「続 明暗」

2017年08月26日 | 短歌
◇ 「続 明暗 」◇
巧妙に
木に竹継ぎたる 趣きのありて
どこか 納得しかねる

◇ 大健闘 ◇
漱石の文体・用語を
駆使したる 類似作品は
出ること なからん

◇ 難題 ◇
批評することは たやすし
それならば お前が書けよと
言われても ムリ

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「明暗」

2017年08月25日 | 短歌
◇ 「明暗」◇
書きかけのまま 逝きたる
漱石の「明暗」の続き
誰しも 気になる

◇ 続き ◇
その続きに
思いを馳せたるのみならず
書きたるもまた 幾人も

◇ 「続 明暗」◇
漱石の文体のまま
その続き書きたる作品に
「続 明暗」あり

◇ 積ん読 ◇
その昔 賞受けしにより
買い置きし水村美苗の
「続 明暗」が書庫に

◇ 読書の秋 ◇
夕刻には 秋の風 吹くか
積ん読のままなる一冊
「続 明暗」手にしつ

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言語感覚

2017年08月24日 | 短歌
◇ 言語感覚 ◇
ため口の会話の中で
「そうですね」と丁寧語使うは
変だと 言われり

◇ 言語習慣 ◇
「そうだね」と同じ感覚で
「そうですね」と会話している
普段の自分

◇ 自然に ◇
履き慣れた 靴で
歩いて行くように
自然に会話していればよい

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闇の中

2017年08月23日 | 短歌
◇ 闇の中 1◇
理由なく
寝つきの悪き 闇ありて
午前二時まで じっと目つぶる

◇ 闇の中 2◇
闇の中
このまま 一人でいることの
気安さなどを 考えおりぬ

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つもり

2017年08月22日 | 短歌
◇ つもり 1◇
いつの間にか
雑然とする 部屋の内
客人招くつもりで 見回す

◇ つもり 2◇
簡単に済ます食事を
二人いるつもりで
レシピのとおりに してみる

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