気ままに…

思い出のいとぐちにと

今日は中秋の名月

2013-09-19 | 色々と
日は久しぶりに7時前にまると散歩に出掛けました。暑さ寒さは彼岸までと、昔の人はよく言ったもので、今までの暑さが嘘のようにひんやりとした空気で晩秋といった感じでした。
下の大きな樹は苞にふた粒ついていた種子の「アオギリ」の樹です
               


昨日草刈り機で草を刈っていましたが一度ではむりですね

木々のむこうでは朝の体操に太極拳をやっていました
いいですねぇ




編集手帳......読売新聞9/19より

 「日本の色」と聞いて、どんな色が目に浮かぶだろう。春の<桜色>か、学名「ニッポニア・ニッポン」の<鴇(とき)色>か、浴衣や暖簾の<藍色>か。
「柿色の日本の日暮柿食へば」と加藤楸邨(しゅうそん)が詠んだ<柿色>も有力な候補だろう◆色彩の図鑑をひらいてみると、熟した<照柿(てるがき)>に、淡い<洗柿(あらいがき)>、もっと淡い<洒落柿(しゃれがき)>…と、洒落ではないが柿色にもいろいろある。昔の人が色を見つめた繊細な視線に改めて感じ入った◆ヨミウリ・オンラインの記事によれば歌人の与謝野晶子も古人にならい、色の名前をいくつも考案したという◆デパートの高島屋から依頼を受けて、新作の着物などに用いられる季節ごとの流行色を命名したらしい。渋い緑の<木(こ)の間(ま)(みどり)>、ほんのり桜色を帯びた灰色の<浜撫子(はまなでしこ)>、夕暮れどきの月明かりに想を得たらしい<月の出色>と、晶子の歌に出てきそうな優美な言葉が並んでいる◆きょうは中秋の名月である。<柿色>の夕映えが<月の出色>に移ろう空を仰ぐのもいいだろう。小欄は迫る締め切り時刻にあわてている頃で、ままならない。さびしからずや駄文書く君…と、歌人の声がする。
(全文)
 
  

 夕方からお月さまを見ようと思っていたのに、いざ気づいたらもう9時半近くなっていて、急いでベランダからまあるい月を写してみました。