ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2016/10/30 「スター・トレック  BEYOND」

2016-10-30 00:00:00 | 日記
「スター・トレック  BEYOND」
☆☆☆★★★

 リブート版スタートレックの第3弾。
カーンの逆襲を焼き直した前作はかなり面白かったので、
続く本作にも期待がかかり、やはり見るしかありません。
1作目から欠かさず劇場で見てます。

ジェイムズ・T・カーク エンタープライズ船長(クリス・パイン)
スポック 副長(ザッカリー・クイント)
ドクター・マッコイ (カール・アーバン)
モンゴメリー・スコット 機関士(サイモン・ペグ)
ウフーラ 通信士(ゾーイ・ザルダナ)
スールー 操舵手
チェコフ 科学士官

ジェイラ 惑星にいた異星人
クラル 敵の親玉
マナス その手下
クララ 救助を求めた女性
パリス提督
フィネガン 基地の責任者(HEROSのマット)

起:カークとスポックは現場を去ろうかと考える。
承:敵船団の襲撃を受け、艦は惑星に墜落してしまう。
転:惑星から脱出。
結:敵の野望を阻止し、カークらも現場に留まる。

①カークは惑星間の衝突を治めるため、代理人として訪問するが、交渉は決裂する。

 カーク船長はディナクシ星を訪問。
長らく敵対関係にあったフェノピアン星が友好関係を築きたいとした為、
カークが代理人として訪れたのだ。
友好の印として、古代の遺物アブロナスを土産に持っていくが、
怪物みたいな姿の住人は納得しない。
集団でカークに襲いかかるが、実は恐ろしい外見の割にペット程度のサイズ。
とりあえず退散と考えたカークは転送収容されるが、
小さな怪物もついてきてしまい、転送室は大騒ぎ。
出迎えたスポックは、遺物を倉庫に収容するのだった。

②艦はステーションに到着。
方向性を見失ったカークは現場から離れる事を決意。
大使の死を知り、スポックもバルカンへの帰還を考える。

 艦はヨークタウンと言うステーションに到着。
基地と言うより、未来的な都市で、多くの人々が暮らしていた。
艦は透明の通路を通って入港するので、人々の足元を行く形に。
これは見た事ない光景だ。
ここで乗員は休暇をとる事となる。
乗員の家族が迎えに来ていて、スールーは男性と肩を組んでどこかへ行く。
スールーは本作でゲイとして描かれたと報じられたが、
これだと仲の良い兄弟くらいにしか見えない。
一方、スポックは恋人ウフーラによそよそしい感じ。
それを察したドクターは、女性が私が悪かったと言う場合は、
男の方が悪いのだと忠告する。
そんなスポックをバルカン人が出迎える。
スポックは、彼らに伝えられたニュースにショックを受ける。
別の未来から来た存在であるスポック大使が死んだと言うのだ。
元祖スポックであるレナード・ニモイが亡くなったので、こういう手をとった訳。
拠り所を失ったスポックは、ニューバルカンへ戻るべきと考えるようになる。
一方カークは、5年間の調査飛行の3年を過ぎ、目標を見失っていた。
それで、艦をスポックに任せ、自らは副提督となって現場を退こうと考えていたのだ。
だが、提督はこれには否定的で、カークには現場こそふさわしいと忠告する。

③救難信号を受け、艦は星雲に向かう事に。
だが、無数の小型宇宙船の襲撃を受ける。

 そんな中、近くにある星雲から救難信号を受ける。
唯一無事だったクララと言う異星人に助けを求められ、艦が救助に向かう事に。
カークとスポックは互いに話があると言うが、バタバタして結局言えないままに。
艦は星雲に突入するが、小さな宇宙船団が現れて攻撃を受ける。
GIジョーでナノマシンと言う兵器が出てきたか、それの宇宙版と言う感じ。
後にそれぞれが1人乗りの宇宙船だとわかる。
敵宇宙船は次々と艦に突き刺さり、大混乱に。

