名言の深海

名言とその著者への接近。

読書について ショーペンハウエル

2005年07月09日 | ショーペンハウエル
紙に書かれた思想は一般に、砂に残った歩行者の足跡以上の
ものではない。歩行者のたどった道は見える。だが歩行者が
その途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければ
ならない。

   (ショーペンハウエル「読書について」)



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ショーペンハウエルの哲学随想集は、簡明な語と比喩だけを
用いつつ要を得た文章が印象的である。「大切なのは
普通の語を用いて非凡なことをいうことだ」とする彼の
信念を実践して見せている。



読書について 他二篇 ショウペンハウエル