1,300円。徳山の東~西間が18kmもあるのなら、尚更高速でパスした方がいいかもしれない。


 
 巨大な防音壁に挟まれながら西へ。山陽道の画像はこれ以降なし。


 画像は編集しているので明るく見えるが、実際はかなり暗くなってきたのでこれ以降の画像はなし。通割時間帯でも走る車が少ない高速道路をひたすら西へ進む。
 途中の岩国から先は再び山陽道へ。とは言っても走っていて変化は特になし。ただ、山陽道はトンネルが多すぎて車は少ないが神経を使う。
 どこかで休憩しようと思うがなんとなく休憩しないでそのまま走る。廿日市~徳山西間は78kmあるのだが、この間休憩ポイントは2箇所だけ。70km以上走行すればSAだけで2箇所あってもいいはずなのだが、利用車が少ない為か休憩ポイントも少ない。これでも中国道が出来て以降は関西~九州間のメインルートとなったはずの山陽道だが、ここまで車が少ないとは。だったら中国道の現状はどれだけ過疎化になっているのか気になる。


 徳山西で降りて再びR2へ。この付近も相変わらず片側1車線で、インターから合流してしばらくはほとんど動かない。この先防府バイパスで2車線になるまで、ずっと混雑が続く。予想はしてたがここまで動かないとは。ただし、これだけ下道が混んでいても山陽道はあの程度の交通量だし、拡幅するまでの需要はないのだろう。東海道と山陽道の差はこういう部分なのだろうと思う。大型車もR1と比べれば少ないし、地元の車が大半だろう。


 防府バイパスは山陽道に並行して作られていて、途中から車線も2車線になるので走りやすい。それでも徳山西から防府東インターまでかなり時間もかかっていて、ここからどうするかまた迷う。下道ドライブは嫌いではないが、こうも流れが悪いと疲れる。しかも夜なので景色も見れない。下関からまだ福岡までも相当距離もあるので、やっぱり高速で行くかと悩む。
 そのうちR2と接続する山口南インターも通過してしまい、どこで乗るか。この先の山陽道・中国道はR2よりもかなり北を進むので、小郡くらいで乗らないとしばらくR2を進む事になる。だったら山口南で乗るべきだったが・・・・。

 ということで途中でR2から分岐して小郡の町の東側を通って小郡インターから中国道へ。下道好きの自分でも、さすがにあのダラダラ進むR2はいい加減飽きてきたので、車の少ない高速はやはり快適。小郡までこれば下関は近い。夜で景色は見えないが、それでも美祢、小月など知らない町を通るのは楽しい。
 なお、小郡で乗ったのは中国道だが、山陽道と中国道は先ほどの山口南~小郡間にある山口ジャンクションで合流する。山口以東は中国道が中国山地の山間を通り、海側を山陽道が走る。そして神戸ジャンクションで再び合流し吹田まで延びるのである。97年の山陽道全通後は、山口以西から神戸以東へ抜けるほとんどの車が山陽道経由になり、中国道は閑散としている。これは来春開業する新名神と名神の関係に近いものがある。もちろん東海~近畿間の需要は大変大きく、また名神は北陸方面へのアクセス路というポジションは残るので、中国道のような過疎路線にはならないだろう。中国道と言えば宝塚東トンネルの渋滞で有名だが、この地方では単なるローカル高速にすぎないのである。


 夜の景色が続くなか、少しずつ町の明かりが増えてくると本州最西端の都市、下関は近い。昔は釜山への玄関口として栄え、関門トンネルが出来る前は九州への橋渡しの場として重要な場所であった。今でも九州へ陸路で行く場合はかならず通る場所であり、重要な拠点として変わりはない。そればかりか、近年は関門海峡を挟んだ九州北部、特に北九州との繋がりが緊密となり、盛んに交流が進められている。
 
 下関~門司間の関門橋を挟む区間は関門自動車道となり、関門橋区間だけ3車線になる。関門橋の手前に西向きの場合は壇ノ浦PAが、東向きの場合はめかりPAが設置されている。もちろん僕も壇ノ浦PAで少し休憩する。関門橋のたもとにあるPAで、対岸には北九州市の夜景が広がるなかなかのビューポイントになっている。


 
 壇ノ浦から眺める関門橋。


 さあいよいよ九州である。壇ノ浦PAから本線に合流するとすぐに関門橋となる。関門海峡の一番狭いところに造られているので、すぐに橋を渡って福岡県北九州市へ。新幹線や飛行機だとこの感動はわからないだろう。はるばる広島から車で来たからこそわかるものだ(本当は名古屋から行く予定だったけど笑)。
 門司港インターからは再び2車線となり、新門司インターを越えてしばらくすると門司インターとなる。以前は門司~八幡間の九州道が未開通の時代、この区間は北九州高速(当時の北九州直方道路、北九州道路)により繋がっていた。現在は九州道も開通しているが、もちろんまずは北九州高速で。

 門司インターは一般道側と北九州高速側の料金所が分離されていて、北九州高速側はネクスコ分と合併収受が行われている。長い片側1車線のランプウェイを進むと、本線と合流する。ここからは北九州高速4号線となる。
 印象としてはとにかく古い!!看板やら何までレトロだ。とりあえず北九州高速についてはまた次の記事でまとめます。八幡から福岡へ抜けましたが、夜間なので画像はなし。次は福岡からまとめる予定。

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