伊坂幸太郎著「バイバイ・ブラックバード」を読みました。
「あのバス」にの乗せられて地獄のようなところに連れて行かれてしまう運命の男と、それを執行する巨漢の変わった女の話しです。
なんでそんな目に遭うのかは想像するほかなく、説明はされていません。
「あのバス」に乗るまでに、この男が付き合っている女5人にお別れをするのが許され、それぞれ個性的な女に会いに行きます。
それに同行する巨漢の女には、「常識」「気遣い」「マナー」「悩み」「色気」など微塵もない、とんでもない女で、いちいち、いつも持ち歩いている辞書から不要な言葉を黒く塗りつぶします。伊坂幸太郎らしい面白い作品です。不条理で不思議な世界を書いた本です。
次は、ジョン・J・ナンス著「軌道離脱」を読みます。