福岡からR3で折尾まで進み、若松区を抜けて若戸大橋で戸畑まで。戸畑からは北九州高速道路で門司まで進みます。この先関門トンネルで下関を抜けて、R2で広島方面へ。夕方までには広島市内へ到着する予定。まだまだ昼くらいで、時間は余裕がある。天候は戸畑付近からは徐々に回復してきているが、晴れていても雨が降っていたりする。下関まで抜けた後はずっと天気はよかったのだが、北九州市にいた時だけ曇っていた。画像も若干暗いですが、可能な限り編集しました。
北九州高速2号戸畑入口付近。若戸~戸畑間は片側1車線。
若戸料金所~戸畑間は片側1車線供用となっている。なお、一般街路から若戸入口で小倉駅方面へは利用できない。若戸入口は若戸大橋方面へのハーフインターとなっている。都心方面へはこの次の戸畑出入口を利用することになる。画像を見ても充分片側2車線化するスペースはあるが、将来新若戸道路が開通する際に使用するためのスペースを確保しているのかもしれない。
北九州高速2号線西港出口付近。看板のフォントに時代を感じる。
北九州高速道路の歴史は古い。70年代に北九州道路、北九州直方道路として開業した区間が移管されたこともあるし、80年代前半には相当のネットワークが完成していた。
福岡と北九州は単独で公社が設立されておらず、福岡北九州高速道路公社として、同一組織にて運営・建設されている。80年代までは北九州の高速道路建設が中心だったが、その後は現在まで福岡高速の延伸が中心になってきている。2000年代以降、北九州高速の新規開業区間は短い。また、新規路線の建設に力を注いでいて、既存開通路線の改良がなかなか行われていなかった。04年から北九州高速のリフレッシュ工事が旧有料道路区間である4号線を中心に行われていて、他の路線でも看板のフォーマットを一新したタイプに取替えが進んでいる。新しいタイプの看板は福岡高速と同じフォーマットのもので、北九州高速の特色であったあのレトロな看板は減りつつある。
東港ジャンクション。左側の小倉駅北方向が2号線の本線である。
ここの看板はまだ取替えられていない。なんとも言えない古さである。
2号線は若戸~小倉駅東出入口間の路線で、東港ジャンクションでは小倉駅東方面へ向かう場合は、車線変更して分岐する形態になっている。門司、八幡方面へ向かう3号線方面が本線のようになっている。その3号線も東港~愛宕ジャンクション間1km足らずの非常に短い路線で、愛宕では1号線に接続する。3号線は2号~1号の連絡道路であり、わざわざ路線名を付ける必要はないと思うが。また愛宕ジャンクションも3号線の東港方面、1号の大手町方面、1号の下倒津出口方面への3方向の分岐になる。下倒津方面は他の路線に接続しない単なる下倒津出口へのランプに過ぎず、これは先ほどの東港ジャンクションでの2号小倉駅北出口と同じ形である。北九州高速にはこのような変則3方向型のジャンクションが多い。このような形態は分岐が複雑になるだけでなく、余計に費用もかかりるので、他の都市ではなかなか見かけないものである。小倉駅北も下倒津も延伸する計画があるのだろうか。この付近の路線図はわかりにくいので、こちらの公式サイトを参照にしてください。
東港ジャンクションを越えて北九州市都心方面へ進む。
北九州高速3号線愛宕ジャンクション付近。3号線は約1kmの短い路線。
愛宕ジャンクションの看板は新しいものに取り替えられた。
上記のような新しいタイプの看板に取替えが進んでいる。この先通る都心部から4号線にかけての多くの看板は変わっていた。
都市高速の看板は高速道路の看板と随分変わっている。出口が近接しているし、走行速度も低く、より詳細な内容を案内している。フォントも視野性を考慮した高速道路のフォントではなく、デザイン性を取り入れたゴナ体になっている。特に首都高や阪神高速などは出口付近だけではなく、本線の至る場所で様々な案内看板が設置されている。いかにも情報化時代を表すものだが、情報の乱立が進み、本来案内すべきものがわかりにくくなっている部分もあると思う。
首都高の渋滞案内システムは間違いなく世界一の充実を誇る。渋滞末尾案内板、渋滞の増減傾向の案内など、渋滞のひどい首都高ならではの装備が充実している。普段から首都高を走っている利用車ならばこれらの情報をうまく組み合わせ、最適なルートを選択することが可能だろう。しかし、首都高には放射線の高速道路同士を移動する、あまり首都高に慣れない利用車も多い。これは他の阪神や名古屋高速よりも割合は高いと思われる。沿線にTDLなどもあり、情報過多と言える首都高の中では、逆にそういった利用車にはわかりにくくなっている事もあるかもしれない。
