エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

阿部野橋ターミナルビルタワー館のバイオガスシステム

2010年07月25日 09時00分00秒 | バイオマスについて
複合ビルに、
都市型のバイオガスシステムが入るってのは、
珍しい取り組みですね。
採用したのは、2014年完成予定の
近鉄の阿部野橋ターミナルビルタワー館。
竹中工務店が開発したものです。

どんなシステムかというと、
複合ビルのテナントさんのお店から出る、
生ゴミとか厨房排水とかから、
バイオガスを取り出して、
エネルギー源として再利用するというもの。
各階にディスポーザーがあって、
生ゴミを投入するだけ。

生ゴミがでないビルってことですね。

厨房排水とか中水処理設備の汚泥からも
メタン発酵槽でバイオガスが生成されます。

発生したバイオガスは、
精製した後、都市ガスと混合。
ボイラーやガスエンジンなどのガス機器、
熱や電気として利用できます。

やっぱ、食品リサイクル法は、
様々な取り組みの後押しをしてますね。
食品残渣を肥料にする取り組みも進んでいますが、
ゴミの回収や、肥料を移動する必要があります。
でも、このシステムなら、
ビル内で完結するので、けっこういい取り組み。
生ゴミがどのくらいのバイオガスを発生するかが、
問題ですけどね。


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by エ・ビ・ス


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