バイオマスはエネルギーだけじゃない！日本バイオマス製品推進協議会発足

バイオマス含有製品を認定バイオマスマーク。



その認定製品も200件に迫っているようにバイオマス資源を活用した
製品事態は増えている。

しかし、バイオマスといえば政策的にも主体はエネルギー分野に向いており
エネルギー以外のバイオマス製品関係者がおかれている状況は厳しい。

そのバイオマス製品、（特にバイオマスプラスチック）の普及拡大に向けて、
「日本バイオマス製品推進協議会」が4月17日に正式発足し、
本格的な活動を開始する事になった。

同協議会では現在バイオマス製品が抱える課題

●バイオマス利活用が食料に及ぼす影響への懸念
●カーボンフットプリント等の基礎データの確立
●容器リサイクル法の改定を睨んだ活動
●新たなバイオマスプラスチックの技術・用途開発
●地球温暖化ガスを増加させないバイオマス製品の一層の普及・啓発

等の解決に政府の「バイオマス・ニッポン総合戦略」を基本に各省庁の協力を
得て取り組む。

その為には、製造側だけでなく流通、消費側も含めた総合的な連携が必要となる。
同協議会では、製品の開発から利用までの一貫した取り組みの強化を図るとともに
国際的な展開も視野に入れた制度の検討も進めていく予定だ。

確かにバイオマスの記事や話題はエネルギーに集中しており、
他のバイオマス素材含有製品について見かけることはごく少ない。

今後バイオマス製品（エネルギー以外）の普及拡大をどのように世間に
アピールしていけるかは上記の課題の解決なくしては成り立たない。

それには特に、温室効果ガス排出量のがバイオマス以外製品と比較して、
如何に優位性があるかをを正確な数値にして示す事と
安全性の確率が絶対不可欠だ。

協議会の一人相撲ではなく業界全体が足並みを揃え、
一丸となって取り組まなければ大幅な普及拡大は
見込めないだろう。



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by　エ・ビ・ス