情報というものは利用車が選択して活用すべきだ、という意見もあるだろう。しかしながら、どの情報が自分にとって必要なのか、不慣れな利用車ほど選択が困難だと言える。今はそういった利用車よりも、普段から利用しているユーザー向けに、どんどん情報が集積している。ルート番号の意味さえわからない利用車に、K1とかBとかC2の意味がわかるのか?C1と書かれた下にある矢印は一体何を示しているのか。
首都高に詳しくないユーザーがあらかじめ学習をすることも求められるが、運営する側もそういったユーザー向けに全く違う形での情報の提供が必要ではないかと思う。そういった利用車の混乱による渋滞もあるだろうし、C2の延伸でますます首都高は複雑になるだろうし。
北九州高速1号線勝山出口付近。ここの看板はまだ旧来のもの。
愛宕以東は方向が東向きになり、晴れ間が広がってきた。この勝山出口が北九州市役所に最も近く、しばらく市街地の中を走る。北九州市は今も工業都市であるが、旧小倉市は小倉城の城下町として商業が発展していた。新幹線の駅があるのもこの小倉であり、商業施設も一番集積している。北九州市は東西を鹿児島線、南北に日豊線が通り、少し離れてモノレールも並行している。この都市も山が多く、少ない平地に人口が集中している。合併から30年以上たち、小倉を中心とした街づくりも徐々にではあるが進んでいるようだ。南隣の苅田町には自動車産業が集積し、北九州空港も移転、拡張した。石炭産業の衰退により、縮小していた町も、少しずつ新しい方向に進みかけている。
北九州市の中心部を通り門司方面へ進む。
4号線と接続する紫川ジャンクション。地図で見てもかなり複雑のようである。
さあ、いよいよ北九州高速最大のジャンクションである紫川である。とにかく複雑で、実際に走っていても方向がよくわからなくなるジャンクションである。
都市高速のジャンクションは用地の関係から、狭い場所に急曲線を多用して形成しているジャンクションが多い(名古屋高速の楠など)。4方向型のジャンクションであれば、本線が交差する付近にまとめてランプウェイを建設する形が多いが、ここは河川の上という比較的用地に余裕があることもあり、一旦それぞれの本線からランプウェイが分岐し、長いランプを経て接続の路線にそれぞれ合流する形になっている。文章で書いていてもわかりにくいが、この分岐ランプの途中に、更に一般道への出口も設置されているので、尚更わかりにくくなっている。
まず1号線本線から4号線方面へのランプウェイが分岐する。
ランプの途中に一般街路への篠崎北出口がある。4号線方面は直進。
1号線長野方面からのランプと合流する。
合流後200mで4号線の門司方面と八幡方面の分岐がある。左に見えるのは紫川入口からのランプで、この先このランプとも合流する。
そして、4号線門司方面への本線と合流する。
画像を見てもなんともわかりにくいが、こういう複雑なジャンクションは都市高速ならではであり、なかなか見ていて楽しい。実はこの紫川ジャンクションの構造は東海環状道の土岐ジャンクションと似ている。紫川の方が用地に制約がある分、複雑に見えるが、2つのインターを合体したようなジャンクションなのである。都市高速でこういった形態のジャンクションは珍しい。
紫川からは4号線で門司方面へ進む。4号線は行きに門司~八幡間を利用したが、その時は夜だったので画像はなし。旧北九州道路区間でもあり、北九州高速の中でも他の路線とやや異なる。なお紫川よりも西の黒崎出入口以西の区間は旧北九州直方道路の区間で、この区間だけは制限速度が80kmとなっている。黒崎以東の北九州道路区間は制限速度が60kmである。
また、4号は出入口もフル方向型になっているところが多い。普通都市高速の出入口はハーフインターになっていることがほとんどで、隣接する出入口とセットで1つのフルインターになっている事が多い。このことからもこの路線がかなり他の都市高速と異なっていることがわかる。
北九州高速4号東行き足立付近。この付近はリフレッシュ工事も終わり、舗装も綺麗になっている。
足立出入口の看板は新しいものに更新されている。
4号は北九州高速で最も長い路線であり、利用車も多いのでリフレッシュ工事はこの路線から優先的に進められたようだ。平日の昼過ぎであり、交通量もかなり少ないが、行きに通った時は夜間であったが結構車も多くて驚いた。北九州高速は均一500円、門司~八幡間などは距離も長く元は取りやすい。ワンコインの500円と言う価格は、まあいっかと思えるので、短い距離でも使いやすいだろう。阪神高速の阪神西線(兵庫県区間)も芦屋~月見山間があれだけ走っても500円だし、他の区間も500円くらいにしてくれると使いやすいのだが。法人で支払ってくれる所でも、安いにこしたことはないしね。