④艦は崩壊し、惑星に墜落。
乗員たちは脱出ポットで脱出する。
カークは、敵の狙いが交渉に使われた遺物だと知る。

 艦は激しく損傷し、ワープコアと言う部分がちぎれる。敵宇宙人は艦内に侵入。
艦はさらに崩壊していき、円盤部を切り離すが、そこさえも崩壊。
カークはあちこち走り回ってて、船長代理を勤めたスポックは乗員に脱出を命ずる。
無数の脱出ポッドが射出され、スポックもドクターと共に脱出する。
一方、カークは敵の狙いが例の遺物だと気付き、何やら手を打った上で脱出。
ボロボロになった円盤部分は付近の惑星アルタミッドに墜落する。
円盤が墜落する光景はピカード版の映画でもあった。
何にせよ、映画序盤のあっという間に艦が痛々しいほどにバラバラにされてしまう。
旧作にとらわれない展開と言うのは承知していたが、これはやり過ぎ。
何を無茶苦茶してくれんの、と言う印象です。

⑤乗員の大半は捕虜にされ、一味は遺物を探す。
一方、難を逃れたカーク、スポック、ドクターらはそれぞれ別行動。

 多くの脱出ポッドも惑星に到達するが、大半が敵一味に捕らわれる。
主要メンバーで言えば、ウフーラとスールーが捕らわれ組に。
 スポックとドクターのコンビは、ちょっと離れた場所に不時着していた。
スポックは腹に金属が突き刺さる重傷。
ドクターは会話で注意をそらして金属を引き抜く。
その痛さにスポックは、「君らの言葉で言えば、くそったれだ」と言う。
さしものスポックも弱るが、何とかドクターが移動させる。
スポックが艦隊を辞める気だと知ったドクターは、
カークは君がいないとダメだと言うだろうと忠告する。
 カークはクララやチェコフと移動。
彼らは円盤部に到着するが、完全に機能停止していた。
実は仲間を捕らわれたクララは敵と通じていて、カークの行動を報告。
カークも気付いていて退散する。

⑥スコッティは異星人のジェイラに助けられる。
彼女も惑星に墜落して脱出出来なくなった存在なのだ。

 1人はぐれたスコッティは、敵一味に捕らわれそうになるが、
ジェイラと言う異星人に助けられる。
ジェイラもまた、この惑星に不時着し、脱出できなかったと言う。
彼女は100年くらい前の連邦の旧型艦フランクリン号を家にしていて、
そこで地球人の言葉を覚えたのだ。
ここで連想したのが、映画1作目のビジャー。
前作がカーンの逆襲のリメイクだから、
本作はビジャーのリメイクと言うのもあり得るのではと。
結果的にはビジャーのリメイクと言う訳ではなさそうだけど、
本作のポスターには1作目を模した物がある
(カーク、スポック、アイリーアが並んでた物のアイリーアがジェイラに変わってる)
のも妙な因縁か。
ジェイラは家族を、敵のボスであるクラルの部下マナスに殺されたと言う。

⑦その後、一同は合流。捕虜にされた乗員たちも救出する。
一方、一味は遺物を入手し、それで生物兵器を起動。
ステーションを全滅させようとする。

 その後、カークとチェコフ、スポックとドクターは、
それぞれこのジェイラの家にたどり着く。
 一方、クラルは乗員を脅して遺物の在りかを聞き出そうとしていた。
カークが持ち去ったと言う可能性もあったはずだが、
脅されて異星人である乗員シルが白状。
彼女の後頭部はエイリアンのフェイスハガーみたいになってて、
足を開くと小物を隠せる様になっていた。脱出寸前にカークが委ねたのだ。
クラルはその遺物を利用し、生物兵器を起動できると知っていた。
実験台にされてシルは殺されてしまう。
 その後、カークらは捕らわれた乗員らを救出する作戦を決行する事に。
スポックがウフーラに贈ったバルカン鉱石のネックレスで居場所が判明すると言う訳。
カークはジェイラの所にあった古いバイクで走り回ってて撹乱。
ジェイラの家自体が屈折を利用して透明になる仕掛けで隠蔽されていたのだが、
同じ原理でカークが複数人見えて、敵は影の方を攻撃すると言う寸法。
(偶然本物に当たったりはしない)
その間に、乗員が15人くらいずつ転送収容される。
2~3回転送したら、大半が転送された形に。
そんだけしか助からなかったのか。それとも見えてない所で延々と転送していたのか。
残るはジェイラとカークのみに。
ジェイラは親の仇であるマナスと高い所で対決し、突き落として倒す。
カークは転送可能だが、ジェイラの場所は隠蔽されていて無理。
カークがバイクでジャンプして、同じくジャンプしたジェイラの腕を空中でつかみ、
一緒に転送収容される形に。艦内で復元されて床に落下。
カークはこんな転送は二度とごめんだと言い、ジェイラは私もだと言う。

