Any Color You Like

日々の写真のページです。

模様替え

2006年12月29日 | 過去の記事
まことに勝手ではございますが
ホームページの「写真のギャラリー」と「イラストギャラリー」を
訳あって入れ替える予定をしています。
ここの日記はそのまま続けますので
来年もよろしくお願いいたします。

たぶん今年はこれが最後の記事になると思います。
どうぞ、皆様よいお年をお迎え下さい。

なんの店?

2006年12月28日 | 過去の記事
「なんのみせ」と言われても、よくわからない。
インド料理の「ナン」のお店かなとも考えたけど
どうもそうでもなさそうやし
それに店名が「モンロー」ときてるから
余計にわからない。
しかも和風なのれんに そう書いてある
どうやら普通の食堂のように見えるのだけど
う~む。わからん?

こちらの橋の名は「しーるばし」
これまたナンとも変った名前の橋ですなあ
こちらは、さっきの「なんのみせ」とはちがって
ちゃんとした理由があります。
あるシール工場の向かいが川で
県道からこの工場に入るには
橋がないと行けないから橋をかけたのでしょう。
たぶん、ここの会社が自費で架けたのだと思います。
県が一企業のために橋を架けるということもなさそうですし
橋の名前が「しーるばし」ですから…。

それにしても最初の写真はホントに何の店なのかな?

あのさあ…

2006年12月26日 | 過去の記事
あのさ オイラの名前 知ってる?
擬宝珠(ぎぼし)ってんだけど あんまり知られてないんだよね
橋の欄干なんかの先っちょについてる
タマネギ型のやつね。
それ オイラなんだよ。

池の底のドロドロの土の中に レンコンってあるでしょ
そのレンコンから茎が伸びて 水面に出たところで
蓮華はひらくんだけど そのつぼみがオイラなのね

だからつぼみのままでは ドロドロの世界から
外を見ることは できないんだよ
だからオイラはオイラのままじゃダメなんだ

奈良県桜井市 大神神社


水に映る花

2006年12月25日 | 過去の記事
中国の天才詩人、李白は泥酔の挙句
水面に写る月を取ろうとして溺死したという話を聞いたことがある。

水面に写る山茶花を見ていると
いかにもそこに山茶花が存在するかのような錯覚をしますが
私は酔っ払ってはいないので
それが水面に写っているだけのものとわるのだけど
ふと、上を見上げてみると
そこに咲いている山茶花も本当は幻で
雲も空も全部幻なのではないかと
ふとそんなことを考えてしまいます。


春から夏にかけて、いろんな生き物でにぎわっていた池も
今は静かになってしまい
魚も水底でじっとしています。


足元で朝露を振り飛ばしているのか
カメムシが羽をふるわせていました。
越冬のために暖かい場所を探さなくっちゃね。
(カメムシって越冬はできないのかな?)

鏡容池

2006年12月24日 | 京都
龍安寺の境内には鏡容池があって
見頃は過ぎたとはいえ
まだ紅葉は健在です。
初夏にはきっと蓮の花が咲き乱れていることでしょう。

お土産屋さんといえば
観光地ならたくさん並んでいてもよさそうなものですが
ここには2件のお土産物屋さんがあるだけで
観光客を呼び込むこともなく
よろしければどうぞ立ち寄って見て下さいという感じです。
清水寺に行く坂道の両端にびっしりと並ぶ土産物屋さんからは
大きな呼び込みの声と大勢の観光客で
夏などは寺にたどり着く前に
ちょっと疲れてしまいますが
ゆっくり、じっくり拝観したい人には
龍安寺はいいところだと思います。
それにしても、ちょっと商売っ気がなさすぎるような
他人事ながら「大丈夫かいな」と思ってしまいます。

苔むした地面には紅葉が落ち
過ぎ行く秋と来るべき冬を感じずにはいられません。
人間、いつかは死ぬ。
みんなわかっていることなのですが
多くの人は、まだ大丈夫と思っていることでしょう。
私だって自分はまだ死ぬような年じゃないし
まだ死なないだろうと思っています。
でももし、明日をも知れぬ命だとしたら
苔むした地面に落ちてくる紅葉にも
また何とも言えぬ感動があるのではないでしょうか。

