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Earth Spiral

Survival&Creative life. 
大地と魂の声を聴き、自分の道を歩め

このブログについて

たまに更新します。
最近はnoteに記事を書いていますので、Earth Spiralのnoteもご覧ください。
note Earth Spiral
星々のことば/猫の言い分/Plant Medicine/白魔術研究所ほか

木星のガリレオ衛星

2017-04-13 | 星々と草木研究所/薬草占星学
4月11日の満月は、お天気が悪くて見れなかったのですが、
次の日に見えた月をとっていたら、右上に明るい星が。

木星かな?と思って、カメラでズームしてみたら、
なんとなく衛星のようなものが見える気がしました。

ズームをすると手振れがひどくなるので、
めんどくさいけど、三脚にセット。
カメラの性能上、ピントが合いませんが、
ちゃんと衛星がうつりました。嬉しい~。

撮っている間、外ではがさがさと
何か動物が雪の上を歩く音がしたり、
向かいの沼の方で、熊の鳴き声がしたりと、
まだ雪は完全になくならないけど、
裏磐梯の春の気配を感じるのでした。

4月から7月は木星の観察シーズンだそうで、
衛星の位置なども調べられるみたい。

2017 木星とガリレオ衛星

双眼鏡を持っていたら見ることができるので、
木星をみつけて、見てみると楽しいです!

裏磐梯は天体観測にも最適なのです~。




太陽の復活とクリスマスの意義

2014-12-24 | 星々と草木研究所/薬草占星学
冬至は1年のうちで昼が一番短くて夜が一番長い日。
それを過ぎると、だんだんと昼の長さが伸びてくる。

そういうわけで、最も陰性の強い日であり、
陰が陽に転じる日でもある。
単純に日が長いとか短いではなく、
陰陽という観点からとらえる人も増えてきた。

太陽の力が最も弱まり、
そして復活する分岐の日でもある。

冬至とクリスマスは近いところにある。

クリスマスとは言わずと知れた、
イエス・キリストが誕生した日だ。

わたしは中学校はミッションスクールに行っていたので、
クリスマスは盛大に行われていた。
無理やり親から行かされた学校だったので(笑)、
もー、嫌で嫌でしょうがなかった。
道徳の時間と言えば新約聖書を読む。
なんだかあの世界観にはついていけなかった。

しかし、いま、改めてキリストの存在を考えた時に、
いろいろと気づくことができる。

太陽というのは、キリストの象徴であり、
キリストと太陽は同じものと言っても良い。

フランキンセンスは太陽神に捧げる香りでもあり、
キリストに捧げる香りでもある。

地球は太陽、すなわち、
キリストの愛のもとに存在する。

地球上のすべての生き物は、
太陽の守護のもとに生きている。
あらゆるものが。

冬至を太陽の力が弱まり、
再びよみがえる日、と言っているのは、
太陽神・キリストが誕生する日の
象徴なのである。

***

人智学を創ったルドルフ・シュタイナーの、
『魂のこよみ』のクリスマスの週の詩を紹介する。


聖夜の情景

私は魔法を解かれたかのように
魂の胎内に
子なる霊の存在を感じる。
明るい心の中で
聖なる宇宙の言葉が
希望という 天の果実をみのらせ
その果実が 私の神的根底から
宇宙の果てにまで
歓びの声を ひびかせる

(『魂のこよみ』訳・高橋巌)

イエス・キリストは、うお座時代のパラダイムの中で、
人類を導く神として、人々の生きる指針となった。
これからのみずがめ座時代のパラダイムにおいては、
ひとつの神を信仰する、ということではなく、
自分の中に存在する神、または教師を見つけ、
個々人が自分の中の力を取り戻すという時代。

イエスが誕生したクリスマスを祝うということは、
自分の中に「子なる霊の存在を感じる」日でもあるといえよう。
人間は、すぐに忘れて物質世界に埋没してしまうので、
思い出すためにこの日があると考えてはいかがなものだろうか。

