名言の深海

名言とその著者への接近。

孫子の兵法

2005年03月09日 | 名言記事
戦争には拙速(まずくともすばやくやる)というのはあるが、
巧久(うまく長引く)という例はまだない。

               「孫子」



---------------
孫子。
中国、春秋時代の孫武の著とされる兵法書。
現代に残る兵法書として最古のものでありながら、
あまりに本質的な洞察と思想性を有しているため、
二千年後の世界になっても読み継がれている。

日本でも8世紀には「孫子」が伝わっていたことが確認され、
戦国時代になると武田信玄が軍旗に使ったことは有名。

ちなみに、現在読むことのできる孫子(本論13編)は、
三国志の英雄曹操がまとめたものである。
孫武が残した兵法書は後継者たちが注釈を重ねて肥大化し、
曹操はそれを13編に整理した。その13編がほとんど変わらず
現代に伝わることになった。



新訂 孫子

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。