足立出口付近。新型の首都高型の看板はわかりやすい。
また看板の話だが、北九州高速も首都高と同じで、次の出口を「次は 大里」と案内する。シンプルだがわかりやすい。阪神と名古屋もこの表記にした方がいいと思うのだが。なお、北九州高速はほとんどの出口が本線の左から分岐する。これは旧北九州道路区間以外の区間でも同じである。また、福岡高速もこういう形態をしているところが多い。慣れない利用車には難しい、右側への分岐・右側からの合流は極力なくしているのである。三大都市圏の都市高速はほとんど右側への分岐になっているので、こういう違いを見つけるのも楽しい。
富野以東は丘陵地を通るためトンネルが多くなる。
北九州高速では追い越し車線と走行車線の区分が行われている。
広島高速のところでも書いたが、基本的に高速・一般道問わず、走行車線区分というルールはある。ただ、名古屋高速などは右側への分岐も多いし、渋滞している時などはそんなことを意識して走ることもなく、明確にこのように指示はされない。このような看板は阪神高速の北神戸線でも見たが、ここと同じように交通量が少なく、トンネルの多い路線である。北神戸線も左側への分岐が多い。そういう影響はあるのかもしれない。
富野PA付近。八幡方面には山路PAが設置されている。
これも有料道路時代の名残か、パーキングエリアがある。首都高や阪神高速では結構パーキングエリアはあるが、名古屋高速は路線も短いので設置されていない。ただ、何よりもこのパーキングエリアが笑えるのは、簡易的もいいところで、本線とはポールで分離されているだけ、かなりテキトーに造ってある笑。しかもカーブ区間であり、トラックも多いので、ポール沿いに停車するとかなりビビる笑。
一番本線寄りに停車してみる。真横をトラックがフツーに走り抜ける笑。
いやぁ、これには笑った。こんなパーキングエリアはみたことがない。あの有名な名阪の高峰だって、加速車線はないかもしれないが、本線とはきちんと分離されている。それでもこういう休憩ポイントはないよりはマシなので、名古屋高速にもあれば便利なんだけどな~。星崎とかスペースあるような気がしますが・・・・。
富野PAの先はすぐにトンネルとなっている。
本当は門司までをまとめたかったのだが、今回はここまで。次回は関門海峡を越えてできるだけ東に進む予定です。北九州高速は、やはりなかなか楽しい路線である。
北九州高速2号戸畑入口付近。若戸~戸畑間は片側1車線。
若戸料金所~戸畑間は片側1車線供用となっている。なお、一般街路から若戸入口で小倉駅方面へは利用できない。若戸入口は若戸大橋方面へのハーフインターとなっている。都心方面へはこの次の戸畑出入口を利用することになる。画像を見ても充分片側2車線化するスペースはあるが、将来新若戸道路が開通する際に使用するためのスペースを確保しているのかもしれない。
北九州高速2号線西港出口付近。看板のフォントに時代を感じる。
北九州高速道路の歴史は古い。70年代に北九州道路、北九州直方道路として開業した区間が移管されたこともあるし、80年代前半には相当のネットワークが完成していた。
福岡と北九州は単独で公社が設立されておらず、福岡北九州高速道路公社として、同一組織にて運営・建設されている。80年代までは北九州の高速道路建設が中心だったが、その後は現在まで福岡高速の延伸が中心になってきている。2000年代以降、北九州高速の新規開業区間は短い。また、新規路線の建設に力を注いでいて、既存開通路線の改良がなかなか行われていなかった。04年から北九州高速のリフレッシュ工事が旧有料道路区間である4号線を中心に行われていて、他の路線でも看板のフォーマットを一新したタイプに取替えが進んでいる。新しいタイプの看板は福岡高速と同じフォーマットのもので、北九州高速の特色であったあのレトロな看板は減りつつある。
東港ジャンクション。左側の小倉駅北方向が2号線の本線である。
ここの看板はまだ取替えられていない。なんとも言えない古さである。