ごちそう食べてる場合じゃないよ(笑)

魂のこよみ (ちくま文庫)
ルドルフ・シュタイナー
筑摩書房

大宇宙・小宇宙

2014-04-26 | 星々と草木研究所/薬草占星学
外作業をはじめたら、毎日、晩御飯後はすぐ眠くなります。
ブログを書こうと思って2日経ってしまいました。

天気がいいので、近所を散歩。




キクザキイチゲももうすぐ咲きそう。


こびっとハウスも、すっかり雪が解けました。
20日も前はこんなでした。



雪囲いを外して、また作業開始です。
今年は、内装をやるので、お天気にあまり左右されないから、
作業スケジュールも余裕があります。

そんなわけで、庭仕事や林のお手入れ、種まき、薪の準備などをやっています。


震災後は、放射能の心配なども考えて、あまり、やってこなかった柴の整理。
カラマツ林のお手入れついでに持ってきた枝を、鉈で一定の長さに切っていきます。

刃物を使っているので気は抜けず、わりと集中してやっている感じが、
なんだか瞑想的でとても良いです。

田舎暮らしを始めて思ったのは、火と刃物の扱いが身近になったこと。
地水火風の四大元素でいうと、火と風。



火は人間の内的なものでいうと「情熱」「意志」などを表します。
風は「言葉」「思考」を表します。
火や風の性質に直接触れると、自分の内的な「火」「風」の働きもわかりやすくなります。

そんな風に日々の暮らしで行うことを、ペースダウしてゆっくりやれると、
ひとつひとつの作業はとても瞑想的になります。

こんな作業をして瞑想的になったり、自然界からいろんな気づきをもらったり、
自分はそれを体験したいから、この暮らしを選んだのだなと、
鉈で作業をしながら、ふと思いました。

サスティナブルな暮らし、サバイバル能力を高める、
そんな目的で、自給的な暮らしやパーマカルチャーをやっていると思っていたけれど、
本質的に求めていることは、物質、マインド、スピリットの異なる次元が、
日常生活で融合されているということを感じとりたかったからかな…。


トマトの発芽した双葉たちを見ると、こんな風に手を天に上げて、
太陽に向かってお祈りをしているようにも見えます。

これからも、大宇宙と小宇宙の両方を見続けて暮らしたいと思います。





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内と外をつなぐ
『こびっと もりのくらし道場』








冥界の王様

2013-02-09 | 星々と草木研究所/薬草占星学
地中から這い出してきた
冥界の王様
あの時からずっと
私たちの傍らにいる

前を見れば
いつものように太陽は
おなじみのリズムで
昼と夜を繰り返す

冥界の王様は
しずかにしずかに
そこにいる

本当は
あの時から
じゃなくて
ずっと前から
いたんだよね

太陽の王国と
冥界の王様の国

それが同時にここにある

それは対立する
二つのものなのだろうか

そうでないような
そうであるような
なんだかよくわからない

そんな
ぐるぐるは
おかまいなしに

今日も冥界の王様は
とてもしずかに
そこにいる



プルートとウラヌス

2011-03-14 | 星々と草木研究所/薬草占星学
あなたの魂の奥底にある思いはなんだろうか?
あなたの中にある変革者は、何を変えたいと思っているだろうか?

自分の深いところに聞いてみて欲しい。
現実的な諸々のことはすべて投げ捨てて、
自分の深い部分から発せられている声を聴いてみて欲しい。
停電している時にでも。

プルトニウムは、冥王星をつかさどる神、プルートの名から命名され、
ウランは、天王星をつかさどる神、ウラヌスの名から命名された。

破壊神と変革者。

その力はすさまじく、大きなエネルギーを生み出す。
そのエネルギーを私たちは生活の中で使わせてもらっているのだ。
それが暴走しないように、コントロールしながら。

自分の中に存在するプルトニウムとウラン。

それに気づいたとき、自分の中にある力強いエネルギーが沸いてくるだろう。
プルトニウムとウランに頼らずに、
人間の底力と自然界の力を合わせて生きていける世界をつくりませんか?