全く余談ながら、京都の寺院はたいてい車で行けば駐車料が必要ですが
ここ龍安寺の駐車場は無料です。
車を利用する者にとってはありがたいことです。
ただし、ここに車を停めておいて、あちこち他のところを見学することは
してはなりません。(当然ですよね)

さざんかロード

2006年12月24日 | 過去の記事
♪さざんか、さざんか咲いた道~

仕事場の近所にサザンカロードと名づけられた通りがあります。
その名のとおり、道の両端にはサザンカが植えられています。
さざんか…漢字で書くと山茶花。
子供の頃、初めて「山茶花」という漢字を見て
随分と不思議に思ったものです。
読み方からすると「山茶花」ではなく「茶山花」となりそうなものなのに
そうでなければ「さざんか」ではなく「さんざか」にすれば間違わなくていいのに
などと思ったものです。


先日、金閣寺の屋根は
椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねて葺かれてある事を書きましたが、
書いた本人が椹(さわら)ってどんな木か知らないんですわ。
魚の「鰆(さわら)」なら知ってるんですけどね。
それで、自宅近所の公園を歩いていたら
偶然にも椹の木を見つけました。

「何で椹を知らないお前が、椹の木だとわかったんやッ!」
はい、仰ることはごもっともでございます。
普通なら私もヒノキだと思って通り過ぎるところですが
親切なことにこの木のところに「さわら」という立て札があったのです。
写真は、近所の公園で撮った椹の葉です。
檜によく似ていますが椹の葉は檜に比べて尖っています。


これはこの前に書いた記事中に出てきた「つくばい」です。
日本庭園やあるいは日本料理店の入り口なんかで
「つくばい」を見かけることがあると思います。
元は「お茶」の世界から来ているらしく
いわば手を洗う手を清めるモノといえば良いのでしょうか?
つくばいは漢字では蹲と書きますが
蹲う(つくばう)はしゃがむという意味で
しゃがんで手を洗ったためこのような名前になったのでしょう。
龍安寺のつくばいは真ん中が正方形の水が注がれる場所になっていて
その周りに四つの文字が書かれています。
真ん中の四角い部分を口という字に見立てて読んでいくと
「吾・唯・足・知」(われ、ただ足るを知る)となります。

まあこういうことは頭の中ではわかっていても
自覚して行動できる人は1万人に1人もいないでしょうね。
私自身もそうですし、
「足らで 事たる 身こそ安けれ」ってわかっているんですけどね。

使用カメラ:K100D レンズ:写真上「姫」 写真中「90㎜マクロ(232E)」 写真下「18-200㎜(A14)」


龍安寺参道散歩

2006年12月20日 | 京都
龍安寺は「石庭」や「つくばい」だけが見所でなく、行き帰りの参道もまた静か
で落ち着いたいい感じの道です。
 
小川のせせらぎの音も

なぜが寒く感じられます。

夏に来た時は、とても涼しげに感じたのですが

感じ方というのは勝手で不思議なものですなあ。

龍安寺の参道は反時計回りで

一周するようになっているのですが

入り口の山門のところまで帰ってきたら

出なければならないということはなく

何周でも回ることができますが

まあ、そんな物好きはおらんやろうと思いきや

勅使門を出てすぐに私を追い抜いていった人達が

再び私を追い抜いていきました。

「境内を二周もして、変な人達。」

と思う私。

「私らが一周してきたのに、まだほとんど同じ場所にいてる変なおじさん」と思われたかどうかわかりませんが
でも歩く速度は平均よりも速いと思います。

ただね、立ち止まると中々その場から動かないという傾向はあるかも。


境内を管理清掃する人達でしょうか

落ち葉を拾い集めては、そこに混じっている

石と落ち葉を選別したはりました。

落ち葉だけをポリ袋の中に入れたはります。

この広い境内の全部をしようと思ったら

そらかなり大変なことだと思います。

でも、掃除をしてくれる方がいらっしゃるから

境内も綺麗に保たれてるのでしょう。

見かけたのはこの三人だけですが

まさか、三人だけで境内の全部を掃除する…

というようなことはないと思うのですが。

なんだか掃除したはる間を通るのも

ちょっと申し訳ないような気もするのですが

お辞儀だけして通りました。

ワタシャあまり人は写真に撮らないんですが

というのも勝手に撮っちゃ悪いかなとも思うし

かと言って、断ってから撮らせてもらおうと思ったら

妙にこちらのカメラを意識しはる方がおおいもので…


この時期にこういう場所に来ると

はしゃぎまわる人もいず

肌寒さに恋人達は手をつなぎ

静かに風景を楽しみながら

散策するのでしょう。

微笑ましい光景です。





   