2号線は若戸~小倉駅東出入口間の路線で、東港ジャンクションでは小倉駅東方面へ向かう場合は、車線変更して分岐する形態になっている。門司、八幡方面へ向かう3号線方面が本線のようになっている。その3号線も東港~愛宕ジャンクション間1km足らずの非常に短い路線で、愛宕では1号線に接続する。3号線は2号~1号の連絡道路であり、わざわざ路線名を付ける必要はないと思うが。また愛宕ジャンクションも3号線の東港方面、1号の大手町方面、1号の下倒津出口方面への3方向の分岐になる。下倒津方面は他の路線に接続しない単なる下倒津出口へのランプに過ぎず、これは先ほどの東港ジャンクションでの2号小倉駅北出口と同じ形である。北九州高速にはこのような変則3方向型のジャンクションが多い。このような形態は分岐が複雑になるだけでなく、余計に費用もかかりるので、他の都市ではなかなか見かけないものである。小倉駅北も下倒津も延伸する計画があるのだろうか。この付近の路線図はわかりにくいので、こちらの公式サイトを参照にしてください。
東港ジャンクションを越えて北九州市都心方面へ進む。
北九州高速3号線愛宕ジャンクション付近。3号線は約1kmの短い路線。
愛宕ジャンクションの看板は新しいものに取り替えられた。
上記のような新しいタイプの看板に取替えが進んでいる。この先通る都心部から4号線にかけての多くの看板は変わっていた。
都市高速の看板は高速道路の看板と随分変わっている。出口が近接しているし、走行速度も低く、より詳細な内容を案内している。フォントも視野性を考慮した高速道路のフォントではなく、デザイン性を取り入れたゴナ体になっている。特に首都高や阪神高速などは出口付近だけではなく、本線の至る場所で様々な案内看板が設置されている。いかにも情報化時代を表すものだが、情報の乱立が進み、本来案内すべきものがわかりにくくなっている部分もあると思う。
首都高の渋滞案内システムは間違いなく世界一の充実を誇る。渋滞末尾案内板、渋滞の増減傾向の案内など、渋滞のひどい首都高ならではの装備が充実している。普段から首都高を走っている利用車ならばこれらの情報をうまく組み合わせ、最適なルートを選択することが可能だろう。しかし、首都高には放射線の高速道路同士を移動する、あまり首都高に慣れない利用車も多い。これは他の阪神や名古屋高速よりも割合は高いと思われる。沿線にTDLなどもあり、情報過多と言える首都高の中では、逆にそういった利用車にはわかりにくくなっている事もあるかもしれない。
情報というものは利用車が選択して活用すべきだ、という意見もあるだろう。しかしながら、どの情報が自分にとって必要なのか、不慣れな利用車ほど選択が困難だと言える。今はそういった利用車よりも、普段から利用しているユーザー向けに、どんどん情報が集積している。ルート番号の意味さえわからない利用車に、K1とかBとかC2の意味がわかるのか?C1と書かれた下にある矢印は一体何を示しているのか。
首都高に詳しくないユーザーがあらかじめ学習をすることも求められるが、運営する側もそういったユーザー向けに全く違う形での情報の提供が必要ではないかと思う。そういった利用車の混乱による渋滞もあるだろうし、C2の延伸でますます首都高は複雑になるだろうし。
北九州高速1号線勝山出口付近。ここの看板はまだ旧来のもの。
愛宕以東は方向が東向きになり、晴れ間が広がってきた。この勝山出口が北九州市役所に最も近く、しばらく市街地の中を走る。北九州市は今も工業都市であるが、旧小倉市は小倉城の城下町として商業が発展していた。新幹線の駅があるのもこの小倉であり、商業施設も一番集積している。北九州市は東西を鹿児島線、南北に日豊線が通り、少し離れてモノレールも並行している。この都市も山が多く、少ない平地に人口が集中している。合併から30年以上たち、小倉を中心とした街づくりも徐々にではあるが進んでいるようだ。南隣の苅田町には自動車産業が集積し、北九州空港も移転、拡張した。石炭産業の衰退により、縮小していた町も、少しずつ新しい方向に進みかけている。
北九州市の中心部を通り門司方面へ進む。
4号線と接続する紫川ジャンクション。地図で見てもかなり複雑のようである。
さあ、いよいよ北九州高速最大のジャンクションである紫川である。とにかく複雑で、実際に走っていても方向がよくわからなくなるジャンクションである。
都市高速のジャンクションは用地の関係から、狭い場所に急曲線を多用して形成しているジャンクションが多い(名古屋高速の楠など)。4方向型のジャンクションであれば、本線が交差する付近にまとめてランプウェイを建設する形が多いが、ここは河川の上という比較的用地に余裕があることもあり、一旦それぞれの本線からランプウェイが分岐し、長いランプを経て接続の路線にそれぞれ合流する形になっている。文章で書いていてもわかりにくいが、この分岐ランプの途中に、更に一般道への出口も設置されているので、尚更わかりにくくなっている。
まず1号線本線から4号線方面へのランプウェイが分岐する。
ランプの途中に一般街路への篠崎北出口がある。4号線方面は直進。
1号線長野方面からのランプと合流する。