⑧一味がステーションへ向かったと知り、墜落していた旧式の艦で追跡。
音楽で小型宇宙船の隊列が乱れ、大半が爆発。
残った数隻を艦が追跡し、体当たりで倒す。

 クラル一味は惑星を脱出し、ヨークタウンへ向かっていた。
生物兵器でそこを全滅させ、足掛かりに宇宙全域を攻撃しようと言うのだ。
何とかせねばと思っていると、ジェイラが私の家を使ってと言う。
墜落したままでちょっと傾いた旧型艦を発進させる絵は、まさにヤマト。
崖の上から落下して加速をつけ、反転すれば大気圏を脱出できると言う。
失敗すれば墜落だが、もちろん間一髪反転して大気圏を脱出する。
 ヨークタウンへ向かう敵船団を発見。
蟻の群れみたいな仕組みで、互いに信号を送る事で距離を保っていた。
この状態を崩すには、信号を乱せば良い。
艦に残されていたラジカセで大音響のロックを流すと
(これは地球のクラシックか?てな会話あり)、乱れた船団がぶつかって次々自滅。
この手法はヨークタウンにも連絡され、大半を倒す。
それでも無事だった数機がヨークタウンの通路に突入。
艦が先回りして浮上し、そこへ体当たりさせる形で全滅させる。
私の家が壊れる!と叫ぶジェイラ。

⑨だが、一味の親玉は行方不明。実は彼が死んだとされた旧型艦の船長だと知る。
遭難して見捨てられた彼は、復讐の時を待っていたのだ。

 だが、敵艦にクラルの姿はなかった。
一方で、残された記録から、
フランクリン号の船長バルタザール・エディソンがクラルだったと判明。
クラルらは任務であの惑星に不時着したが、
艦隊は死亡したものとして捜索を中止してしまう。
見捨てられたと感じたクラルは、惑星にあった技術で生き長らえ、
復讐の機会をうかがっていたのだ。

⑩敵はタワーで兵器を作動させようとするが、カークが捨て身で阻止。
カークはスポックに助けられ、生物兵器は宇宙に放出される。

 クラルはヨークタウンのタワーに上り、
そこから生命維持システムを利用して生物兵器を拡散させ、
中の者を全滅させようとしていた。
そうはさせじと、カークもタワーへ上って妨害。
クラルは装置ごとステーションの外へ排出される。
そこで生物兵器が作動して、クラルは死亡。
一方、カークも宇宙に放り出されそうな状況にあった。
小型船でかけつけたスポックが間一髪救出。
カークは君がいないとダメだと告げ、スポックはハッとするのだった。

⑪カークとスポックは結局船に戻る事を決意。
ジェイラも連邦に迎えられ、艦も再び建造される。
レナード・ニモイとアントンに捧ぐ。

 一件落着し、提督はカークを副提督に就ける用意が出来たと言う。
だが、カークは思い直したと現場に留まる事を告げ、
提督はさもありなんと言う顔でこれを受け入れる。
一方、スポックも艦隊に留まる事を決意し、ウフーラとも寄りを戻す。
クルーが集まって、カークの誕生日パーティをする事に。
ジェイラもまた、今回の活躍が評価されて艦隊に入れる事に。
地球の文化に憧れていた彼女には、この上ないほうびだ。
カークはスポックに、そう言えば話があると言ってたなと聞く。
するとスポックはごまかし、おおむね伝わりましたみたいな事を言う。
スポックの方もカークに話があったはずと聞くと、
カークもまた伝わったと言う。おおむねな。
まさに、あうんの呼吸みたいな感じで、細かい事は聞かず。
その後、早回しで艦が建造される様子が描かれ、
再び調査飛行が再開され、オリジナルのテーマ曲で締め。
宇宙、それは。。のセリフは、カークだけでなく、クルーが少しずつ語る形に。
レナード・ニモイと事故死したチェコフことアントン・イェルチンに捧げられる。

