どうですか～、これが横川・峠の釜飯こと
『おぎのやさんの釜飯』です。
このぎっしり詰まった煮物たち
私が、この駅弁を初めて食べたのは、高校生の頃でした！！
それまで、中野区に住んでいた叔父夫婦が
叔父の退職を機に叔母さんの故郷でもある、
長野の野沢温泉に引っ越した年です。
母と二人で、小旅行気分！！
そして、横川駅が近くなると、
何だか車中がザワザワとしはじめて、
各グループの代表であろう、選手達が
ウォ～ミングアップを始めるのです。
もちろん、私達親子の代表選手は私
。
お釣りがない様に、1400円を握り締めて
（当時は、一個７００円でした）
各選手が、ドアの前に集合を始めます。
もちろん足は遅いが、負けず嫌いな、私達親子。
ドアの先頭に陣取ります。
そして、ドアが空いたら
猛ダッシュ
『 おじさ～ん、2個！！ 』へへ、一番だぜ～。
と、意気揚々と車内に帰ると、そこは、別世界・・
『あれ～、お母さ～ん
』いない
あら、ここは、別車両！！
それが前の車両に間違えたんだか？後なのか？さえ分からず、
母を捜して前に行ったり、後に行ったり
最終的に一つ後の車両に乗り込んでしまったのですが・・
私が向かったのは、後・・・。車内を観光して回った気分の後
母の所にたどり着き、母が私に
『あら、emiko遅かったのね～、emikoはスタ～トはいいのよね～
でも、結果がでないのよね～。何事も・・・。』ごもっとも
なるほど、ごもっとも！！あんなに一番に買いに行っても
席に戻ったのは、次の駅に着く直前・・・
まあ、ご愛嬌って事で。
こんな、可愛い高校生でした～。
電車の中で、食べる『釜飯』は格別でした。
駅弁大会などで買って、家で食べるのですが、
何か、あと一つ足りない感じなのですよね～。
食べ物を、美味しく感じる物として
味、色、香り、そして一緒に食べる人、そして何処で食べるか。
この、何処！がないのかな～。もちろん味は変らずに最高なんですよ～。
でも、ホントに懐かしいですね～山を登る感じの電車の音や景色。
さて、野沢の叔母から教わった、美味しい食べ方。
と、言っても皆さんご存知かも知れませんね
釜飯を温める方法！！釜飯の煮物の上から、
お酒を少々入れて、蓋をして弱火でじ～っくり温めます。
上手くいけば、程よい
おこげも出来て美味しさ倍増ですよ！
そして、この付け合せのこのお漬物も、一つずつ丁寧なお味です。
因みに、私はアンズと栗が大好きで、いちば～ん最後に食べま～す。
好きな物は、最後にとっておく方です・・・。ふっ
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