原発の炉内で働いているプルトニウムとウラン、
そして自分の内側に思いを馳せてみよう。

月と精油たち

2007-10-26 | 星々と草木研究所/薬草占星学
10月20日行った「香りと星のスピリチュアルポートレイト~月~」の報告。

最初の1時間ぐらいは、私から天体と植物のつながりや、
あろまてらぴーと占星術が結びつく理由、
天体のキャラクターと植物や精油の類似点をお話した。

後半は、友人でありスピリチュアルポートレイトのアーティスト森さんに、
天体と精油のスピリチュアルポートレイトをかいてもらう。
月は、ワークショップ当日以前に、夜、月がきれいに見えている時に、
月から感じた絵をかいて準備をしてもらっていた。

月は「私を見なさい、私はここにいます」そんなメッセージを発しているという。
そして、地球の緑を優しくはぐくむ、染み渡るようなエネルギーを
ひたひたと地球に送っているそうだ。
太陽のみならず、月が植物の成長に深く関わっていることが、
ここでも実感できた。

そして、精油たちは、皆のリクエストなども踏まえて、
カモミールローマン、サンダルウッド、プチグレンの絵を描いてもらった。



香りをかいでから、わいてきたインスピレーションでかき始める。
森さんは普段から見えないものを感じるわけではなくて、
かき始めると、いろいろなものがわいてくるという。
人をかいても植物をかいても、毎回思いも寄らなかったものが出てくるので、
自分の妄想で作っているにしてはバリエーションがありすぎるから、
これって、やっぱりメッセージを受け取ってるんだと思ったという。

子供のころから漫画家になりたかったから、人の顔が必ず出てくるみたい。
そしてその表情で何を言わんとしているかも察することができる。



左から、カモミール、プチグレン、サンダルウッド、月と
それぞれのポートレイトだ。
書くときも、精油の性質によってカモミールは筆が早かったり、
サンダルウッドはゆっくりだったりして、とても面白い。

書いてもらった後、森さんが感じたことを解説してもらい、
それに対して、私や参加者が、また感じたことを話した。

今回興味深かったのはサンダルウッド。
「サンダルウッドは多くの英知をもっている。
でも、自分でできるんだから、
私に頼らないで自立して欲しいといっている感じ」
カモミールやプチグレンが結構明るい感じだったので、
絵に出てきた人物の表情が曇っているのに森さんも戸惑い気味だった。

直感的に感じたのは「サンダルウッドの乱獲」。
そのことを皆に話したら、そうかもね~という話で納得した感じになった。
なんだか、血が流れていて痛みを感じさせるようなイメージも絵の中にあった。

あまり、植物に頼りすぎると、サンダルウッドだけではなく、
他の植物達だって、そう思うときがくるかもしれない。

みんな、森さんが絵をかくところを見ていたら、描きたそうだったので、
皆で自分の気持ちいい場所や自分の「月」をイメージして絵をかいてみることになった。

みんな、それぞれ特徴のある絵が出来たので、
今度はその絵からどんな香りがいいか考えて、
自分のためのブレンドを作って、講座は終了となった。

今回の講座の中では、精油からも植物の人格のようなものがあって、
ただのものではないんだなと実感したという感想があった。
また、植物も天体も人間もそれぞれがつながっていて、
辛い時に、自分の中にこもってしまうと暗い穴にはまってしまうけれど、
外を見て、繋がっているどこかにアプローチすると、
自分も変化するのかもと思った、という人もいた。

1人づつに、いろいろな気づきがあって、
それを皆でシェアできたワークショップになった。
森さん、参加者のみなさん、興味深い時間をありがとう
また、違う天体をテーマにやろう!

