正月の俳句
去年暮れより妻共々にインフルエンザに罹患して
九度八分躰震はす寝正月
有難き梅干し粥の二日かな
三日には病床で聴くレクイエム
妻も倒れ炊事洗濯、四日なり
病床で「福音歳時記」書き続くーいささか物狂ひめきて
使命あるものの如くや初仕事
福音俳句
一碗の底にイエスの息吹く春
(上の写真は3年前に陶芸家の椿巌三さんから頂戴した茶碗です)
元朝や驢馬に揺られし聖家族
読初はフランシスコの小さき花
難病を生き延びし吾娘成人式
七種を恵む福音喜寿過ぎぬ
小正月ガザの平和を祈る夜半
冬薔薇矛盾を生きるベネディクト
遊行期や春の小道にロザリオの歌
下の写真は東久留米の聖グレゴリオの家(宗教音楽研究所)
ここではグレゴリオ聖歌による弥撒が主日の10時半より行われます。詳細は
https://st-gregorio.or.jp
をご覧下さい。