Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

学び方を知る②立体的な学習

2019-02-19 | スピリチュアリティ・魂の癒し
【学び方を知る②立体的な学習】

体験学習が大事、ということはよく言われることです。子供たちはもちろんのこと、大人になってもそうです。

シュタイナー本の読み方を書くと、予告では言ったので、その事と体験ということを、ちょっと書いてみたいと思います。

体験、つまり、立体的に物事を知るという事だと思います。食べるものひとつとっても、人参を触って、切って、つまみ食いしてみると、意外に固いとか甘味があるとか、脂で炒めたら赤い色が油についたとか、火を通したら、もっと甘くなったとか。

普段何気なくやっていることでも、そこには五感がフル活用されていて、分析していくと、もの凄くたくさんのことを感じています。文章に書いたら、何行かとるわけですし、こうして書いている私も、その文章を書くのに数分かかっている。

体験とは、三次元空間でそれを一瞬にして感じている。つまり、文字だけのメールと、画像ファイルを添付したメールでは、データ量が違うのと同じように、入ってくる情報量が、本を読んだり、ユーチューブで見たりしているよりも、実体験はもの凄くデータ量が多いのです。

私はシュタイナーの本に触れるようになったのは、東京でセラピストをやっていて、アントロポゾフィー医学を知るようになった頃の20年弱前かと思います。本を読んでも部分的にしかわからず、でも、解らないけど、なんか面白い!という感覚だけがありました。

そして、あるきっかけで、シュタイナーが考えた運動芸術といったらいいのかな、オイリュトミーというものを習い始めました。週に1回なのですが、その時に、先生がシュタイナーの話を少ししてくれるのです。

今のシュタイナー教員養成講座でもそうですが、動きながら、「手を広げる時に、内側からではなく、外からの力に引っ張られるように~」とか「すでにそこにある音に触れるように」とか、イメージを喚起させる言葉が先生から投げかけられます。

下の写真にある、フォルメン描線という芸術の時間にも、まずは、直線と丸を描くところから始めますが、直線をただ書くのではなく、「遠くから光がやってくるのをイメージして」という、先生の声を聴きながら、描いていきます。

そうした、ひとつひとつが、シュタイナーが語っている世界に通じているのだ、ということに、その時にハッと気づくこともあれば、だいぶ経って、何かの本を読んだ時に、パッとつながることもあります。

そうすると、ある時、理解できなかった文章がすっと入ってくるようになることがあります。

でも、オイリュトミーとか、フォルメン線描は身近にやるところがないわ…という場合には、「植物を観察する」というのが、自分の感覚を養うのに役にたってくれるかなと思います。

5月から行う猫魔女道場でテキストにする『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』には、行法のひとつとして植物観察があります。

シュタイナーの本を読めるようになるために植物を観察するのか、植物を観察するためにシュタイナーの本を読むのか、書いていてもはや、解らなくなってきますが、結果、どっちでもいいということです。

そんなこんなで、いろいろやっていると、だんだん宇宙の秘密が、ちょっとづつですが解ってきて楽しいです。そして、遠くまで行ってしまい、何のためにこれやってるんだっけ?となる私ですが、次回は、今、私たちが学ぶことで目指したいこと、について書いてみたいと思います。


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