龍安寺

2006年12月19日 | 京都

12月15日。鹿苑寺(金閣寺)を出た後、徒歩20分ほどのところにある龍安寺へ。
ここは、この夏にも同業者との旅行で来たことはあったけど、雨が降っていたのと団体旅行だったのとで、ちゃんと見てなかったんです。
…ちゅうこって金閣寺から近いこともあって行きました。
龍安寺も鹿苑寺(金閣寺)と同様、世界文化遺産に指定されとります。
5ヶ月前に一度来ているだけに迷うこともなく勝手知ったる龍安寺
ものどもオレに着いてこんかいッ!
あッ、すみません。ついその…、
一度行っただけなんでえらそうなことは言えないんですけどつまり…そのぅ、何です。
知ったかぶりをしてみたかっただけなんです。

 龍安寺の山門をくぐるとすぐ、鏡容池が見えてきます。

冬近しのはずですが、池には鮮やかな紅葉が「まだまだ、咲いてまっせ~。」と言わんばかりにその姿を水面に映していました。

 

 

 

 

勅使門をくぐれば、有名な石庭があります。 

この庭を宇宙に見立てる人もいるようでしたが私にはわかりませんでした。

美しい庭だなあという感覚はありましたが…。

 

 

 

 

庵の中は薄暗く

屋外の景色が

やけにまぶしく感じられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見頃は過ぎたものの
庭には紅葉を見ることができました。

この紅葉の生えている地面は
一面の苔だらけで
一枚目の写真はそこに生えていた
紅葉の子供です。
何年か経ってここを訪れたら
きっと大きくなっていることと思います。
平日ということもあってか、人出もそう多くありませんでした。


RAW

2006年12月17日 | 京都

デジカメのメディアへの記録は大抵はJPEG形式(低圧縮)で保存しています。
他にも保存形式にはTIFFとかRAWとかあるようですが
K100DはもちろんJPEGの他にRAWでの撮影が可能です。
ご存知の方も多いと思いますがRAWというのは全く圧縮しない生のデータなので
容量が低圧縮のJPEG形式の約4倍くらいになりますが、前から一度使ってみようと思ってました。
この記事にUPしている写真は3枚ともRAWで撮ったものです。
現像はK100Dを買ったときに付属してたRAW現像のためのソフトを使いました。
1枚目の写真は水の動きを止めたかったのでシャッター速度は1/6秒に設定しましたが手ブレ補正が効いていることが実感できます。


これもRAWで撮りましたが、トーンカーブを少しいじってます。
私だけかも知れませんが、神社仏閣はやはり朝早くがいい感じに思えます。
京都のお寺では大概三脚は使えませんので、こんなときはやはり手ブレ補正があると助かります。
金閣寺はやはり写真で見るより実際に見るほうが美しく思えます。
銀閣寺の渋さとはまた違った感じです。
昨日の記事で屋根はおそらく桧皮葺きだと思う旨書きましたが
調べてみると椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねて葺かれているそうです。

境内にある「安民澤」では鴨が気持ち良さそうに泳いでいました。
大阪で育ち現在は奈良に住んでいながら、金閣寺を訪れるのが初めてなのですが
何故か前にも来たようなそんな感じを受けます。
ひょっとしたら子供の頃に来たのかもしれないけれど
覚えてないだけなのかも知れません。
ちょうどここで写真を撮ってたら背後から
「Can you take my picture?」(というように聞こえた)
という声がして、どうやら私にシヤッターを押してくれと頼んでいるようす
韓国か中国の人だと思いますが、かわいらしい娘さんでした。
他に頼む人おらんかったんかねえと思いましたが
まだあまり観光客は来てませんでしたから…
まあこのオジサンに頼むしかないかと思ったのかもね(涙)。

金閣寺の写真はまとめてこちらに掲載しましたのでよろしかったらどうぞ。