合流後200mで4号線の門司方面と八幡方面の分岐がある。左に見えるのは紫川入口からのランプで、この先このランプとも合流する。
そして、4号線門司方面への本線と合流する。
画像を見てもなんともわかりにくいが、こういう複雑なジャンクションは都市高速ならではであり、なかなか見ていて楽しい。実はこの紫川ジャンクションの構造は東海環状道の土岐ジャンクションと似ている。紫川の方が用地に制約がある分、複雑に見えるが、2つのインターを合体したようなジャンクションなのである。都市高速でこういった形態のジャンクションは珍しい。
紫川からは4号線で門司方面へ進む。4号線は行きに門司~八幡間を利用したが、その時は夜だったので画像はなし。旧北九州道路区間でもあり、北九州高速の中でも他の路線とやや異なる。なお紫川よりも西の黒崎出入口以西の区間は旧北九州直方道路の区間で、この区間だけは制限速度が80kmとなっている。黒崎以東の北九州道路区間は制限速度が60kmである。
また、4号は出入口もフル方向型になっているところが多い。普通都市高速の出入口はハーフインターになっていることがほとんどで、隣接する出入口とセットで1つのフルインターになっている事が多い。このことからもこの路線がかなり他の都市高速と異なっていることがわかる。
北九州高速4号東行き足立付近。この付近はリフレッシュ工事も終わり、舗装も綺麗になっている。
足立出入口の看板は新しいものに更新されている。
4号は北九州高速で最も長い路線であり、利用車も多いのでリフレッシュ工事はこの路線から優先的に進められたようだ。平日の昼過ぎであり、交通量もかなり少ないが、行きに通った時は夜間であったが結構車も多くて驚いた。北九州高速は均一500円、門司~八幡間などは距離も長く元は取りやすい。ワンコインの500円と言う価格は、まあいっかと思えるので、短い距離でも使いやすいだろう。阪神高速の阪神西線(兵庫県区間)も芦屋~月見山間があれだけ走っても500円だし、他の区間も500円くらいにしてくれると使いやすいのだが。法人で支払ってくれる所でも、安いにこしたことはないしね。
足立出口付近。新型の首都高型の看板はわかりやすい。
また看板の話だが、北九州高速も首都高と同じで、次の出口を「次は 大里」と案内する。シンプルだがわかりやすい。阪神と名古屋もこの表記にした方がいいと思うのだが。なお、北九州高速はほとんどの出口が本線の左から分岐する。これは旧北九州道路区間以外の区間でも同じである。また、福岡高速もこういう形態をしているところが多い。慣れない利用車には難しい、右側への分岐・右側からの合流は極力なくしているのである。三大都市圏の都市高速はほとんど右側への分岐になっているので、こういう違いを見つけるのも楽しい。
富野以東は丘陵地を通るためトンネルが多くなる。
北九州高速では追い越し車線と走行車線の区分が行われている。
広島高速のところでも書いたが、基本的に高速・一般道問わず、走行車線区分というルールはある。ただ、名古屋高速などは右側への分岐も多いし、渋滞している時などはそんなことを意識して走ることもなく、明確にこのように指示はされない。このような看板は阪神高速の北神戸線でも見たが、ここと同じように交通量が少なく、トンネルの多い路線である。北神戸線も左側への分岐が多い。そういう影響はあるのかもしれない。
富野PA付近。八幡方面には山路PAが設置されている。
これも有料道路時代の名残か、パーキングエリアがある。首都高や阪神高速では結構パーキングエリアはあるが、名古屋高速は路線も短いので設置されていない。ただ、何よりもこのパーキングエリアが笑えるのは、簡易的もいいところで、本線とはポールで分離されているだけ、かなりテキトーに造ってある笑。しかもカーブ区間であり、トラックも多いので、ポール沿いに停車するとかなりビビる笑。
一番本線寄りに停車してみる。真横をトラックがフツーに走り抜ける笑。
いやぁ、これには笑った。こんなパーキングエリアはみたことがない。あの有名な名阪の高峰だって、加速車線はないかもしれないが、本線とはきちんと分離されている。それでもこういう休憩ポイントはないよりはマシなので、名古屋高速にもあれば便利なんだけどな~。星崎とかスペースあるような気がしますが・・・・。
富野PAの先はすぐにトンネルとなっている。
本当は門司までをまとめたかったのだが、今回はここまで。次回は関門海峡を越えてできるだけ東に進む予定です。北九州高速は、やはりなかなか楽しい路線である。
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