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一年中読書週間

自分の読んだ本の紹介と感想

「リンカーン弁護士」を読みました

2009-11-28 13:49:33 | Weblog

マイクル・コナリー著「リンカーン弁護士」を読みました。マイクル・コナリーといえば警察小説を多く書いていますが、この作品はリーガル・サスペンスとしての第一作になります。それにしては面白い!

文字通り、車のリンカーンを事務所として使い、活躍する弁護士の話で、カリフォルニア州ロサンジェルス群に点在する四十か所の裁判所を小まめに移動して仕事をするのです。

この作品で弁護するのは資産家の息子なのだが、こいつが実はすごい悪なのです。だが、弁護を引き受けたからには無罪にもっていかなければならず、リンカーン弁護士はあらゆる手を使って勝利します。しかし・・・。

ここから先は書けませんが、裁判て、弁護士が優秀かそうでないかで勝ち負けが決まるものなのですね。無実かそうでないかは関係ないのです。たとえ犯罪を犯していても、腕のいい弁護士ならば無罪に持っていけるのです。

真実などどうでもいいのです。それが裁判なのですね。

次は、伊坂幸太郎の最新作SOSの猿」を読んでいます。


「双面獣事件」を読みました

2009-11-19 12:51:18 | Weblog

二階堂黎人著「双面獣事件」を読みました。750ページもある分厚い講談社ノベルスです。わたしはこういう分厚いのが大好きです!

「双面獣事件」は名探偵:二階堂蘭子ラビリンスという悪者との知恵比べですが、二階堂蘭子はこの作品ではラビリンスに捕まってしまうので、ラビリンスの勝ちですね。

このラビリンスという悪党は、前々作の「悪魔のラビリンス」から登場するのだと思いますが、読んでいないので不明です。済みません。

この極悪非道のラビリンスは日本に4人もいるということで、前作の「魔術王事件」に登場する悪党は別のラビリンスだそうです。北海道にも悪さをしているラビリンスがいて、これが「悪魔のラビリンス」かも知れません。

で、「双面獣事件」ですが、文字通り頭がふたつあり、腕が4本、足が2本という、不気味な怪物が登場して、それはもう残虐にたくさんの人を喰う食う!

ちぎっては投げちぎっては投げ! 手足はもいじゃうし、お腹のあたりで二つに裂いちゃうは、内臓をむさぼり喰うはで、もうひどいものです!

実はこの「双面獣」は、日本が大戦中に開発していた秘密兵器だったようです。でも、完成前に終戦を迎えてしまって、活躍する場がなかったのですね。

その「双面獣」を戦後も極秘に生かしておいたものだから、ものすごい事件が起こるのです!

気の弱い人は読まないほうがいいかもよ。名探偵:二階堂蘭子はとっても美人だというので、会ってみたいものです。

次は、マイクル・コナリー著「リンカーン弁護士」を読みます。


「ソウル・コレクター」を読みました。

2009-11-11 16:13:51 | Weblog

ジェフリー・ディーヴァー著「ソウル・コレクター」を読みました。

<リンカーン・ライム>シリーズ第8弾になります。
非常に楽しみにしていたのですが、う~んと
68点だなぁ。
なんでもかんでも集めているこの殺人犯人がイメージ出来ないなぁ。なんかチグハグな感じ。犯人の住居の発覚が偶然性に頼っていたり、アメリア・サックスが犯人に捕まってしまったり、安易な展開が目立つなぁ。ちょっとこの犯人では物足りないなぁ。
今年の海外ミステリー・ベスト3も無理だと思うけど、どうかなぁ? 
10位以内には入るかなぁ。

次は、二階堂黎人著「双面獣事件」を読みます。750ページの新書版なので、ちょっと時間がかかります。


「砂漠」を読みました。

2009-11-02 20:30:07 | Weblog

伊坂幸太郎著「砂漠」を読みました。

ここでいう「砂漠」とは「現代社会」のことで、大学生6人くらいの仲間の成長物語です。
中に一人、超能力のある女性がいます。大学一番の美人もいます。左腕を失くしてしまう男もいます。

春・夏・秋・冬に、それぞれの事件があり、協力して切り抜ける話です。

麻雀を知っている人には特に面白いかと思いますが、わたしは知らないので、その部分はチンプンカンプンでした。

伊坂幸太郎の小説は、とにかく面白いです。文章も重くなく、ユーモアがあり、軽快です。学生時代の仲間って、いいですよね。

次は、ジェフリー・ディーヴァーの最新作「ソウル・コレクター」を読んでいます。リンカーン・ライム物です。期待出来ます。