明けない夜はない

膣ガンステージ、肝臓に遠隔転移あり。只今経過観察中。そんな私の心の叫びと、乗り越えて来た事、あれこれ。

検診外来11月編

2009-11-17 14:59:46 | 月イチ外来

皆様、こんにちは
ご無沙汰している間に、もうすっかり秋も深まる季節になりました。
いつも放ったらかしの私のブログへ、
毎日沢山の方が見に来て下さり、様子を気に掛けて下さる事に、
感謝しています。いつも、どうもありがとう!

この前の外来は7月でしたから、その時から4ヶ月も経ちました。
その間に、ガン患者と呼ばれるようになって丸4年を過ぎ、
5年目に入りました。

そんな昨日11/16は外来DAY。
久々で少し緊張+放射線の検診もあったので、尚更緊張。(;・∀・)
まずは、放射線外来から。
ガン治療としては、5年目を迎えますが、
放射線治療はガン治療が始まってから半年経った頃から始めたので、
(当初は先にケモにて腫瘍を小さくしてから、放射線との併用治療へ移行)
今3年半の経過観察と言う状態です。
この前(と言っても5月)CTを撮った際に、
肝臓に小さな「のう胞」が写っていたとの事ですが、
これは、「小さな水ぶくれのようなモノ」らしく、
問題無いのだそう。そして、この「のう胞」は数年前のCTから、
写っていたと言う事実を、昨日初めて、しかも放射線医から聞きました。(笑)
主治医Nからは、一言も聞いていなかっただけに、少しびっくり。(;・∀・)
でも問題無いから、きっと今までも言わなかったんでしょう。
私のビビリーな性質を察して。(;´∀`)
その他は、取り立てて何があるわけでも無く、順調な経過です。
特に、報告も注意も無く検診を終えました。
次回の放射線検診は6ヵ月後。5/17の予定です。
忘れそうだな。(;´Д`)

それから、採血へ。
いつも採血をする際ナースさんに、
「血が止まりにくいと言う事は、今までありませんか?」
と、聞かれます。何ででしょう?
お隣の患者さんなどには、聞いていないので、
私の血に何か問題があるんでしょうか?薄いとか?(;´Д`)
、そう言えば入院中も血が薄い?とか軽い?とか、
言われたような・・・その辺りは不明確ですが。

採血も終わり、続いて女性診療科へ。
程なくしてすぐに中待合に呼ばれました。
今日の中待合で待つ患者さんは、9割方妊婦さんでした。
丁度、私のお隣に居た妊婦さんがぱんぱんのお腹だったので、
思わず、触らせてもらいたくなりました。(笑)
お腹に耳を近づけたら、もう赤ちゃんの声が聞こえそうなくらい。
元気な赤ちゃん、産んで下さいね
自分が、そうなれないのがとても切ないけど、
やっぱ妊婦さんの姿って、微笑ましくて良いですね。

そして、主治医Nが私を呼びました。
久々に会った先生は、髪が不精に伸びていて(先生すんません)
江口洋介もどき?って感じでした。(;´∀`)
でもきっと、忙しいからなんだろうな・・・と。
まずは、採血の結果から。
その日にやった結果はすぐに分からないので、
4ヶ月前の結果から。異常無しです。有難い事です。
そして、もう一つ4ヶ月前にやった細胞診の結果を。
いつも通り、私の範囲内ではOKな「クラスⅡ」で問題無し。
今回は、内診も無かったので、久々にお腹のエコーを撮りました。
「お腹を出して~」と言われ、お腹を出して仰向けに寝転がりました。
冷たいジェルを塗られ、エコー開始。
しばらくして、先生が
「お腹、ずっと引っ込ませてなくてエエからね」
と言われ、恥ずかしくなって
「あ、バレてました?」
と言うと、
「バレバレだよ。ずっと分かってたけど、言わなかっただけ(笑)」
と、言われました。あー、なんか恥ずかしい。(;´∀`)
お腹が最近ちょっとたぷついてるんで、指摘されると女子としては恥ずいっす。(笑)
そして、丁度身体の側面をエコーでなぞっていたので、先生に
「この側面には、何があるんですか?」
と尋ねると、
「腎臓だよ」
と。私はてっきり背中に腎臓ってあると思ってたので、その旨を聞くと、
大概、そう思われているけど、実は側面で見るんだそう。
エコーが終わり、ジェルで汚れたお腹を先生がいつも通り、拭いてくれました。
そのおしぼり(?)が温かかったので、びっくりして聞いてみると、
温めてあるんだそうです。もち、内診の器具も温めてあります。
そう言った気配りって、あったんだなとつくづくびっくりしました。
エコーで撮った写真をカルテに貼り付け、問題無しでお終い。

インフルエンザワクチンについての質問があったので、聞いてみました。
まず、新型ワクチンは、私は優先対象には入らないと言う事らしいです。
持病として「ガン」があると思っていましたが、
それは、治療中の方が対象らしくて、今の私は一般人と同じ種別だそうです。
なので、季節性の方も受けられる順番がまだまだ後と言う事でした。
「一般人」と言う種別で嬉しくもありますが、罹ったらどうしよう・・・との不安もあり、
複雑です。(;・∀・)
でも、ワクチンを受けたからと言って、罹らないワケでは無いですが。

私は今まで社会人になってから一度もワクチンを受けた事が無く、
そして、インフルエンザに罹った事も無いので、
特化して今年だけ・・・とあんまり神経質に考えないようにし、
自己予防も併せてしなければなと。

そして、診察も終わり帰ろうとすると、待合室で私を呼ぶ人がー。
だれ?って思ったけど、よーく見てみると2度目の入院で同部屋だった、
Yおばちゃんでした。
最後に彼女にあったのは、数年前の外来で丁度Iさんの事を話していた頃でした。
それから、一度も会えて居なかったので、すっごく久し振りの再会。(´∀`)
彼女は私と外来で何年も会わないもんだから、(もちろん先生にも聞けないし)
最悪の事態を考えてたと、私を心配してくれていました。
でも、今の元気な私の姿を見て、ホッとしてくれた様子。
なんだか、お母さんみたい。(笑)息子さんと私は同じ年なんだそう。

そして、久し振りに少し話をしました。
彼女は、2年10ヶ月で再発してしまった・・・と辛い心境を打ち明けてくれました。
10時間に渡る手術をこの間行い、今は通院でケモ治療中だとの事。
お薬の副作用で、身体に湿疹が出来て辛い、
その上、血管が細くルートが取れないので、ポートを埋める手術もした、と。

IさんとYおばちゃんと私、入院してた頃話してたあの頃、
私が、最重篤だった。
でも今は、こうやって元気で居られてる・・・この事に感謝しなければなりません。
そして、仲間の辛い話を聞くのは、とても辛いです。
でも、本人はもっともっと辛いだろうな・・・と思うと、
私はどう接して良いのか、時々分からなくなる。

「私は、携帯メールやらないから、自宅のTEL番教えて~」
と、Yおばちゃんが言ったので、初めて出会った日からもう3年半も経つけど、
電話番号を交換しました。
Yおばちゃん、お年の割りにとってもチャーミングな女性で、人懐っこくて、
旦那様とも今も大仲良し
この日も、旦那様が送り迎えに来られてると、言っていました。

「体調を崩さないように、気を付けてね!じゃ、また~!」と、
手を振ってばいばいしました。

彼女の身体の辛さが軽減しますように


次の外来は、2/15です。もう真冬。
そして、オリンピックですね。