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寺内町散策 その2

2006年11月07日 | 過去の記事

寺内町散策の続きです。
写真は木口家です。木口家は屋号を「木綿屋」とし、木綿業を営んでいました。
主屋は18世紀中頃の建築と考えられています。
入り口横には跳ね上げ式の縁台があります。収納式の縁台ですね。
その昔ここで商談をしたり、将棋を指したり、夕涼みをしたのでしょうね。


越井家(たぶん)です。目の前に建物が迫ってくるようです。
お向かいの建物にベッタリへばりついてカメラを構えたのですが、これが限界。もうちょっと、広角よりのレンズがあれば…。
ま、無いモノねだりしても仕方ないです。
越井家は屋号を「平尾屋」といって、材木商を営んでいて1854年~1860年には庄屋をつとめたお家だそうです。
主屋は明治末期の建築で、これの写真に写っているのは長大な米蔵であると思われます。

これは橋本家です。
屋号を「別井屋」といって、酒造業を営んでいました。
建物は18世紀後半の建築とされています。
ここ橋本家は他の町家に比べて保存状態はかなり良い状態です。
今は内部は見学できないので、どうなっているのかはわかりませんが
おそらく奥の三棟の蔵のような建物は酒蔵だったに違いありません。
お酒好き(嗜好品として)の私としては、建物の中を覗いて見たかったのですが、
実際に今も人が住んでおられるので、そういう訳にもいきませんだした。

う~ん、残念。

  

 

こちらは、杉山家(私の苗字も杉山ですが、こちらの杉山さんとは繋がりがないようです。うちは、こんな豪邸じゃないですから。トホホ…)の奥座敷からの庭の眺めです。
ここは、内部見学可能です。
寺内町創立以来の旧家で、富田林八人衆として町の経営に携わってきたようです。
江戸時代の屋敷図が展示されていましたが、敷地は町割の一画を占めるほどの広大なもので、その中に主屋を始め酒蔵、釜屋、土蔵など十数棟が軒を接して建てられており、その繁栄をうかがう事ができます。
現存する主屋の建築は、土間部分が17世紀中頃、1747年頃には現状の形に整ったものと考えられています。
与謝野晶子らと活躍した家人石上露子(本名、杉山タカ)は明治15年ここで生まれたそうです。
同じ杉山でも、えらい違いですな。

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