柳 広司著「ジョーカー・ゲーム」を読みました。戦時中に組織された、「D機関」と呼ばれるスパイ養成学校を設立した「魔王」の結城中佐とその訓練生たちの話です。5話入っています。どれも驚く内容の話ばかりです。面白い短編集でした。
「D機関」の訓練生はみな優秀な人材で、卒業すると海外に派遣されます。その地で自分一人で情報を得るために過酷な任務を行うのです。スパイは疑われた段階で、もう任務は終了してしまうのですね。捕まって拷問されても、なんとか生き抜いて、脱出する。決して自決してはいけないのです。結城中佐は拷問されて片腕が義手なんです。
スパイの末路はろくなものではないので、ならないほうが良さそうです。007のような格好いいものではないようです。
次は、「運命の日」(上下)を読んでいます。デニス・ルヘインの作品です。「このミステリーがすごい!」2008年版 海外編第3位の本です。