ebakam art studio blog

眞壁 陸二

トルコイスラム博物館の絨毯

2007年12月28日 | Weblog
スルタンアフメットジャーミィー(ブルーモスク)のすぐそばにあるトルコイスラム博物館では何と言っても絨毯の展示が圧巻でした大きな絨毯が見やすいように絵画のように壁に展示してあった。草木染めによる深い色彩とデザインの豊富さ、そして密度が非常に高い。特に赤色が深く印象的です。赤の上に微妙に違う赤、対比で見せるブルーの鮮やかさが効いている。違った見方をあえてすれば、20世紀半ばの抽象表現主義の作品にも通じる点がいくつもあった。ポロックに見られる混沌としたオールオーバーさやロスコの微妙な色面対比などなど
たらればなのだが偶像崇拝禁止は抽象表現主義にいたる一つの方法だとしたら、今現在の美術の歴史とは違う基準で考える事が出来るだろうし、絵画のの新たな可能性を秘めていると思ったのです