昨日夕刻、那覇市内の病院で父が急逝しました。
親父の還暦祝いに、親族一同で
二泊三日の沖縄旅行に来たのがこの金曜日(事情1=家族旅行)。
到着後、前日までぴんぴんしていた親父の様子がおかしいので
病院に連れて行ったところ、即入院。敗血症と診断されました。
長期になるとのことだったので、正月明けまで休暇をとり、
市内のマンスリーマンションを契約したのですが(事情2=入院の付き添い)、
父はあれよあれよというまに弱っていき、
合併症もびしばし併発、日曜夕方に息を引き取りました。
結局、たった「二泊三日」の入院で帰らぬ人となり、
皮肉なことに臨終は、予定していた帰りのフライトと同時刻。
沖縄では、家の外で亡くなった人はそこに「まぶい(魂)」を落としていくので、
女性のシャーマンが「まぶやーぐみ」という
トラディショナルな儀礼で、魂を呼び戻すんだとか。
(確か、『ホテルハイビスカス』でもやってましたね。)
どうやら父のまぶいは、予約した便に乗って共に帰還したようなので、
「まぶやーぐみ」は必要なさそうです。
本人も「いたって健康体」を自負しており、周囲もそう信じていたのですが、
結局隠れた地雷が沢山あって、些細な契機に次々と誘爆したようです。
私も口では「たまには人間ドックとか行けよ」とか言っていたのですが、
勝手に予約してでも受けさせるべきだったと後悔しています。
皆様のご両親やご自身についても、
当家の二の轍を踏まないように、くれぐれもご注意ください。
本日、結局一泊しかしなかった新居を引き払い、父の亡骸と本土へ戻ります。
「君を必ず、故郷へ連れて帰る。」(ジョルノ・ジョバーナ)