薫山とユッキーのブログ

本・映画と徒然なる日記です。
キティちゃんのコレクションも始めました。

天使と悪魔 著者 ダン・ブラウン

2008-02-24 09:51:44 | 
ロバートラングドンシリーズの1作目で、日本ではダヴィンチコードのほうが有名ですね。
この作品もキリスト教徒、秘密結社、そして反物質が登場します。
反物質ってSFの世界のものだけだと思ってましたが
すでに人類は生成に成功していたようですw
すごいことですよね。

読後の感想は、ダヴィンチコードよりもこちらの作品のほうが面白かったように思えます。
登場人物のうち、カルロ・ヴェントレスカという神父が登場して、その人の言葉は
実に感動を覚えるものだったので、このまま終われば
キリスト教を崇拝する立場と、それを否定する立場とが
公平な視点で書かかれていたいい作品だと思うのですが

ダヴィンチコードもそうですが、作者はキリスト教に恨みでも
もっているのか、この作品も結局エンディングは、、、、、
となってしまうので
ダン・ブラウンの作品はあまり好きではありません。

しかし、とても面白い作品なので、悔しいけど
次作も読んでみようと思います

私は、キリスト教信者ではありませんが
キリスト教の教義や聖書を根底から否定するような内容を
暴くのはいけないことのように思えます。
あくまでも小説ですが、小説の冒頭に「事実に基づいて書かれている」と
書くトリックが読者を誤認させる点であって
小説の内容も事実と相違する点や断定できない点は多々あります。
このため、盗作疑惑やキリスト教会からのクレームなど
いろいろと問題を起こしているのもベストセラー作家となってしまったには
節度ある文章を書くべきではないかと思いました。

薫山