東川篤哉著「密室の鍵貸します」を読みました。
ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作!ということで、確かに面白い!
よくこんな面白い話を考え付くものだと感心した。デビュー作がこれだから「謎解きはディナーのあとで」が面白いのもうなずける。
砂川警部という怠惰な存在がわたしは好きだ。謎解きに無理な点があるにはあるが、面白いから許そう。
次は、スティーヴン・キング著「メイプル・ストリートの家」を読みます。短編集です。
東川篤哉著「密室の鍵貸します」を読みました。
ユーモア本格ミステリの新鋭が放つ、面白過ぎるデビュー作!ということで、確かに面白い!
よくこんな面白い話を考え付くものだと感心した。デビュー作がこれだから「謎解きはディナーのあとで」が面白いのもうなずける。
砂川警部という怠惰な存在がわたしは好きだ。謎解きに無理な点があるにはあるが、面白いから許そう。
次は、スティーヴン・キング著「メイプル・ストリートの家」を読みます。短編集です。
リチャード・プライス著「聖者は口を閉ざす」を読みました。スティーヴン・キングが絶賛したとオビに書かれていたので読みました。
「ニュージャージーの煤けた団地の町で、荒れた若者を更生させるため献身的な活動を続けていた教師が何者かに暴行を受けた。重体の身ながら、その教師は犯人の正体に口を閉ざし、告訴も拒否した。彼は何を隠し、誰を守ろうとしているのか?」
どうなんだろう、こういう本を「いい本」「感動的な本」というのだろうか?
確かにこの主人公は聖者の面もあるが、ただのお人好しなだけという見方も出来る。まあまあ面白いのだが、絶賛するほどではない。脇話も多い。もっと衝撃的なものが欲しい。
次は、東川篤哉著「密室の鍵貸します」を読みます。
池端亮著「あるゾンビ少女の災難」を読みました。
「夏休み。ありがちな都市伝説を真に受けた6人の大学生たちは、大学の地下資料室に眠っていたイタリア生まれのゾンビ少女ユーフロジーヌから“秘石”を奪ったうえ、100年ぶりに目覚めさせてしまう。もともと天然ボケなうえに、未だ寝ぼけ眼の彼女に、ただひとりの味方であるメイドのアルマは“秘石”を一刻も早く取り戻さないと躰が崩壊してしまうことを容赦なく告げる。やむを得ず学生たちを殺し始めるユーフロジーヌだが、100年の時の流れは人類文明を劇的に発展させていた。いま、彼女の正体を見抜き、新たな武器をも手にした学生たちによる決死の、そして残酷な反撃が始まる」という内容。
主人公のゾンビ少女よりもメイドのアルマのほうが悧巧な設定は「謎解きはディナーのあとで」の主人公の刑事と執事の関係を思い出した。それほど軽い話でもあり、ゾンビ対学生たちの戦いは凄惨でもある。
タイトルに惹かれて買った本だが、なかなか面白かった。
次はリチャード・プライス著「聖者は口を閉ざす」を読みます。
京極夏彦著「虚言少年」を読みました。妖怪ものではない作品です。
期待していたのですが、ど~ってことのない作品です。作者が自分でも弁護していますが、小学6年生の書いた文章の体ではなく、あえて大人の文章にしています。子供はバカなことを考え、バカなことをするものなんだという基本的な主張があり、おそらく自分の子供のときのことを思い出して書かれた作品なのでしょう。
内容もそれほど面白くはなく、続編が書かれたとしてももういいや、っていう程度です。やはり京極夏彦には妖怪ものを書いてもらいたいなぁ!
次は「あるゾンビ少女の災難」を読みます。
「鬼畜の家」を読みました。
「おとうさんはおかあさんが殺しました。おねえさんもおかあさんが殺しました。おにいさんはおかあさんと死にました。わたしはおかあさんに殺されるところでした…」保険金目当てで家族に手をかけてゆく母親。その母親も自動車もろとも夜の海に沈み、末娘だけが生き残ることになった。母親による巧妙な殺人計画、娘への殺人教唆、資産の収奪…信じがたい「鬼畜の家」の実体が、娘の口から明らかにされてゆく。
第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。
ということで、なんともすさまじい内容の話です。島田荘司が絶賛している。この著者の深木章子さんは1947年生まれなので、なんと64歳。弁護士さんでしたが、60歳でリタイアして小説を書き始めたのだそうです。東京大学法学部卒です。
まさに鬼畜の家です。こんな家族は嫌です。暗い話が嫌いな人は読まない方がいいですね。ちょっと人間関係が込み入っているので、家系図を描いて読みました。
次は京極夏彦の最新作「虚言少年」を読みます。
マイケル・スレイド著「暗黒大陸の悪霊」を読みました。
この作家の作品は初めて読むので、ちょっと構えていましたが、最初はなにがなんだか訳がわからず戸惑いました。半分くらい読んでからやっと内容を把握できて、面白くなってきましたが、最後にエイッっとばかりに決め手の一行で、参りました!
もう一冊読んでみないと良さが分からないかも。
次は、深木章子著「鬼畜の家」を読みます。