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一年中読書週間

自分の読んだ本の紹介と感想

「両京十五日 1,2」を読んだ。

2025-01-21 19:54:58 | Weblog

 まあ見たことのない漢字のオンパレードで読むのに疲れた。でも主要登場人物の名前には最後までルビがふってあるので助かった。一難去ってまた一難の旅が続く。登場人物がどれも異色で、魅了的で、興味深い。映像で見られたらかなりの迫力があるだろう。さすがベスト1になった作品だけあって面白く読んだ。でも長くて疲れた。


「ぼくの家族はみんな誰かを殺してる」を読んだ。

2025-01-21 19:43:45 | Weblog

 二回読まないと理解出来ない気がする。登場人物もまあまあ多いし、その関係性も複雑だ。しかも内容が結構込み入っている。最後に解決編があるのだが、そこを読んでもイマイチよく分からなかった。興味深いミステリーなのは間違いないのだが、全てが納得出来る内容ではない。なんかモヤモヤする。

わたしはあまり複雑なのは好きではない。登場人物も多くて10人くらいがいい。


「エレイングラフ弁護士の事件簿」を読んだ。

2024-09-13 16:13:20 | Weblog

「エレイングラフ弁護士の事件簿」を読んだ。法廷ものは好きだ。だが、この弁護士は法廷に出ない弁護士だった。しかも成功報酬がべらぼうに高いのだ!

依頼人は全て無実で必ず救い出す。どんな方法を使っても。そう、その方法が問題なのだ。こんな危ない弁護士ものは初めて読んだ。面白かった。気に入った。もっと読みたい。


「最後のページをめくるまで」を読んだ。

2024-07-01 21:45:02 | Weblog

「最後のページをめくるまで」を読んだ。

「どんでん返し」をテーマに描いたミステリー5編。ということで、かなり期待して読んだが、それほど驚くほどの「どんでん返し」とは思えない。話としてはよく練られていて面白かった。

やはり最期のページで驚かせるのは効果的でいい。結局犯罪者は最期には墓穴を掘ってもらいたい。そういう視点ではわたしの好きな作品ばかりだ。長さもほどほどで、読んでいて疲れない。


「海を覗く」を読んだ。

2024-04-27 15:18:48 | Weblog

「海を覗く」を読んだ。高一で三島由紀夫と出会った17歳の少年が書いた話題作だ。

何がすごいって、見たことも聞いたこともない単語がこれでもかこれでもかと出てくる。そういう単語の連なりなどわたしには到底理解出来ない。なので話の半分は分からなかった。でも内容は簡単で、美しい同級生の男を好きになった変な男が嫉妬に狂ってその同級生を○○しようとする話だ。登場人物は少なくて、6人だ。その内の4人は極めて普通人ではない。難しい言葉が多い作品だがそんなに読み難いこともなく、案外すらすらと読めた。もちろん意味は不明だが。しかし、普段本を読まない人は買わない方がいいだろう。必ず途中で投げ出すことになる。二回読もうとは思わない。


「紙鑑定士の事件ファイル―模型の家の殺人―」を読んだ。

2024-03-21 21:26:28 | Weblog

 どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井と出会い、意外な真相にたどり着く。さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り―。第18回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

紙鑑定士と伝説のプラモデル造形家の組み合わせは実に興味深かったが、「恐ろしい大量殺人計画」はいただけない。あまりにも荒唐無稽だ。犯罪課程が雑過ぎる。あり得ない。現実を凌駕している。もう少し実現可能な推移でないと、絵空事で終わってしまう。こんな作品を大賞にしてしまうとは、選考委員の見識を疑う。


「232番目の少女」を読んだ。

2024-03-19 21:36:04 | Weblog

「台風一過のニューヨークで、13歳の少女の遺体が発見された。
完璧に手入れされた髪と肌、美しい顔立ちをした彼女が身につけていたのは、仕立てのいい制服と、不自然なほど扇情的なランジェリー。調べを進めるうち、未成年の少女達におぞましい教育を施し売買する“学校”の存在が浮かび上がる。
搾取される彼女達の姿に忌まわしい記憶を呼び覚まされながらも、警部補イヴは執念の捜査を続けるが……。」

という内容だが、大して面白くなかった。その一番の原因は、無駄が多い。どうでもいい描写が多い。翻訳が上手ではないのかもしれない。なのでどんどん飽きてしまった。なんとか最期まで読んだが、ここぞという盛り上がりがない。最期にちょっと盛り上がったが、それだけ。少女を誘拐する場面とか、誘拐された被害者の心の描写が少な過ぎる。急に訳の分からない人物が出てくる。説明が足りない。


「スモールワールズ」を読んだ。

2024-02-23 17:05:22 | Weblog

一穂 ミチ著スモールワールズ」を読んだ。二度目になる。短編はあまり読まないのだが、本屋大賞のノミネート作品ならハズレはないかと判断した。

その判断は間違っていなかった。どの話もとても面白く興味深く、少し感動もした。

特に「ピクニック」は意外な事実があってしばし放心した。「愛を適量」は親子の関係性の神髄を見たように感じた。どれもいい話だ。久々にいい本を読んだ。


「ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集」を読んだ。

2024-02-15 16:58:15 | Weblog

「ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集」を読んだ。

このミステリーがすごい!海外編9位の作品だ。わたしは短編はあまり好きではない。読み終えてすぐに頭を切り替えないと次が読めないからだ。でもこの短編集は結構快調に読めた気がする。特にコレと言って秀逸な作品は無かったが、ひねりが効いた作品が多い。


「でぃすぺる」を読んだ。

2024-01-26 17:39:20 | Weblog

「でぃすぺる」を読んだ。『屍人荘の殺人』の著者の作品だ。

ジュブナイル×オカルト×本格ミステリということで、主人公は小学6年生の3人組。この3人組が大人顔負けの捜査をする。これにはかなりの違和感があった。「小学6年生の頭でそこまで出来ないだろう!」の連続。ちょっと無理がある。

しかも捜査状況は小学校の壁新聞に載せるだけ。

『奥郷町の七不思議』がこれまたややこしい。正直なところ読んでいて疲れた。