次の日は、森さんにお願いして太陽を書いてもらったけれど、
植物と天体の間には、格というか次元の違いがあるように思った。
もちろん、大きさも、空間に及ぼす影響の強さも違うからね。
そのあたりは、また、研究します







マジカルハーブ~星と植物の関係

2007-09-04 | 星々と草木研究所/薬草占星学
(2007年に開催された講座のレポートです)

9月1日~2日はエコロジカルメディスンワークショップ、
今年の最終回。
1回目はコミュニティハーバリズム
2回目は自然のエレメントと自分
3回目は植物と天体

この3回を通して、自分の心と体と魂、そして、自然がいかにつながっているか、
そんなことを感じる場を創りたいと思って、今年の試みとして実施した。
裏磐梯の植物達や自然の力と、参加者のみんなの豊かな感性が交じり合って、
良い場と時間が作れたような気がした。

今回の植物と天体の関連は、3回シリーズのなかで最も難しいものだったと思う。
前回のテーマであるエレメントの地水火風は捉えやすいとしても、
月とか水星とか、冥王星とかのキャラクターを感覚的に捉えるのはかなりの時間が必要。
それを、1泊2日でざっとおこなった。

みんなも頭が一杯一杯になりながらも、植物からいろいろ教えてもらう感覚で、
お天気に恵まれた自然の中を歩いた。

植物の名前を覚えるのではなく、気になった植物はじっくりと観察する。
植物は人間よりもずっとずっと、環境の微細なものを感じとっている。
天体においても、太陽や月の影響は人間でもわかるけれど、
水星、金星、木星などの星からの波動までもを植物は感じとっているといわれている。


私は森林療法の仕事もあり、このワークショップの3日前に裏磐梯入りした。
周囲を散策したりサイクリングする中、気になるシシウドがひとつあった。
シシウドは、アンジェリカの近縁種。ぐ~んと大きく伸びて、白いレースのような花を咲かせていた。
いろいろなところで咲いているのだけれど、その中でも気に入った固体があった。

ワークショップの2日目に皆でチンキ作りをする時、自分も気になる植物を探したのだけれど、
やはり、気になっていたシシウドのところに行ってみた。
ちょっと、会話をして、お願いして一枝いただいてきた。茎はとてもしっかりしている。折るのが大変。
でも、花はとても柔らかくて、枝を手にした時に、優しい温かい感じが伝わってきた。
やっぱり、アンジェリカだな~と思った。
とても力強く凛としているけれど、優しい感じ。
今回のテーマである天体との関連では、アンジェリカは太陽のハーブといわれているが、
太陽だけではなく木星的なやわらかさ、広がり、優しさを感じた。
といったところだろうか

3回のワークショップを通して、繰り返し同じ場所に同じ人が集まることで、
とても、いい関係性ができたように思う。
みんな、エコロジカルメディスンという考え方や、
自然とのつながりを大事にしたいという思いや、
自分自身を大事にしようという気持ちの何かしらを共有している。
宿に帰ってから、普段の生活では話さない自分の内面的なお話をしたり、
環境について語り合ったり、日頃感じていてもじっくり話す機会のないことを共有できた。

今は、いろいろな意味で世の中は変革期にある。人類としても個人としても、
何を大切にして、どう生きていったらいいのかを考えざるを得ない。
でも、なかなか、そういう大事なことを話せる場や仲間がいなかったりする。
今回のような集まりは、そういう意味でもコミュ二ティ的な役割を果たし、
安心して皆で話したり、理解しあったりする場所になっていったらいいなと思う。

今年は、このシリーズは終わりだけれど、裏磐梯には紅葉の美しい時期が待っている。
もう、何回か今年のうちに訪れると思う。
そして、夏に得た様々な学びと成長を、雪が降って冬になったら、
じっくりと反芻して、来年の成長につなげていきたいと思う。


↑トリカブトさんです。

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