 と言う訳で、5年間の探索の旅も3年目に達し、
カークは自らの方向性に迷いを覚える。
一方、スポックは、自らの指針たるスポック大使の死を知り、
故郷バルカンへ戻るべきと考える。
つまり、主要キャラが規定路線を外れようとする訳。
そんな中、救難信号を受けた艦はとある星雲に向かうが、
それが敵の罠で、攻撃を受けた艦は大破してしまう。
ピカード映画版にも艦の墜落があったが、本作では痛々しいほどバラバラにされる。
冒頭の主要キャラの路線変更もあって、
往年からのファンとしては、何を無茶苦茶やってくれてんのと言う印象です。
惑星に不時着したカークら主要キャラは、都合よく2名ずつに分かれて行動。
実は本作はここからが面白い。
カークは1人でも(実際はチェコフも一緒だけど)派手に立ち振舞い、
スポックはお約束の様にドクターと行動。
協力しつつケンカする様は、TVシリーズを彷彿させます。
スコッティは惑星にいた異星人と親しくなり、協力し合うように。
この異星人のキャラもなかなか魅力的。
惑星にはなぜか連邦の旧式艦が墜落していて、
それを使って脱出するヤマトな展開も面白い。
前作でカーンの逆襲をリメイクしたので、
本作では1作目のビジャーを登場させたのかとも思ったが、
そこまではやってないみたい。
オリジナルを彷彿させるキャラの活躍に思わず興奮させられたが、
物語的な目新しさは弱く、シリーズになじみのない人にはやや退屈かも。
そして、ひいき目の私からしても、前作には劣る印象です。
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2016/10/30 「バナナ★トリップ」

2016-10-30 00:00:00 | 日記
「バナナ★トリップ」

ジェリー (キューバ・グッディングJr)
ニック ジェリーの友人
ガブリエラ 女性船員
フェリシア ジェリーの元恋人
インガ コンテスト参加者
ロイド ツアー参加者(ロジャー・ムーア)
フェリシアの父 (リチャード・ラウンドトリー)
旅行社の男 (ウィル・ファレル)

起:恋人にふられたジェリーは傷心の船旅に出るが、ゲイのツアーに参加してしまう。
承:ジェリーは船員の女性ガブリエラに恋する。
転:恋人が寄りを戻そうとかけつけ、ガブリエラとはケンカ別れに。
結:結局、ガブリエラを追う。

 ジェリーは恋人フェリシアにプロポーズするが、断られる。
失意の彼は、友人ニックと共に、出逢いを求めてクルーズに参加。
だが、旅行会社とトラブルになった為、ゲイのツアーに参加させられてしまう。
ジェリーらは途中でツアーの秘密に気付くが、4日間は陸に上がれない。
 泥酔してプールに溺れたジェリーは女性船員ガブリエラに助けられ、
彼女に恋してしまう。
ジェリーはガブリエラが男嫌いと知り、ゲイのフリをして彼女に接近。
一方、ツアーに耐えかねたニックは照明弾を打ち上げ、
それが命中して飛行機が墜落してしまう。
日焼けコンテストに出場するビキニ美女たちが救助されて乗船。
ニックはインガに迫ろうとするが、誤って鬼コーチを襲ってしまい、
彼女に迫られる羽目に。
 船は島に上陸。思い直したフェリシアがジェリーを追って現れる。
ジェリーがゲイでないと知ったガブリエラは失望する。
 ジェリーはフェリシアと結婚式をする事になるが、
ガブリエラの居場所がわかったと知らされて退散。
30年間英国に仕えてきたと言うロイドの協力でスカイダイビングしたジェリーは
ガブリエラの乗った船へ到着。
ガブリエラは二度とウソをつかないでと言って、ジェリーにキスする。
ニックはインガを追ってスウェーデンの雪山へ。
インガはいなかったが、同じく美女の妹がいて大喜び。
だが、そこには鬼コーチもいたのだった。

 と言う訳で、キューバ・グッディングJr主演のコメディ。
恋人と別れたキューバは、女性との出会いを求めてクルーズ船に乗る事に。
だが、旅行会社の嫌がらせでゲイのツアーに参加してしまう。
船で働く女性に、ゲイなら安心と心を開かれ、やむなくゲイのフリをすると言う展開。
そんなにつまらなくはなかったが、ラズベリー賞候補になったりしたのは、
基本的にゲイに否定的なスタンスだからかな。
ちなみになぜ見たかと言うと、ロジャー・ムーアが出ているから。
彼もゲイの役で、30年間女王陛下に勤めたとか、
スカイダイビングは得意と言うキャラ。
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