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一年中読書週間

自分の読んだ本の紹介と感想

「都市と都市」を読みました。

2013-03-07 05:07:36 | Weblog

チャイナ·ミエヴィル著都市と都市」を読みました。一応SF作品です。警察もののSF作品。

地理的には同じ位置を占め、空間を共有している二つの都市の中で起きた殺人事件を捜査する刑事たちのお話。この二つの都市は土地がモザイク上に重なり合っているて、お互いにそれぞれの都市の出来事を見ないようにして暮らしている。見えてしまうけど、あえて見ない。見ると逮捕されてしまうのだ。なんともややこしい嫌な世界だ。でも、両都市間は行き来が出来る場所が決められていて、訪問は出来る。

その二つの都市を巻き込んだ殺人事件の捜査が難航する。

わたしはSFは好きだが、あまりややこしいのは嫌いだ。この小説はちょっとややこしい。半分は理解不能だった。でも面白い作品だ。どちらかと言えば警察小説。


『幽女の如き怨むもの』を読みました。

2013-03-01 18:49:35 | Weblog

三津田信三著『幽女の如き怨むもの』を読みました。

刀城言耶シリーズではあるのですが、大した活躍はありません。遊郭の花魁の話が延々と続きます。わたしはこんな内容の小説だとは全く知らずに読み始めたので、ちょっと驚いてしまいました。でも、当時の遊女や花魁のことが分かって興味深かったです。

そして、幽女なのですが、いたのかいなかったのか? いたのなら誰だったのか?

ミステリー性は少ないので、「花魁の本」だと思って読めばいいかもしれません。


「キングを探せ」を読みました。

2013-02-16 14:26:56 | Weblog

法月綸太郎著「キングを探せ」を読みました。

交換殺人を目論む4人が集まって、誰が誰のターゲットを殺すのかをトランプの4枚のカードで決める。

犯人に全く関係のない人を殺すのだから、捜査線上に浮かぶ危険はかなり少ないだろう交換殺人。だが、被害者の一番近くにいた人のアリバイがあまりにも完璧であるがために、そこには違和感が生じてしまう。

小さな齟齬から事件は段々とほころび始める。

ちょっと犯罪の内容が込み入っていて、ややこしい。わたしはややこしいのは好きではない。無理やりのどんでん返しも要らない。

法月綸太郎の親父は警視だそうだが、家族に事件の内容をべらべらしゃべっていいのかい! 最後の方、いろいろと複雑で理解するのに疲れた。


「天使のゲーム」を読みました。

2013-02-02 17:01:40 | Weblog

カルロス・ルイス・サフォン著「天使のゲーム」を読みました。

とりあえず面白かったです。ただ、よく意味の分からないことが多くありました。わたしの読解力が足りないのかも知れませんが、例えば、主人公にほとんどを書き直されたにもかかわらず、元の執筆者がそれに気が付かないで出版して本が売れて単純に喜んでいるのが分からない。自分で書いたものかそうでないかなど、すぐに分かるだろ~!

主人公に大金を出して本を書かせる謎の人物「アンドレアス・コレッリ」とは、人間じゃないのか?

主人公は刑事を2人殺してしまうが、どうも不自然だ。細かなところで納得できない箇所が多々あるが、全体とては面白いと感じることは間違いない。

しかしこの主人公はタフで運が良くて不死身だ。


「地の底のヤマ」を読みました。

2013-01-25 15:56:31 | Weblog

西村 健著「地の底のヤマ」を読みました。

昨年の「このミステリーがすごい!」国内編第5位の作品です。

九州大牟田・三池炭鉱で暮らす一人の警官の人生を軸に、昭和三十五年から現在に至る、炭鉱町に生きる男たちを描く作品です。三池炭鉱といえば、「月が出た出た 月が出た」でお馴染みの炭鉱なのでしょう。落盤事故や粉塵爆発事故などが起きて危険な職場ですね。そんな町で警察官になった主人公の父親もみんなに慕われていた警察官で、主人公はその父親の影響をもろに受け、物事が有利に進んだりします。それがプレッシャーでもあります。

主人公は正義感に強く、自分の立場を捨ててまで正義をつらぬくのですが、出世の道からは外れ、離婚もして、どんどん隅っこに追いやられます。

子供の頃には仲間と悪いことも多くやり、それが心に暗く巣食っています。

男の生き様を書いた重厚な内容の作品ですね。分厚い本ですが、面白く読みました。


「占領都市」を読みました。読まなければよかった!

