貴志祐介著『ダークゾーン』を読みました。長崎市にある軍艦島で行われる将棋的なルールを元にした地獄のバトルを描いた小説です。鬼土偶(ゴーレム)や火蜥蜴(サラマンドラ)、毒蜥蜴(バジリスク)に歩兵(ポーン)などの怪物キャラを赤軍と青軍に対等に分けて戦うのです。テレビゲームのような話です。その合間に普通の人間によるドラマが挟まります。
将棋のプロを目指している若者達の交流が格子になっていて、将棋が好きな人は倍楽しめると思います。わたしはゲームも将棋もやらないので、その点では門外漢なのですが、それでもバトルには手に汗握って読みました。なかなか迫力のある、幻魔大戦のような興奮を得ました。70点。
次は、あの「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みます。