名言の深海

名言とその著者への接近。

咳をしても一人 尾崎放哉

2011年09月27日 | 名言記事
せきをしてもひとり

  (尾崎放哉)



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尾崎放哉(おざきほうさい:1885-1926)
俳人。

通信社、保険会社などに勤務するが、37歳のときに肺病を罹患。
それ以後、社会生活と家庭を捨てて、各地を転々としながら句作を続けた。

同窓の東京帝大出を嫌うなど屈折した内面を抱え、
酒を飲むと暴れることがあったという。
深い孤独感を表明した句に特徴がある。
現代では、種田山頭火と並んで自由律俳句を代表する俳人と称されている。


<自由律俳句>
五七五の定型をもたず、季語にも縛られずに心の動きのまま表現する俳句。
音数の決まりをもたない自由な口語表現でありながら、容易に暗唱できるリズムを持ち、
散文としても韻文としても読める。


尾崎放哉全句集 (ちくま文庫)


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