薫山とユッキーのブログ

本・映画と徒然なる日記です。
キティちゃんのコレクションも始めました。

スイカの日

2008-07-27 21:32:30 | 薫山雑記ノート
新聞を読んでたら本日7/27日はスイカの日なんだそうです。
2(つ)7(な)で綱を連想させて、縞模様の夏の風物詩のスイカの日と定められているとのこと。

記念日には時たま強引なこじ付けがされることがありますが

このスイカの日は、かなり無理があるような気がしました、、、

綱→縞模様→スイカって 連想ゲームでも正解する人いないかもw

けれどスイカは大好きなので全然Ok

本日我が家はアイスは食べましたがスイカは食べませんでした。

薫山


ブレードランナー 監督リドリースコット

2008-07-27 10:51:22 | 映画
私の一番大好きな映画です。
ブルーレイディスクで発売されていたのでもう一度観る事にしました。
<ストーリー>
2019年、の近未来、技術の進化により、酸性雨がずっと降りしきるロサンゼルス。
町並みは、ハイテクビル全面が広告画面になっていたり、アジアン文字と英語が
はびこり、退廃的な雰囲気の町並み。
車が空を飛ぶのも斬新なイメージでした。

強靭な肉体と高い知能、運動能力を併せ持ち、外見からは人間と見分けが付かないアンドロイド=「レプリカント」が6体、人間を殺して逃亡。
特にリーダーは戦闘用レプリカントでルドガーハウアーが演じています。
うち二体は死亡を確認したが残り4体の「抹殺」のため、警察組織に所属するレプリカント専門の賞金稼ぎ=「ブレードランナー」であるデッカード(ハリソン・フォード)が、単独追跡を開始するという感じです。

特にレプリカントと人間の違いを見抜くVKテストという心理テストは秀逸です。
人間の瞳孔反応は感情で制御できないといわれており、興味の有り無しや感情の些細な動揺で瞳孔は微妙に開いたり閉じたりします。
これにより、ブレードランナーが質問をし、反応を見てレプリカントかどうか判断するというものです。
たとえば、レプリカントは所詮記憶はプログラミングなので異常に気づかない、あるいは反応が遅れるということで見分けるわけです。
ディックの原作ではこのような質問がありました。
「皮でてきた手帳がここにあります」無反応
「この皮は、子供の皮でできています」!?
人間であれば、ここでいささか瞳孔反応が起きますが、レプリカントであれば
どうなのか?
これは映画を観てのお楽しみです。
映画では違う質問になりますが
映像ではVKテストの詳細は細かくは語られないので、なぜ瞳孔部分が拡大した
モニターが出てくるのか原作を読まないとわからないかもしれないので
ここに少し書いてしまいました。
映画とディックの原作と多少違うので残念なところではありますが
このVKテストでも見抜けないのが、タイレル社が開発した新型レプリカント、
NEXUS6(ネクサス6型)です。
映画では取り扱われ方が多少違いますがネタバレなので書きません。

製作は1982年とは思えないぐらいな近未来テイストが秀逸で類似のSF映画と比較しても細かな点を含めてもこの作品がダントツに優れていると確信していますw
特にタイレル社の全景と内装は息を呑むぐらいの美しさと光と影の対比が美しいです。
(ファンなので多少偏見あるかもです)
原作はP.K.ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」と言われる事が
多いですが、背景社会は確かに同小説をモチーフにしていますが
社会背景の雰囲気は、フランスの漫画家メビウスとウィリアムSバロウズの
小説からイメージしたところが大きいとのことで映画のシナリオは
単独で完成された作品ともいえると思います。

この作品はファンたちの間では長年議論の的になるほどいろいろな点がありまして
監督も思い入れが深いのか5つの異なるバージョンが存在します。

映画をご覧になったあとにぜひ検討してみたいのは
主人公のデッカードは何者なのか?というテーマです。
インターネットで検索するととても多くの記事か掲載されていて
わかりやすく根拠まで書かれています。
そしてその検証のために、もう一度じっくりと映画を見ることができます。
何度でも鑑賞するごとに発見があるすばらしい映画だと思います。
この映画に登場するダリルハンナ、ショーンヤングは、この当時はまだあまり知られていない俳優だったので、発掘した監督もすごいですね。
エンディングシーンの雨降るシーンの静けさはとても美しく余韻に残るシーンです。細かくかけないところが残念。SF好きな方には絶対にお勧めな一品です!!


薫山