2013-01-25 15:36:06 | Weblog

デイヴィッド・ピース著「占領都市」を読みました。

昨年の「このミステリーがすごい!」では海外編第2位の作品ですが、前作品と同様に同じ言葉を連続させたり、同じフレーズを何度も使う、とてもむかつく作風です。

この「占領都市」は、基本は「帝銀事件」なのですが、8割はなにを書いているのかわたしには理解不能でした。読むのにとても疲れを覚えました。帝銀事件のことを知りたいのだったら松本清張の「小説帝銀事件」を、関東軍731部隊のことなら森村誠一の「悪魔の飽食」を読むほうが、何十倍も面白いです。

なぜこの本が海外編第2位なのか、わたしには納得出来ません。多分次の作品はもう読まないでしょう。


「解錠師」を読みました。

2013-01-02 22:42:03 | Weblog

スティーヴ・ハミルトン著「解錠師」を読みました。

昨年の海外ミステリー・ベスト1の作品です。金庫破りの天才少年の話です。プロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になった、しゃべれない高校生の物語です。

プロの金庫破りから譲り受けた色分けした数種のポケットベルの指令によって仕事を与えられます。

よく分からないのは、この解錠師の主人公は、犯罪をしながらどう思っていたのか、です。悪いことをしていると思っていないように感じました。周りから流されて、成り行きで金庫破りをしている。好きになった女の子の父親を助けるために、気は進まないがやっていることもあった。

それほど面白い作品だとも思えないのですが、錠を開けるところは読む方も緊張してしまいました。思っていた雰囲気と違った内容だったので、拍子抜けした面もありましたが、翻訳は上手だったと思います。


横山秀夫著「64(ロクヨン)」を読んだ。

2012-12-30 19:45:15 | Weblog

今年のミステリーベスト1になった横山秀夫著「64(ロクヨン)」を読んだ。

警察組織の裏側を描いたミステリー小説だ。タイトルの「64」とは、昭和64年に起きたD県警史上最悪の「翔子ちゃん誘拐殺人事件」を呼ぶ警察の符牒のことだ。

さかんに刑事部と警務部の対立が描かれているが、刑事部と警務部の違いがよく分からないのでいまいち面白味に欠けてしまった。

刑事部とは、主に刑法犯捜査のため、日本の警察組織と検察庁に置かれる内部組織の一つ。

警務部とは、都道府県警察本部に必置の部署。人事・会計などを担う管理部門。

つまり、刑事部は犯捜査をする部署であり、警務部は人事・会計を担う部署なわけだ。

この二つの仲が良くないのはなぜなのか? わたしには分からない。それは小説の中のことだけなのか、現実にそうなのか?

話は、その昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件「翔子ちゃん誘拐殺人事件」の犯人を、翔子ちゃんの父親が発見したことから、様相が変わってくる。

実は誘拐犯の声を電話で聞いたのが翔子ちゃんの父親だけだったことが大きく関係している。

そして、主役である広報の三上の娘も家出してしまっていて、仕事上も家庭でも、三上は窮地に置かれているのだ。面白いって言えば面白いが、警察という組織に信頼性が持てなくなった。


「エッジ」を読みました。

2012-12-08 20:46:55 | Weblog

鈴木光司著「エッジ」を読みました。他の方の感想を読んでみましたが、もうぼろくそですね。最後をいい加減にまとめてしまったとか、人物に魅力がないとか、大枚叩いて買ったら裏切られた感じだ、とか。

だれも褒めていない。でも、わたしは面白く読みましたよ。確かに大宇宙の崩壊現象と主人公の女性が失踪してしまった父親を探すこととのレベルの違いは否めないが。

人が突然消え失せてしまうという現象が世界各地で起きる。100人がまとめて消えてしまうこともある。みんな一体どこに消えてしまったのか?

宇宙の星がどんどん消滅している。そしてついに地球も。

古代遺跡の話が出てきたり、マチュピチュがからんだり、それなりに面白かったです。でもやはり50点かなぁ!


「睡蓮が散るとき」を読みました。

2012-12-03 20:45:22 | Weblog

スザンナ・ジョーンズ著「睡蓮が散るとき」を読みました。

帯に「児玉清氏絶賛」と書かれていたので買いましたが、なんだこの本は!

どこがいいんだ? 結婚相手が欲しいだけのうぬぼれ屋の外国人男性と、生徒と交際してしまったことがばれて日本を逃げ出す愚かな女性英語教師の愚行録じゃないか!

読んで損した!