エ・ビ・ス Eco Business Study

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エコロジー・ビジネス・スタディ

イグアナの野生化繁殖で石垣島の生態系がピンチだ!? 

2009年05月15日 10時03分06秒 | エ・ビ・スの生物多様性
今、沖縄県石垣島の生態系を脅かす存在になりつつある生物がいる。
それは最大で2メートル近くにもなる中南米原産の大トカゲ
グリーンイグアナだ。

もともとペットとして持ち込まれたものが、逃げる若しくは捨てられるなどして
その後に野生化し繁殖したとみられている。

環境省の石垣自然保護官事務所によれば、これまで11匹が捕獲され、
うち5匹は3月末からの約10日間で捕獲されている。



グリーンイグアナは本州では逃げても冬を越すのは難しいが、石垣島の気候が
繁殖に適しているようだ。

現在国内では石垣島で繁殖報告例があるだけだが、他の島にも泳いで渡っている
可能性も否定は出来ない。

尚、石垣島では20年ほど前から目撃されているものの、
その生息数は未だはっきりとは判明していない。

そのため石垣自然保護官事務所では生息状況の調査に乗り出しているが
かなり沢山いそうだとの予測を出している。

グリーンイグアナは、昆虫や植物の葉を餌とするため、
このまま増え続けると石垣島の生態系を乱す恐れがあるとして、同事務所では
警戒を強めている。

このペットの野生化の問題はイグアナに限ったことでなく、
日本全国でも起こっている。

しかもその現任の多くが手に負えなくなった、ペットを山や川に捨てるという
行為によるものだ。

この人達にはそれが生態系を乱すことにつながったり、危険性がある等と
行った考えは全くないのだろう。
全く無責任で愚かな行為だ。

ペットを飼うなら、最後まで飼い主が責任を持たなければその資格はない。
どうしても飼うことが出来なくなったなら、動物園などの施設に
引き取って貰うよう相談する事が絶対に必要だし、
それも出来ないなら自らの手で殺してやる位の覚悟が必要だと思う。
それを可哀想と思うなら彼等の命が尽きるまで面倒を見て欲しい。

5月22日は国際生物多様性の日だ。
しかも今年のテーマは「生物多様性と侵略的外来生物」でもあり
ペットを飼っている人も、そうでない人もこの事について真剣に
考えてみる良い機会かも知れない。


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by エ・ビ・ス






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